小林は呪いのビデオについて自分の勤務している職場の杉書房に連絡をとり、何か手がかりがないかを聞いた。
小林「ええ、そうなんです。ノロイのビデオという物が今出回ってるみたいな噂を聞きまして…はい。何か分かったら連絡お願いします。」ピッ
小林は杉書房に連絡をとるも、有益な情報は得られなかった。
小林「しょうがない、地道な聞き込みであたってみるしかないか。」
しかし女子高生の間で噂になっているとしか分からない小林は情報を聞くのに苦戦していた。
小林「はぁ…駄目だ。大体の情報が面白半分の話しかない。只の噂話なのかなやっぱり」
小林は数日間の間調査を行ったが相手は女子高生なので真剣には話を聞いてくれなかった。
そんな中、一人の女子高生がビデオを持っている友達を知っているという話を聞き、その人物に話を聞きに行く事にした。
喫茶店
小林「君がビデオを持っている沢口香苗さんだね?僕は''怪奇実話作家"の小林と言います。よろしく」
香苗「はい…。よろしくお願いします。」
小林「まず君はそのノロイのビデオは見てないんだね?」
香苗「私…見てません…。」
そう言い首を振る香苗
小林「(この深刻な表情…何かあるな。)香苗さん。どうしたんだい?そんなに深刻な表情をして」
香苗「ビデオを持ってたらいつか見ちゃいそうで、怖くて…家に帰って一人になるといつも見たくなるんです。でも見たら7日後に死ぬって皆言ってて…」
小林「そうか…でも見なければ持ってても何も起こらないんだよね?」
香苗「でも…持ってた人はいつかはビデオを見てしまって死んだって言ってます、だから怖くて…。捨てたり人に渡したりはできなくて。」
小林「何か対処法とかはないのかな?それこそ捨ててしまえばいいし」
香苗「…一つだけあるんです、方法が。」
小林「…!?」
小林はずっと何かに怖がっていた彼女の雰囲気がスッと変わったのを感じた。
香苗「"テープをダビングして他の人に見せれば助かる"んです。」
小林「…!?それって…!」
香苗「自分が助かれば後は何でもいいって事です。」
小林「何てビデオなんだ…それじゃあ見ないで捨てればいいじゃないか!簡単な話だよ!」
香苗「持っている人は興味本位か何かでいずれ見てしまうらしいですよ。後、捨てるといつの間にか自分の所に戻って来るとか」
小林「それじゃあ被害が止まらないじゃないか…!いずれ人類が滅ぶ事にもなるよ!」
香苗「小林さん…。私、どうしたらいいんでしょうか?人にダビングして見せるなんてできませんし、ずっと見ないで持ってるなんてできそうにないです!
死ぬって分かってても今もずっとビデオの内容が気になってて仕方ないんです!」
小林「(このままじゃいずれこの娘はビデオを見てしまう…仕方ないか。)
分かったよ香苗さん、こうしよう。」
小林が香苗にある提案をした。
小林「僕がそのダビングしたビデオを見るよ。そのかわりそのテープを渡してくれないかい?」
香苗「…本気で言ってるんですか?それは"死ぬ"って言ってるのと変わらないんですよ?」
小林「僕はそういうモノの真相を知る為にはたとえそれがどんなおぞましいモノだったとしても知りたいんだ。だから気にしないでくれればいい。」
そう言う小林の何か底知れない気迫に押される形で香苗は小林を信じる事にした。
香苗「…それじゃあ私が先にビデオを見てダビングします。その後テープを渡すので絶対に見て下さい。」
小林「分かったよ、用意が出来たら連絡をよろしく。」
香苗と話終えた後、小林は杉書房から連絡があったので折り返し連絡をした。
プルルルルルガチャ
小林「もしもし小林です。あっ宮島くん?」
カメラマン宮島「あっ小林さん!呪いのビデオについて情報を持っている人物と連絡が取れたので連絡しました。」
小林「本当かい!?宮島くん!僕も今のノロイのビデオの持ち主と話をしてビデオをもらえる事になったよ。
近々ビデオの解析と調査が出来るね。それで、その情報を持っている人とははどんな人物なんだい?」
カメラマン宮島「TVレポーターをやっている岡崎っていう人みたいです。
小林さんの事を話したら知っているみたいな感じでしたよ。」
小林「誰だ?知らないけど一度会って話をしてみようか。宮島くんも一緒にこの件について動けるかい?」
カメラマン「はい、大丈夫です。」
小林「よし、真相に近づいてきたな…。」
カメラマンの宮島も加わり呪いの真相へと近づいていく小林であった…。
次話に続く…
登場人物紹介
沢口香苗
映画リング2にてビデオテープを持っていた女子高生
TVレポーターに騙されビデオを見てしまい悲惨な目にあった。
カメラマン宮島
映画ノロイにて小林の隣で常にカメラを回していた男 途中からは居なくなった。
今更ですが設定と人物はリング2からとってます。