ノロイ×リング   作:小林雅文

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投稿と展開遅くてすみません。


第四話「ノロイの震源」

堀の家

 

堀「山村志津子ォ!山村志津子だぁ!」

 

堀は呪いのビデオの中に映る髪を梳く女性の名前をしきりに連呼する

 

小林「堀さんそれは何か有名な人なんですか?」

 

堀「千里眼だ!千里眼!」

 

山村志津子という名と千里眼という言葉をしきりに連呼する堀に小林はその名前の人物と千里眼という言葉をメモした。

 

小林「堀さん!後は何か分かりますか!?この風景とか場所とかは!」

 

堀「アッ…あっちのほぉう…!」

 

堀は場所を聞かれるが具体的な場所は探知できないようだ

 

小林「とりあえずこの人物の名前と千里眼という言葉であたってみるか…。堀さん、僕は色々と場所とかを調べてくるので待っていて下さい。」

 

堀「ア…!ァァァ…!ギギ…!」

 

小林は少ない情報を頼りに古い新聞や文献に当たってみることにした。

 

 

小林「千里眼と山村志津子って情報だけで探すのは無理か…あんまりこの人と話すのは好きではないけど岡崎さんに聞いてみるか。」

 

捜索に行き詰まった小林はあまり良い印象を持ってないが、やむを得ず岡崎に連絡をとった。

 

プルルルルル

ピッ

岡崎「どうしました?小林さん?」

 

小林「岡崎さん、いきなりなんですが長い髪の女の山村志津子という人物の事について何か知ってませんか?」

 

岡崎「あんたまさか…本当にビデオをみたのか?」

 

小林「ええ、見ました。香苗ちゃんとの約束なので。」

 

岡崎「ハァ〜…。後もう5日しかないですよ。そんな所で行き詰まってたら何もできずに死んじゃいますよ。」

 

小林「僕にはもう時間はないのは分かってます。だから何か情報をくれませんか岡崎さん!」

 

岡崎「わかりましたわかりました、もう負けましたよ。あなたのその執念には。こっちも色々と調べてて話を色んな人に聞いてたらある人物に辿りついたんです。」

 

小林「山村志津子の事を知る人物に…!?」

 

岡崎「ええ、その山村志津子の従兄弟の山村敬という伊豆大島で漁師をやっている人です。」

 

小林「そ…その人とは今も連絡はとれるんですか!?」

 

岡崎「最近私もその人の事を知って連絡がついて話を聞きに行く所です。どうせならその人の所まで一緒に行きましょうか。」

 

小林「そうしてくれるなら助かります!」

 

岡崎「小林さん、明日にでも行こう。あまり時間がない」

 

小林「はい!後…僕と一緒にビデオを見た霊能力者も連れて行っていいですか?」

 

岡崎「別にいいですが…。本物ですか?その霊能力者は?」

 

岡崎はその霊能力者の能力を疑い小林に問う。

 

小林「少しコミュニケーションが取りにくい方ですが能力は確かですよ。それでは明日よろしくお願いします。落ち合う場所は…」

 

小林達は明日落ち合う場所を決め、小林の車で向かう手筈になり電話を切った。

ピッ

 

小林「よし、明日の朝に堀さんを迎えに行ってから岡崎さんと落ちあおう。」

 

そして小林は帰宅した。だがそんな小林にもノロイの影響はしのびよってきていた。

 

小林の家

 

自室 夜

 

小林「ふう…もう寝なきゃな。ビデオを見てからは何も変化は特にない…香苗ちゃんは取り乱していたけど何に怯えていたんだ?」

 

ビデオをみてから数日がたっていても呪いや現象など起きない事に疑問を抱いた小林だったが

何気なくつけていたテレビがおかしい事に気づく

 

゚。ピー゚゚ ピ。ピーザッ!ピッ゙

小林「ん?あれ?まだテレビが終わる時間じゃないぞ?故障かな」

 

急にテレビが乱雑に写りだし、部屋の電気が薄暗くなった。

 

小林「こ…これは、ま…まさか、呪いのビデオの影響で…!まだ7日目じゃないってのに!ハッ!?」

 

リビングの方からただならぬ気配を感じ、小林は振り向く、そこには何もいないがハッキリと何かがいたという黒い影があった。

 

小林「あの山村志津子が今来たってのか…!?うわっ!?」バチッ!!!

ガチャ…ブーン…プツッ

部屋の電気が完全に消え、ビデオが勝手に再生されだした。

小林「ビデオの呪いの影響だってのか!?これが!」

 

呪いのビデオの映像が映しだされ、最後の井戸のシーンになる。

 

小林「何も映像は変わらないじゃないか。なんだったんだ…。ん!?」

 

井戸だけが映しだされていると思われた映像にその井戸から手が這い出してきた。そしてその手の持ち主も這い出してこようとしている。

 

小林「あ…ああ…!こいつが、呪いの震源なのか…!」

 

プツッ…ザーーーーーーー

 

そこで映像は途切れた。

 

小林「ハァッ…ハァッ…!あれが山村志津子…か?とにかく早く呪いを突き止めないといけない!」

 

プルルルルル!!!

 

小林「うわぁっ!なんだよ電話か!もしもし小林ですけど!」

 

驚きながら電話に出る小林。電話の相手は意外な人物だった。

 

堀「おい!お前!今ビデオをみたのか!」

 

小林「ほ…堀さん!?どこから電話かけてるんですか!?」

 

堀「いいから!お前の所に今ヤツがきただろ!」

 

小林「は…はい!今ビデオが勝手に再生されて最後井戸から白い服の女が這い出てきようとした所で再生が終わりました。」

 

堀「チガう!黒い影!」

 

小林「黒い影…あっ!リビングで気配は感じました!振り返るといなかったです!あれが山村志津子ですか?」

 

堀「そいつはサダコだ!!!サダコ!!」

 

小林「サダコ…!?じゃああの井戸に映ってたやつもサダコですか!?」

 

ザザザザザ…!

堀「…!!!」

 

小林「堀さん!どうしたんですか堀さん!」

 

堀「アアアアアア!!!」

 

プツッ…プープープー

 

堀からの連絡は奇妙な音と堀の奇声と共に急に途切れた。

 

小林「くそっ!まだ呪いは始まらないんじゃないのか!後4日はあるはずだろ!」

 

夜中になろうとする時刻にも関わらず堀の所に向かう小林。

堀の家に向かって車を走らせた。

 

堀の家

ガラッ!

小林「堀さんっ!!!ぶ…無事だったんです…か…?」

 

堀の家に辿り着いた小林は部屋に座っていた堀に話しかけるが堀の様子がおかしい事に気がつく。

 

堀「ア…ァァァ…!」

 

小林「堀さん!返事をしてください!」

 

堀「アガガガガ…」

 

堀は意識はあるが返答はできず、おかしな奇声をブツブツ言っているだけだ。

 

小林「サダコとかいう奴に呪われてしまったのか…?これじゃ今日は着いては来れないな。堀さん、待ってて下さい、必ず呪いを突き止めて来ます。まだ死ぬには日にちがあります。」

 

そう言って堀の家から出ていこうとした時、堀が急に喋りだした。

堀「伊豆大島の山村壮だ…!」

 

小林「え?」

 

堀「伊豆大島の山村壮に行け…!」

 

小林「そ…そこに行けば分かるんですね!堀さんも一緒に行きましょう!」

 

堀「…」

 

それを言ったきり堀は何も喋らなくなってしまった。

 

小林「分かりました。僕だけでも行って来ます、堀さんも呪いに気をつけてください。」

 

明け方になろうとする時間に堀の家を後にする小林。今日に岡崎との伊豆に向かう約束は場所の特定の為だったので、堀のおかげで場所が分かり、岡崎を信用できない為、自分一人で向かう事にした。

小林「もうこのまま行こう。岡崎さんは何か信用できない。」

 

小林は呪いの震源地へと一人で向かうのだった…

 

                次話に続く…

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