ちっ、くだらん…何が強くてニューゲームだ、クソッタレめ 作:ゴロリコン
ってかSwitch2ってあれ意外と売ってるもんなんですね。私用でちょっと田舎の方に行ったんですけど、普通にスーパーに売ってたんで即買いました。
悟飯とピッコロがヒット、ピリナ、サオネルを撃破した頃、ベジータとケフラの戦いも終わりを迎えようとしていた。
「どぉりぁあああああああ!!!!」
黄金のオーラを纏ったケフラがベジータに果敢に攻撃を加える。
だが、ベジータは腕を組んだまま全て避け切ると、一瞬の隙を突いてケフラの腹部に蹴りを叩き込んだ。
「かはっ!?」
蹴りの威力が凄まじかったのか、吐血してしまう程のダメージを受け、堪らず腹部を抑えて蹲るケフラ。
当然ベジータがそんな隙を見逃す筈もなく、蹲っているケフラのダブルスレッジハンマーを食らわせて地面に叩き落とした。
「随分と頑張ったが、流石にそろそろ限界のようだな?」
「か、勝手にアタシ等の限界を決めてんじゃねーよ……まだ、まだアタシは戦えるっ!!うおおおおおおおっ!!!!」
ボロボロになりながらも気力で起き上がり、気を高めて行くケフラ。
しかしもはや超サイヤ人3を維持するだけの体力は残っていないのか、次第にオーラが弱々しくなって行き、超サイヤ人3から元の姿へと戻ってしまった。
「ぐっ……ち、力が……身体から力が抜けて行く……!?」
「もう変身を維持するだけの体力も残っていないようだな。諦めて降参するか?」
「……けっ!!バーカ、んな事するくらいなら死んだ方がマシだってんだ!!最後の最後まであんたに食らいついてやるぜっ!!」
「フッ、それでこそサイヤ人だ。」
「いつまでも余裕ぶってんじゃねぞ、このヤロォォォォォォォォ!!!!」
両腕から気功波を放つケフラ。ベジータは上体を僅かに逸らしただけで回避するが、その隙に接近して来たケフラがパンチのラッシュを仕掛けた。
だが、まるで先程の焼き直しのようにベジータは腕を組んだまま回避し、更にはカウンターで顔面にパンチを叩き込まれ、派手に吹っ飛ばされてしまった。
「ま、まだまだぁ!!」
場外ギリギリの所でどうにか踏ん張り、鼻血が流れている事も気にせずにもう一度ベジータに向かって行くケフラだが、これまでに比べて明らかに攻撃の勢いが無くなっていた。もうそれだけの体力も残されていないのだろう。
「……これ以上は時間の無駄だ。悪いがそろそろケリをつけさせて貰うぞ。」
「上等だ!!但し負けるのはアタシじゃなくてアンタの……っ!?」
叫んでいる途中、一瞬で目の前まで現れたベジータが、ケフラの鳩尾に拳を叩き込んだ。
その衝撃のあまりケフラは意識を手放し、白目を剥いて膝をついてしまう。
「ポタラ合体とは言え、超サイヤ人3ではこの辺りが限界か……まぁ、これなら及第点だろう。じゃあな。」
そう呟きながら、ベジータは掌をケフラに向けた。
だが次の瞬間、突如ベジータの死角からキャベが飛び出し、右腕を突き出すと収束された気を一斉解放した。
「なっ、キャベか!?」
「取った!!ファイナルシャインアタァァァァック!!!!」
ベジータの背中に、渾身のファイナルシャインアタックが直撃する。そしてキャベはベジータを場外まで押し出すべく、気を完全に使い切る勢いで放出し続けた。
「絶対に押し出してみせる!!いぃっけぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
「この俺を、嘗めるなぁぁぁぁぁ!!!!」
場外に押し出される寸前、 ベジータは体内から気を解き放ち、バリアーのように自分の周りを包み込んだ。
そのバリアーはキャベのファイナルシャインアタックを完全に防ぎ切ってしまい、気の殆どを使い果たしたキャベは超サイヤ人3が解除され、その場に膝をついてしまった。
「貴様……さっきまで気を感じられなかったのは、俺に奇襲を仕掛けるタイミングを狙ってやがったからだな?姑息な手を使いやがって……まぁ、悪くない作戦ではあったがな。」
「ぜぇ、ぜぇ……さ、流石ですね、師匠……今回ばかりは完全に決まったと思ったのですが……」
「フンッ!!そう簡単に下剋上などさせる訳がなかろう……お前もここまでだっ!!」
一瞬でキャベの背後に回り込み、無防備な背中に軽い衝撃波を放つベジータ。
しかしキャベはもはやそれすら防ぐ力は残されていないのか、そのまま場外へと吹っ飛ばされ、落下して行く。だが……
「ま、まだだ……僕はこれまででも、僕達第6宇宙はまだ負けてない……!!後は頼みます、カリフラさん、ケールさん……!!」
ベンチに転送される寸前、キャベは残された僅かな気をケフラに向けて祈るように放った。
そしてキャベの気を体内に吸収したケフラは目を見開き、ゆっくりと起き上がる。
「……チッ、キャベの野郎、余計な真似しやがって……だが、今回だけは礼を言っておくぜ……ありがとよ。後はアタシに任せな!!うおおおおおおおおおっ!!!!」
悪態をつきながらも自分に力を分け与えてくれたキャベに礼を言い、超サイヤ人に変身するケフラ。そのままベジータへと向かって行き、パンチのラッシュを仕掛けた。
だが、それでも全くベジータには届かない。
当然だ、万全の状態でも全く敵わなかったと言うのに、いくらキャベに気を分け与えられたからと言って、今の消耗し尽くしたケフラに勝機など残されている筈もない。
「まだだ……!!アタシ達の限界は、こんなもんじゃねぇ!!うぅおおおおおおおおっ!!!!」
「お前達にこの俺を超える事は出来ん!!プロミネンスバーストフラァァァァァッシュ!!!!」
黄緑と赤の気が螺旋状に交わった気功波を放つケフラに対し、ベジータも真紅の気功波を放つ事で応戦する。
そして二つの気功波がぶつかり合い、圧倒的な力の差からか、ケフラの放った気功波は一瞬でかき消され、そのままケフラの全身は赤いエネルギーの波に飲み込まれ、その直後大爆発を起こした。
「……流石にやり過ぎたか……?」
今更ながら、殆ど体力の消耗していたケフラにプロミネンスバーストフラッシュまで使ったのはやり過ぎだったかと考えるベジータ。
だが次の瞬間、信じ難い現象が起きた。
煙の内側から吹き飛ばすように眩い輝きが解き放たれ、ケフラが再度姿を現したのだ。
それも、これまでとは明らかに違う。超サイヤ人は解除され、通常の黒髪に戻っていたが、髪の縁が薄く銀色に輝き、通常とは異なる青白いオーラを纏っていたのだ。
そしてベジータは、その姿を大神官との修行で何度も目にした事があった。
「き、貴様……身勝手の極意、だと……!?」
そう、ケフラは今、身勝手の極意と言われる境地に達していた。もっとも、悟空の身勝手の極意と比べれば、まだ未熟……兆と呼ばれる段階ではあったのだが。
「…………」
ベジータに目を向けると、次の瞬間、ケフラは音も立てずにベジータの背後に現れた。
そして全く無駄のない動きで拳を振るい、ベジータはギリギリでガードに成功したが、勢いを殺す事が出来ず、凄まじい轟音を立てながら武舞台中央の柱に激突してしまった。
「グッ……!?身勝手の極意を発動したカカロットと何度かやり合ってなければ、まともに食らっていた所だった……!!しかも元が超天才とも言えるあいつ等だ、兆の段階でここまで……っ!?」
またも突然目の前に現れたケフラに顎を蹴り上げられ、ベジータは宙を舞った。
更に一瞬で追いつかれた所に腹部に踵落としをを入れられ、ベジータは吐血しながら地面に激突。
そしてケフラは右手に巨大な白いエネルギー弾を作り上げ、直接ベジータに叩き込もうとしたが、キッと目を見開いたベジータは気を急上昇させ、その気弾をギリギリで回避し、お返しとばかりにケフラに攻撃を仕掛けた。
「ッ!?」
まさか避けられると思っていなかったのか、僅かにケフラは驚いたが、即座に防御に転じ、ベジータの攻撃をかわして行く。
だが、ベジータはまるでケフラの動きを読んでいるかの如く先読みして攻撃し、段々とケフラも避け切れなくなり、次々と攻撃が命中し始めた。
「あのケフラとか言う奴が身勝手の極意を発動したのにも驚いたが……ベジータの奴、完全に相手の動きを読んでやがる……」
身勝手の極意を発動したケフラを逆に圧倒し始めたベジータを見て冷や汗を流しているビルス。
だがウイスの方はその結果を当然とばかりに受け止めているようだった。
「それはおそらく、ベジータさんが悟空さんと何度も戦っていたが故でしょうね。しかもこれまでの戦いでわかるように彼の身勝手の極意はほぼ完成しております。そんな悟空さんの身勝手の極意と戦い続けて来たベジータさんからすれば、まだ入り口に立ったばかりの彼女の身勝手極意は、問題なく対処可能なレベルなのでしょう。まぁ、このまま彼女達が急成長を続ければ、どうなるかはわかりませんがね。」
視線を二人に戻せば、回し蹴りを片手でガードしたベジータがカウンターを入れてケフラを殴り飛ばしていた。
そしてケフラも身勝手の極意に目覚めたばかりだからか、身体の方がその力について行けず、限界を迎えつつあった。
「やはりな……いくら超天才の貴様と言えど、いきなり身勝手の極意を使いこなせはしないか。」
「はぁ、はぁ……ま、まだだ……勝つのはアタシ達だ……!!アンタに勝って、アタシ達はもっと先に進む!!おおぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!」
「今度こそ決着をつけてやるっ!!そして、勝つのはこの俺だっ!!ぬおおおおおおおおおおっ!!!!」
同じタイミングで気功波を放ち、相殺して大爆発を起こす。その直後、二人はまだも同じタイミングで飛び出して互いに拳を振るった。
そして光が晴れた時、その場に立っていたのはベジータだった。ケフラの方は完全に気を失い、身勝手の極意が解除され、場外へと落下して行き、ケフラがベンチに転送されたのを見送ると、ベジータは右腕を抑えて膝をついた。
「最後に良いのを一発食らってしまったか……フッ、ここから奴等が更に身勝手の極意を極めたらと思うと、少しばかり楽しくなって来たぜ……」
今後の楽しみが出来たと、ベジータは小さく笑みを浮かべる。何はともあれこれでケールとカリフラ、キャベの三名が脱落し、第六宇宙も残すはブロリーのみとなったのだった……
※※※
その頃、悟空とブロリーの死闘はまだまだ続いていた。
しかもこの二人、力の大会が始まって以来ずっと全力で戦い続けていると言うのに、全く疲れた様子が見られない。
そればかりか今この瞬間が楽しくて楽しくて仕方がないとばかりの笑みを浮かべ、より戦いを激化させていた。
「ぬぅんっ!!!!」
破壊の力を纏ったラリアットを叩き込むべく、ブロリーがその剛腕を振るう。
だが悟空は最小限の動作だけでブロリーの攻撃を受け流すと、回転しながら回し蹴りをブロリーの横っ面に叩き込む。
「だりゃあっ!!!!」
「ぐぅわぁぁぁぁ!!??」
その力は破壊の力を持ってしても威力を殺し切る事が出来ず、ブロリーは派手に吹っ飛ばされてしまう。
悟空も即座に追撃し、両手から気弾を連射するが、ブロリーもすぐに体勢を立て直し、破壊の力を周囲に展開する事で迫りくる気弾を全て消し去ってしまう。
しかし悟空も今の攻撃が防がれるのは織り込み済みだったようで、その隙にブロリーとの距離を詰めると、右手に白銀の気を纏い、全力でブロリーの纏った破壊のオーラに拳を叩きつけ、見事オーラを粉砕する事に成功する。
だが、次に攻撃を仕掛けたのはブロリーの方だった。
悟空にオーラを打ち破られた事など気にも留めず、悟空の顔面に全力のパンチを叩き込むと、更にゼロ距離で気功波を食らわせた。
そしてそのまま悟空が吹っ飛ばされるかと思いきや、その寸前でブロリーが悟空の右足を掴むと、ハンマー投げの要領で場外まで投げ飛ばし、更におまけとばかりに宙を舞う悟空の背中にブラスターシェルを何発か叩き込んだ。
とは言え、ブロリーはこのまま悟空が場外負けするなどとは思っていない。何故なら悟空には瞬間移動があるのだ。
(カカロットならば必ず瞬間移動し、反撃に転じようとする筈だ……!!だが、そうはさせん!!来るなら来てみろ!!)
何処から悟空が仕掛けて来ても良いように、全方位を警戒するブロリー。だが悟空は、ブロリーが全く予想していなかった方法で武舞台に戻って来た……
「か・め・は・め……波ぁああああああ!!!!」
「んなっ……あ、足からかめはめ波だとぉ!!??」
そう、悟空は両足からかめはめ波を放ち、その勢いを利用する事で武舞台に戻って来たのだ。
これには流石のブロリーも面食らってしまった。まさか必殺技をあんな風に使うなどと、全く想像出来なかったのだ。
「隙有りだぜ、ブロリー!!おりゃあっ!!!!」
「がはっ!?」
一気に距離を詰めて来た悟空のパンチが、ブロリーの左頬を打ち抜く。そしてブロリーが怯んだ隙に背後に回り込むと、背中に連続エネルギー弾を食らわせ、最後に特大のエネルギー弾を叩き込んだ。
「うぐぅぅぅっ!?」
「まだまだぁ!!10べぇかめはめ波だ!!!!」
「むっ!?させるかぁっ!!!!」
周囲に再び破壊のオーラを展開したと同時に、悟空は10倍かめはめ波を発射する。
そしてブロリーは破壊の力で真正面から10倍かめはめ波を受け止めながら突進し、一気に悟空の目の前まで接近するとショルダータックルを食らわせて悟空を怯ませ、更に間髪入れずに顎にアッパーを叩き込んでから悟空の頭を鷲掴みにすると、腹部に全力のパンチを叩き込んだ。
「うごぉっ!?」
これには堪らず悟空も吐血してしまい、そのまま弾丸のように吹っ飛ばされ、瓦礫の山に激突する。
だが、瓦礫の内側から真紅のオーラが解放されると、一気に瓦礫の山を吹き飛ばして悟空が飛び出し、一直線にブロリー目掛けて突っ込んで行く。
「まだ終わってねぇぞ、ブロリィィィ!!!!」
「カカロットォッ!!!!」
二人が全く同じタイミングでパンチを繰り出し、互いの拳が激突すると、その衝撃で武舞台全域に亀裂が走り、周囲の瓦礫が消し飛び、そして一瞬遅れて途轍もない轟音が鳴り響く。
次の瞬間、二人の姿が同時に消えると、武舞台の至る場所で衝撃波と激突音が発生し、その度に武舞台にヒビが入り、崩壊を始めていた。
※※※
「こ、これは何と凄まじい戦いなのでしょう!?孫悟空選手とブロリー選手の力が凄過ぎて、リングが崩壊を始めています!!このままでは、時間切れの前にリングそのものが消えてなくなるかもしれません!!解説のベルモッドさん、この先いったいどうなってしまうので……ベルモッドさん?」
悟空達の戦いを見て大興奮の司会の男だが、ベルモッドから返事がないのを不審に思いチラリと横を見ると、そこには何故か素っ裸で激辛ラーメンを鼻に詰まらせてぶっ倒れているベルモッドと、そんなベルモッドを呆れながら木の棒で突く全王様の姿があった。
「あ、貴方は確か全王様!?こ、これはいったい……」
「彼、ジレンが負けるような事があれば裸で逆立ちしながら激辛ラーメンを鼻で啜るって言ってたでしょ?でもジレンは退場こそしてないけど悟空とブロリーに負けちゃったじゃない?なら、破壊神たるものしっかりと有言実行して貰わないとね。」
「あっ、そう言えば確かにそのような事を言っていたような気が……」
どうやらあの宣言はバッチリ全王様に聞かれていたらしく、ベルモッドは鼻ラーメンの刑を実行されたようだ。
まぁ彼も語る事は既に出来たので悔いはないだろう。
「あっ、見て。どうやら悟空はそろそろ勝負を決めるつもりみたいだよ?」
「えっ?あっ、本当だ!!しかもあの技は確か、鶴仙流の……!!」
※※※
「太陽拳っ!!」
「なっ!?うおおおおおっ!!め、目がぁ!?」
ブロリーの攻撃を回避し、至近距離から太陽拳を発動する事で、一時的に相手の視界を潰して怯ませる悟空。
そして一気にケリをつけるべく、一旦ブロリーから距離を取ると、真紅のオーラを全開にし、右手に気を収束させて駆け出した。
「貰ったぁっ!!龍拳・爆発ぅぅぅ!!!!」
黄金のエネルギーを纏った右腕を振り上げた瞬間、膨大な量の気が放出され悟空の周囲で爆発が起きる。そしてその爆風を切り裂くようにして現れた黄金の龍がブロリー目掛けて真っ直ぐ突撃する。
「くぅ……はっ!?」
漸く視界が戻ったブロリーだが、その時には既に龍拳を発動した悟空が迫りつつあった。
あの技をまともに食らってしまっては、ブロリーと言えどただでは済まないだろう。だが、今からではとてもではないが回避出来そうもない。
「ならば……!!ぬぅおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!」
一気に両腕を広げ、体内から全ての力を解放するブロリー。
そして次の瞬間、ブロリーの体内から解き放たれた紫のエネルギーが周囲に広がって行き、龍拳を発動した悟空ごと飲み込み、大爆発を起こした。
「はぁ、はぁ、はぁ……ど、どうだ……これなら……うぐっ!?」
今の爆発で殆ど気を消耗し尽くしたのか、変身が解除され、膝を着いてしまうブロリー。
ふと周囲を見渡してみると、武舞台の半分近くが消し飛んでいた。なるべく他の選手達を巻き込まないように気を遣ったが、それでもブロリーの力に耐えられる程の強度はこのリングにはなかったようだ。
「カカロットは……倒せたのか……?」
「へへっ……そんな訳ねぇだろ……!!」
「っ!?」
声のした方向にガバリと振り返るブロリー。すると、体中がボロボロになり、ブロリーと同じように変身が解除されつつも、気でバリアーを展開した悟空がニヤリと笑いながら立っていた。
悟空はブロリーの破壊の力に飲まれる直前、龍拳を解除して全ての気を解放してバリアーを展開し、あの大爆発を耐え切ったのだ。
とは言え流石に無傷とは行かなかったようで、変身は解除され、体上着は完全に消し飛ばされ、身体中の至る所に傷を負っていた。
「やっぱオメェはすげぇぜ、ブロリー……!!オラも一番つええ天使の大神官様に滅茶苦茶鍛えて貰ったってのに、あっという間に追いついちまうんだからよ……!!」
「フッ……それはお前のおかげだ、カカロット。お前と言う凄いライバルに負けたくないから、俺はここまで強くなれたんだ……!!だからこそ、お前にだけは絶対に勝ちたい……いや、勝ってみせる!!」
「そいつはオラも同じだ、ブロリー!!この勝負、ぜってぇにオラが勝つ!!」
互いに認め合い、笑顔を浮かべながら見つめ合う悟空とブロリー。そして二人は残る力を振り絞り、同じタイミングで超サイヤ人に変身した。
「はぁぁあああああーーーっ!!!!」
「でやぁぁああああーーーっ!!!!」
ボロボロになった武舞台の上で、悟空とブロリーが決着をつけるべく駆け出した。
「てぇあああっ!!!!」
「だりゃあああっ!!!!」
すぐ目の前まで距離を積めると、二人は同時に右腕を振り翳す。そして、先に腕を振るったのはブロリーだった。
「勝つのはこの俺だぁっ!!!!うぅぅおおおおおおおおおっ!!!!」
「負けて、たまるかぁぁぁぁぁっ!!!!」
ブロリーの渾身の一撃を、ギリギリで首を逸らす事で回避する悟空。そしてブロリーが攻撃を放った一瞬の隙を突き、悟空はブロリーの腹部に全ての気を凝縮した拳を叩き込んだ。
「貫けぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!」
「ぬ、ぬおおおおおおおっ!!こ、これはぁ!!??ば、ばぁぁぁぁかぁぁぁぁなぁぁぁぁぁ!!!!」
空中に打ち上げられ、大爆発を起こして場外まで吹っ飛ばされるブロリー。
どうやら悟空はブロリーに拳を叩き込んだ際、ブロリーの身体に気を流し込んでいたようで、その気を爆発させる事で一気にブロリーを場外まで吹っ飛ばしたようだ。
「はぁ、はぁ……へ、へへっ……オラのパワーが勝った……!!」
超サイヤ人から元の姿に戻り、肩で息をしている悟空。やっとブロリーと決着がついたのが嬉しいのか、清々しい笑顔を浮かべていた。
※※※
「つ、遂に決まったぁぁぁ!!ブロリー選手が場外となった事で、第六宇宙は失格となります!!これにより力の大会は第七宇宙の優勝が決定……」
「いや、まだだよ?」
「へ?」
「だってまだジレンが残ってるし。ほら、あそこ。」
全王が指を刺した先に目を向けると、瓦礫を消し飛ばすようにジレンが姿を現した。
かなりのダメージを負ってはいるようだが、闘志は全く衰えていないようで、バーダックとクウラ、レッドの三名を睨みつけている。
「ほ、本当だ!!ま、まだジレン選手が残っていたぞぉ!?しかし力の大会も残り時間は僅か5分!!はたしてジレン選手は逆転する事が出来るのかぁ!?」
遂に第六宇宙に勝利した第七宇宙の面々。そして残る敵はジレンのみとなった。
はたして、バーダック達はジレンを倒し、完全勝利を手にする事が出来るのか?
次回、力の大会編決着!!
ブロリーとの決着は旧ブロとの決着を意識しました。まぁ誰でもわかると思うけどな!!
次回で力の大会編決着でございます。さぁジレン!!頑張ってここから逆転するんだ!!ほぼ無傷のベジータと悟飯が残ってるけど君なら何とかなる筈さ!!