ちっ、くだらん…何が強くてニューゲームだ、クソッタレめ   作:ゴロリコン

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もう年が明けて一ヶ月以上経ってる事に驚きですよ……ちなみに今未来悟飯が色々あって本編悟空に会う話書いてます。

超17号「始めるか、俺の自爆ショーを……」


究極の人造人間!!超17号現る!!

「う、うるさい、黙れぇっ!!」

 

「!!」

 

 頭を右手で押さえながら、クリリン目掛けてエネルギー弾を放つ17号。

 咄嗟にクリリンは両腕を交差させ、ガードの体制を取るが、エネルギー弾が命中する寸前、突如悟空がクリリンを庇うように現れ、エネルギー弾を手刀で弾き飛ばした。

 

「っ!!貴様は……!!」

 

「ご、悟空!?」

 

「ようクリリン!!18号も久しぶりだなぁ!!去年の天下一武道会の時以来か?」

 

「あ、ああ……お前、何でここに?」

 

「蘇った悪人達をやっつけてたら、なんかオメエ達が襲われてたみてぇだから、急いで割って入ったんだ。二人とも、でぇじょうぶか?」

 

「あ、ああ、お前のおかげでな……」

 

「アタシからも礼を言うよ。すまないね、悟空。」

 

「なぁに、気にすんな!!所であいつ、なんかすげぇ18号にそっくりだけど、ひょっとしてオメェの弟の17号っちゅー奴か?」

 

「ああ……あいつが17号さ……でも、今はそんな事はどうでも良い……!!」

 

 愛する夫が助かった事に安堵していた18号だが、すぐに鋭い目付きで17号を睨みつけた。

 

「よくも……よくもクリリンを殺そうとしたね!?絶対に許さないよ、17号っ!!」

 

「!?」

 

 クリリンを狙われた事で激怒し、一瞬で17号の目の前まで距離を詰めると、即座に蹴りを放つ18号。

 17号は両腕を交差させてガードするが、凄まじいスピードで蹴りを連打する18号に反撃する暇さえも与えられず、ジリジリと追い込まれてしまった。

 

「ば、馬鹿な、なんだこれは……!?」

 

「はぁぁぁぁぁぁーーーーっ!!!!」

 

「がっはぁぁぁぁぁ!!??」

 

 蹴りに耐えきれず、遂にガードが崩された所に渾身の蹴りを腹部に叩き込まれ、吹っ飛ばされる17号。そのままビルを4棟程貫通し、派手に地面に激突し、舞い上がった砂埃に17号の周囲は覆われる。

 しかし18号の怒りはまだ収まらないのか、17号目掛けて両手から連続でエネルギー弾を乱射。最後に特大のエネルギー弾を発射し、着弾すると共に大爆発を起こした。

 

「おおぉっ!?やるなぁ18号!!すっげぇ攻撃だったぞ!!」

 

「か、感心してる場合か!!18号さん、いくら何でもやり過ぎだ!!17号は明らかに様子がおかしかっただろう!?」

 

「はんっ、あいつはあのくらいで死んだりするようなタマじゃないよ。それに、何処の誰にやられたかは知らないが、あっさり操られるなんて情けない……!!あれくらいのお仕置きはされて当然さ!!」

 

「い、いや、でも……」

 

「ごちゃごちゃ言ってんじゃない!!来るよ!!」

 

 直後、瓦礫の山を吹き飛ばし、ボロボロになり、憤怒の表情を浮かべた17号が18号とクリリンの前に飛び出して来た。

 

「き、貴様、18号……!!よくも……!!お、俺達を裏切るのか!?」

 

「はっ、裏切る?誰がアンタなんかに付くって言った?寝言は寝て言うんだね、このバカが!!あんたの方こそ、さっきまでの台詞からして、ドクターゲロなんぞに尻尾を振ってるようじゃないか?情けない!!あんなクソジジイの犬になるなんざ、アンタもすっかり落ちぶれたね!!」

 

「何だと!?」

 

「文句があるなら力尽くで黙らせてみな!!まぁ、あんな奴の言いなりにまで落ちぶれたアンタなんかに負けてやるつもりはないけどね!!」

 

「言わせておけば……!!」

 

 怒りで歯軋りし、右手を18号に向ける17号。だがその時、ヘルファイター17号から17号へと思念が送られて来た。

 

『いつまで遊んでいるつもりだ17号!?とっとと俺と合流しろ!!こ、このままでは確実に奴に破壊されてしまう!!俺達は一つにならなければならない!!使命を果た……ぐぁぁぁぁっ!!??』

 

「うっ、ぐっ……あぁぁぁぁ……!!」

 

「17号……?」

 

「あいつ……」

 

「く、くそぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」

 

 突如頭を抱えて苦しみ出した17号を見て訝しむ悟空。すると17号はカッと目を見開き、18号達に背を向けて飛び去ってしまった。

 

「17号!!逃げるんじゃないよ、戻って来な!!」

 

「ま、まぁまぁ18号さん、誰も犠牲者は出なかったんだし……」

 

「なぁクリリン、18号、ちょっと良いか?」

 

「どうした、悟空?」

 

「17号なんだけど、多分誰かに操られてっぞ。なんちゅーか、気とは違う、黒くて嫌な力が、あいつに纏わりついてたんだ。」

 

「き、気とは違う、黒くて嫌な力?悟空、そんなのもわかるようになったのか?」

 

「ああ、大神官様に修行付けて貰ってた時にな。多分、あの黒いののせいで17号はあんな風になっちまったんだと思う。つっても、オラは17号とは今日初めて会ったから、元がどんな奴かは全然知らねーけどな。」

 

 苦笑しながら後頭部を右手でかく悟空に対し、18号はその考えを肯定するように首を縦に振った。

 

「いや、あんたの言う通り、操られてると見て間違いないね。あいつは決してドクターゲロなんかに従うような子じゃなかった……あの豹変っぷりから考えて、そう考える方が自然だよ。……だからってクリリンを殺そうとした事を許すつもりはないけどね。」

 

「じゅ、18号さん……」

 

 頬を朱に染め、そっぽ向く18号に、妻の貴重なデレを見て顔を赤くするクリリン。悟空はそんな二人を見て笑顔を浮かべると、クリリンを揶揄い始めた。

 

「良かったなぁクリリン!!ヤムチャとナッパが聞いたら嫉妬でキレちまってたと思うぞ?」

 

「う、うるさいな……それで悟空、誰が17号を操ってるのか、わかるか?」

 

「うーん……わりぃがそこまではわかんねぇ……」

 

「十中八九、ドクターゲロだろうね。今はまた10年前みたいに死人が蘇ってるんだろう?なら、あのジジイが蘇ってても不思議じゃないし、大方怪しい機械でも作って17号を操ったんだろうさ。けど、こいつは好都合ってもんさ。」

 

「好都合?」

 

「あのジジイだけはアタシか17号の手でぶっ殺してやりたかったんだが、前はベジータの奴にドクターゲロにトドメを刺す役を取られたからねぇ……それだけが心残りだったのさ。でも、また蘇ってくれたんなら丁度良い……!!今度こそアタシの手であのクソジジイをぶち殺してやるさ!!」

 

 ニヤリと冷たい笑みを浮かべる18号。その迫力にクリリンがちょっと引いていると、18号は17号を追跡すべく浮かび上がった。

 

「あいつの逃げた先にドクターゲロがいる筈だ!!追いかけるよクリリン、悟空!!」

 

「なっ、18号さん!?マーロンの迎えは!?」

 

「悟天かトランクスかミントにでも頼んどきな!!あの子等が付いてりゃアタシ等が居るよりよっぽど安全だろうさ!!」

 

「ああ、もう……仕方ないなぁ!!悟空!!」

 

「おう!!」

 

 悟天達に連絡を入れつつ、18号の後を追いかける悟空とクリリン。

 

 

※※※

 

 

「ダブルサンデー!!」

 

「クンッ!!」

 

 二人同時に攻撃を放ち、サイバイマンやらフリーザ軍の雑魚やらを一斉に蹴散らすラディッツとナッパ。二人の攻撃によって街に現れていた敵は漸く殲滅が完了したようだ。

 

「敵の気が感じられん……やっとこの街の掃除が終わったか。次に行くぞ、ナッパ。」

 

「ったく、次から次に面倒な……何処のどいつだ、こんなクソみてえな騒ぎを起こしやがったのは?」

 

「知らん。昔と同じように元凶がいるんだろうが、その辺りは界王様達に探して貰うしかないだろう。そんな事よりミントちゃんが巻き込まれていなければ良いのだが……」

 

「仮に巻き込まれたとしてもあいつに敵う奴なんざ早々いやしねぇだろ。相変わらず過保護な親父だぜ……そんなだから最近会話が減って来てるんじゃねーのか?」

 

「フンッ!!生涯独身を貫きそうな貴様に俺の気持ちはわからんだろうな、ナッパよ!!」

 

「て、てめぇ!!言ってはならねぇ事を!!」

 

「おやおや、手頃な鼠を二匹も見つけるとは、私はついているな。」

 

「っ!!だ、誰だ!?」

 

 不意に声をかけられた事で警戒心を露わにしながら振り返るラディッツとナッパ。すると、そこにはかつての戦いで死んだと思われていたバビディが立っていた。

 

「き、貴様……魔導士バビディか……?何故ここに……」

 

「何馬鹿な事言ってやがんだ、ラディッツ。どうせこいつもあの世から生き返ったに決まってんだろ。だが、馬鹿な野郎だぜ。たった一人で俺達の前に出てくるとはよぉ!!腰巾着のダーブラとか言う雑魚が居なくても良いのか?ああん?」

 

「ぬぅ……」

 

 確かにナッパの言う事は最もな話だった。だが、ラディッツにはどうにも目の前のバビディが自分の知るバビディと同じ存在とは思えなかったのだ。

 見た目はバビディのそのものなのに、何かが決定的に違う。もっと恐ろしくて冷たい、どす黒い存在が、あの小さな身体に宿っている……そんな風に思えてならなかったのだ。

 

「光栄に思え、鼠ども。」

 

「ああ?」

 

「貴様等を実験に使ってやる。まぁ、奴は私の力で器が壊れる寸前まで強化したから、貴様等程度では10秒も持つとは思えんがね。」

 

「何意味のわからねえ事を言ってやがる!?あんまり舐めた口聞いてんじゃねえぞ、この雑魚が!!」

 

 青筋を浮かべながら怒りを露わにし、超サイヤ人に変身すると、バビディ目掛けて気功波を放つナッパ。だが、命中する寸前、バビディの身体をバリアーが覆い尽くし、あっさりとナッパの気功波を掻き消してしまった。

 

「なっ……お、俺様の攻撃を!?」

 

「気の早い鼠だ。貴様等の相手は私ではなく別にいるのだぞ?」

 

「グッ……!!だ、だったらこいつでどうだ!?ク……」

 

「やれやれ……」

 

 人差し指を軽く下に下げるバビディ。直後、ラディッツとナッパの周りの重力だけが異常なまでに跳ね上がり、二人であっても身動き一つ動けなくなってしまった。

 

「がぁぁぁぁ!?う、動けねぇ……!!」

 

「な、なんだ、これは……!?」

 

「生憎だが、この器はまだ破壊される訳にはいかんのだよ。最後の仕上げが残っているからな。」

 

「う、器だと……!?貴様いったい……!!」

 

「ククク……さて、そろそろ出番だぞ。伝説を超え、悪魔をも超えた究極のサイヤ人相手に、貴様等が何処までやれるのか見せて貰おうではないか?」

 

 バビディが人差し指を戻すと、ラディッツ達を襲っていた重力が解除された。そして、続け様にバビディが指を鳴らすと、背後の空間が歪み、痩せ細り、手足に赤い鎖が巻きついた白髪の男が現れた。

 

「なんだ、そいつは……!?」

 

「これだけ変貌していては気付けないか。だが、すぐに思い出す事になるだろう。おい、起きろ。目の前に孫悟空の……カカロットの親族が居るぞ?しかも、こいつ等はあのベジータのお仲間でもある。」

 

 カカロット、ベジータ。その二つの名を聞いた途端、ずっと項垂れていた男がピクリと揺らし、目を見開いた。

 

「カカ……ロット……ベジー……タ……」

 

「そうだ、お前に二度も敗北を味わわせた忌まわしい者達……その仲間とくれば、今のお前の力を試すのに持ってこいだと思わんか?」

 

「カカロット……ベジータ……カカロットォ……ベジータァ……!!カァァァカロットォォォォォーーーーーっ!!!!ベジィィィィィィタァァァァァァァァァァーーーーーっ!!!!」

 

「なっ!?」

 

「こ、こいつは、まさか!?」

 

 白髪の男が天に向かって咆哮を上げると、男の体内からどす黒い光がエネルギーが解放され、ラディッツとナッパごと街を包み込むのだった……

 

 

※※※

 

 

「フンッ!!」

 

「ぐわぁぁぁぁぁーーーーっ!!??」

 

 ヘルファイター17号がベジータに飛び蹴りを放つも、あっさり避けられたばかりか一瞬で背後に回られ、後頭部にダブルスレッジハンマーが叩き込まれ、そのまま地面まで落下して激突した。

 

「少しは頑丈に出来ているが、やはりこいつ単独ではこんなものか。かつての俺……それも超サイヤ人4になれなかった頃の俺と互角だった奴が、今の俺に勝てる理由などある筈もない。」

 

「た、単独だと!!貴様、まさか……!?ベジータ、貴様何処まで知っている!!」

 

「貴様等の質問に答えて、俺に何か得があるのか?余計な心配をする前に、自分達の命の心配でもしておくんだな。」

 

「く……この俺が、ベジータ如きに……くそぉ……!!」

 

 瓦礫を退かして地面から這い出て来るヘルファイター17号。

 

 しかし満身創痍になっているのは誰の目にも明らかだった。そのままベジータはトドメを刺すべく気功波を放ったが、別方向から放たれた気功波がベジータの気功波の側面に命中した事で軌道が逸らされ、ヘルファイター17号に直撃する事はなかった。

 

「ん?」

 

「よ、漸く来たか、17号……危うく殺される所だったぞ……!!」

 

「…………」

 

 ボロボロのヘルファイター17号の横に並び立つオリジナルの17号。その姿を見て、ベジータはやはりこうなったか……と小さく呟いていた。

 

(あの世とこの世が繋がった時点でこうなるだろうとは思っていたが……まぁ良い。今の俺にとって、こいつ等が合体しようと何の脅威にもならん。)

 

「ふはははははは!!残念だったなベジータ!!17号とヘルファイター17号が揃った以上、貴様に勝ち目はないぞ!!」

 

「御託はいい。とっとと超17号とやらに合体したらどうだ?」

 

「なっ!?ど、どうして貴様が……」

 

「まさか、本当に我々の情報を全て掴んでいたと言うのか!?」

 

「しつこいぞ。貴様等の質問に答えて俺に何か得でもあるのか?」

 

 まさか本当に超17号の存在まで知られているとは思ってもいなかったのか、焦りを隠せないドクターゲロとドクターミュー。

 しかしその間にも17号達は合体を開始しており、二人の17号が同調するように輝き、一つに重なると、眩い光を放ちながら超17号へと融合を果たした。

 

「お、おお、やったぞ!!遂に究極の人造人間、超17号が誕生した!!」

 

「フン、何が人造人間だ。超17号はそんなチンケな存在ではない。究極のマシンミュータントと呼べ、この吐瀉物め!!」

 

「何だと貴様!?」

 

 何気に酷い事を言うドクターミュー。しかしベジータは言い合いをしている二人を一瞥すると鼻で笑い飛ばした。

 

「フン、下らねえ事で言い争いやがって。人造人間だろうとマシンミュータントと今の俺からすれば雑魚である事には変わりはない!!とっとと掛かって来やがれ、この木偶の坊が!!」

 

「雑魚だと?」

 

 いきなり雑魚呼ばわりされた事で眉を顰める超17号。しかしベジータはそんな超17号を嘲笑うと、挑発するように手招きした。

 

「なんだ、雑魚呼ばわりされたのが気に食わないか?違うと言うなら掛かって来いよ。すぐに貴様と俺様の力を差を思い知らせてやる!!」

 

「やれやれ……猿と言うのは力の差すら見抜けないようだな。そんなに死にたいのなら死なせてやるとしよう。」

 

 呆れたように溜息を漏らす超17号。だが次の瞬間ベジータとの距離を一気に詰め、回し蹴りを放った。

 ベジータは両腕を交差させて蹴りを防ぐが、勢いを殺す事は出来ずに吹っ飛ばされ、ビルに激突する。超17号は追撃に腕を外してガトリング砲を展開するとヘルズストームを放ち、全弾ベジータに直撃。そのままビルは崩落してしまった。

 

「こいつで消し飛べ……!!電撃地獄玉!!!!」

 

 そしてダメ押しとばかりに両手の間に紫電を纏う黒いエネルギー弾を作り上げて発射する超17号。そのままベジータが埋もれているであろう瓦礫の山に直撃し、大爆発を起こし、周囲を更地に変えてしまった。

 

「フッ、雑魚は自分の方だったな。身の程を弁えないから早死にする事になるんだ。」

 

「何故俺がわざわざ貴様が合体するのを待ってやったと思う?」

 

「何っ!?」

 

 背後から聞こえる筈のない声が聞こえてきた事に驚愕して振り返る超17号。すると無傷のベジータが腕を組んで立っていた。

 

「馬鹿な、無傷だと!?」

 

「それはな、貴様に借りを返す為だ。」

 

「か、借りだと?」

 

「そうだ。前の世界では随分と世話になったからな……覚悟しやがれっ!!!!」

 

 真紅の気を開放すると、超サイヤ人4ゴッドへと変身するベジータ。そして次の瞬間、超17号の目の前からベジータの姿が消えた。

 

「消えた!?グハァッ!!」

 

 いつの間にか背後に回っていたベジータに背中を殴り上げられ、空高くまで吹っ飛ばされる超17号。すかさずベジータは一瞬で超17号の目の前まで移動し、腕を組んだ姿勢のまま踵落としを超17号の顔面に叩き込むが、まだまだベジータの攻撃は止まらない。

 落下中の超17号に即座に追いつくと長い髪を両手で掴み、ハンマー投げの要領で投げ飛ばして岩盤に叩きつけ、またまた一瞬で目の前に移動すると、岩盤にめり込んでいる超17号にパンチのラッシュを叩き込んでボロ雑巾のようにすると右足で超17号の腹部を踏みつけ、右手を翳し、ビッグバンアタックを……

 

「おっと、確か貴様は全身で気を吸収するんだったなぁ。うっかりしていたぜ。」

 

 わざとらしく、そして嫌味ったらしい笑みを浮かべて気をかき消すベジータ。完全にイジメである。

 

「っ!!な、何故貴様が俺の能力を…!?」

 

「さぁ、どうしてだろうなぁ。少しは自分の頭で考えてみたらどうだ!?」

 

「ぐぼぁっ!!」

 

 更に超17号に蹴りを入れ、岩盤ごとぶち抜くと、すぐに追いついてまたもタコ殴りにし、顎にアッパーを入れて殴り上げるベジータ。

 そして髪を掴んで急降下して超17号を地面に叩きつけると、そのまま脇腹を蹴り上げた。

 

「終わりだ。」

 

 落下して来る超17号の顔面を殴りつけるベジータ。すると超17号の身体が光に包まれ、17号とヘルファイター17号に分離してしまった。

 

「なっ!?」

 

「ば、馬鹿な、何故合体が解除された!?決して解けないように設計したと言うのに!!べ、ベジータ貴様何をしたぁ!?」

 

「スピリットの強制分離と言う技を使っただけだ。どんな効果か説明するのは面倒だし、そんな義理もない。貴様等で勝手に想像しろ。」

 

「くぅぅぅぅ……!!17号、もう一度だ!!もう一度超17号になって今度こそ……」

 

「させるか、馬鹿がっ!!」

 

 ヘルファイター17号の目の前に一瞬で現れると、空中まで殴り飛ばすベジータ。

 

「砕け散れぇっ!!!!」

 

 ヘルファイター17号に向かって人差し指と中指を突き立てると、次の瞬間ヘルファイター17号は汚い花火となって爆散してしまった。

 

「汚ねえ花火だ……」

 

「そ、そんな、ヘルファイター17号が……」

 

「うっ……」

 

 ヘルファイター17号が破壊された事で、洗脳が解除されたのか、頭を右手で押さえて膝をつく17号。

 

「おい、意識はしっかりしているか?」

 

「こ、ここは……お前、ベジータか?随分と様変わりしたようだが……それに、俺はこんな所で何を……?」

 

「お前はあのくたばり損ないのジジイどもに操られていたんだ。」

 

「くたばり損ない……?っ!!ど、ドクターゲロ!?貴様は確か、俺とベジータが……!!」

 

「蘇ったんだ。地獄に穴を開けてな。」

 

「……なるほど。正直全く状況は飲み込めていないが、あのクソジジイのせいで碌でもない目に遭っていた事だけはわかった。」

 

「ぬ、ぬぅ!?」

 

 静かに殺気を醸し出す17号に恐怖し、後退りするドクターゲロ。超17号を失った今、はたして彼は生き残る事が出来るのか!?

 次回へ続く!!




超17号「えっ、終わり!?」
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