ちっ、くだらん…何が強くてニューゲームだ、クソッタレめ   作:ゴロリコン

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えー、先に言っておきます。特戦隊好きな人ごめんなさい。


さらばギニュー特戦隊

「リクーム!!!!」

 

「バータ!!!!」

 

「ジース!!!!」

 

「グルド!!!!」

 

「ギニュー!!!!」

 

「みん!!」

 

「な!!」

 

「そ!!」

 

「ろっ!!」

 

「て!!

 

「「「「「ギニュー特戦隊!!!!!」」」」」

 

「……ま、待っていましたよ、特戦隊の皆さん。」

 

 スペシャルでファイティングなポーズを披露したギニュー特戦隊を、なんとも言えない表情で出迎えるフリーザ。

 

「ありがとうございます、フリーザ様。今回の我々の任務を教えて頂けますか?」

 

「ええ。実はドラゴンボールを四個集めた所から行き詰まっていましてね……そこで先日、このナメック星において未確認のサイヤ人を捕獲したのですよ。」

 

「さ、サイヤ人!?」

 

「ベジータ達以外に生き残りが居たと言うのですか!?」

 

「ええ。私はそのサイヤ人が残りのドラゴンボールの在処を知っていると判断し、負傷していたサイヤ人の治療を行い、話を聞こうとしたのですが、一瞬の隙を突かれた結果、逃亡されてしまいましてね……」

 

「なんと……そのサイヤ人はフリーザ様のお慈悲を無下にしたと言うのですか!?」

 

「恩知らずの猿野郎め!!」

 

「そう言う訳ですので皆さんにはそのサイヤ人を死なない程度に痛めつけ、ここに連れて来て頂きたいのですよ。」

 

「かしこまりました、フリーザ様!!たかがサイヤ人の一匹や二匹、我等ギニュー特戦隊の手に掛かればすぐに……むっ?」

 

 スカウターを起動させ、早速戦闘力の反応を調べてみるギニュー。しかしスカウターが捉えた反応を見て、ギニューは眉を顰めた。

 

「どうしましたギニューさん?」

 

「いえ、早速そのサイヤ人と思しき反応を捉えたのですが、その反応のすぐ近くに四つ程高い戦闘力の反応を捉えました。」

 

「ふむ……おそらくそのサイヤ人の仲間でしょう。」

 

「どう致しましょう?全員連れて来ますか?」

 

「いいえ、連れてくるのは一人で十分です。残りは全員始末なさい。」

 

「ラッキー!!」

 

「おい、一番活躍出来なかった奴が全員分のスペシャルパフェを奢るってのはどうだ?」

 

「良いねぇ〜!!」

 

「コラ、お前達!!フリーザ様の前だぞ!!それからフリーザ様、こちらがお待たせしていたスカウターでございます。」

 

「おお、よく持って来てくれました。ご苦労様です。」

 

 

「それではフリーザ様、行ってまいります!!行くぞ!!ギニュー特戦隊!!」

 

「「「「「ファイト、おおーっ!!!!」」」」」

 

 全員一列に並ぶと、紫のオーラを纏い、飛び立つギニュー特戦隊。彼等が目指した先は、ベジータ達が奪ったターレスの宇宙船である。

 

 

 

 一方、ベジータ達は特戦隊がこちらに向けて接近中な事を正確に察知していた。

 

「特戦隊め、早速向かって来たか。」

 

「まっ、わざと見つけやすいよう少しだけ気を解放しといてやったんだ。来てくれねぇと逆に困るってもんだぜ。なぁベジータ?」

 

「フン……貴様等、事前に話しておいた事は覚えているな?」

 

「ああ、ギニューとやらの身体を入れ替える技に気をつければ良いのだろう?」

 

「どいつもこいつも気はそんなに高くねぇんだ。種さえ割れてりゃ俺達が負ける筈ねぇぜ!!」

 

「油断はするなよ、ナッパよ。」

 

「っ!!来たぞ、オメェ達!!」

 

 悟空がそう叫んだ直後、ベジータ達の前にギニュー特戦隊が現れた。ギニューはベジータを見て一瞬驚いていたが、すぐに納得が行ったのか、素敵な笑みを浮かべた。

 

「これはこれは、地球とやらで行方不明になっていたベジータちゃん御一行じゃないか。そしてそっちはナメック星人に……貴様だな?フリーザ様に救って貰った恩を仇で返した愚か者と言うのは。」

 

「へっ?オラがフリーザに救って貰った?何言ってんだオメェ?」

 

「惚けるな!!負傷していた所をフリーザ様に治療して貰った癖に、白を切るつもりか!?」

 

「いや、オラは別に怪我なんて……ん?ま、待てよ?ま、まさか!?」

 

(妙だな?こいつ等の声、前の世界と少し……いや、だいぶ違っているような気が……いや、そんな事よりこいつ等の言っているのは、まさかターレスか!?くっ、ぬかった!!まさか10倍界王拳のかめはめ波の直撃を受けて生き延びてやがるとは…!!しかもこれまで気が全く感じられない所を見るに、かつての俺のように気のコントロールを習得している可能性が高い!!厄介な…!!)

 

 ここに来て、ベジータ達もターレスが生存していた事実を知る事となった。歴史の修正が成功したと思っていたベジータからすれば、頭の痛い話である。

 

「今までコソコソ隠れていた所から察するに、フリーザ様からドラゴンボールを掠め取り、自分達の願いを叶えようと言う魂胆なのだろう?だが残念だったな。我々が来たからには、その願いは潰えたも同然だ。」

 

「いや待て、そのサイヤ人ってのはオラじゃ…」

 

「そんな事はどうでも良い!!それより、大人しく貴様等が持っているドラゴンボールを渡せば、苦しまないよう楽に殺してやっても良いぞ?」

 

「フン、誰が貴様等なんぞに渡すか。欲しければ奪ってみればどうだ?」

 

「おやおやベジータちゃん、今日はやけに強気じゃないの!」

 

「奪ってみろか。ならお望み通りにしてやろう。グルド!!」

 

「はい!!」

 

 ギニューが合図を送った次の瞬間、忽然と悟空達の目の前からグルドの姿が消えてしまった。

 

「き、消えた!?」

 

「ふっふっふ、さぁて何処に行ったのだろうなぁ?」

 

「こ、これが時間停止能力と言う奴か!!た、確かにまるで瞬間移動でもしたかのように、全く奴の動きを捉えられなかった……!!」

 

「なっ!?何故貴様等がグルドの能力の事を知っている!?特に時間停止能力に関しては、フリーザ様と我々特戦隊のメンバー以外知らない筈だ!!」

 

「フン、敵である貴様等にベラベラと情報源を話すとでも思ったか?」

 

「くっ、まぁ良い!!大方ドラゴンボールは後ろの宇宙船の中にでも隠してあるのだろう?グルドは既に宇宙船に侵入している筈だ。すぐにでも見つけ出して……」

 

「ぎゃあああああああああ!!」

 

 ギニューの言葉を遮るように、突然宇宙船の中からグルドの悲鳴と爆発音が響き渡った。そして、スカウターに表示されていたグルドの反応もロストしてしまう。

 

「なっ、グルドの反応が消えた!?」

 

「お、おいおい、どうなってんだよこれは!?」

 

「ベジータさん、言われた通りやっつけました!!」

 

「よし!よくやった、悟飯!!」

 

 宇宙船の中から飛び出して来た悟飯の報告を聞き、笑みを浮かべるベジータ。話はほんの少し前に遡る……

 

 グルドは時間停止能力を発動し、ベジータ達が奪ったターレスの宇宙船の中に侵入する事に成功した。しかし、宇宙船のサイズがサイズの為、侵入してすぐ息継ぎの為に時間停止を解除する。

 

「はぁ、はぁ……ちっ、猿野郎め。何処からこんなサイズの宇宙船を盗み出しやがった!?手間のかかる事しやがって!!」

 

 それからも、グルドは時間停止能力を連続して発動し、宇宙船の中を探し回った。そして遂にドラゴンボールを発見する事に成功したのだが……

 

「はぁ……はぁ……ぐくっ!!さ、流石にこれだけ連続で使うと疲れるぜ……だ、だがドラゴンボールを見つける事は出来た!!ざまぁみろ猿め!!所詮、お前等なんてフリーザ様の力が無ければ何も出来ない雑魚……っ!?」

 

「魔閃光っ!!」

 

「なっ!?こ、このガキ何処に隠れて!?じ、時間停止、間に合わっ……ぎゃああああああああああ!!」

 

 突如飛び出して来た悟飯の魔閃光が直撃し、一撃で消し炭になるグルド。悟飯は最初から、ドラゴンボールのすぐ傍で気を消して身を潜めていた。グルドの能力をよく知るベジータが事前に指示を出していたのだ。敵の超能力使いが姿を現したら、隙を突いて奇襲を仕掛けるようにと。

 船内に隠したのも、簡単に見つけられないよう、グルドに連続で時間停止能力を発動させ、体力を消耗させる為だった。実際、そのせいでグルドは時間停止能力での回避が間に合わず、命を落とす事となったのだった。

 

 

「どうやら早速脱落者が出たみたいだな、ギニューさんよぉ?」

 

「ちっ、グルドのバカめ!!あんなガキにやられるとはなんたる様だ!!」

 

「愚かだな、ギニュー隊長。貴様等程度では悟飯には勝てんと言うのがわからんのか?」

 

「フン、猿どもが調子に乗りやがって!!だが俺達をグルドと同じと思っていたら痛い目をみるぜ!!」

 

「そいつぁ楽しみだな……ちったぁやれる所を見せてくれよ、特戦隊!!」

 

 それぞれが構えを取り、向かって来る特戦隊の迎撃に移った。ちなみにベジータと悟飯は見学である。

 

 

 そしてその頃、フリーザは宇宙船の艦橋で部下から報告を受けていた。

 

「なんですって?このエリアにナメック星人の住居が?」

 

「はっ!パトロール中の部隊から報告がありました。このエリアに一軒だけナメック星人の住居があるとの報告が…」

 

「ふむ、興味がありますね。何故こんな所に一軒だけとは……どれ、ここは暇潰しも兼ねて私が出向くとしましょう。」

 

「ふ、フリーザ様自らがですか!?」

 

「何、ギニュー隊長達が戻ってくるまでのほんの暇潰しですよ。貴方達はドラゴンボールの警備に就きなさい。もし奪われるような事があれば……わかっていますね?」

 

「は、はっ!!」

 

「さぁ…!飛ばしますよ!!」

 

 気を解放し、全速力で北へ向かって飛び立つフリーザ。目指すは最長老の家である。

 

 

 

「ば、バカな……こんな事が……!?」

 

「でりゃあ!!」

 

「ぐふぅっ!?」

 

 急接近して来た悟空のパンチを回避出来ず、地面まで殴り飛ばされるギニュー。そのすぐ近くには、既に事切れたジースとバータが倒れていた。二人とも、ピッコロとラディッツの手で呆気なく倒されてしまったのだ。

 

「リクーム!!マッハパンチ!!」

 

「おせぇんだよ、雑魚が!!パンチってのはこうやるんだ!!オラァッ!!」

 

 リクームの突き出す拳に、自身の拳を叩きつけるナッパ。その破壊力は凄まじく、リクームの拳は砕け、骨が肉を突き破り、血が飛び散った。

 

「うきゃああああ!?あ、あり得ねぇ!!お、俺様がこんな奴に負ける筈がねぇんだ!!」

 

「けっ、今までこんな奴等に馬鹿にされてたかと思うと腹が立つぜ!!とっとと終わらせてやる!!」

 

「お、終わるのはてめぇだぜ!!リクーム!!イレイザーガン!!」

 

「カパッ!!」

 

 リクームは大きく口を開くと、紫色の破壊光線をナッパに向けて発射した。それを迎え撃つかのようにナッパも大きく口を開くとプラズマを纏った破壊光線を発射する。

 そして互いの破壊のエネルギーが激突するが、その力の差は大き過ぎた。ほんの一瞬の拮抗も許さずにリクームイレイザーガンはかき消されてしまい、リクームは悲鳴を上げる暇すら与えられず、跡形も無く消し飛ばされた。

 

「り、リクームまで……!!おのれ貴様等、許さんぞ!!」

 

 怒りを露わにし、悟空に猛攻撃を仕掛けるギニュー。しかし悟空は全ての攻撃を捌き切ると、カウンターでギニューを蹴り飛ばした。

 

「ぬぐっ!?こ、この俺がサイヤ人にここまでやられるとは、なんたる様だ……ま、まさか貴様、伝説のスーパーサイヤ人だとでも言うのか!?」

 

「スーパーサイヤ人……?何言ってるのかよくわからねぇが、もう諦めろ。オメェじゃオラには勝てねぇ!!」

 

「ふ、ふふふ……確かに、そうかもしれん。この身体で貴様に勝つのは無理だろうな。」

 

「………」

 

「それ故に!!貴様の肉体を使って勝利する事にしよう!!チェーーーーン」

 

「させると思うか?」

 

「なっ、ベジー……ぐはぁっ!?」

 

 禁断の技、ボディチェンジを発動しようとした瞬間、ギニューの胸がベジータの拳で貫かれていた。

 

「き、貴様、ひ、卑怯だぞ、攻撃の最中に割って入るなどと……!!」

 

「フン、その程度の攻撃は今のカカロットには通用せん。どうやら今のこいつ等に貴様等程度では練習相手にもならんらしいな。だったらもう用はない、消えろっ!!」

 

「ふ、フリーザ様ぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

 空中に投げ捨てられた直後、そのまま爆破されるギニュー。これにより、ギニュー特戦隊は全滅したのだった。

 

「汚ねぇ花火だぜ……」

 

「これで目障りな特戦隊は片付いたな。」

 

「うーん、オラとしちゃボディチェンジってのに少しだけ興味あったんだけどなぁ……」

 

「バカな事を言うなカカロット!そんな事になれば最悪お前の身体を殺さなければならなかったんだぞ!?」

 

「わ、わりぃ兄ちゃん。冗談だって!」

 

(後はフリーザと、何処かに潜伏中のターレスか。フリーザとの戦闘中に仕掛けて来るつもりなのだろうが、場合によっては俺の手で始末するしかないかもしれんな……)

 

 その後、ベジータ達はフリーザが移動しているのを察知し、ドラゴンボールを奪取すべくフリーザの宇宙船へと向かうのだった。




って訳で特戦隊は早々に壊滅しました。

次回からはフリーザ戦開始です。
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