ちっ、くだらん…何が強くてニューゲームだ、クソッタレめ   作:ゴロリコン

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極限バトル?四大超サイヤ人

 17号達と一時休戦し、一日が経過した。ベジータはカプセルコーポレーションに帰宅した後、ついて来たトランクスを鍛えるべく、朝から重力室で稽古を付けていた。

 

「うおおおおおお!!!!」

 

 超サイヤ人に変身したトランクスが、ベジータに猛攻を仕掛ける。しかしベジータは超サイヤ人に変身していないにも関わらず、腕を組んだ姿勢のままその場を一歩も動かず、最低限の動作だけでトランクスの攻撃を全て回避し、逆にトランクスの顎にカウンターを入れ、殴り飛ばした、

 

「がっ……!?」

 

「動作が全て単調な上、隙がデカ過ぎる!!そんなだからこうも簡単にカウンターを食らう事になるんだ!!」

 

「クッ……す、すみません……!!」

 

「謝る暇があるならさっさと打ち込んで来い!!あまり腑抜けた攻撃をするようなら、昼飯を抜きにするぞ!!」

 

「は、はい!!」

 

(フッ、こうしているとチビのトランクスを鍛えていた頃を思い出すぜ……成長してからはすっかりサボるようになったし、ブラはそもそもトレーニングに付き合ってすらくれなかったが……)

 

(つ、強い!!俺は超サイヤ人に変身して戦っているのに、これ程までに差があるなんて!!これなら悟空さんが自分より弱い父さんを想像できないと言っていたのも納得だ……!!)

 

 超サイヤ人にすらならずに圧倒するベジータの強さに、トランクスは驚愕し、同時に深い尊敬の念を抱いていた。ベジータの強さは既に悟空から聞いていたが、これ程までとは想像もつかなかったのだ。

 そしてこれ程までに圧倒的な強さを誇る父に鍛えて貰えたら、自分はもっと強くなれるのではないかと、トランクスは期待をせずにはいられなかった。

 

 それから二人は二時間程トレーニングを続けていたのだが、白熱し過ぎてつい重力室を爆破してしまい、二人揃ってブルマに説教される事になってしまった。

 

「あんた達ねぇ、この部屋直すのにどれだけ手間が掛かると思ってんのよ!?ちょっとは加減しなさい!!」

 

「すまん、つい白熱してしまって……」

 

「ついじゃないわよ!!ったく……あたしは修理で忙しくなるから、お昼はベジータが作りなさいよ!!良いわね!?」

 

「わ、わかった。では買い出しに行って来る。」

 

 これ以上怒られるのはごめんだとばかりにベジータは逃げて行ってしまった。一方トランクスは唖然としながらベジータが出ていたドアを見つめていた。

 

「と、父さんが作るんですか?お昼ご飯を?」

 

「ん?あー、まぁそりゃ想像出来ないわよね、あの顔でご飯作ってるなんて言われても。でもベジータの作る料理ってすっごく美味しいのよ?最近じゃ料理教室にまで通い出したから、作れる料理のレパートリーはあたしより多くなったし。」

 

「父さんが料理教室!?」

 

「ええ。あっ、これ孫君には内緒よ?なんか知らないけどカカロットには絶対言うな!!ってうるさいから。全く、何を恥ずかしがってるんだか……孫君なんて美味しい物食べられれば喜ぶ事はあっても、絶対揶揄ったりなんてしないでしょうに。」

 

「そ、そうだったんですか……」

 

「まっ、期待して待ってなさい。きっと驚く事になるから。」

 

「は、はぁ……」

 

 その後、買い物を終えたベジータが名前以外は完璧とカプセルコーポレーションで大好評のベジータスペシャルランチを作り、トランクスをこれまた感動させるのだった。

 

 ちなみにこの時トランクスがポツリと「僕の世界の母さんにも食べさせてあげたかったな……」と呟いたのをバッチリ聞いていたベジータは、トランクスが帰る時ベジータスペシャル弁当を持たせてやろうと密かに決意したのだが、それはまた別のお話である。

 

 その後昼休憩を取りのんびりしていたベジータ達だが、突然クリリンから電話がかかって来た。

 

「なんだクリリン。ブルマなら今重力室の修理で忙しいから出られんぞ。」

 

『ベジータか!?い、今すぐニュースを見てくれ!!東の都が大変な事になってるんだ!!』

 

「何だと……?」

 

 言われるがままにテレビをつけるベジータ。すると早速ニュースが映し出され、東の都で大規模テロが発生中とニュースキャスターが話していた。

 そして画面が映り変わると、軍人達や戦車、パトカーを薙ぎ払い、進行上の建築物を破壊しながら進む三人組の姿が映し出され、その姿を見てベジータは目を見開いた。

 

(こ、こいつ等は13号達ではないか!!もう目覚めていたと言うのか!?)

 

「と、父さん、こいつ等の服についてるマーク……レッドリボン軍の物です!!まさかこいつ等……!?」

 

「ああ……クリリン、俺達は東の都に向かう!!貴様はラディッツ達に知らせておいてくれ!!」

 

『わ、わかった!!』

 

「行くぞトランクス!!」

 

「はい!!」

 

 

 

 大急ぎで東の都まで駆けつけたベジータとトランクス。だが、二人が到着した頃には東の都は火の海と化しており、街の八割近くが破壊されていた。

 

「くっ、遅かったか……!!」

 

「父さん、あれを!!」

 

 トランクスが指差した先では、13号が残った隊員に右手を向けていた。すかさずベジータは二人の間に割って入り、13号が放ったエネルギー弾を弾き飛ばした。

 

「おい、とっととここから逃げろ!!」

 

「ひ、ひいいいい!!」

 

 ベジータが声を掛けると、隊員は一目散に逃げ出して行った。そのすぐ後にトランクスが駆けつける。

 

「貴様等、人造人間だな?」

 

「そう言う貴様はベジータか……いかにも。我々は孫悟空を殺す為に生み出された人造人間だ。」

 

「くっ、三体も俺の知らない人造人間が出て来るだなんて……!!」

 

「俺達の目的は孫悟空の抹殺であり、貴様等になど興味はない。命が惜しければさっさと消える事だ。」

 

「嫌だと言ったらどうする?」

 

「決まっている。孫悟空を庇い立てする者は全て殺す。誰一人として例外なくな。」

 

「フン、相変わらずムカつくガラクタ人形だぜ。」

 

「相変わらず?」

 

「あ、いや……ん?この気は悟飯とラディッツ、それにナッパか。」

 

 その直後、ベジータ達のすぐ近くに悟飯、ラディッツ、ナッパが駆けつけた。

 

「ベジータさん!!」

 

「クリリンから電話が来たから駆けつけてみれば、酷い有様だな……」

 

「野郎!!この街にはお気に入りの飲み屋があったってのに、よくもぶっ壊しやがったな!?」

 

「フン、どうやら孫悟空の前に死にたい連中が集まって来たようだな。良いだろう、そんなに死にたいのなら望み通りにしてやる。」

 

「遅いな。」

 

「なっ!?ぐわああああああああ!!!!」

 

 戦闘態勢に移った三人だが、ベジータが放った衝撃波で三人纏めて遥か地平線の彼方まで吹き飛ばされてしまった。

 

「俺の計算通りなら北の氷河地帯まで吹っ飛んだ筈だ。追いかけるぞ。」

 

「は、はい!」

 

「相変わらずデタラメな強さだぜ、ベジータはよ……」

 

 吹き飛ばされた13号達を追い、北の氷河地帯までやって来たベジータ達。既に13号達はベジータ達を待ち構えていたのだが、先程の余裕は何処へやら。ベジータを脅威と見做したようで、三人とも凄まじい警戒体制を取っている。

 

「驚いたぞベジータ……データの中にある戦闘力の遥かに上を行っているとはな。」

 

「フン、当然だ。トランクス、ラディッツ、ナッパ。こいつ等は思った程強くはないようだ。貴様等だけで相手をしてやれ。」

 

「おいおい、またベジータは見学か?偶には相手してやれよ。」

 

「自信がないのか?それなら俺が引き受けてやっても構わんがな。」

 

「甘く見るな。こんなガラクタどもに遅れを取る俺ではない。行くぞお前達!!」

 

「はい!!」

 

 ラディッツ達と13号達が同時に散らばり、ラディッツと13号が、14号とトランクスが、15号とナッパが戦う事となった。

 

「伯父さん達、大丈夫でしょうか……?」

 

「心配いらん。奴等なら十分勝てるレベルの相手だ。(合体されると流石にキツいかもしれんがな……)」

 

 

「貴様は孫悟空の兄のラディッツか……では、奴の前にその首を持って行ってやるとしよう。」

 

「随分強気だな、ガラクタ人形。あの白いデブやドクターゲロのように口だけではないのを祈っているぞ……はぁっ!!!!」

 

 気合いを入れると、即座に超サイヤ人に変身するラディッツ。そして急激にラディッツの戦闘力が上がった事に、13号は目を見開いていた。

 

「奴のエネルギー反応が大きく上がった……!?」

 

「行くぞっ!!」

 

 瞬時に13号との距離を詰め、そのまま殴り飛ばすラディッツ。しかし13号もすぐに体勢を立て直すと、ラディッツを迎え撃つべく攻撃を仕掛けた。

 

「ほう!?今度は口先だけではないようだな!!」

 

「フン、流石は孫悟空の兄と言った所か。しかしその程度では俺には勝てん!!」

 

「そう言う偉そうな口を叩いて死んでいった奴を、俺はここ数年で何度も見て来た!!貴様もその一人に加えてやる!!」

 

「ほざけ!!」

 

 ラディッツを殴り飛ばすと、S.Sデッドリィボンバーを放つ13号。対するラディッツはサタデークラッシュを放って相殺し、再度13号へ向かって行った。

 

(ラディッツと13号ではラディッツが有利か……トランクスとナッパの方も決着が付きそうだな。)

 

「どりゃああああああっ!!!!」

 

 15号の脳天にエルボーを食らわせ、地面まで叩き落とすナッパ。すかさずジャイアントストームをお見舞いし、15号を粉々に吹き飛ばした。

 

「へっ、酒の残りは地獄で飲むんだな。おっと、燃料の間違いだったか。」

 

「少しだけとは言え、父さんに鍛えて貰ったんだ!!貴様なんかに負けるか!!バーニングアタック!!」

 

 14号目掛けて気功波を放つトランクス。14号は回避もせず直撃してしまったが、大してダメージは受けていなかったようで、構わずトランクスへ突撃する。

 それを迎え撃つようにトランクスも剣を抜いて突撃し、14号とトランクスの二人が激突する。次の瞬間、トランクスの超サイヤ人化が解除され、額から一筋の血が流れるが、14号は真っ二つに切り裂かれ、そのまま爆散した。

 

「やった!!トランクスさんとナッパさんが勝った!!」

 

「フン、当然の結果だ。後はラディッツだけか……」

 

 未だに13号と戦闘中のラディッツに目を向けるベジータ。その時突如地震が発生し、地割れが起きたかと思うと、地面からピッコロが飛び出して来て13号の両足を掴んだ。

 

「何!?」

 

「よう、ラディッツ!!」

 

「ピッコロ!!来ていたのか!?」

 

「フッ、まぁな……でぇい!!」

 

(いや、助けに来たのは良いが、貴様何処に隠れていたんだ……まさかわざわざ地中に潜ったのか?何の為に?……聞くのは野暮だからやめておくか……)

 

 13号を振り回し、近くの氷山まで投げ捨てるピッコロ。一方ベジータは変な現れ方をしたピッコロに心の中でツッコミを入れていた。

 

「フン、貴様はピッコロ大魔王か。次から次へと、よほど死にたい連中が多いようだな……まぁいい。貴様もラディッツのついでに殺してやる。」

 

「ついでで殺されてたまるか。貴様こそ、ガタガタにしてやる!!」

 

 構えを取るピッコロ。そしてちょうどその時、ナッパとトランクスもラディッツ達に合流した。

 

「よう、優男。テメェのお仲間はスクラップに変えてやったぜ!!」

 

「後は貴様だけだ!!」

 

「14号と15号がやられたか……ククク、馬鹿な奴等め。自分達の首を絞めたとも知らずに……」

 

「な、何?」

 

「っ……あれを見ろ!!破壊された人造人間達の部品が奴の元に集まって行くぞ!!」

 

 14号と15号の残骸の中から、一部の部品達が突然浮遊すると、13号の身体の中へと吸収されて行く。そして全ての部品の吸収を終えると、13号の身体に異変が起きた。

 筋肉が膨れ上がると共に身体も巨大化し、髪の色は赤色へと変わり、肌の色も青く変化した。

 

「うおおおおおおおおおおおおおっ!!!!!!」

 

「な、なんだ、こいつの変わりようは……!?」

 

(外見だけならブロリーに似ていない事もないな。)

 

「けっ、それくらいが何だってんだ!?行きつけの居酒屋をぶっ壊してくれた礼だ、これでも食らいやがれ!!デラックスボンバー!!」

 

 ナッパが左手から気功波を放つと、合体13号に直撃する。まともに技が直撃した事でナッパはニヤリと笑みを浮かべるが、爆風の中から無傷の合体13号が現れた事で、驚愕し目を見開いた。

 

「な、何だと!?お、俺様の技を受けたってのに……!!」

 

「ナッパ、避けろ!!」

 

「はっ!?ぐほぉっ!!」

 

 ナッパに急接近すると、まずは頭突きを食らわせた後に鳩尾に膝蹴りを叩き込む合体13号。そのままナッパの左足を掴むと地面まで急降下し、ナッパを叩きつけてしまう。それと同時に一連の攻撃でナッパは意識を失ったのか、超サイヤ人化も解除されてしまった。

 

「タフが売りのナッパを一方的に倒しやがった……!!」

 

「な、なんて奴だ……!!」

 

「どうやら考えていた以上の化け物だったらしいな……だが、貴様のような奴をカカロットに近づけさせるか!!覚悟しやがれ!!」

 

 ラディッツ、トランクス、ピッコロの三人が一斉に気を解放し、合体13号へ向かって行く。だが、合体13号との力の差は大きく、かろうじてラディッツは食らい付けているが、トランクスはS.Sデッドリィボンバーが直撃し、一撃で倒されてしまった。

 続けてピッコロがラディッツが時間稼ぎをしている間に最大まで気を溜めた魔貫光殺砲を放つが、合体13号はこれすらも片手で弾いてしまった。

 

「そ、そんな馬鹿な!?ぐ、ぐああああああ!!」

 

「ピッコロ!!」

 

 驚いている隙に距離を詰められたピッコロは横っ面にパンチを叩き込まれた後、そのままゼロ距離でエネルギー波の直撃を受け、戦闘不能になってしまった。

 

「くっ!!こ、この化け物がぁぁぁ!!」

 

「フン……!!」

 

 気を全開にして合体13号に猛攻を仕掛けた。だが、どれだけ攻撃が当たっても合体13号はビクともせず、パンチの一発でラディッツの超サイヤ人を強制解除させる。

 そしてそのまま頭を鷲掴みにして崖下まで叩き落とし、そのまま急降下してラディッツの頭をふみつけ、無防備な背中にS.Sデッドリィボンバーを直撃させ、戦闘不能まで追い込んでしまった。

 

(やはり今のトランクス達だけでは、合体した13号には敵わなかったか……これ以上続けると、最悪トランクスが殺されかねん。ここは俺が……)

 

 自ら戦おうと、合体13号のもとへ向かおうとするベジータ。だが、その時隣に立っていた悟飯の戦闘力が急激に上昇して行くのを感じ取った。

 

「なっ、これは……悟飯、貴様まさか!?」

 

 悟飯の気が高まると共に激しい暴風が吹き荒れ、地面が割れ、幾つもの雷が落ちて行く。この現象をベジータはよく知っていた。

 

「よ、よくもピッコロさんを……よくも伯父さんを、みんなを……!!うがぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」

 

 雄叫びを上げると同時に、悟飯の身体の中から黄金のオーラが溢れ、髪が金髪へ変わり、瞳の色も黒から碧へと変化をする。悟飯が遂に超サイヤ人に目覚めたのだ。

 

(ご、悟飯がこのタイミングで超サイヤ人に目覚めただと!?これは流石に予想外だ……!!)

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」

 

「っ!?がぁっ!!」

 

 超スピードで接近して来た悟飯に対応出来ず、合体13号はもろにパンチの直撃を受けて吹っ飛ばされる。だが悟飯は合体13号の前方に先回りすると、髪の毛を両手で掴んで振り回すと、ハンマー投げの要領で投げ飛ばし、氷山に叩きつけると、追撃として連続エネルギー弾を打ち込んだ。

 

「はぁ、はぁ、はぁ……ど、どうだ!?」

 

「おい、悟飯!!」

 

「べ、ベジータさん?」

 

「この程度で倒せる程、奴は柔な相手じゃない。そこで、俺が時間を稼いでやるから、それまでに奴を消し去れるだけの気を溜めろ。出来るな?」

 

「は、はい、やってみせます!!」

 

「良い返事だ。では行くぞ!!」

 

 悟飯の前から姿を消すと、氷山の中から飛び出して来た合体13号の目の前に一瞬で現れるベジータ。

 

「!?」

 

「よう、随分良い顔になったじゃないか。」

 

「がぁぁぁぁぁっ!!!!」

 

 咆哮を上げ、ベジータにS.Sデッドリィボンバーを叩き込む合体13号。だが、当然のようにベジータは無傷だった。

 

「今、何かしたか?」

 

「な、なぁ……!?」

 

 金髪にもなっていないのに、全くダメージを受けていないベジータに、合体13号は愕然とし、無意識の内に一歩下がってしまう。その隙にベジータは距離を詰めると、合体13号の腹部にパンチを叩き込んだのだが……直後、合体13号の身体に異変が起きる。

 

「うっ、ぐっ!?が、ががががっ……こ、れ、は……ば、馬鹿なぁぁぁぁぁぁ!?」

 

 合体13号の身体の中から、吸収した筈の14号と15号の部品が分離し、元の13号の姿へと戻ってしまった。突然弱体化してしまった自身の変化に13号は理解が追いつかず、唖然としながらベジータに問いかける。

 

「き、貴様、いったい何をした……?」

 

「ヤードラット星で貴様等のような合体する相手によく効く技を習得してな……そいつを使って元に戻してやったのさ。」

 

「そ、そんな馬鹿な、俺達の合体を無理矢理解除する技など、ある筈がない!!

 

「自分の身体を見てみろ。それが現実だ。」

 

「くっ!!」

 

「おっと!!」

 

 再度合体しようとした13号だが、即座にベジータが14号達の部品を消し飛ばしてしまった。

 

「き、貴様!?」

 

「いかに悟飯が超サイヤ人に目覚めたと言えど、合体した貴様が相手では分が悪いからな。と言う訳で、これ以上合体はさせん。そして……もう貴様の出番は終わりだ。」

 

「な、何……がぁっ!?」

 

 一瞬で13号の背後に回ると、そのまま空中まで蹴り上げるベジータ。そして限界まで気を溜めていた悟飯に目を向ける。

 

「今だ、やれ悟飯っ!!」

 

「魔閃光っ!!!!」

 

「お、おのれ!!おのれ、ベジィィィィィタァァァァァァァァ!!!!!」

 

 ベジータの名を叫びながら、悟飯の放った全力の魔閃光に飲み込まれ、塵一つ残さず爆散する13号。こうして、13号、14号、15号の討伐が完了した。

 

(どうにか片付いたか。セルや18号達と同時に動き回られたら対処が確実に面倒な事になっていたからな。早めに片付けられて良かったぜ……)

 

 その後、ベジータと悟飯はトランクス達を回収し、カプセルコーポレーションのメディカルカプセルを使い、四人を治療した。

 そしてピッコロは今回手も足も出ずやられた事に何か思う所があったのか、何かを決意して神様の神殿へと向かうのだった。

 

 

 

 

 

ここは宇宙のとある辺境の惑星で、ある一団が侵略行為を働いていたのだが、赤い救世主の参戦により、侵略者達は滅びの時を迎えようとしていた。

 

「ぐ、ぐぐ……ば、馬鹿な、この俺様がこんな訳のわからん奴にやられるなんて……!!」

 

「まさかピッコロ大魔王以外のナメック星人にこんな極悪人がいるとは思いもしなかったぞ。とは言え、これで貴様は終わりだ。」

 

「ま、まだだ!!このスラッグ様が貴様のような訳のわからん奴に負ける筈が」

 

 それが悪のナメック星人、スラッグの最後の言葉だった。レッドの尻尾に眉間を貫かれたスラッグは生命エネルギーが吸収され、やがて彼の服のみがその場に取り残されるのであった。

 

「ふぅ、老いていたとは言え、中々のエネルギーだったぞ……しかし、だいぶエネルギーも溜まって来たな。これなら17号達抜きでも進化出来るかも……」

 

「レッド様、ここに居られましたか!!」

 

「げっ……」

 

 部下達がやって来た事で、レッドは思わず溜息を漏らした。彼等は元フリーザ軍の兵士だが、故郷をフリーザに滅ぼされたり占領されたりした結果、止むを得ずフリーザ軍の配下に加わった者達であり、元々フリーザやその一族に良い感情は抱いていなかった。

 そこでレッドの噂を聞きつけた彼等はフリーザ軍を脱走し、レッドの下へ押しかけ、配下となった訳である。

 

「お前達、何度も言うが俺様はあくまで自分の為にやっているだけで、別に宇宙の平和とかは考えていないんだぞ?」

 

「ふふふ、たとえレッド様にその気がなかろうと、我々にとって貴方様は既に救世主なのですよ。」

 

「はぁ……もう良い、勝手にしろ。それで、他に強い極悪人の情報は見つかったのか?」

 

「勿論です!フリーザ軍の幹部のアボとカドと言う者達がある星域で暴れ回っているとの情報が入りまして……」

 

「ほう……それは楽しみだ。早速出発するぞ!!」

 

「イエッサー!!」

 

 レッド達を乗せた宇宙船は、新たな獲物を求めて出発する。そしてスラッグ達を滅ぼした事により、救世主レッドの名は更に宇宙中へ広まる事となるのだった……




実際に合体13号にスピリットの強制分離が通じるかどうかは知らんけどこの作品では効くって事で。

ついでにスラッグはこの先地球に来ても瞬殺されるの間違い無しなんでレッドさんの養分になって頂きました。
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