ちっ、くだらん…何が強くてニューゲームだ、クソッタレめ   作:ゴロリコン

27 / 108
私用で申し訳ないんですが、プライベートが忙しくて次回から更新頻度が少し落ちそうです。
エタらせる気はないので気長にお待ちくださいませ。


セルゲームの行方

「行くぞ、セル!!」

 

「ちぃっ!!」

 

 超サイヤ人2に変身した悟空がセルに突撃すると、同じタイミングで二人の姿が消えた。その直後、空中で何度も激しい激突音が鳴り響き、ミスターサタン達は頭を抱えて縮こまっていた。

 

「す、すげぇ、あれが精神と時の部屋で鍛えた悟空の力か……!!」

 

 一方でクリリンは親友の勇姿に見惚れていた。自分やラディッツ達が手も足も出ないセルを相手に一歩も引いていない。いや、それどころかセルは表情に焦りが滲み出ているのに対に、悟空は戦いを楽しんでいるように見える。

 

 同様に、悟飯も悟空の強さに驚いていた。前に精神と時の部屋で一緒に修行していた頃に比べ、格段に悟空の動きのキレが増しているのがわかる。

 そんな父の強さに悟飯は少しだけ悔しく思うが、それ以上に誇らしくもあった。

 

(やっぱり、お父さんは凄いや!!頑張れ、お父さん!!セルなんかやっつけちゃえ!!)

 

 無意識の内に笑みを浮かべ、心の中で悟空を応援する悟飯。その隣でラディッツも悟空の成長に誇らしげな笑みを浮かべていた。

 まぁ、変に手を抜く癖があるのは困り物だが、今の弟ならセルなどものの数ではないだろう。

 

(見ているか、親父、お袋……我が家の次男坊は今やフリーザを遥かに超え、俺達では想像もつかない高みにまで昇りつつあるぞ……)

 

 一方でベジータは、何とも言えない表情で悟空とセルの戦いを見守っていた。

 

 正直、この悟空がセルに負けるビジョンが見えない。もしかしなくても、このまま悟飯に交代する事なく、セルを撃破してしまうだろう。

 それに先程のラディッツの発言からして、現段階で既に超サイヤ人3にまで覚醒している可能性がある。もし本当にそうだった場合、尚更悟空の勝利は揺るがないだろう。

 

(もう、前の世界の歴史は参考にする程度に留め、無理に歴史通りに進めようとするのはやめておいた方が良いのかもしれんな……カカロットがここまで強くなってしまった以上、このまま勝利してセルゲームは終わるだろう。それに……悟飯やチチ達は家族を喪わずに済むのだからな。)

 

「どうしたセル!!オメェの力はそんなもんか!?威張ってた割にはてぇした事ねぇなぁ!!」

 

「た、大した事ないだと!?おのれ、調子に乗るなよ孫悟空っ!!」

 

「おおっと!?」

 

 セルが放った気円斬に、悟空も気円斬をぶつけて相殺させる。その直後セルが悟空の背後に現れて殴り掛かって来るが、悟空はその拳を受け流し、セルの腹部にカウンターを叩き込んだ。

 

「ごふっ!?」

 

「でりゃああああっ!!」

 

 回転しながらセルの首に蹴りを食らわせて吹っ飛ばし、そのまま追撃をかけて殴り掛かったが、セルはこれをガードする事に成功し、逆に悟空を殴り飛ばした所に気功波を連発し、全弾直撃する。

 そのままビッグバンアタックをセルが放ったのだが、爆風から飛び出して来た悟空はそれを片手で弾き飛ばし、お返しとばかりに気功波を放つ。

 セルも先程の悟空と同じく片手で気功波を弾き飛ばすと後退して悟空から距離を取り、そのまま気功砲の構えを取った。

 

「あれは、気功砲か!!だったらこっちはこれだ!!」

 

 迎え撃つように悟空は急停止し、かめはめ波の構えを取る。だが、セルの方は既に発射体制を整えていた。

 

「馬鹿め、そんな隙を与えるとでも思ったか!?気功砲っ!!」

 

 悟空がかめはめ波の気を貯め始めたその時、セルが気功砲を発射した。その破壊力は凄まじく、遥か遠方の山が完全に消滅してしまう程だった。

 しかし、その攻撃も当たらなければ意味はない。悟空はセルが気功砲を放つのに合わせ、瞬間移動でセルの背後に回っていたのだ。

 

「な、何ぃっ!?」

 

「波ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」

 

 掛け声と共に、セルの腹部に両手を突き出す悟空。直後、収束されていたエネルギーが一斉に解放され、セルの上半身を飲み込み、跡形も無く消し飛ばした。

 そして上半身を無くしたセルの下半身は力無く落下して行き、リングの上に墜落してしまい、それを見たサタン達は悲鳴をあげていた。

 

「や、やった!!悟空が勝ったぜ!!」

 

「……いや、まだだ!!見ろ!!」

 

 いきなりセルの下半身が不気味に動き出したかと思うと膨れ上がり、一瞬にして上半身が再生してしまった。

 しかし完全にダメージが抜け切った訳ではないのか、セルは冷や汗を流し、肩で息をしていた。

 

「話には聞いてたが、とんでもねぇ再生能力だな……兄ちゃんが粉々に消し飛ばしたのに復活したってのも納得だぞ。」

 

「ば、馬鹿な、こんな事はあり得ん……私は完全体をも超えたパーフェクト・セルだぞ!?それがたかが一人の人間に追い詰められるなど……」

 

「自分で思ってるより完璧な力じゃなかったって事なんじゃねぇのか?もっと修行すりゃ強くなれるとは思うけどよ。」

 

「ふ、ふざけるな、何が修行だ!?私にそんな物は必要ない!!私は貴様等サイヤ人の猿どもとは違うのだ!!」

 

「そっか…‥残念だな。改心してちゃんと修行するようになりゃ、良いライバルになれたかもしれねぇのによ。」

 

「な、何だその顔は……!?ば、馬鹿にしやがって!!私の……私の究極完璧パワーを侮るなぁっ!!」

 

 セルが叫び声を上げると共に、突如五体の分身が出現し、本体と共に一斉に悟空へと襲い掛かって行った。しかもどの分身も実態を持っているようで、実質六対一の状況に悟空は追い込まれてしまった。

 

「これって、確か昔天津飯が使ってた技だよな!?」

 

「お、おいおい、あの技で出て来る分身は三体だし、確かパワーもスピードも減っちまうデメリットがある筈だろ!?どう見たって分身は五体いるし、セルの気も全く落ちてないじゃないか!!」

 

「く、悔しいがセルは俺以上に四身の拳を極めているようだ……」

 

「オメェ結構器用だなぁ、そんな事まで出来るとは思わなかったぞ!!次はどんな技を見してくれるんだ!?」

 

「おのれ、まだ減らず口をほざくか!!だったらこれでどうだ!?太陽拳っ!!」

 

「お、おおぉぉっ!?」

 

 まずは太陽拳による目潰しで、悟空の視界を一時的に封じると、六体のセルは悟空の周囲を取り囲むように展開し、まずは三体のセルが同時に悟空に超能力をかけ、身体の動けなくしてしまった。

 

「がっ!?ぐぎぎぎ……か、身体が動かねぇ……!?」

 

「まずは目を潰し、身体の自由も封じた!!これならあの瞬間移動も使えまい!!」

 

 残る三人のセルが紫電を纏う気を限界近くまで高め、それぞれがかめはめ波、ギャリック砲、そしてフリーザが使用していた星破壊の技、デスボールの発射体制を整えた。

 

「もはやどうする事も出来まい!?これで貴様も終わりだ、孫悟空っ!!くたばれぇぇぇぇぇ!!!!」

 

 身動きの取れない悟空に対し、セル達がトドメを刺さんと一斉に動き出す。思わずクリリンが悟空の名前を叫んでしまったが、その声は突如悟空から放たれた爆発的な気の嵐に掻き消されてしまった。

 

「なっ、なにぃっ!?」

 

「うあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

「ぬ、ぬおおぉぉぉ!?」

 

 超能力で悟空を拘束していた三体のセルが纏めて弾き飛ばされてしまい、残る三体のセルも思わず攻撃を中断した。

 その間にも悟空の変化は続いており、空は黒く染まり、リング全体に地割れと暴風が起き、地球全体が激しく振動している。

 

「だあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」

 

 最後に悟空の気が大きな爆発を起こし、周囲を閃光が包み込んだ。そして光が晴れると、リングの中央に、髪が伸び、眉が無くなり、瞳の形状が変化し、超サイヤ人2の時よりも更に多くの紫電を纏った悟空が立っていた。

 

「……待たせたな、セル。これが俺の全力だ。さっきまでのを超サイヤ人2と呼ぶなら、超サイヤ人3ってとこかな?」

 

「あ、あぁぁ……!?」

 

(か、カカロットの奴、本当にもう超サイヤ人3になっていやがったのか……)

 

 流石にここまで早く超サイヤ人3に辿り着いた悟空に、ベジータも驚きを隠し切れなかった。

 一方のセルは今の悟空にはどう足掻いても勝てないのを悟っているのか、身体中が恐怖で震え上がっていた。

 

「す、超サイヤ人3、これが今のカカロットの全力だってのか……!?」

 

「全く、やっと本気を出す気になったか、カカロットの奴め。」

 

「わりぃが、この変身はまだ短い時間しか維持出来ねぇんでな……さっさと終わらせて貰うぞ。」

 

「うっ、うぅぅ……き、消えろぉぉぉぉぉ!!!!」

 

 六体のセルが一斉にかめはめ波、ギャリック砲、魔貫光殺砲、気円斬、気功砲、デスボールを放つ。だが、超サイヤ人3となった悟空は気を高めると、気合だけでその全てをかき消してしまった。

 

「効かねぇ。」

 

「そ、そんな!?」

 

「今度はこっちの番だな……」

 

 そう呟くと、次の瞬間、セル達の視界から一瞬で悟空が消えた。それと同時に、セルの分身の内の一体の腹部が、いつの間にか目の前に現れていた悟空によって貫かれていた。

 

「なっ」

 

 驚く暇もなく、すぐ隣にいたもう一体も蹴りだけで粉砕されてしまい、続けてアッパーカットで分身を一体撃破した。

 慌てて分身二体が左右から飛びかかるが、悟空が両手から放った気功波で纏めて消し去られてしまい、五体の分身は十秒も掛からずに全滅してしまった。

 

「後はオメェだけだな、セル。」

 

「ひっ……!?あ、ああぁぁぁぁぁっ!!!!」

 

 小さく悲鳴をあげたセルは、悟空から逃げるように空高くまで飛んで行くと、かめはめ波の構えを取り、地球を……いや、太陽系を消し去れる程の気を収束させて行く。

 

「ど、どうだ、このエネルギーは!?避ければ地球どころか太陽系が吹っ飛ぶ!!受けざるを得んぞ!!」

 

「無駄だぜ、セル……これで終わりにしてやるっ!!か……め……は……め……!!!!」

 

「さらばだ!!!!この星諸共、消えて無くなれぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」

 

「波ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」

 

 セルが地表に向けてかめはめ波を放ったのに合わせ、悟空も上空のセル目掛けて極大のかめはめ波を放つ。

 そして上空で二つのかめはめ波が激突するが、一瞬の拮抗すら許されず、セルのかめはめ波は掻き消されてしまい、一直線に悟空の放ったかめはめ波がセルへと突き進んで行く。

 

「ち、ちくしょおおおおおおおおおお!!!!!!」

 

 絶叫しながらセルはかめはめ波に飲み込まれ、そのまま大気圏を突破し、宇宙で大爆発を起こすと、空真っ白な光が包み込んだ。

 

「……やったぜ。」

 

「お、終わったのか……?」

 

「セルの気が完全に消滅した……悟空の完全勝利だ!!」

 

「お父さん!!」

 

大喜びで悟空の元へ駆け出す悟飯に続き、クリリン達も悟空の傍へと駆け寄った。しかし悟空は突然超サイヤ人3を解除すると膝をつき、正しく疲労困憊と言った様相になっていた。

 

「ご、悟空、大丈夫か!?」

 

「はぁ、はぁ……あ、ああ。あの超サイヤ人3はまだ未完成でな……ほんのちょっとしか維持する事が出来ねぇんだ。」

 

(なるほど、流石にまだ完全にコントロール出来ている訳ではないようだな。未完成とは言え変身出来るだけでも驚きだが……さて、これからどうした物か……)

 

「ベジータ、せっかくカカロットがセルを倒したってのにお前って奴はまたいつもの変顔を……」

 

「まぁそう言うなよナッパ。それより今日は祝だ!!いつもの店で派手に飲み明かそうぜ!!」

 

「おっ、良いなぁそうこなくっちゃ!!」

 

「やれやれ、緊張感の無い奴等だ……」

 

 早くも今夜飲みに行く予定を立てているナッパとヤムチャにラディッツが呆れ、悟空達が笑っていると、悟空達のすぐ傍に砂を大きく巻き上げる突風が発生した。

 

「な、何だ!?」

 

(っ!!この気は、まさか!?い、いかん!!)

 

 覚えのある気が突如舞い戻ったことで、ベジータは慌てて駆け出した。その直後、砂煙の向こうから光線が放たれる。

 その速度は凄まじく、悟空ですら全く反応する事が出来ない程で、射線上にいたトランクスを貫くかと思われたが、ギリギリで反応の間に合ったベジータが弾き飛ばす事に成功した。

 

「と、父さん!?」

 

「貴様等油断するな!!奴は……奴はまだ生きているっ!!」

 

「ほう、孫悟空以外が反応出来るとは思いもしなかったぞ……サイヤ人の王子の名は伊達ではないようだな、ベジータ?」

 

「こ、この声、まさか!?」

 

 砂煙が晴れると、そこには消滅した筈のセルが立っていた。しかも先程までとは違い、超サイヤ人3となった悟空と同じ圧倒的なオーラを纏っている。

 

「せ、セル!?そんな馬鹿な、だってお前は!!」

 

「死んだ筈とでも言いたいのかなクリリン?思い出すと良い。こんな事が十日前にもなかったかね?」

 

「ま、まさか、貴様……!?」

 

「そのまさかだラディッツよ。今回も私の核を消し去るには至らず、こうして復活出来たのだよ。とは言え今回ばかりは流石の私も死ぬかと思ったがね……」

 

 セルは語り始める。先程、悟空が放ったかめはめ波が直撃する寸前、セルは核ごと自分の肉体の一部を身体から切り離す事に成功していたのだ。とは言え超サイヤ人3の悟空のかめはめ波は衝撃波だけでも凄まじい破壊力を誇り、切り離されたセルの肉片も消し飛ばされる寸前まで焼き払われたと言う。

 だが、それでもセルは生き残る事に成功した。それは悟空が完全に超サイヤ人3を使いこなせていなかったが故なのかはわからないが、セルの核は悟空のかめはめ波の衝撃にもギリギリで耐え抜き、こうして復活を果たしてしまったのだ。

 

「そして復活した私はサイヤ人の細胞の特性により、更なるパワーアップを遂げる事に成功したのだ!!今の私は完璧を超えた存在……アルティメット・セルと呼ぶが良い!!」

 

「あ、アルティメット・セルだと……!?」

 

「さぁ孫悟空、先程の続きを始めようではないか。とっとと立つがいい。」

 

「はぁ、はぁ……くっ、くそっ!!うおおおおおおっ!!!!」

 

 立ち上がり、超サイヤ人に変身する悟空。しかしそれ以上気が高まる事はなく、逆に気が低下してしまい、超サイヤ人化が解除されてしまった。

 

「うっ……!?」

 

「なんだ、もうガス欠か?ククク、どうやらあの変身を維持出来るのはたかだか数分らしいな……唯一勝機のある孫悟空がその様では、貴様等の終わりは決まったような物だ。」

 

「せ、セル、オメェ……!!」

 

「悟空、仙豆を……」

 

「させると思うかね?」

 

 仙豆を取り出したクリリンの目の前にセルが姿を現すと、一瞬にして仙豆を奪い取ってしまった。

 

「なぁっ!?」

 

「知っているぞ?この仙豆とやらが無ければ貴様等に回復手段はないのだろう?つまり、これで孫悟空を回復させる事は不可能となった訳だ。とは言え、簡単に殺しては私も腹の虫が収まらん。貴様等には最大の苦痛と絶望を与えてから殺して…‥むっ!?」

 

「セルッ!!!!」

 

 突如セルの背後から16号が飛び出し、セルを羽交締めにした。

 

「貴様は確か16号……まだ生きていたのか?」

 

「じゅ、16号、お前何を!?」

 

「お前達まで巻き込んで犠牲にしてしまう事を許してくれ……俺はセルと共に自爆する!!」

 

「な、なにっ!?」

 

「ほほう、自爆とな?」

 

「そうだ!!その破壊力は核兵器さえも優に凌ぐ!!セル、たとえ貴様でも、これだけ密着されていれば塵一つ残るまい!!」

 

「ククク、そうか。ではやってみたまえ。もっとも、今の私に核兵器に勝る程度の火力が通用するとも思えんがね?」

 

「ほざけっ!!うおおおおおおおっ!!!!」

 

 セル諸共自爆を決行しようとする16号。だが、いつまで経っても16号が爆発する事はなかった。

 

「なっ……何故自爆装置が作動しない!?」

 

「じゅ、16号……ブルマさんが言ってたんだ。お前を修理した時、物騒だから爆弾は外しておいたって……」

 

「なっ……!?」

 

「はっはっは!!こいつは傑作だな16号!!決死の覚悟の自爆も、まさか修理してくれた張本人のせいで台無しにされるとは、とんだピエロではないか貴様は!!そぉらっ!!」

 

 身体に気を纏うと、16号の拘束を両腕を粉砕する事で解いてしまうセル。そして、16号の眼前に掌を翳した。

 

「消えろ、出来損ないのガラクタめ!!ビッグバンアタック!!!!」

 

 至近距離でセルが放ったビッグバンアタックに飲み込まれ、16号は塵一つ残さず、完全に消滅してしまった。

 

「そ、そんな、16号……!!」

 

「全く余計な邪魔をしてくれた……だが、貴様等の寿命がほんの少し伸びたに過ぎなかったな。さぁて、それでは処刑を始めようか?」

 

「処刑か。ではまず貴様から死ぬと良い。」

 

「何?」

 

 突然不快な声が聞こえたので、眉を顰めるセルだが、その瞬間胸に衝撃が走る。何事かと目を下すと、自分の胸から誰かの腕が生えていた。

 

「なっ……ぐほぁっ!?」

 

 腕が引き抜かれると共に、紫色の血を吐血してしまうセル。そしていったい誰がこんな事をしたのか目を向けようとした瞬間、セルの顔面に尻尾が叩きつけられ、遠く離れた岩山まで吹っ飛ばされてしまった。

 

「下等生物の分際で俺の前に立つな。目障りだ。」

 

「き、貴様は……!?」

 

「ククク……この日をずっと待ち侘びていたぞ。貴様にリベンジ出来るこの日が来るのをな……さぁ、始めるぞベジータ!!全宇宙の頂点が誰なのかを決める、究極の戦いをなぁっ!!!!はははははは!!!!」

 

 高笑いしながらそう宣言するのは、かつてベジータがナメック星で戦ったフリーザの兄、クウラだった。

 

 本当の死闘はここから始まる……

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。