ちっ、くだらん…何が強くてニューゲームだ、クソッタレめ   作:ゴロリコン

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なんとか投稿する事が出来た……せめて明後日にはクウラ戦投稿したいなぁ…….


セル完全消滅!!悟飯、怒りのかめはめ波

「貴様……クウラ、なのか?」

 

「おっと、そう言えば貴様は相手の戦闘力を見抜く事が出来るんだったな。ククク、どうだこの力は?以前とはまるで別人だろう?」

 

(確かに、以前とは比べ物にならん程戦闘力が上がっている。少なからずセルよりも上……いいや、魔人ブウさえ凌ぐ程だ。それも第四形態でこれとは……)

 

 クウラから放たれる気を感じ取り、冷や汗を流しているベジータ。それは悟空達も同じで、自分達とは次元の違う気を持つクウラに、ベジータ以外の誰もが無意識の内に身体を震えさせていた。

 

「あ、あいつ、フリーザにそっくりだ……!!」

 

「ん?貴様は……そうか、貴様がフリーザを倒したと言う超サイヤ人か。なるほど……相当消耗しているとは言え、中々やるではないか。俺とフリーザが似ているのも無理はない。何せ兄弟なのだからな。」

 

「な、何だって!?」

 

(クウラの野郎、まさか気の感知が出来るようになっているのか!?)

 

 一目見ただけで悟空の力を見抜いたクウラに驚き、目を見開くベジータ。そしてクウラはすぐ悟空に興味を無くしたのか、ベジータを睨みつけた。

 

「さぁ俺と戦えベジータ!!四年前に受けた屈辱、今こそ晴らしてやるっ!!」

 

「…‥良いだろう。相手になってやる。」

 

「父さん、一人で戦う必要はありません!ここは全員で……っ!?」

 

「……ほう?流石の反応速度だ。腕が鈍っていないようで安心したぞベジータ。」

 

 トランクスは強烈な悪寒を感じ取り、言葉が途中で止まってしまった。しかもいつの間にかクウラが目の前まで現れており、喉元に人差し指が突きつけられていたのだが、同じようにいつの間にか割って入ったベジータがクウラの人差し指を右手で掴み、攻撃を阻止していた。

 

「さて小僧、俺はベジータ以外の雑魚どもに興味はない。そちらから手を出さんのなら今回に限り見逃してやろう。だが、邪魔をすると言うのなら話は別だ!!ベジータの前に貴様の首を跳ね飛ばしてやるから覚悟しておけ!!」

 

「うっ……!?」

 

「トランクス、セルの野郎はまだ生きている。奴の相手はお前達に任せたぞ……クウラ、場所を変える。ついて来やがれ!!」

 

「フン、良かろう。好きな場所を選ぶが良い。」

 

 急いでその場を離れるベジータの後を、クウラは不敵な笑みを浮かべながらついて行った。そしてクウラが居なくなった事で圧力から解放された悟空達は、安心したように深い溜息を漏らした。

 

「と、とんでもねぇ強さだった……フリーザの兄貴っちゅーんも納得だぞ……」

 

「ど、どうする!?俺達もベジータの援護に行った方が良いんじゃ……」

 

「駄目だ、クリリン……奴が全く本気を出していないのはお前だってわかってる筈だろ?悔しいが、俺達が行った所でベジータの足を引っ張るだけだ。」

 

「ヤムチャの言う通りだな……それよりも、セルがあれでやられたとは思えん。そちらに備えるべきだ。」

 

 ヤムチャがクリリンを止めると、ピッコロもそれに同意する。

 

「カカロット、瞬間移動は出来そうか?」

 

「わ、わりぃ兄ちゃん、もうそれだけの気も残っちゃいねぇ……」

 

「むっ、そうか。セルに仙豆も奪われたままだし、仕方ない。俺の気を……」

 

「いや、戦力的に考えて、ここは俺の気を使ってくれ。大した事はないだろうが、瞬間移動するくらいなら何とかなる筈だ。」

 

「すまねぇ、天津飯。」

 

 詫びを言いながら天津飯の手を掴もうとする悟空。だがその時、突如岩山が吹き飛ぶと、怒り狂ったセルが飛び出して来た。

 

「うおっ!?」

 

「おのれぇぇぇぇぇっ!!!!や、奴は……あのフリーザにそっくりの男は何処へ行ったぁぁぁぁぁ!?」

 

「ちっ、最悪のタイミングで飛び出して来やがって……天津飯、急げ!!」

 

「あ、ああ!!悟空!!」

 

「むっ!?させんぞっ!!」

 

 悟空と天津飯の動きを目にすると、一瞬で何をしようとしているのか気付いたのか、二人の近くに特大の気弾を放つセル。

 先程のダメージがまだ残っているのか、二人に直撃こそしなかったものの、とてつもない爆発が発生してしまい、二人纏めて吹っ飛ばされてしまった。

 

「うわぁぁぁぁぁぁ!!」

 

「う、うおおおおおお!?」

 

「お父さん!!天津飯さん!!」

 

「セルッ!!貴様ぁっ……!!」

 

「ちっ、ダメージが残っていたから殺し切れなかったか……だが、これで孫悟空は暫く目覚めまい!!何かしらの回復手段を残しておいたようだが、無駄に終わった訳だな!!」

 

「く、クソッタレ、あの野郎頭に血が昇っているようで、肝心な所で頭が回りやがる……!!」

 

「あのフリーザ似の男を真っ先に排除したい所だが、貴様等を放置するのは危険なようだ……先に始末してやる!!孫悟空の居ない貴様等程度、五分もあれば十分皆殺しに出来るぞっ!!」

 

「そう簡単に行くかな……行くぞ、お前達!!」

 

「はいっ!!」

 

トランクスとラディッツが超サイヤ人2に、悟飯とナッパが超サイヤ人フルパワーに同時に変身する。更にピッコロも気を解放し、ヤムチャも界王拳を50倍まで引き上げた。

 

「い、いぃっ!?や、ヤムチャさん!?」

 

「俺だってナッパと精神と時の部屋で修行したんだ。これくらいはやれるさ!!」

 

「フン、ゴミどもが……私と貴様等の間にある力の差が理解出来ていないようだな?良かろう、ならばその生意気な顔を絶望に染めてやる!!まずはっ!!」

 

 ニヤリとセルが笑うと、超スピードでヤムチャの目の前まで接近し、拳を振り翳す。

 

「場違いな野良犬から駆除してやるっ!!死ね、ヤムチャッ!!」

 

「……視えるっ!!」

 

 セルの放ったパンチを、体術を上手く使って受け流し、そのままセルの背中に回ると蹴りを入れるヤムチャ。

 

「な、何ぃっ!?」

 

「へっ、武道家たるもの力だけに頼っているようじゃ二流……いや、三流だぜ、セルさんよ!!食らえ、六連式繰気弾!!」

 

 一気に六つの繰気弾を出現させると、一斉にセルに向かって放つヤムチャ。無論、界王拳を50倍にしてもヤムチャとセルの戦闘力は天と地程も開いている為、大したダメージにはならない。

 しかしヤムチャは相手が嫌がるポイントを完全に見抜き、そこへ集中砲火を仕掛け、セルの動きを的確に妨害していた。

 そしてこの六連式繰気弾は威力を度外視したスピード特化型の技であり、セルが弾き飛ばそうとしても抜群のコントロールとスピードで回避されてしまうのだ。

 セルにとっては蚊に刺された程度の威力しかないが、かと言って放置すれば鬱陶しい事この上ないこの技は、正に相手の妨害に特化した技と言えるだろう。

 

「くっ、小賢しい雑魚がぁっ!!」

 

「俺ばかりに集中していて良いのか!?お前の相手は一人じゃないんだぜ!!」

 

「何!?」

 

「今だみんな!!」

 

「かめはめ波っ!!」

 

「ファイナルシャインアタァック!!」

 

「魔貫光殺砲っ!!」

 

「ウィークエンドッ!!」

 

「クンッ!!」

 

「ぬ。ぬおおおおおおおっ!?」

 

 セルがヤムチャに集中している隙を突き、悟飯達が一斉にセルへ必殺技を放ち、直撃して大爆発を起こした。しかしセルは直前にバリアーを張っていたようで、爆風の中から無傷で飛び出して来た。

 

「む、無傷だと!?」

 

「クックック……当然だ。蟻が群れた所で恐竜に勝てるとでも思ったか?どれだけ小賢しく動き回ろうと、貴様等が死ぬ運命なのは変わらんっ!!それに、こうやってバリアーで身体を覆ってしまえば、あの小賢しい技での妨害も出来まい?」

 

「うっ……」

 

「くっ……このぉぉぉぉぉっ!!!!」

 

「なっ!?待て悟飯!!やめろーーーっ!!!!」

 

「フッ……愚かなガキが!!」

 

 飛び掛かって来た悟飯のパンチを軽く回避すると、首に手刀を叩きつけるセル。しかもその時、全員の耳に骨が折れる音が聞こえた。

 

「ご、悟飯っ!!」

 

超サイヤ人が解除され、落下して行く悟飯を急いで抱き抱えるピッコロ。しかし、ピッコロがどれ程呼び掛けても悟飯は微動だにしなかった。

 

「無駄だ、首の骨を叩き折った。程なくして生き絶えるだろう……貴様もその後を追うが良い、ピッコロ!!」

 

「ガバァッ!?」

 

 ピッコロの背中にセルの放った気功波が直撃する。咄嗟に悟飯を抱き締めた事で悟飯がこれ以上のダメージを受ける事はなかったが、それでもピッコロは戦闘不能な程のダメージを受け、地面に墜落していった。

 

「ご、悟飯、ピッコロ……き、貴様ぁぁぁぁ!!!!絶対に許さんぞ、セルッ!!!!」

 

「許さないからどうした?貴様如きに何が出来ると言うのだ、ラディッツッ!!」

 

 激怒し、気を全開まで高めて向かってくるラディッツを嘲笑いながら迎撃するセル。怒りが限界を超えた事でラディッツの戦闘力は凄まじく上昇しているが、それでもセルを倒すには至らず、すぐに押され始めてしまった。

 

「くっ、俺達も行きましょう!!」

 

「おう!!」

 

「待て、二人とも!!」

 

「ヤムチャさん、何故止めるんです!?」

 

「いいから、俺の言う通りにしてくれ!!そうすればきっと仙豆を奪い返せる!!」

 

「せ、仙豆を!?」

 

 トランクスとナッパを呼び寄せ、作戦を指示するヤムチャ。一方その頃、ラディッツはセルに蹴り飛ばされ、満身創痍となり、超サイヤ人2が解除されてしまった。

 

「ぐっ、ごほっ……!!」

 

「ククク、怒りのパワーアップも無駄に終わったな。三番目の犠牲者は貴様に決まりだ、ラディッツ!!」

 

「セルぅぅぅぅぅ!!!!」

 

「ん?」

 

「カパッ!!」

 

 口から紫電を纏った破壊光線を発射するナッパ。しかし、セルは避けるまでもないと判断したのか、バリアーで破壊光線を完全に受け止めてしまった。

 

「フン、下らん技だ。そんなに死にたいなら……」

 

「おおぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!」

 

「トランクス!?ちぃ、今度は貴様か!!」

 

 ナッパの破壊光線を囮に、全ての力を剣に集中させたトランクスがセル目掛けて真っ向から突撃し、セルが展開中のバリアーに剣を振り下ろす。

 すると、トランクスの剣は折れてしまったが、それでもセルのバリアーを切り裂く事に成功する。

 

「ヤムチャさん!!」

 

「今だ!!」

 

 そして、バリアーが解除された瞬間を狙い、ヤムチャが繰気弾をセルの左手に叩きつけ、仙豆の入った袋を叩き落とした。

 

「し、しまったぁ!?」

 

「ラディッツ!!」

 

「あ、ああ!!」

 

 落下中の仙豆の袋を拾うと、一目散に悟飯の元へと飛んで行くラディッツ。それを見たセルは即座に追撃を仕掛けようとするが、いきなりクリリンが目の前に割って入った。

 

「貴様っ!?」

 

「みんな目を瞑れ!!太陽拳っ!!」

 

「なっ!?ぐ、ぐおおおおおおっ!!!!」

 

 クリリンの不意打ちの太陽拳が決まり、セルの視界を封じる事に成功する。そしてその隙にラディッツは悟飯の元へ到着し、仙豆を取り出した。

 

「悟飯、仙豆だ!!」

 

「こ、このゴミどもが……蝿のように人の周りをうろちょろと飛び回りおって!!良いだろう、ならば全員纏めて消し去ってくれるわっ!!!!」

 

「っ!?い、いかん!!みんな逃げろっ!!」

 

「ぶるぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」

 

 セルは体内から気を全力で解放し、大爆発を起こした。

 その爆発の威力は凄まじく、トランクスもナッパもヤムチャもクリリンも、そしてラディッツも悟飯もピッコロも、全員吹き飛ばされてしまった。

 

 やがて爆風が晴れると、セルは爆心地に着地し、周囲を見渡すと、ズタボロになったトランクスとナッパ、ラディッツ、ヤムチャ、クリリン、天津飯、ピッコロが倒れているのを見つけた。全員虫の息だが、辛うじて生きているようだ。

 しかし、悟空と悟飯の姿が何処にも見当たらない。どうやらこの二人は運悪く消滅してしまったらしい。

 

「はぁ、はぁ……く、ククク……まだ何匹か生き残っているようだが、少なくとも孫悟空と孫悟飯は生き絶えたようだな。どれ、しぶとく生き残った虫ケラどもにトドメを刺すとしようか……」

 

「それは、どうかな……?」

 

「っ!?き、貴様、孫悟空っ!!」

 

 驚きながら振り返ると、ボロボロになった悟空が悟飯を抱え、セルを見下ろしていた。

 

「馬鹿な、どうして貴様が……瞬間移動で避けたのか!?だが、そんな気はもう残っていなかった筈だ!!」

 

「へ、へへ……か、火事場の馬鹿力って奴だ……!!も、もう鼻糞ほじくる力も残ってねぇけどな……ご、悟飯……後は、たのん、だ……ぞ……オメェが地球を、みんなを守るんだ……!!そ、そして……っ……」

 

 そう言い切るのと同時に、悟空は完全に気を失ってしまう。そして、入れ替わるように悟飯が目を覚まし、周囲を見渡した。

 

「お父さん、ピッコロさん、伯父さん、みんな……みんなが、助けてくれた……」

 

「……フッ、ははははははは!!孫悟空、この愚か者め!!この土壇場で自分より遥かに力の劣る息子に仙豆を使うとはなぁ!?その甘さが貴様の敗因だ!!せっかくの仲間達の犠牲も無駄に……」

 

「無駄なんかじゃない。」

 

「んん?小僧、貴様今何と言った?」

 

「お父さんの……みんなのした事は無駄なんかじゃないと言ったんだ。みんなの想いは、僕が受け継ぐ!!」

 

「はっ、愚かなガキが偉そうに。想いを引き継ぐだと?笑わせるな。そこで寝ている屑どもから何を引き継ごうと、貴様のような雑魚にこの私が倒せるとでも思っているのかね?どうやらまた首の骨をへし折られたいと見える。」

 

「倒せるさ……!!」

 

「何ぃ?」

 

 はっきりと自分を倒せると断言した悟飯に、セルは不快そうに眉を顰める。

 今の悟飯に、セルに対する恐怖など全くなかった。そして力強い瞳でセルを睨み返すと、両腰に拳を当て、気を急上昇させて行く。

 

「お前なんかに、僕は負けない……負けないんだ!!!!うわぁぁぁああああああああああっ!!!!!!」

 

「!?」

 

 その時、悟飯の中で何かが切れる音が聞こえた。そして悟飯の中から一気に増大したオーラが解き放たれ、悟飯は超サイヤ人を超えた超サイヤ人、超サイヤ人2へ変身した。

 だが、それは通常の超サイヤ人2とは明らかに違っていた。黄金のオーラは超サイヤ人3以上に激しく荒れ狂い、これまでにない程のスパークを纏っている。

 

「ば、馬鹿、な……なんだ、この途轍もない気の嵐は……!?さ、先程の……先程の孫悟空さえも完全に超えている、だと!?あり得んっ!!な、何故貴様のようなガキがこれ程の力が!?こ、答えろ孫悟飯っ!!貴様、一体……一体何をしたと言うのだァッ!!」

 

「………」

 

 セルの問いには一切答えず、ゆっくりと歩き出す悟飯。そんな悟飯にセルは恐怖を感じたものの、今の自分が負ける訳がないと奮起し、一気に悟飯の目の前まで飛び出すと、横っ面にパンチを叩き込み、凄まじい轟音が周囲に響き渡った。

 

「ど、どうだ、思い知ったかこのクソガキが!!これが私の持つ、完全を超えた究極の力だ!!!!どれだけパワーアップしようと、この拳を受けては一溜りもあるま……っ!!??」

 

 パンチの直撃を受けた筈の悟飯は、ゆっくりと視線をセルに戻した。しかも少しもダメージを入っているようには見えず、まるで何事もなかったかのように平気な顔をしていた。

 

「そ、そんな馬鹿な!?こ、この……この私のパンチの直撃を受けた筈なのに……!!」

 

「……お前の言う究極の力とやらは、それっぽっちか?下らない……偉そうな事ばかり言っていた癖に、全然大した事はないな。」

 

「な、何ぃっ!!??」

 

「今度は僕の番だ……!!」

 

 憤怒の表情を浮かべるセルを無視し、悟飯はセルの右拳を掴むと、そのまま骨ごとセルの右手を完全に握り潰した挙句、そのまま手首をへし折った後に右手ごと引きちぎった。そして右手を引きちぎられたセルは噴水のように大量の血を噴き出す右手を一瞬唖然としながら見つめた後、押し寄せて来た激痛に表情を歪め、右手を抑えながら蹲り、絶叫してしまった。

 

「ぐ、ぐぎゃああああああああああああああ!!!!な、なんだ!!こ、これはぁぁぁぁぁ!?」

 

「お父さんが言ってた……!!みんなと、この地球を守れと!!!!」

 

 セルが右手を抑えて絶叫した所へ、容赦せずに腹部目掛けてボディブローを叩き込む悟飯。その破壊力は先程のセルのパンチとは比較にならない程凄まじく、先程以上の轟音を響き渡らせ、セルを貫通した衝撃波は大地を揺らし、更には周囲に浮かんでいた雲を完全に消し飛ばしてしまう程だった。

 そして、それ程の破壊力を受けた拳を受けたセルは身体に異変が起き始めていた。

 

「う、うぷっ……う、うぅ……うげぇぇぇぇぇ……!!!!」

 

 顔を真っ青にし、左手で腹部を押さえながら蹲ると、次の瞬間、セルは18号を……そして17号を吐き出していた。これまでのパワーアップにより、幸いにも完全体は解けなかった物の、それだけだ。

 今のセルは本来の完全体相当の姿になってしまっていた。つまり、超サイヤ人3どころか2にも遠く及ばない程度の力しかなくなってしまった。

 まして超サイヤ人3さえ超える今の悟飯には、絶対に勝てない程に弱体化してしまっていた。

 

「う、うぐぅ……お、おのれぇ!!こ、こうなれば、貴様等全員道連れにして……ごふぅぅぅっ!!??」

 

 顔を上げ、悟飯を睨みつけた瞬間、一瞬にして身体に無数のパンチが叩き込まれ、ボロ雑巾のようにズタボロになってしまうセル。更に悟飯はそんなセルに追い打ちを掛けるかの如く、腹部を右拳で貫いた。

 

「が、がはぁっ……!!」

 

「そして……そして!!」

 

 セルの腹部から右腕を引き抜くと、今度は右足を両手で掴み、ハンマー投げのように振り回してから太陽目掛けて投げ飛ばす悟飯。直後、かめはめ波を放つべく、構えを取った。

 

「ぐ、ぐおおおおおおおおっ!?た、太陽だと!?き、貴様、まさか!!」

 

「お前を絶対に許すなと言ってたっ!!波ぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーっ!!!!!」

 

「そ、そんな……!?ぎぃゃぁぁぁぁああああああああ……!!!!」

 

 悟飯の放った超極太のかめはめ波に飲まれ、太陽まで一直線に飛んで行くセル。

 そしてかめはめ波の破壊力と太陽の高熱を一身に受け、セルの身体はその核を含め、今度こそ完全に消滅するのだった。

 

 地上でセルの消滅を見届けた悟飯は、超サイヤ人を解除すると、早速悟空達を救助しようと……

 

「っ!?な、なんだ、この巨大な気は……!!」

 

 遥かに遠くに、父やセル、そして自分さえも圧倒的に上回る二つの気を感じ取った。その一つはおそらくベジータの物だが、もう一つ……あのフリーザの兄と思われる者の気も、今のベジータと互角と言える程凄まじい物だった。

 

「べ、ベジータさん……くっ……!!」

 

 助けに行きたいが、これ程圧倒的な気では、自分が助けに行っても邪魔にしかならないと判断し、せめて自分に出来る事をしようと、悟空達を助ける為にデンデを呼びに行くのだった。

 自分の鍛えてくれた師の一人の勝利を信じて……




悟飯が変身した超2はベジータがビルス様にブルマビンタされた時になったあれと同じと考えて貰っておkです。
最初は超3覚醒にしようかと思ったけど少年期悟飯の超2はドラゴンボールでもトップクラスに好きなキャラなのでやめときました。
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