ちっ、くだらん…何が強くてニューゲームだ、クソッタレめ 作:ゴロリコン
フルパワーの超サイヤ人4となったベジータと、身体が漆黒に染まったクウラの、最後の戦いが始まった。
その戦いを見て、クリリンは「あのミスターサタンって奴や普通の人からすれば、俺達の戦いってこんな風に見えてんのかな」と、場違いな感想を抱いていた。
だが、それも仕方がない。それだけ二人の戦いは別次元と呼べる物だったのだ。先程の悟空とセルの戦いも凄まじかったが、今目の前で行われている戦いに比べれば可愛い物だ。
無論、気を探る事である程度の動きは把握出来るが、身体が彼等の動きに全く追いつけていないのだ。凄まじい激突音と衝撃波を感じる頃には、二人はとっくに別の場所に移動している。
この場でこの二人の戦いに辛うじてついて行けているのは悟空と悟飯、トランクス、そしてピッコロの四人だけで、そんな彼等も少しでも気を抜けば、即座に二人を見失いかねない程、ハイレベルな戦いだった。
(す、凄い、これが父さんの全力!!俺の父は、こんなにも凄い人だったんだ……)
(だけど、あのクウラって人も凄い!!戦いは互角に見えるけど、少しずつクウラって人がベジータさんを押し始めてる……!!)
(明確に二人の実力差が現れたと言う事か……このままでは確実にクウラとやらに押し切られてしまうぞ。どうするつもりだ、ベジータ……!?)
固唾を呑んで二人の戦いを見守る悟飯達。だが、悟空は一人だけ彼等とは様子が違っていた。
(ふ、二人とも、オラとは強さの次元が違う……!!こ、これがベジータの本当の力だったんか……は、はは、そりゃ勝てねぇ訳だ……けどよ、こんな戦い見せられたらオラ、ワクワクしちまうよ!!)
そう、悟空は心から楽しそうに目を輝かせながら、この戦いを見つめていた。あの場に立っているのが自分でない事を悔しく思うし、二人の圧倒的な強さに冷や汗を流してはいたが、それでも悟空はこの戦いを楽しんでいたのだ。
そして悟空は、ベジータの中に自分の可能性を見ていた。きっと想像を絶する努力をしなければあの領域までは辿り着けないだろう。だが、自分も彼と同じサイヤ人なのだ。自分にだってあそこまで強くなれる可能性はある筈だ。
(いつか本気を出したあの二人と戦いてぇ……そんでもって、本気の二人に勝ちてぇ!!帰ったら早速鍛え直さねぇとな!!いっちょ界王様に相談でもしてみっか!!)
どれだけ圧倒的な差を見せつけられても、悟空は決して腐る事なく、より向上心を高めて行った。たとえ世界が違っても、やはり彼は孫悟空なのだ。
そして悟空はこの戦いを機に、更なる激しい修行に身を打ち込む事となる。
一方ベジータは、悟飯とピッコロが危惧している通り、確実にブラッククウラに追い込まれつつあった。フルパワーの超サイヤ人4の力をもってしても攻撃が通用せず、スピードとパワーは完全に上を行かれていたのだ。
長年の戦闘経験を活かして何とかくらいついているが、このままでは確実にベジータはやられてしまうだろう。
だが、クウラはベジータに違和感を覚えていた。
クウラは既に相手の戦闘テクニックを見切りつつあり、もはや技量でもカバー出来ない程に追い込み始めていた筈なのに、徐々にだがベジータのスピードとパワーが増し始めていたのだ。
しかも何故かはわからないが、段々とベジータの気が感じられなくなっていた。
最初はベジータがそれだけ消耗したのかと思ったが、向こうは疲れるどころかより強くなりつつある。よって体力切れと言う可能性はない。
そして、ベジータの気が感じられなくなるのに合わせて纏うオーラがより赤く染まり、髪の色も徐々に黒から赤へと変わりつつあった。
なんだ、この変化は?超サイヤ人4のフルパワーとは、徐々にだがこのような変化を齎す物なのか?
(何故ベジータの戦闘力が感じられない?これだけ全力で戦っていると言うのに、そんな事があり得るのか?それに今のベジータから感じるこの圧力、これではまるで……まるで……!!)
「でありゃあっ!!」
「うぐっ!?」
遂にベジータの拳がブラッククウラの反応速度を上回り、もろにパンチを直撃させる事に成功する。そしてブラッククウラはタイムリミットが迫っている事もあり、明らかに疲労を見せ始めていた。
(こ、これ以上はもう体力が持たん……!!こうなったら、次の一撃で決着をつけてやる!!)
(あの顔、残り時間からして次の一撃で決着をつけるつもりか。だが……不思議と全く負ける気がしない……!!)
距離を取るブラッククウラに対し、ベジータは不敵な笑みを浮かべる。
そしてブラッククウラは両手を広げると、その間に漆黒のエネルギー弾を生み出し、そこへ全エネルギーを集中させて行くと、瞬く間に大空を埋め尽くす程巨大な大きさへと膨れ上がった。
「なっ……あ、あの野郎、地球ごとベジータを消し飛ばすつもりか!?」
「く、くそっ!!俺達もベジータの援護に行くぞ!!」
「二人ともやめろ!!」
「か、カカロット!?」
「兄ちゃん達……いや、ここに居る誰が行ったって、ベジータの足ぃ引っ張るだけだ。大人しくここで見てろ!!それによ……ベジータは受けて立つつもりみてぇだぜ?」
「と、父さん……!!」
ニヤリと笑みを浮かべながら悟空が視線を向けると、ベジータはブラッククウラの必殺技を受け止めようと両腕を広げ、気を激しくしく上昇させていた。
「はぁ、はぁ……こ、これで決着をつける!!!!覚悟は良いか、ベジータッ!!!!」
「いつでも来い!!!!だが、勝つのはこの俺様だ!!!!」
「フン、ほざけっ!!!!これでぇぇぇ……終わりだぁああああああああああああ!!!!!!」
「うぉおおおおおおおおおおおおおっ!!!!!!」
ブラッククウラが両腕を勢いよく振り下ろすと、ベジータへと漆黒のエネルギー弾が発射される。
それに対してベジータは全身のオーラを膨れ上がらせると、両腕に気を集中させ、エネルギー弾を真正面から受け止めた。
だが、ブラッククウラの全エネルギーを込めたエネルギー弾の力は凄まじく、瞬く間にベジータも押されて行き、すぐに地表まで押し込まれ、両足が硬い岩の地面を貫通し、食い込んでしまった。
「ぐっ!?う、うおおおおお……!!」
「無駄だベジータ!!!!たとえ貴様であろうと、俺のブラック・ノヴァは絶対に受け止める事は出来んッ!!!!俺が……俺こそが宇宙最強だっ!!!!」
「な、舐めるなぁっ……!!俺に……サイヤ人に、不可能などあるものかぁっ!!!!ぬぅおおおおおおおおおおお!!!!」
ベジータの咆哮と共に、両眼と髪が完全に赤く染まり、身に纏うオーラがマグマのように変化する。そして両腕から真紅の気功波が放たれ、ブラッククウラのエネルギー弾を完全に消し飛ばしてしまった。
「な、何っ!?」
「これで終わりだぁっ!!!!プロミネンスバーストフラァァァァァァァァッシュ!!!!!!」
ブラッククウラが驚いている隙を突き、ベジータは両手首をくっつけると、超極大の紅色のエネルギー波を放った。
すぐに我に返ったブラッククウラはエネルギー波を受け止めようとするも、先程のブラックノヴァに全エネルギーを注いでいた為、当然受け止める事など出来る筈もなかった。
「う、うぐわぁあああああああああああああああ!!!!????」
そのままブラッククウラを飲み込んだ超極大のエネルギー波は遥か彼方へと吹き飛ばされて行き、やがて上空で太陽が爆発したかのような大爆発を起こした。
「残念だったな、クウラ……俺の、俺達の勝利だ……!!」
その爆発を見届けたベジータは、満足そうな笑みを浮かべた。しかしその直後、超サイヤ人4が解除され、ベジータは膝を着いてしまった。
「はぁ、はぁ……い、今までにない程体力を消費してしまった……だ、だが、何なんだ今の変身は?明らかにこれまでの超サイヤ人4とは違ったぞ。これはいったい……」
「父さん!!」
「っ!!お前達か……」
戦闘が終わった事で、トランクス達が笑顔を浮かべながらベジータの元へと駆け寄って来た。
「やりましたね、父さん!!流石です!!」
「ああ、ベジータにかかりゃフリーザ一族も敵じゃねぇぜ!!流石は俺達サイヤ人の王子だ!!」
「でもよ、ベジータの気が途中から感じられなくなってたけど、ありゃ一体何が原因なんだ?」
「その辺りは俺にもわからん。サイヤ人のエネルギーを集めれば超サイヤ人4が強化されるのは知っていたが、まさかあんな事が起きるとは予測出来なかった……」
「ふーん、そうなんか。まっ、いっか!!それよりもデンデ、早くベジータを治療してやってくれ。相当くたびれてるみてぇだかんな。」
「お前、相変わらず軽過ぎだろ……」
「まぁ、悟空らしいと言えばらしいが……」
相変わらずの様子の悟空に呆れているクリリンと苦笑している天津飯。
だがその時、上空からズタボロになり、変身が解除されて第四形態まで戻ったクウラが降って来て、地面に激突した。
「なっ……ふ、フリーザの兄貴だと!?まだ生きてやがったのか!!」
「落ち着けナッパ。どうやら気を失っているらしい。それに、既に奴の気はドン底だ。もはやここにいる誰にも勝てはせん。」
まさかクウラが生きているとは思っていなかったナッパは焦った顔をしているが、ラディッツは冷静にクウラの状態を察していた。
一方ベジータはしばらく気絶したクウラをじっと見つめていたが、やがて意を決したようにデンデへと視線を向けた。
「デンデ。」
「何ですかベジータさん?」
「二度もやらせてすまんが、奴を……クウラを治療してやってくれ。」
「え、ええっ!?」
「な、何考えてんだベジータ!!どうしてフリーザの兄貴なんかを二回も助けようとすんだよ!?もうあいつとの決着はついたじゃねぇか!!」
「今回の決着は、俺の納得の行く形の物じゃない。俺は貴様等の力を借りなければ黒くなったクウラには確実に負けていたし、奴も黒い姿を完全に使いこなせている訳じゃなかった。」
「だ、だからってなぁ!!」
「俺も同感だ。それにこいつはあのフリーザの兄、クウラなんだぞ?その恐ろしさについては俺もお前も何度も耳にしていた筈だ。今は多少性格が変わったようだが、もしまた昔のように宇宙を暴れ出して犠牲者が出たらどうするつもりだなんだ?」
クウラを復活させる事について否定的なナッパをラディッツが援護する。そしてトランクスやピッコロ、ヤムチャ、天津飯も言葉にはしない物のやはり二人に賛成のようでラディッツの言葉に頷いていた。
一方で悟空は口を閉ざし、悟飯とクリリンはどうすれば良いかわからないようで、オロオロしている。
「ナッパ。地球でラディッツに貴様が負けた時に言った事を覚えているか?」
「あぁん?な、何だったかな……」
「勝者こそが全てを得、敗者は全てを失う。それがサイヤ人だ。こいつに勝ったのは貴様等ではなくこの俺だ。だからこいつの処遇は俺が決める。貴様等は口を挟むな。そして何より……」
「何より?」
「これだけ強い奴を殺すのは勿体無い……と思っただけだ。……わ、笑いたければ笑えっ!!」
自分の発言がらしくないのをよく理解しているのか、すぐに羞恥心で顔を赤く染め、そっぽ向いてしまうベジータ。実際、悟空以外の誰もがベジータの発言に唖然としていた。
だがその一方で、悟空は嬉しそうに笑っていた。
「なぁみんな、オラもベジータに賛成だ。助けてやっても良いんじゃねぇか?実際、ベジータが居てくれたから勝てたんだしさ。」
「か、カカロット、しかしこいつは……」
「心配すんなって兄ちゃん!何となくわかるんだけどよ、今のこいつはそんなわりぃ奴じゃねぇ。だいたい昔は悪だったってんなら兄ちゃんやナッパ、ピッコロだっておんなじだろ?」
「「「うぐっ!!!!」」」
「それに、オラとしてもクウラとは戦ってみてぇかんな、こんなとこで死なれたらオラが困るぞ!!」
「結局それかよ!!」
これまた相変わらずの悟空に思わずクリリンがツッコミを入れてしまう。そして悟空がベジータ側についた事により、最終的に仲間達は折れ、クウラはデンデの超能力で治療されるのだった。
「……なるほど、話は理解した。つまりあの決着に納得がいかなかったから俺を治したと言う訳か。」
「そう言う事だ。そもそも貴様は俺に敗れた負け犬だ。負け犬に決定権などないのはよく理解しているだろう?」
「……ちっ!!ムカつく野郎だが、その言い分は理解できる。良かろう、貴様の望み通り更に腕を磨き、今度こそ貴様を叩きのめしてやるっ!!」
舌打ちしながらも強者の命令には従うクウラに、ベジータは満足そうに頷いた。
「好きなだけ挑んで来るが良い。それからこれだけは命じておくぞ。もしフリーザやその父のように下らん侵略行為を働くつもりなら……」
「言われんでもわかっている。少なくとも貴様を倒すまではそんな事に時間を割くつもりはない。まぁ、向こうから仕掛けてくるのなら容赦はせんがな。」
「なら良い。」
「なぁクウラ!!今度はオラとも戦ってくれよな!!」
「貴様は確かフリーザを倒した……フン、挑んで来るのは勝手だが、壊れても知らんぞ。俺はベジータと違って加減は上手じゃないからな。」
「へへっ、すぐにオメェにもベジータにも追いついてやるさ!!」
(こいつの場合放っておいたら本当にあっという間に追いつきそうだから困る……)
その後、クウラは再び宇宙へ帰って行った。更に腕を磨き、今度こそベジータに勝つ為に……
そして神の神殿まで移動した後、復活したドラゴンボールを使い、一つ目の願いでセルを含む人造人間達に殺された者達を蘇生させ、二つ目の願いは歴史通りクリリンが18号と17号の体内の爆弾を取り除く事に使用され、無事クリリンにフラグが立つのであった。
ついでに地上ではサタンがセルを倒したと宣言し、歴史通り世界の英雄となっていた。
※※※
「では始めるぞ、トランクス。」
「は、はい!!」
精神と時の部屋の中で、超サイヤ人3に変身したベジータが超サイヤ人2に変身したトランクスと対峙していた。
ベジータはセルを倒した後、最後の一日を使い、トランクスを可能な限り鍛え上げるつもりだったのだ。
また、カプセルに収納したメディカルカプセルまで持ち込んでいる辺り、ベジータはとことんまでトランクスを鍛え上げるつもりらしい。
「言っておくが今回のトレーニングは前の比ではないぞ。どれだけ貴様が大怪我をし、血反吐を吐こうと、一切容赦はせん。死ぬ覚悟でついてこい!!」
「勿論です。俺は悟飯さんから託されたあの世界を護らなくちゃならない……だから父さん、俺をもっともっと強くして下さい!!」
「当然だ!!泣き言なんて一言でも漏らしたら生きている事を後悔させてやるからな!!行くぞトランクス!!」
「はいっ!!」
二人の修行は、現実の世界で三日半にも及んだ。そして神の神殿ではデンデ達がナメック星のドラゴンボールで二人を出して貰うよう頼もうかと真剣に頭を悩ませていた時、突然次元の壁をぶち破って出て来た超サイヤ人3のベジータとトランクスを見て全員が唖然とし、二人の腹が盛大になったのを聞いてこれまた全員ずっこけたそうな。
ちなみに余談だが、ベジータは涙目になったブルマに滅茶苦茶説教され、心配かけた罰としてしばらく口を聞いて貰えず、ベッドも別々となり、その期間中は赤ん坊のトランクスにも触れさせて貰えなくなった為、重力室の中で一人寂しく涙を流したのだが、これはまた別のお話である。
※※※
「では、俺はそろそろ未来に帰ります。」
「寂しくなるわね……」
「今のオメェなら、人造人間相手にも負ける事はねぇだろう。頑張れよ!!」
「はい!!」
「トランクス。」
「父さん?」
「こいつを持って行け。ベジータスペシャル弁当だ。」
袋に入った大きな重箱をトランクスに差し出すベジータ。一方トランクスはベジータが弁当を作ってくれた事に驚いていた。
「わ、わざわざ作ってくれたんですか?」
「フン、貴様がそっちの世界のブルマにも食わせてやりたいと言っていたんだろうが。」
「き、聞こえていたんですか……でも、ありがとうございます!向こうの母さんもきっと喜びますよ!」
「そうか……」
「なぁ、その弁当すげぇ良い匂いがすっけど、ベジータが作ったんか?」
「えっ?あ、はいそうですが……」
「どっひゃああああ!!ベジータ、オメェ料理も出来たんか!?」
「あっ、しまっ……」
「なぁ、オラにも食わせてくれよ!!オメェの料理ってすげぇ気になるぞ!!」
「ええい、貴様は黙っていろカカロット!!」
「いてぇ!!な、何キレてんだよベジータ!?」
「はぁ、相変わらず仲が良いんだか悪いんだかわからない奴等ね……トランクス、元気でね。絶対に生き残るのよ?」
「はい。母さんも父さんの事をよろしくお願いします。それと……出来れば早めに許してあげてくださいね。父さんは俺を鍛える為にやってくれたんですから。」
「……まぁ善処するわ。」
どうやらまだブルマはベジータを許すつもりはないようで、そっぽ向いてしまった。そしてそんな母の姿を見て、父さんも暫く大変だろうなと思い、トランクスは苦笑する。そしてそこへ悟空と喧嘩していたベジータが声をかけた。
「トランクス!!」
「はい?」
「ブルマを……母親を大切にな。それから、誰にも負けないくらい強くなれ。未来の世界は他の誰でもなく、貴様が護るんだ。良いな?」
「父さん……はい!!本当に……本当にお世話になりました!!」
目元に涙を浮かべながら、父に頭を下げるトランクス。ベジータもそんな彼に嬉しそうな笑顔を浮かべていた。
そしてその後、トランクスは未来へ帰って行くのだった……
この少し後、悟空とチチの間に第二子である悟天が生まれた。
また、北の界王が死亡しなかった為ボージャック一味が復活する事もなく、天下一大武道会では悟空が普通に優勝し、悟飯が準優勝した為、一億ゼニー&世界温泉巡りツアーゲットでチチが大喜びし、悟空はサタンに挑む気は皆無だった為、挑戦権を放棄した。
これによってサタンは公衆の面前で悟空に叩きのめされずに済んだ為泣いて喜んでいたのだが、これは秘密である。
※※※
「キビト、感じましたか?」
「は、はい……今のは間違いなく神の気……な、何故地球などと言う辺鄙な惑星に、これ程大きな気を持った者が……?」
「それはわかりません……ですが、地球ですか。一度調べてみる必要がありますね……」
※※※
「ほほう、これはこれは……あの幼児、ベジータ四世がこれ程までに成長していたとは少しだけ驚きましたよ。まぁもっとも、彼は私の知るベジータさんとは"別人"のようですが……」
「すー……すー……」
「ふふふ、早く起きた方がいいですよ、ビルス様。人の一生はとても短い……貴方が寝ている間に楽しいイベントが全て終わってしまっても、私は知りませんからね?」
ベジータはブラッククウラとの戦いで、自分でも知らない間に神の扉を開けた。
それが創生の神の対となる破壊の神を呼び、歴史は全く未知の世界へと突き進む事になるのだが、今の彼はその事を知る由もなかった……
これにてクウラ編……もとい人造人間編は終了。
次回は一気に7年後ですが、ブウの前に遂にレッドさんが愉快な仲間達と共に地球にやって来ます。