ちっ、くだらん…何が強くてニューゲームだ、クソッタレめ   作:ゴロリコン

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ニートになりたい(´・ω・`)


龍拳爆発!!悟空VSレッド

「行くぜ、レッドッ!!!!」

 

「来い、カカロット!!!!」

 

 同時に飛び出したかと思うと、一瞬で二人の姿が消えてかと思うと、周囲で何度も激しい衝突音が響き渡った。

 

「はぁっ!!でりゃりゃりゃりゃ!!」

 

「甘い!!その程度のスピードではなぁ!!」

 

 悟空のパンチのラッシュを全て捌き切り、右足を相手の顔目掛けて蹴り上げるレッド。しかし悟空はギリギリで受け止めると、逆にレッドの足を両手で掴み、そのまま投げ飛ばすと追撃に気功波を放つ。

 

 だが、レッドも即座に体勢を整えると気功波を弾き飛ばすと、気を集中させ、右手が緑色に輝き、無数のエネルギー弾を連射する。

 

 対する悟空はそんな豆鉄砲など効くかとばかりに巨大な気功波を放ち、射線上のエネルギー弾を全て薙ぎ払うが、背後にレッドが一瞬にして現れる。

 

「っ!!瞬間移動か!!」

 

「食らえっ!!」

 

右腕に気の剣を纏って切り掛かるレッド。悟空はギリギリで回避したが、髪がほんの少しだけ切られてしまった。

 

「っぶねぇ……おっと!!」

 

 再度切り掛かって来たレッドの両手首を掴んで押さえつけると、無防備になったレッドの顎に蹴りを入れ、距離を取る悟空。

 そのままかめはめ波の構えを取るが、レッドは迎え撃つように右手を構え、緑色の気を収束させて行く。

 

「ファイナルシャインアタック!!!!」

 

「っ!?かめはめ波っ!!!!」

 

 レッドがファイナルシャインアタックを打って来た事に驚きつつも、即座にかめはめ波を打ち返す悟空。

 威力は全くの互角だったようで、互いの技が相殺されてしまうが、二人はそれでこそだとばかりに笑みを浮かべると、再び突撃して行った。

 

「このセル……もとい、レッドはかなりベジータの影響を受けてるみてぇだな。」

 

「ああ。前のセルはカカロットの事を地球人の名で呼んでいたが、こっちはサイヤ人の名で呼んでいるし、何よりも戦闘スタイルがベジータとそっくりだ。しかしまさか、今のカカロットと互角に戦えるとは、流石に驚いた……」

 

「だな。今のカカロットに勝てるのはベジータとクウラ、他に可能性があるとすりゃぶちギレた時の悟飯くらいだと思ってたぜ。」

 

 この7年、よく仕事の合間に悟空の修行に付き合っていた二人は、今の悟空がどれだけでたらめな実力を持っているのかよく知っている。

 超サイヤ人抜きならばベジータと完全に互角な上、あれだけ燃費の激しかった超サイヤ人3を完成させるに至っているのだ。今の悟空なら7年前のパワーアップしたセルだろうと1分もかけずに完全消滅させられるだろう。

 

 しかしレッドはそんな悟空と完全に互角の戦いを繰り広げていた。それだけでレッドのレベルがどれだけ凄まじいのかわかると言う物だ。

 

 それと同じように、レッドの部下であるターブル達も悟空の凄まじい実力に舌を巻いていた。

 全では宇宙最強とまで言われているレッドとここまで戦える男がこんな辺境の星にいるとは、とても信じられないようだった。

 

「あ、あのカカロットと言う人、凄い……!!ぼ、僕と同じサイヤ人なのに、レッドさんと完全に互角の勝負をしている……!!」

 

「し、信じられないわ。いくらレッド様の故郷だからって、こんな辺鄙な星にこれだけの実力者が居るだなんて……」

 

「戦闘力計測不可、少なくともかつてのブロリー以上の戦闘力ですじゃ!!」

 

「流石に驚いたな……だが、この調子ならレッド様の勝ちは揺るぎないだろう。」

 

「何だと?聞き捨てならんな……貴様は我が弟が負けると言うのか?」

 

「ああ。孫悟空の手の内が全て判明した訳ではないが、今のままでは確実にな。」

 

「ほう……」

 

 ギロリとイスターを睨むラディッツ。一方のイスターは特に気にした素振りも見せていないが、発言を撤回するつもりはないようだ。

 すると慌てた様子の悟飯とヤムチャが二人の仲裁に入った。

 

「ふ、二人とも落ち着けって!なっ!?」

 

「そ、そうですよ!それにお父さんがそんな簡単に負ける訳ないのは伯父さんもよく知ってるでしょう?」

 

「……ああ。」

 

 甥っ子と友人に仲裁されたからか、ラディッツも少しは苛立ちが収まったようだ。

 

 その間にも悟空とレッドの激しい激突は続いていたが、不意にレッドが悟空と距離を取り、動きが止まった。

 

「ふぅ……完全に互角だとは思わなかったぞ、カカロット。流石と言っておこう。」

 

「そう言うオメェこそ、とんでもねぇ強さじゃねぇか。俺もこの7年でだいぶ強くなったつもりだったんだが、ベジータとクウラ以外ぇにここまでやれる奴が居たなんてよ。」

 

「クウラ……確か、フリーザの兄貴だったな。姿が全く見えないから弟や父親と同じく超サイヤ人に殺されたと噂されていたが、生きていたのか……そいつもそんなに強いのか?」

 

「ああ、本気を出したら俺が十人に増えたって勝ち目はねぇだろうな。」

 

「貴様がそこまで言う程か、興味があるな。いつか戦ってみたいものだ……さて、それではそろそろ奥の手を出すとしようか。」

 

「奥の手だって?そいつは楽しみだな……」

 

「フフフ、その余裕もいつまで持つかな?はぁああああ……!!!!」

 

 レッドが構えを取り、気を大きく上昇させて行く。やがて纏っていた気が金色から赤色へと変化すると、戦闘力が一気に倍近くへと上昇して行った。

 

「なっ、これは……!?」

 

「界王拳っ!!!!」

 

「ぐぅっ!?」

 

 稲妻の如きスピードで急接近して来たレッドが悟空にパンチを叩き込むと、悟空は一気に吹っ飛ばされた。

 その勢いは岩山を四つ程貫通しても全く衰える事はなかったが、悟空が体勢を整えるよりも早くレッドがその背後に回り、スレッジハンマーを背中に食らわせ、地面に悟空を激突させた。

 

「あ、あいつ、界王拳が使えるのか!?」

 

「前のセルと同じなら、カカロットの細胞も持っている筈だ。ましてレッドの場合ラディッツの細胞も使われている可能性があるからな……使えても何ら不思議はあるまい。」

 

「ま、まずい……!!超サイヤ人の状態では、身体への負担から界王拳は使えない……だが、レッドはそんな事関係無しに界王拳を使用する事が出来る……!!」

 

「こ、このままではレッドさんが勝つって言うのは、こう言う意味だったのか……!!」

 

 冷や汗を流しながら二人の勝負を見守る悟飯達。一方で悟空は先程までの互角の戦いから一転し、完全に防戦一方になっていた。

 レッドは元々超サイヤ人3の悟空と互角だったのに、そこに更に界王拳を使われてしまえば、こうなるのは必然と言えるだろう。

 

「このっ!!うぉりゃあああ!!」

 

「遅いわっ!!」

 

 悟空の繰り出したパンチに同じようにパンチを叩き込み、完全に力で勝っているのかそのまま悟空を吹っ飛ばすレッド。

 すかさず追撃を仕掛けて悟空を追い抜くと、長い髪の毛を両手で掴んでぐるぐると振り回し、空高く投げ飛ばした。

 

「うわぁあああああああーーー!!??」

 

「食らいやがれ!!ファイナルシャインアタァァァック!!!!」

 

 空中で無防備な姿を曝け出していた悟空の背中に、遂にファイナルシャインアタックが直撃し、悟空の全身が閃光に包まれた。

 やがて光が消えると、超サイヤ人3は維持しているが、道着がボロボロになり、相当のダメージを負った様子の悟空が姿を見せ、それを見たレッドはニヤリと笑う。どうやら勝利を確信したようだ。

 

「よく今のを耐えたと褒めてやるが、その様子ではもう長く持ちそうにはないようだな?」

 

「へ、へへへ……そいつぁどうかな?勝負ってのは最後まで何が起こるかわからねぇぞ……!!」

 

「フッ、最後まで諦めないその姿勢……流石はカカロットと褒めてやろう。だが、気合だけでは俺様には勝てんぞ!!」

 

 一気に悟空にトドメを刺すべく、再度赤い気を纏って猛攻を仕掛けるレッド。

 対する悟空は元の戦闘力の差に加え、ファイナルシャインアタックが直撃した事によるダメージが残っているのか、先ほどまでに比べて明らかに動きが鈍くなり、ガードすらままならなくなっていた。

 

「や、ヤベェ!!カカロットの奴、防戦一方になっちまったぜ!?」

 

「元々の実力が互角でも、レッドの奴は界王拳があるからな……その上でまともにファイナルシャインアタックを受けてしまった以上、こうなるのは当然だろう。」

 

「な、ならお父さんも界王拳を使えば……!!」

 

「いや、無理だ……いくら超サイヤ人の状態に身体が慣れているとは言え、それでも界王拳を重ね掛けするのはリスクが大き過ぎる。ましてそれが超サイヤ人3となれば尚更だ。」

 

「じゃ、じゃあ悟空に勝ち目はもうないってのか!?」

 

「そうとも限らん。」

 

「ベジータ?」

 

「あいつは……カカロットはどんな絶望的状況だろうと、決して勝負を投げ出すような真似はしない男だ。このまま簡単に負ける筈がない。」

 

 二人の戦いから目を逸らさず、そう断言するベジータ。その時、遂に悟空のガードが崩され、レッドの蹴りが悟空の腹部に直撃し、地面に叩き落とされてしまった。

 しかし悟空はそれでも立ち上がり、すぐにレッドの前に戻って来る。

 

「はぁ、はぁ……ま、まだ俺は戦えるぜ、レッド……!!」

 

「呆れた奴だ、普通ならとっくに気絶している筈のダメージを与えているのだがな。しかし、攻撃の手を緩めるような真似はせんぞ?どうせ貴様は降参を進めても応じる筈がないし、そんな事は貴様に対する最大の侮辱になるからな……!!」

 

「へっ、よくわかってるじゃねぇか!!」

 

「だから、気絶するまで貴様を徹底的に叩きのめしてやる!!ビッグバンアタァァック!!!!」

 

 右手を前に翳し、巨大な気功波を放つレッド。即座に悟空は空中へ飛ぶが、飛んだ先にはレッドが既に待ち構えており、エルボーが背中に炸裂し、再び地面へ叩き落とされる。

 

 地表に衝突する寸前で悟空は体勢を立て直したものの、即座にレッドが連続でエネルギー弾を発射し、悟空へ絶え間ない攻撃を加え、確実に追い込んで行く。

 

(まじぃな.これ以上攻撃を受け続けたら、とてもじゃねぇが身体が持たねえぞ……あいつを倒せる技は一個だけある。こいつはクウラのお墨付きだし、いくらレッドが強くても確実に効く筈だ。問題は技を当てる隙がねぇ事だが……こうなったら、どうにかあいつの裏をかくっきゃねぇか…‥!!)

 

「これで終わりだ!!落ちろぉっ!!!!」

 

 レッドの渾身の飛び蹴りが、悟空の顔面に炸裂する。いや、したように見えたが、レッドはそのまま悟空を通過してしまう。

 なんて事はない、命中する寸前で残像拳を使い、レッドの目を欺いたのだ。

 

「残像拳だと?古臭い手を……だが、俺様からは逃れられん!!そこだっ!!!!」

 

 即座に悟空の気を感じ取り、振り向き様にサタデークラッシュを放つ。だが、それも残像であり、無駄打ちに終わってしまった。

 

「また残像か!!どうやら瞬間移動と合わせて使っているようだな……何を企んでいるのか知らんが、小癪な……むぅっ!?」

 

「かぁ!!めぇ!!」

 

 遥か遠方に、かめはめ波の構えを取った悟空の姿が見える。そしてその両手の間には、とてつもないエネルギーが既に集約されつつあった。

 

「カカロットめ、次の一撃でケリをつけるつもりのようだな……しかし、甘いわ!!この俺様を見くびるんじゃない!!」

 

 再度悟空目掛けてデスビームを放つが、案の定それは残像だった。しかしそんな事お見通しだとばかりに新たな出現位置にデスビームを連射する。

 今度こそ貰った……そうレッドは考えたが、そうは上手く行かなかった。何と悟空は何度も瞬間移動で場所を移動しつつ、更に無数の残像を展開する事によって、より狙いを絞り難くしていたのだ。

 

「ちぃ!!だったら纏めて消し去ってくれるわっ!!!!吹き飛びやがれぇぇぇぇ!!!!」

 

 全身から無数のエネルギー弾を周囲に連射するレッド。しかし、それはただ闇雲に連射しているのではない。感じ取れる悟空の残像全てを的確に打ち抜き、確実に残像の数を減らして行く。

 

「はぁ!!めぇ!!」

 

 対する悟空も一歩も引かず、残像拳と瞬間移動を駆使し、かめはめ波のエネルギーをチャージしていく。

 やがて、かめはめ波のエネルギーが限界まで溜まると、レッドの攻撃の一瞬の隙を突き、瞬間移動によって一瞬で背後に回り込んだ。

 しかし、それはあくまで作られた隙だった。悟空が背後に現れた瞬間、待っていたと言わんばかりにレッドは最大パワーでバリアーを展開し、身体の周りを覆い尽くしてしまったのだ。

 

「どうだカカロット!?打ち破れる物ならやってみせろ!!」

 

「っ!!波ぁああああああああ!!!!」

 

 一瞬目を見開いて驚くものの、今更止められないと判断したのか、悟空はそのまま両手を突き出し、渾身のかめはめ波を放つ……いや、放ったつもりだった。

 

「…‥何?」

 

 衝撃に備え、ガードの構えを取っていたレッドは不審に思い、悟空に目を向ける。対する悟空は両手を突き出してはいるが、全くかめはめ波が発射される気配がない。

 両手の間に集約されていた気もいつの間にやら離散して消えているし、悟空の気もどんどん下がって行っているようだ。

 

「……ガス欠、か……?」

 

「ぜぇ……ぜぇ……」

 

 レッドが唖然としながらそう呟くと、悟空は下を向き、両腕をだらりとぶら下げる。更に舞空術を使っているのもキツイのか、どんどん地上へ降りて行っていた。

 

「……まさかこんな形の決着になるとは、残念だ。しかし、勝負は勝負だ。一応決着はつけさせて貰うぞ、カカロット。」

 

 どんどん高度が下がって行く悟空を残念そうに、そして若干の失望の入り混じった目で見下ろしながらも、バリアーを解除すると、右手に赤い気を纏い、完全に気絶させるべく向かって行く。

 それを見てターブル達はレッドの勝利を確信していた。

 

「やったわ、レッド様の勝ちよ!!」

 

「ええ、流石はレッドさんです!!」

 

「……っ!?いかん、これは罠だ!!」

 

「えっ?」

 

「フン、カカロットめ……下手糞な芝居をしやがって。だが、騙された奴の負けだ。」

 

 何かに気が付き、慌てた様子を見せるイスター。同時にベジータは悟空の勝利を確信したような笑みを浮かべる。

 

 一方、レッドが悟空の目の前に接近した時、突如悟空が顔を上げ、ニヤリと笑うと、右腕を振り翳し、一瞬にして黄金の気が悟空の右手を覆い尽くした。

 そしてそれを見た瞬間、レッドの全身にとてつもない悪寒が走る。

 

「言った筈だぜレッド、勝負ってのは最後まで何が起こるかわからねぇってなぁ!!」

 

「き、貴様、まさか!?」

 

 レッドは今になって漸く気が付いた。先程悟空はかめはめ波を打てなかったんじゃない。打たなかったのだ。もうそれだけの気も残っていないと誤認させる為に、そして何より防がれる可能性が大きい事を理解していた為に。

 

(肩で息をしていたのも、空もまともに飛べない程に消耗していたのも、全てはこの展開に持って行く為の演技か……!!無防備な姿を曝け出した俺に、確実に必殺技を当てる為の!!)

 

「行くぜぇっ!!!!龍拳!!!!爆発ぅううううーーーーーっ!!!!!!」

 

 悟空が拳を突き出した瞬間膨大な量の気が放出され、直後に爆発が起きる。そしてその爆風を切り裂くように黄金の龍がレッド目掛けて飛び出してきた。

 だが、これが単なる龍でないのは、その場にいる誰もが理解していた。これは龍ではなく、膨大な気の塊だ。悟空から放出された気が、黄金の龍の姿に変化しているのだ。

 

「ガードは……ま、間に合わん!?ぬ、ぬぉおおおおおおおおおおお!!!!????」

 

 攻撃直前の隙を突かれた為、ガードが間に合わず、黄金の龍はレッドの全身を飲み込んだ。そして黄金の龍は凄まじい轟音を響かせ、大爆発を起こし、レッドはその爆発をもろに受けてしまった。

 

 爆風が晴れた時、そこに立っていたのは拳を突き出した悟空と、気を失い、地面に倒れ込んだレッドの姿だった。

 

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……わりぃな、こんな騙し討ちみてぇな真似してよ。だが、オメェは本当にすげぇよ……ベジータ用のとっておきを使わされる事になるとは夢にも思わなかったぜ……!!」

 

 気絶しているレッドに、惜しみのない賞賛を贈る悟空。直後、超サイヤ人3が解除され、悟空はその場に座り込んでしまった。

 

 こうして現代のセルことレッドと悟空の戦いは、悟空の勝利で幕を下ろすのだった……

 

 

 

※※※

 

 

 

「ふふふ、僕はラッキーだね。まさかこんな拾い物をするだなんてさ。」

 

 黄土色の肌をした小柄な宇宙人の前に、レッド達が探していたフリーザ軍残党の幹部であるソルベ、その部下であるタゴマ、更にこの二人に脅されてドラゴンボールを探していたピラフ一味が膝を着いている。

 彼等は全員額にM字が浮かんでおり、黄土色の宇宙人に忠誠を誓っているようだった。

 

「で、そのドラゴンボールってのを使えばどんな願いも叶うってのは本当なんだね?」

 

「はい!!ドラゴンボールさえ揃える事ができれば、世界は貴方様の物になるでしょう!!」

 

 心の底から嬉しそうにそう告げるピラフ。しかし黄土色の宇宙人はつまらなそうに首を振った。

 

「あーダメダメ。それじゃゲームにならないじゃないか。どうせなら壁になる敵がいないとね。だから、どうせ叶えるんなら……"これ"の封印を解く事にしようと思うんだよねぇ。」

 

 黄土色の宇宙人の背後に、不気味な球体が安置されていた。そしてその球体を見上げ、宇宙人はうっとりとしたような表情を浮かべている。

 

「ふふふ、地道にキリを貯める必要があるかと思ってたけど、そんな凄いのがあるなら簡単に"魔人ブウ"を復活させられそうだね…‥お前達、今すぐそのドラゴンボールとやらを探してくるんだ。わかったね?」

 

「「「「「はっ!!バビディ様!!」」」」」

 

「ククク、待ってなよ界王神……すぐに魔人ブウを復活させて、目障りなお前を始末してやるからさ……!!」

 

 球体を触りながら、邪悪な笑みを浮かべる黄土色の宇宙人ことバビディ。果たしてこの後、歴史はどのような展開を迎えるのだろうか……?




尚、地球の何処を探してもドラゴンボールはない模様。

ちなみに究極ドラゴンボールは今回の章じゃ出ません。"今回の章"ではね……
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