ちっ、くだらん…何が強くてニューゲームだ、クソッタレめ 作:ゴロリコン
「か、勝てないって、何を言ってるんだよブウ!!お、お前は宇宙最強の魔人じゃなかったのか!?」
まさかのブウの勝てない宣言にバビディは慌てふためいている。無理もない、せっかく封印を解いた筈の最強の魔人が、突然現れた訳の分からない怪物に一方的にやられ、その上負けを認めるような発言をしたのだから。
そしてブウが負けを認めようと、ジャネンバにとってはそんな物何の関係もない。軽く指を横に振るうと、無数の光の破片を生み出し、一斉に魔人ブウへ向けて発射する。
「ふぉおおおおおおお!?」
咄嗟に両腕で身体をガードするも、光の破片は軽々とブウの腕を貫き、そのままブウの全身を貫通してしまい、ブウの身体は穴だらけとなってしまった。
「よ、よくも……あがぁっ!?」
「ぶ、ブウーーーー!!!!」
「よくもやったな」とブウが言おうと口を開いた瞬間、ブウの口の中に剣が投げ付けられ喉を貫き岩盤に突き刺さった。
更にその辺に落ちていた石を二つ拾い上げると質量を増幅、膨大化させ、ブウの両腕を押し潰して身動きを封じ、トドメに口から破壊光線を放ち、ブウを粉々に吹き飛ばしてしまった。
「そ、そんな……ま、魔人ブウが死んじゃった……」
「か、界王神様、あの怪物が魔人ブウを倒してしまったようですが……」
「いえ、まだです!!あれをご覧なさい!!」
界王神が指差したのは、魔人ブウの物と思われる肉片達だった。すると突然肉片達が不気味に動き出し、一箇所に集まり始める。そして集まった肉片達はやがて膨らんで行き、元の魔人ブウの姿になってしまった。
「なっ、これは!?」
「これが魔人ブウの持つ恐ろしい再生能力……!!奴を滅ぼすには、肉片一つ残さずに消し去るしかないのです……!!」
「……でも、状況は先程と何も変わっていない。」
「おお、流石は魔人ブウだ!!僕は信じてたよ!!」
魔人ブウが復活した事に歓喜するバビディだが、ブウの方の表情は優れない。何故なら悟飯の言う通り先程から全く状況は変わっていないからだ。
「ぐ、ぐぬぬ……!!チョコになっちゃえーーーっ!!!!」
激怒しながら頭部の触覚を向けると、その先端からピンクの光線が放たれる。ジャネンバは軽く身を捻る事で回避したが、背後の大岩が美味しそうな板チョコになってしまった。
その光景にジャネンバは少しだけ驚いたような顔をするが、ブウに対して嫌らしい笑みを浮かべるとチョコを拾い上げ、見せつけるように食べ始めた。
「むぅうううう!!お前、さっきから生意気だぞ!!クッキーになっちゃえ!!」
「ヒャハハハハ!!」
「オゴォッ!?」
再度相手をお菓子にする悪魔の光線を放つが、ジャネンバの身体が突如ブロック状に分解された事で外れてしまう。そして一瞬で真横に現れたジャネンバの飛び蹴りが命中した事で吹っ飛ばされ、そのままサンドバッグ状態になってしまった。
「ま、また魔人ブウが防戦一方に……ぼ、僕はどうしたら……?」
戦闘に割って入ろうかどうか悩んでいる悟飯。すると、突然二人の真横にベジータとキビトが現れた。
「界王神様、ご無事ですか!?」
「キビト!!それにベジータさんも!!」
「良かった、二人とも無事だったんですね!!」
「フン、当然だ……しかし、あの化け物め、やはりまだ生きていやがったか……!!(しかも魔人ブウまで復活していやがるとは……)」
先程倒した筈のジャネンバが、魔人ブウを一方的に叩きのめしている光景に冷や汗を流しているベジータ。
するとキビトが期待に満ちた目をベジータに向けて来た。
「さぁベジータよ、先程の姿に変身して奴等を倒すのだ!!お前のあの力なら魔人ブウ諸共あの怪物を……」
「……すまんが無理だ。」
「な、何!?馬鹿な、お前の体力は既に回復させた筈だ!!」
「確かに体力自体は回復したさ。だが、超サイヤ人4はサイヤ人の持つ特有のエネルギーを注ぎ込む事でしかすぐに回復はしないのだ。」
「そ、そんな……!?で、では孫悟飯に……」
「悟飯だけでは足りん。特にあの赤い姿になる為にはな……」
「……仕方ありません。ここは一旦引きましょう。」
「っ!?な、何を言うんですか、界王神様!!ブウもあの怪物も、どちらも放置したら危険です!!」
「分かっています!!ですがあの二体……特にあちらの怪物は、あの魔人ブウを赤子同然に扱うレベルの強さなのですよ!?ベジータさんが消耗してしまっている今、下手に挑めば確実に全滅します!!」
「そ、それは……でも!!」
その指摘に、悟飯は何も言い返せなかった。魔人ブウを倒せる自信なら確かにある。だが、あの化け物を倒せるかと聞かれれば、否だ。
7年前に一度だけ発現したあの力を使ったとしても、勝機はゼロだろう。その上、頼りのベジータは切り札が使えない状態だ。
しかし、だからと言って逃げる事など悟飯には出来なかった。
「無論、私にも考えがない訳ではありません。説明は後でしますが、共に界王神界へ参りましょう。」
「か、界王神界へ?」
「界王神様、まさか!?」
「ええ。悟飯さんなら、きっとあの伝説の剣を抜ける筈です。」
(界王神界……?なるほど、あのスケベ界王神が封印されているZソードとか言う奴を使うつもりか。とは言え悟飯の強化を待っていては時間が掛かり過ぎるが……仕方ない、界王神達にはバレてしまうが、緊急事態だ。)
何かを決心したような表情をし、悟飯と界王神達に目を向けるベジータ。そして驚くべき事を口にした。
「おい、悟飯。界王神界に行ってΖソードとやらを引き抜いたら、即座に剣を圧し折れ。そうすれば封印されたスケベ……もとい、老耄界王神が復活する筈だ。」
「へ?」
「なっ!!??な、何故貴様がZソードの事を知っている!!」
「そ、それに、老耄界王神って……!?」
突然Ζソードの事を口にしたかと思えば、全く未知の情報まで口にするベジータに界王神とキビトは目玉が飛び出そうになる程驚愕している。
しかしベジータは時間がないとばかりにそんな二人を無視して話を続けた。
「その老耄界王神が復活したら、キビトの瞬間移動で神の神殿に移動し、貴様等で精神と時の部屋に入れ。」
「せ、精神と時の部屋に?で、でも僕はもう二日間フルに……」
「次元の壁をぶち破れば問題ない。そして奴の能力でお前の潜在能力を限界以上に引き出して貰え。この7年、ずっと修行を続けて来たお前なら、今のカカロットを超え、超サイヤ人4の俺に迫るだけの実力を得られるかもしれん。」
「ぼ、僕がお父さんを超えて、しかも超サイヤ人4のベジータさん並みに……!?」
「ま、待って下さいベジータさん!!い、いったい先程のはどう言う意味なのですか!?何処の誰からそんな事を聞いたんです!?説明して下さい!!」
「……全てはこの件が片付いてからだ。いずれは貴様とあの老耄、それからデンデとピッコロ辺りには話しておこうと思っていた。」
それだけ言うと、ベジータは界王神達から視線を外し、口を閉ざしてしまった。界王神もまだ話を聞きたそうではあるが、これ以上聞いても何も答えてくれないのを察したのか、諦めたように溜息を漏らした。
「……わかりました。ですが、後で必ず説明して下さいね。」
「界王神様!?」
「キビト、今は時間がないのです。それにベジータさんが嘘を言っているようには見えませんでした。」
「し、しかし……くっ、わかりました……」
「悟飯さん、ついて来て頂けますか?」
「勿論です。こう言う時ベジータさんがそうしろって事は、きっとそうするのが一番だって事ですから。」
「ありがとうございます。所で、ベジータさんはどうなさるおつもりですか?」
「この近くにトランクスと悟天、ミントの気を感じる。あいつ等の力を借りるさ。赤い姿は無理でも、通常の超サイヤ人4にならなれるだろうからな。」
「あっ!?ほ、本当だ、悟天達の気を感じる……あ、あいつ、母さん達と逃げなかったのか!?」
「説教なら後にしてやれ。それよりも今は、それぞれベストを尽くすんだ。」
「……わかりました。ベジータさんも気をつけて!!」
ベジータにそう声を掛けると、悟飯は界王神とキビトと共に界王神界へと向かった。それを見届けると、ベジータも早速トランクス達の元へと移動を開始する。
一方バビディは切り札である筈の魔人ブウが手も足も出ずにサンドバッグになっている現状に慌てふためいており、界王神達の姿が消えた事に気がついていなかった。
「こ、このままじゃブウが殺されてしまう……!!く、くそぉ、こうなったら!!パッパラパー!!」
※※※
「さぁ、これでフィニッシュよ!!ミラクルラブリークリティカルストロングコロナビィィィィム!!!!」
「ぐぎゃああああああああああ!!!???」
無駄に長いピンク色の気功波をぶっ放す美少女姿の詐欺s……もとい、マカモホ。当然出る章を間違えてるとしか言えない実力しか持っていないスラッグは耐え切れる筈もなく、木っ端微塵に吹き飛ばされてしまった。
「うーん、中の人の容姿を考えると実に悍ましい光景だ……」
「余所見とは余裕だな!?ギャリック砲っ!!」
「おっと!!」
背後から殴り掛かって来たセルにカウンターを叩き込み、そのまま顎を蹴り上げ、空中まで吹っ飛ばすレッド。
そして続け様にビッグバンアタックをセルに直撃させた。
「グッ!!な、何故だ!?如何に別の世界の私とは言え、私はバビディ様の魔術で究極を超える力を得た筈!!それが何故こうも一方的にやられる!?」
(聞いた話じゃ別の未来世界じゃベジータはこの世界と違ってそこまで強くなかったようだからな。その差だろう。まぁ教えてやる義理はないが……)
腕組みしながら呑気にそんな事を考えていたレッド。しかしその姿がセルの癇に障ったのか、青筋を浮かべ、怒りで身体を震えさせた。
「おのれっ!!こ、この私をコケにしやがって!!絶対に許さんぞ、貴様ぁ!!!!」
気を限界以上まで引き上げると、かめはめ波の構えを取るセル。それを見てレッドはファイナルシャインアタックで迎撃しようとしたのだが、次の瞬間突然セルの姿が消えてしまった。
「むっ、消えた!?」
「どうしたんでしょうか……?もしかして、あの世で起きてたと言う問題が解決したとか?」
「それならフリーザ軍の兵士どもも消えてないとおかしい。おそらくバビディとやらの仕業だろう。そして何より、遠くから感じる二つの大きな気……何かヤバい事が起きてるのは確実だろうな。」
「ど、どうしましょう、僕達も向かいますか?」
「いや、雑魚どもとは言え放置する訳にもいかんだろう。俺達はこのままセルジュニアとやらとフリーザ軍の兵士どもを殲滅する。あっちはカカロットやベジータ達がどうにかするさ。」
「わ、わかりました!!」
(とは言え、いざとなれば戦うしかあるまい……だが、このとてつもない邪悪な気の持ち主が相手となると……残念ながら、俺様でも無理だな……)
※※※
「はぁあああああああ!!!!」
「うおりゃぁああああああ!!!!」
パパイヤ島の上空で、激しくぶつかり合う超サイヤ人3のバーダック。するとそこへ懲りずにフリーザが乱入して来た。
「さ、猿どもめ!!この私を無視して勝手に戦い始めるとは良い度胸だな!!」
「ちっ、またテメェか。いったい後何回くたばれば気が済むんだ?」
「全くだぞ。オメェちょっとしつこ過ぎるんじゃねぇか?」
「決まっている、貴様等猿どもを根絶やしにするまでだ!!それまでは何度でも、な・ん・ど・で・も!!貴様等の邪魔をし続けてやる!!」
「ああそうかい……だったらまずもう一回、地獄に落ちやがれっ!!」
また跡形も無く消し飛ばしてやろうと、バーダックはライオットジャベリンをフリーザに向けて放った。
咄嗟にフリーザは両腕を交差させてガードしようとするのだが、着弾する直前、フリーザの姿が消えてしまった。
「なっ、フリーザが消えた!?」
「……ちっ、魔導士サマの魔術で無理矢理転送させられたらしいな。」
「バビディに転送させられたって、フリーザが?父ちゃんは呼ばれなかったんか?」
「ああ?転送しようとしやがったが、鬱陶しいから魔術を気でかき消してやっただけだ。」
事も無さそうにそう言うバーダックに、悟空は感心したように「へー」と呟いた。
「父ちゃんそんな事も出来るんか!!やるなぁ!!」
「……まぁ、そんな事はどうでも良い。それより、とっとと続きを始めるぞ。」
「おう!!とことんまでやり合おうぜ!!」
※※※
「こ、ここは!?猿どもは何処へ行きやがった!!」
「もう一人の私がいない……何が起きた?」
「おお、来たかお前達!!待ってたよ!!」
突然見知らぬ場所に転移させられた事に戸惑っているフリーザとセルに、バビディがホッとしたように胸を撫で下ろしながら話しかけて来た。
フリーザは復讐の邪魔をしたバビディに眉を顰めるが、セルは目の前の小男がバビディであると見抜いたのか、即座に膝をつき、首を垂れた。
「お目にかかる事が出来て光栄でございます、バビディ様。私はセル、貴方の忠実な奴隷でございます。」
「バビディ?こいつが……」
「ああ、よく来てくれたね!!早速だけどお前達にお願いがあるんだ!!」
「お待ちなさい。私に力を授けた事に関しては礼を言いますが、私は今孫悟空へ復讐している真っ最中だったのです。それを邪魔するなど万死に……っ!?」
「フリーザ風情が!!偉大なる魔導士バビディ様に対し、図が高いわ!!」
バビディに対して生意気な態度を取るフリーザを一瞬にして組み伏せてしまうセル。
目にも留まらぬスピードで組み伏せられた事にフリーザは一瞬驚くが、直ぐに殺気を剥き出しにしてセルを睨みつけ、気を全開にして振り解こうとするも、力の差は歴然であり、どれだけフリーザが抵抗しようとセルを振り解く事は出来なかった。
「くっ、このぉ……!!」
「身の程を弁えろよ、フリーザ。本来ならバビディ様は貴様のようなゴミ屑が謁見を許される御方ではないのだ。」
「あー、セルだっけ?今は多少の無礼は許してやるから解放してあげて。それより時間がないんだよ!!」
「はっ……バビディ様に感謝する事だな、フリーザ。だが妙な真似をすれば一瞬で貴様の首を刎ねてやる。覚悟しておくんだな、宇宙の帝王様?」
(こ、こいつ……こいつもか!!クウラも、孫悟空も、ラディッツも、あのバーダックとか言う男も!!どいつもこいつも、この俺をコケにしやがってぇぇぇ……!!お、俺は宇宙の帝王、フリーザ様なんだぞ!?それを……それを!!)
怒りと屈辱のあまり、フリーザは身体をわなわなと震えさせた。しかし、彼は決して馬鹿ではない。ここでセルに挑んだ所で、万に一つも勝ち目はないし、実力差を考えれば隙を突く事も不可能だろう。故にここは屈辱に耐え、我慢するしかないのだ。
「さて、お前達を呼んだのは他でもない。魔人ブウを一緒にあの怪物を叩きのめしてやって欲しいんだ!!」
「なっ、魔人ブウですって!?ぱ、パパが絶対に手を出すなと言っていた、あの!?」
「魔人ブウ……あのデブを痛めつけている、とてつもない邪念の持ち主の事ですな?なるほど、あの強さならバビディ様が部下に欲するのも納得が行きます。」
この場に魔人ブウがいるとは思いもせず、驚愕しているフリーザだが、セルの方はブウを一方的に痛めつけているジャネンバの方を魔人ブウだと勘違いしたようだ。
「ちがーう!!魔人ブウはあっちのデブの方だよ!!あの化け物は突然現れてブウをボコボコにし始めたんだ!!」
「あ、あの醜いデブが魔人ブウ……?イメージしていたのと随分違いますね……それに手も足も出ずにやられているではありませんか。パパは何故あんな奴の事を……」
「ふむ……あのような者がバビディ様のお役に立つとは到底思えませんが、それがバビディ様のお望みとあれば仕方ありませんな。わかりました、あの化け物は必ずやこのセルが排除してご覧に入れましょう。」
「おお、その意気だ!!頼んだよ!!」
「フリーザ、貴様も弾除けくらいにはなりそうだ。せいぜいバビディ様のお役に立って見せろ。」
「……ええ、わかりました。一緒に頑張りましょうね、セルさん。」
にこやかに返事をするフリーザだが、その内心は怒りでマグマのように煮えたぎっていた。そして怒りのあまり強く握りすぎたのか、左手から血が滴り落ちている。
しかしそんなフリーザの考えなどセルにはお見通しであり、隠し切れない怒りで身体を震えさせるフリーザの姿を嘲笑し、ゴミを見るような目で見下していた。
「私が前衛、貴様は後方から援護だ。前に出てもすぐ殺されて終わるだろうからな。ああ、それから後ろから撃ちたいならいつでも構わんぞ?どうせ無駄だからな。」
「……ええ、機会があれば是非ともそうさせて貰いますよ。」
「フッ、せめて口だけでも反抗しようと言った所か?哀れなものだな、落ちぶれた帝王と言うのは……まぁ良い。行くぞ!!ぶるぁぁぁぁぁ!!!!」
黄金の気を全開にすると、超スピードでジャネンバ目掛けて飛んで行くセル。そしてブウを殴るのに夢中になっていたジャネンバに飛び蹴りを叩き込んだ。
しかし、ジャネンバは全く効いていないのかビクともせず、ただ鬱陶しそうにセルに視線を向けた。
「な、何!?」
「カァッ!!!!」
「ぐ、ぐおおおおおおおっ!?」
ジャネンバが振るった剣により両目が切り裂かれ、更に口から放たれた破壊光線により左半身が消し飛ばされてしまうセル。
すると彼等の頭上にフリーザが現れ、右腕を天に掲げ、人差し指の先端に巨大なエネルギー弾、スーパーノヴァを作り上げた。
「ははははは!!お望み通り後ろから撃ってやるぞ!!その化け物と魔人ブウ諸共消え去るが良いっ!!」
そしてフリーザは、高笑いしながらスーパーノヴァをセル目掛けて投げつけた。
だが、この場にいるのは全員フリーザより格上の戦士ばかりだ。当然通用する筈もなく、ジャネンバは片手でスーパーノヴァを弾き飛ばすと、遥か上空で爆散してしまう。
「な、何ぃ……!?」
「ヒャハハハハ!!」
「っ!!しまっ……ぬぉおおお!!」
真上にテレポートして来たジャネンバに、脳天にエルボーを叩き込まれ、フリーザは地面に叩き落とされた。すぐに立ち上がった物の受けたダメージは深く、隣で身体を再生させたセルも冷や汗を流している。
「ば、馬鹿な……赤色の私と言い、こいつと言い、この私を超える者がこれ程までに……!!」
「フン、偉そうな口を叩いておいて、貴方も結局は負け犬に過ぎなかったようですね?」
「だ、黙れっ!!すぐに黙らせてやっても……」
「おい。」
「何だ!?貴様は引っ込んで……」
「お前等、頂き。」
「は……?」
突然二人の会話に割って入ったブウが呟いた言葉に、セルもフリーザも首を傾げていた。すると、ジャネンバに一方的にやられた際に飛び散った肉片が粘土のように膨れ上がり、セルとフリーザを覆い尽くさんと飛び掛かって来た。
「なぁっ!?」
「き、貴様、何を!?うがぁぁぁぁぁ!!」
身体に纏わりつくブウの肉片を必死に振り解こうとするが、結局はどうする事も出来ず、二人の身体は覆い尽くされてしまい、そのままブウの身体へと吸収されてしまった。
そして次の瞬間、ブウの身体に空いている穴からピンク色の蒸気が噴射され、全身を覆い尽くし、蒸気が晴れた時、ブウの姿はそれまでとは変わっていた。
前とは違い長身でスマートな筋肉質となり、より戦闘に適した姿となっており、更に身体中に緑の斑点が浮かび上がり、胸部に黒い装甲が展開し、両目の下はセルと同じ紫のラインが浮かんでいた。
そして更に頭部の触覚は前よりも長く太くなり、色も紫色へ変化し、両肩も同じように紫色へと変わっていた。
「ふぅ……随分と好き放題やってくれたな、化け物め。だが、それもここまでだ。貴様に地獄と言う物を味わわせてやるぞ!!はぁあああああああ!!!!」
フリーザとセルを吸収した影響か、先程までとは性格がガラリと変わり、より凶悪かつ好戦的な性格となったのか、ブウは凄まじい気を解放する。
しかし、先程に比べ大きくパワーアップしたブウを前にしても、ジャネンバの余裕は崩れない。それどころか、良さそうな獲物を見つけたとばかりに、これまで以上に凶悪な笑みを浮かべていた。
※※※
「せいやぁ!!」
「おせぇ!!」
悟空の蹴りをバーダックは難なく受け止めると、カウンターにパンチを放つ。だが、命中する寸前で悟空はバーダックの拳を受け止め、逆にバーダックを投げ飛ばす事に成功した。
「っ!ほう……?」
「へっへっへ、ここに来て漸く父ちゃんの動きが見えるようになって来たぜ……!!」
(ただやられっ放しって訳じゃなかったか……自力の方も及第点ではある。後はやはり尻尾を……ん?)
「あれ?この気は……クウラ?」
悟空がそう呟いた瞬間、いきなり二人の前にブラック化したクウラが姿を現した。バーダックは突然姿を現したクウラに警戒するが、悟空の方は特に気にした様子も見せず、フレンドリーに近づいて行く。
「クウラ!!ターレスの方はもう片付いたんか?」
「……孫、悟空……」
「ん?どうかしたか?それにしてもオメェ、なんかいつもと雰囲気が……」
「…やく……ろ、せ……」
「へ?」
「は、早く……俺を……俺を、殺せっ!!」
「なっ……!?」
「カカロット、そいつから離れろっ!!」
何か嫌な予感がしたバーダックは、悟空にクウラから離れるように叫ぶ。だが、次の瞬間、悟空の腹部を赤い剣が貫いていた。
「……え?く、クウラ……?」
唖然としながら自分を貫いた剣を見た後、クウラを見上げる悟空。だが、クウラの右腕は既にクウラの物ではなくなっていた。
そしてクウラの全身をドス黒い何かが覆い尽くすと、その姿がクウラとは全くの別人の物へと変化してしまう。
「ニィ……アヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!!」
「なっ……お、オメェ、は……!?」
突然クウラが見知らぬ怪物、ジャネンバに変わった事に驚く悟空。ジャネンバは高笑いしながら悟空から剣を引き抜くと、そのまま悟空は吐血し、超サイヤ人3も解除されてしまい、地面へと落下して行った。
「ば、馬鹿な……何故……何故お前がこんな所で……か、カカロットォォォォォォォ!!!!」
地面へ血を流しながら落下して行く悟空へ、バーダックが絶叫する。
はたしてクウラの身に何が起きたのか?そして悟空はどうなってしまうのか……?
本当の地獄はまだ始まったばかりだ……
白ナマズ「孫悟空が死んだ!!地獄編、完っ!!!!」
パラガス「そのような事があろう筈がございません!!この程度でもう一人の主人公ポジのバーダックの倅が死ぬなどと……さっ、ドラゴンボールの中へお戻りを……」
白ナマズ「ドラゴンサンダァァァァァァ!!!!」
パラガス「Dooor!?」
超サイヤ人4は量産しちゃってOK?
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原作通り悟空とベジータ以外はNG
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バーゲンセールにしちまおうぜ!!