ちっ、くだらん…何が強くてニューゲームだ、クソッタレめ   作:ゴロリコン

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なんか書けちゃった。まぁかなりダイジェストだけど。摩訶不思議デデーンアドベンチャー編って改名しようかな。


ifルート もしもベジータが無印開始の数年前まで逆行していたら編 その2

 ベジータ達がブルマとの冒険に出発する数年前……孫悟飯の家に厄介になる事が決まった後、ベジータはこっそりと家を抜け出し、ある場所を目指して移動していた。

 そしてそう時間を置かず、ベジータは目的地……神の神殿へと到着する。

 

「……貴様が地球の神だな?」

 

「か、神様、下がって!!」

 

「良い、ミスターポポ。この者は完全な善人とまでは言えないが、少なくとも悪人ではない。」

 

「フンッ!!」

 

 悪人では無いと言われた事で、ベジータは鼻を鳴らしてそっぽ向いてしまった。まぁ単に照れているだけである。

 

(しかし、この男が地球の神か。ピッコロに比べるとだいぶ老けているな……これと合体しただけで何故あそこまでピッコロの野郎は強くなれたんだ……?)

 

「私に何か用でもあるのか、異星人の少年よ。」

 

「フン、異星人と言うならお互い様だろう。貴様だってナメック星人ではないか。」

 

「……な、何?ナメック星人???」

 

「……?何を不思議がっている。その外見にドラゴンボールを生み出す能力、どう考えてもナメック星人だろう。……ああ、そう言えばピッコロの奴も最初は自分が異星人だと知らなかったな。どうやらそれは貴様も一緒だったらしい。」

 

「っ!!ど、ドラゴンボールばかりか、ピッコロの事まで知っているだと……な、何者だ……!?」

 

「安心しろ、元々貴様には全てを話すつもりだった。良いか、まず俺はこの時代から……」

 

 

※※※

 

 

「……と言う訳だ。」

 

「む、むぅ……なんと、未来からやって来たとは……」

 

 あれからベジータは、地球の神(とミスターポポ)に自分の身に起きた出来事を全て説明した。

 神からすれば信じ難い話でしかなかったが、ベジータが嘘をついているとは感じられなかった為、ひとまずは信じる事にしたようだ。

 

「お主が嘘をついているとは思えんが……まさか、あの邪悪の化身であるピッコロが、孫悟空とやらの息子を弟子として可愛がり、最終的に私と元の一人に戻るとは……とてもではないが信じられん……」

 

「そこまで言う程今のピッコロは酷いのか?」

 

「うむ。今は海底に封印されているが、お主の話を聞く限りそう遠くない内に復活するのだろう……そしてピッコロだが、間違いなく極悪人だ。その邪悪さはお主の話に出て来たフリーザやセル、魔人ブウ、ベビー、邪悪龍にも負けない程だろう。戦闘力に関しては天と地以上に開きはあるがな。」

 

(あのピッコロが……とても信じられんな。悟飯の娘のパンなんてツンデレ呼ばわりしていた程だと言うのに……)

 

 ブラ辺りが聞いたら「どの口が言うのよ」とでも言いそうな事を考えているベジータ。

 

 その後は何やかんやで神様はベジータに全面的に協力してくれると約束してくれたようで、その翌日から悟空にとって地獄の修行が始まった。

 何せ再起不能になるまでボコボコにされては仙豆を食わされてを1日に何度も繰り返させられ、それが何日も続いたのだ。

 しかしその甲斐もあって悟空の戦闘力はメキメキと上がって行き、一年も立つ頃にはギニュー特戦隊程度なら軽く潰せるレベルにまで強くなっていた。

 

 そして今なら精神と時の部屋の環境にも耐えられると確信したベジータは悟空を引き連れて精神と時の部屋に入り(尚ブロリーも勝手に同行した模様)、現実世界で言う七日後……次元の壁をぶち破ってベジータ、悟空、ブロリーの三名は帰還を果たした。それも、超サイヤ人4の姿で……

 

 

※※※

 

 

 

 話を現代に戻そう。ドラゴンボール集めの旅が終わり、9ヶ月程が経過し、第21回天下一武道会が開催される事となり、亀仙人の元で修行中の悟空とブロリーが参加するそうなので、ベジータはブルマと共に観戦しに行く事となった。

 ちなみにベジータはこの9ヶ月間、自分達が乗ってきたポッドをブリーフ博士に提供して新型の宇宙船を開発させた他、お馴染みの重力室も作って貰ったらしい。

 尚ブルマの好感度稼ぎに家事を手伝うようになった結果、思いの外ハマったらしく、今では家政婦のように働く事もあるとかないとか。

 

 で、現在ベジータとブルマはパパイヤ島で悟空とブロリー、亀仙人、ウミガメと再会し、この世界では初となるクリリンとの顔合わせをしていたのだが……

 

「……妙だな。」

 

「どうしたのベジータ?」

 

「いや……(確か最初の大会ではジャッキー何とかと言う奴が出て、カカロットを倒して優勝したんじゃなかったのか……?)」

 

 前の世界でセルゲームの時、天下一武道会の話題が出た際、亀仙人の爺さんがそんな事を言っていたような覚えがあるのだが……ひょっとして別の大会だったのだろうか?

 

「そういや弟子達は出てるのに、あんたは出ないの?」

 

「馬鹿な事を言うでないわ。ワシが出たらぶっちぎりで優勝してしまって面白くないじゃろう。(じょじょじょ、冗談じゃないわい!!ブロリーなんかと当たったら間違いなくデデーンされてしまうわ!!)」

 

 どうやらこの九ヶ月間の間に亀仙人は何度もうっかりデデーンされそうになっていたようで、すっかりブロリーに怖気付いてしまったようだ。まぁブロリーを抜きにしても超4まで変身可能な悟空がいる時点で勝ち目なんてないのだが。

 

 そして天下一武道会だが案の定悟空とブロリーが無双し、決勝戦では激しい激闘の末ブロリーが悟空を下して優勝を飾った。ちなみにブロリーはクリリンとの試合の際、クリリンは友達だからと軽い手刀で気絶させるだけに留めたようだ。他の選手達は一部生涯ベッドから離れられないレベルの大怪我を負ったのもいたけど……

 

 

※※※

 

 さて、この後本来の歴史では悟空は孫悟飯翁の形見である四星球を探しに世界中を駆け巡る事になるのだが、この世界では孫悟飯翁は未だ健在である。

 その為、この世界では悟空が旅に出る事はないのかと思いきや、この世界のブロリーは頭を強く打った影響で(加減は恐ろしく下手糞だが)基本的に性格はかなり善良である。それ故に「去年の冒険でうっかりデデーンした盗賊を生き返らせてやりたい」と言う願いを叶える為、ブロリーはドラゴンボールを探す旅に出る事となった。

 当然、ブロリーと兄弟同然に育った悟空もその旅に同行する事となり、二人でドラゴンボールを集め始めたのだが、丁度同じ頃地球において世界最悪の軍隊と恐れられる私設武装集団レッドリボン軍もドラゴンボールを集めようとしていた為、彼等は激突する事になる。

 

 まぁ最も超サイヤ人4にまで変身可能な悟空とブロリーに地球の一軍隊程度が敵う筈もなく、ちぎってはデデーンし、またちぎってはデデーンしの繰り返しで、レッドリボン軍の放った刺客達はあっという間に殲滅されてしまい、ものの数日でレッドリボン軍の総戦力の七割が壊滅してしまったらしい。

 

 ちなみにジングル村ではなんか色々あってマッスルタワーがデデーンされた他、前の世界と同じように悟空ははっちゃんと友人になり、ブロリーはスノと仲良くなったようだ。

 この後ブロリーは定期的にジングル村を訪れるようになり、最終的にスノと結婚するのだが、それはまた別のお話である。

 

 その後はブルマの家がある西の都を訪れて家政婦と化したベジータと再会したり、ベジータとブルマと一緒に海中に放棄された海賊のアジトに潜入し、ブルー将軍がベジータによって汚ねえ花火にされたりした。(ついでにベジータはブルー将軍の声を聞いた時「ぴ、ピッコロ!?どうしたんだその姿は!!」と意味不明な事を言っていたらしい)

 

 また、その一件の後悟空とブロリーは何故かペンギン村を訪れてなんか色々あってアラレちゃんとプロレスごっこをする事となり、二人揃ってアラレちゃんに敗北を喫するのだった。

 

 更にその後聖地カリンでウパを人質に取ってドラゴンボールを奪おうとしたイエロー将軍をデデーンしてウパを救出し、その父親であるボラから礼として四星球を譲り受け、なんやかんやで仲良くなったようだ。

 で、その後レッドリボン軍に雇われた桃白白がドラゴンボールを奪いに来るのだが、ボラを殺そうとした事にブロリーが激怒して桃白白は他のレッドリボン軍の面々と同じくデデーンされてしまうのだった。(ちなみに悟空とブロリーは神様やカリン様とは既に顔馴染みである)

 

 そして最終的に悟空とブロリーはレッドリボン軍の本拠地へと殴り込みを仕掛け、10倍かめはめ波とギガンティック・ミーティアをぶちかまして綺麗さっぱり消し去ってしまうのだった。ちなみにドラゴンボールはしっかり回収済みである。

 

 そして残るドラゴンボールは一個だけとなったのだが、何故かドラゴンレーダーに表示されなかった上ブルマに点検して貰ってもレーダーに異常は見られなかった為、亀仙人の姉である占いババにドラゴンボールの在処を占って貰いに行く事となった。

 

 しかし占いババの占いは一度に一億ゼニーも取られるようで、当然そんな金を悟空とブロリーが持っている筈もない。すると占いババは自分が用意した五人の戦士に勝ち抜けばタダで占うと言ってきたので悟空とブロリーは二つ返事で承諾し、占いババの用意した戦士達との勝負に挑む事となった。

 

 そしていきなり悟空から戦う事になったのだが、まぁ当然と言うべきかドラキュラマンは気功波一発で撃墜され、透明人間のスケさんも気を探れる悟空には何の脅威にもならずに瞬殺され、ミイラくんも案の定ワンパンKOされ、アックマンも必殺のアクマイト光線を打つ前にかめはめ波を叩き込まれて流れ星となって地平線の彼方まで飛んでいってしまった。

 

 だが残る一人はおそろしく強かった。と言うかぶっちゃけると占いババが呼んできたのは悟空の父であるバーダックだったのだ。この世界では悟飯翁が存命中の為彼が選ばれたようだ。ちなみに悟空ことカカロットに会いに行くと聞いて母親であるギネも半ば無理矢理同行したそうな。

 

 で、このバーダックは先程も言ったが恐ろしく強かった。具体的な強さは本編を見ている読者の皆様なら知っての通りで、なんと超サイヤ人4にまで変身が可能なのだ。しかも数々の並行世界で激戦を潜り抜けていた事もあって、現時点の悟空ではまるで歯が立たなかった。

 悟空もせめて一矢報いようとしたがやはり勝てずに敗北し、今度はブロリーが戦う事になる……のかと思いきや、バーダックは悟空の実力を測る事にしか興味はなく、悟空の強さに満足したようであっさりと降参してしまった。(ちなみに内心ではその年齢で超サイヤ人4って化け物かテメェと冷や汗を流していたらしい)

 

 結果的に見事五人抜きを達成した為、最後のドラゴンボールの在処が占って貰える事になったのだが、その間に我慢し切れなかったギネが悟空に自分とバーダックの正体を明かしてしまい、予想外にも親子が再会する事となった。

 そして悟空は最後のドラゴンボールの回収をブロリーに任せ、父と母があの世に帰るまで親子水入らずで過ごす事となった……のだが、突然バーダックとギネの頭の上に浮かんでいた輪っかが消えてしまった。

 

 なんとブロリーはピラフ一味をデデーンして(本編では働かなかったギャグキャラ補正が働いた為死んでいない)ドラゴンボールを奪った後神龍を呼び出したのだが、涙ながらに悟空を抱き締めていたギネを見てせっかくだから悟空の両親を生き返らせてやろうと独断で願いを変更してしまったのだ。

 

 バーダックもギネもなんとも言えない表情を浮かべていたが、生き返っちゃったもんは仕方ないので地球で暮らす事にしたようだ。ちなみに住居と仕事の方はブルマが用意してくれるらしい。

 ん?デデーンした盗賊?そんなもん忘れちまったよ。

 

 

※※※

 

 

 その後悟空とブロリーはバーダックに鍛えて貰った後地球中を巡る修行の旅に出て、色々あって第22回天下一武道会の日を迎える事となる。尚精神と時の部屋に入っていた事もあって悟空達の身長は急成長して大人の時のものになっていたりする。

 

 今回もベジータはブルマの付き添いで観戦に来ていたのだが、またも首を傾げる事となった。何故なら……

 

(て、天津飯と餃子がいない?何故だ、二度目の天下一武道会では奴がカカロットを下して優勝したと聞いたのに……)

 

 そう、何故か天津飯と餃子が出場していなかったのだ。

 

 話は悟空とブロリーが世界中を巡っていた時期にまで遡る。

 とある村で彼等が猪鹿蝶と言う巨大猪に村を襲わせ、それを自分達で退治して報酬を巻き上げると言う自作自演の詐欺行為を働いていたのだが、その悪行に激怒したブロリーの手によって岩盤浴の刑に処されてしまったのだ。

 結果彼等は脅威的な生命力で死んでこそいないものの、暫くの間はベッドから抜け出せないレベルの重傷を負ってしまったようだ。

 

 そしてあの二人がいない以上前の大会の焼き直しになるかと思いきや、賞金目当てでバーダックが出場していた為、今回の大会は彼が優勝する事となった。ちなみに悟空はまたも準優勝である。

 

 大会終了後みんなで飯でも食べに行くかと言う話になったのだが、悟空が控え室に忘れ物をしてしまった。バーダックとの激闘後で疲れているだろう悟空を気遣ったクリリンが取りに行こうとしたのだが、その時ベジータ、悟空、ブロリー、そしてバーダックは控え室の方向に邪悪な気を感じ取り、慌てて飛び出して行く。

 すると控え室はまるで泥棒でも入ったかのような酷い有様となっていた他、天下一武道会のスタッフ数人の遺体が転がっており、更に悟空のリュックサックの中から旅をしている最中に拾ったドラゴンボールが盗み出されていた。

 

 犯人と思われる邪悪な気はしっかりと捉えているので悟空とブロリーは早速追いかけて行ったのだが、ここでベジータに神から「ピッコロ大魔王が復活した」とテレパシーが送られてきた。

 このままでは下手したらピッコロがデデーンされてしまうので仕方なくベジータもついていく事になり、超スピードで追いかけた。

 

 幸いすぐに追いつく事が出来たのだが、悟空とブロリーと対峙する羽根を生やした異星人みたいな男がなんとなく……と言うか主に声がムカついたので気がついたらそいつを汚い花火にしてしまっていた。

 

 その後色々あってヤジロベーと出会ったりピッコロ大魔王の手下のシンバルを汚ねえ花火にしたりしたのだが、一向にドラゴンボールが集まらないのと武道家達の抹殺が進まないのに痺れを切らしたピッコロ大魔王が遂に直接ベジータ達を討伐すべくその姿を現したのだが……

 

「なぁベジータ、ブロリー、あいつなんか神様に似てねぇか?」

 

「確かにそっくりだ……ひょっとしてナメック星人なのだろうか……?」

 

「ほう……?ワシの姿を見て神そっくりと言うとは、貴様等さては神の使いだな?なるほど、それならその強さにも納得が行く。奴め、どうやらワシの復活に勘付いていたようだな。」

 

 なんか一人で色々勘違いしているピッコロ大魔王。一方ベジータは老いたピッコロ大魔王の姿を見て、ピッコロも老けたらあんな感じになるのかとかこれまたおかしな勘違いをしていた。

 

(俺の知るピッコロはあんな萎れた枝豆のようなジジイではなかった。つまりこの後ドラゴンボールを使って若返るのだろう。流石にピッコロを死なせる訳にはいかんし、どうしたものか……)

 

「どうした、ベジータ。」

 

「ん……何でもない。奴の相手は俺がする。貴様等は下がっていろ。」

 

「クックック、最初に死にたいのは貴様のようだな?愚か者め、貴様みたいな蟻の糞のようなクソガキがこのピッコロ大魔王様に勝てるとでも……ほげぇっ!?」

 

「デカい口はせめて一発くらい入れてからにするんだな。」

 

 一瞬で距離を詰めたベジータのビンタが直撃し、ピッコロ大魔王は岩盤に叩きつけられた。

 ぶちギレて飛び出してきたピッコロ大魔王はベジータに猛攻撃を仕掛けるが、ここでベジータは力の差を見せつけるべく敢えて全ての攻撃を食らってやった。

 すると自分が肩で息をする程の猛攻を加えたにも関わらず擦り傷一つないベジータにピッコロ大魔王は戦慄していた。

 

「ば、馬鹿な、このピッコロ大魔王様の攻撃を受けて傷一つないだと……!?」

 

「フン、この程度じゃサイバイマンの方がまだマシだぜ。」

 

「くっ……ぐ、ぐぬぬぬぬ……!!ち、ちくしょーーーーー!!!!ど、ドラゴンボールで……ドラゴンボールで若返りさえすればぁっ!!!!!」

 

「(なんかセルみたいな事言い出したぞこいつ。ひょっとしてセルのあれはピッコロの細胞の影響だったのか?まぁ良い……)ほう、若返ればこの俺に勝てると言うのか?」

 

「か、勝てる!!何せこのワシの全盛期のパワーが戻って来るのだからな……貴様程度一瞬で倒す事が出来る筈だ!!」

 

「ククク、それは楽しみだ……」

 

 その後上手く悟空とブロリーを丸め込んだベジータはドラゴンボールを集め、ピッコロ大魔王を若返らせる事に成功した。ちなみに神龍の抹殺はバッチリ阻止している。

 しかし……

 

「誰だ貴様」

 

 若返ったピッコロ大魔王を見て、ベジータは真顔でそう呟くのだった。

 

(いや、待て!!本当に誰だこいつ!?俺の知っているピッコロと全然違うぞ!!こいつが若返って俺の知っているピッコロになるんじゃなかったのか!?)

 

「クックック、このワシが誰か……だと?決まっているだろう。ワシはピッコロ……この世界を征服する、唯一無二の悪の大魔王様だ!!」

 

「ふ、ふざけるな!!貴様のような奴がピッコロである訳がないだろう!?」

 

「フン、訳の分からん事を言い出しおって。どうやら恐怖のあまり頭がおかしくなったようだな?」

 

「へー……確かに強くなったけど、そんなにだな。超サイヤ人になるまでもねぇや。」

 

「そうだな、とんだ期待ハズレだった……さっさとデデーンしてしまおう。」

 

「フン、命知らずの馬鹿どもめ。貴様等程度が若返ったこのワシにかな……ふおおおっ!?」

 

 最後まで台詞を言い切る事なく、ピッコロ大魔王はブロリーによって岩盤浴の刑に処された。当然、一撃で再起不能である。

 

「もう終わりか?」

 

「くっ、ぐぅ……かはっ……」

 

「やはり、期待ハズレだったな。今楽にしてやる……」

 

「ま、待てブロリー!!そいつを殺すのは……」

 

「スローイングブラスター!!」

 

 容赦なくブロリーは緑色の気弾をピッコロ大魔王目掛けてぶっ放し、塵一つ残さずデデーンしてしまった。ついでにピラフの飛行船もデデーンされてしまったらしい。残念(?)ながら死んでないが。

 

「な、なんて事だ……ピッコロが死んでしまった……これで神も……」

 

(い、いや、ベジータ……どうやら私は無事なようだ……)

 

「むっ、この声は神か!?何故……」

 

(ど、どうやらピッコロ大魔王はブロリーに消し飛ばされる寸前、分身を生み出す事に成功していたようだ。おそらくお前の知るピッコロはその分身が成長した姿なのだろう。)

 

「な、なるほどそうだったのか。どおりで若返ってもピッコロとは違った訳だ、納得した……」

 

 こうしてピッコロ大魔王は特に被害を出す事もなく呆気なくデデーンされてしまうのだった……

 

 

※※※

 

 

 ピッコロ大魔王の撃破から三年。特に神に鍛えて貰う必要のない悟空はバーダックとギネの家に親子で住むようになり、父のバーダックに鍛えて貰っていたようだ。ブロリーはジングル村でスノとイチャコラしつつ修行していたらしい。爆発しろ。

 

 そんな訳で第23回天下一武道会が開催されたのだが、今回は珍しくベジータも出場し、準決勝でピッコロことマジュニアと激突したのだが、やはりと言うか何と言うかベジータの圧勝で終わってしまった。

 

「ば、化け物め、俺はこの3年で凄まじく腕を磨いたと言うのに、指だけでここまで……!!」

 

「フン、何が凄まじく腕を磨いただ。貴様の持つ力はそんな程度ではあるまい?もっと死ぬ程鍛えてから出直して来るんだな。」

 

「な、嘗めやがって……い、良いだろう更に腕を磨いていつか必ず貴様を殺してやる!!覚悟しておけ、ベジータ!!」

 

 なんかライバルみたいな事を言いながらピッコロは飛んで行ってしまった。そして決勝戦は悟空VSベジータとなったのだが、前世の経験もあるので普通にベジータが勝利して幕を下ろすのだった。

 ちなみにこの大会で悟空は歴史通りにチチと結婚してその後程なくベジータもブルマと結婚するのだった(ついでにブロリーもスノと結婚したらしい)

 歴史が大幅に変わったがまぁ今更だろう。

 

 だが、彼等は知らない。これから5年後、地球に新たな脅威……もとい、犠牲者がやって来る事を……

 

 

 

TO BE CONTINUED…

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