ちっ、くだらん…何が強くてニューゲームだ、クソッタレめ   作:ゴロリコン

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活動報告の方に現在の強さランキング載せときました。興味ある人は参考程度にどうぞ。


代表選手決定

「おっす!!」

 

 ある日の昼下がり、カプセルコーポレーションの広い庭で悟天とトランクス、ミントが三人でトレーニングをしていると、突然悟空、レッド、クウラが瞬間移動で姿を現した。

 

「お父さん!?」

 

「レッドさんにクウラさんも!」

 

「よう、悟天!!トランクスにミントも久しぶりだな!!」

 

「うーん、分身の方のお父さんとは割と会ってたからそんなに久しぶりって気はしないかも。」

 

「そういやオラの分身が仕事に行ってたんだっけ。すっかり忘れてたぞ!」

 

「自分で分身を出しておいて忘れるのか……っておいクウラ、何処に行くんだ?」

 

「何処だと?スイパラに決まっているだろう。」

 

「す、スイパラだと?」

 

「ビルス星にいる間はあまりスイーツを食べる事が出来なかったからな。今日は満足が行くまで食い尽くすつもりだ。勧誘は貴様等に任せた!!」

 

 それだけ言うと、さっさと飛んで行ってしまうクウラ。ちなみに今日に合わせてきちんと予約まで取っていたらしい。多分彼の頭の中の半分はスイーツで埋め尽くされてしまっているのだろう。

 

「……クウラにはかつて何とか戦隊とか言う部下達が居たそうだが、今のあいつの姿を見たらどう思うんだろうな……」

 

「まぁ良いじゃねぇか、オラは今のクウラの方が好きだぞ?昔のクウラがどんなんかは知らねえけど。それよりトランクス、ベジータが何してるか知らねえか?」

 

「パパなら最近ママに付きっきりでお世話してるよ……」

 

「んん?なんだ、ブルマの奴風邪でも引いたんか?」

 

「風邪って言うかなんて言うか……まぁ、見ればわかると思う。今はキッチンで皿洗いでもしてるんじゃない?」

 

「そっか。よしレッド、行こうぜ!!」

 

「いや、ベジータの勧誘はカカロット、貴様に任せる……それよりもトランクス。どうだ?久しぶりにス◯ブラでもやらないか?」

 

「ええー?やっても良いけど、レッドさん負けるとすぐムキになるし、最終的に泣くからなぁ……」

 

「だだだ、誰が泣くか!!俺様を昔の俺様だと思うなよ!?これでもマカモホ達に連勝出来るくらいには強くなったんだからな!!」

 

(多分接待プレイされてるって気付いてないんでしょうね……)

 

 ミントはレッドが連勝出来たのは絶対プレイのおかげだと考えたようだ。そして、その予想は正しい。

 ちなみにこの後レッドはトランクスに滅茶苦茶ス◯ブラでボコボコにされた。それはもう可哀想になるくらいに。ついでに悟天にもミントにもボコボコにされた。

 そして最終的にまたも部屋の隅っこで「俺様はもう、戦わん……」と一人涙を流しながら体育座りをし、ブリーフ博士に慰められていたらしい。

 

※※※

 

「よう、ベジータ!!」

 

 キッチンで皿洗いをしているベジータの背後に、突然悟空が現れた。しかしベジータは特に驚いた様子も見せず、三角筋を外しながらゆっくり振り返った。

 

「……カカロットか。破壊神ビルスの所で修行していると聞いたが、帰って来ていたのか?」

 

「それがてぇへんな事になっちまってよ。ベジータ、ちょっと力貸してくんねぇか?」

 

「大変な事だと?どう言う事だ。」

 

「実はなぁ……」

 

 それから悟空は先日ビルス星に第六宇宙の破壊神であるシャンパがやって来た時の出来事をベジータに説明した。

 色々あって第七宇宙の代表メンバーと第六宇宙の代表メンバーが試合を行う事となり、第七宇宙側が一度でも負ければ第七宇宙の地球と第六宇宙の地球が入れ替わり、ついでにレッドも第六宇宙に連行されてしまう事を……

 

「俺が知らん間にそんな事になっていたのか……」

 

「って訳でベジータも出てくんねえか?」

 

(もし第六宇宙の地球と入れ替わりでもしたら、一星龍が動き出した時の対処が難しくなるのは間違いない。他にも、どんな影響が出るかわからん。確実に避けるべきだ。しかし……)

 

 もはやベジータの未来知識とはかけ離れた歴史を歩みつつあるが、それでも別の宇宙と入れ替わるような事態は絶対に避けるべきだろう。

 だが、それでもベジータはここを動けなかった。いや、夫として、父として動く訳にはいかなかった。

 

「カカロット、その格闘試合の出場の件だが。」

 

「おう、どうした?」

 

「悪いが……断る。」

 

「ええぇぇぇぇーーーーー!?」

 

 まさか断られるとは全く思っていなかったのか、やたら大袈裟に悟空は驚いていた。

 

「ななな、何でだよ!?ビルス様なんてオメェが出る前提で話進めてんだぜ!!」

 

「知るか。俺の承諾も無しにそんな事を決めたビルスが悪い。」

 

「いや、そりゃそうかも知んねえけど……!!別の宇宙のつええ奴等と戦えるかも知れねえんだぜ!?ワクワクしねぇか!?」

 

「確かに興味はある。だが、それでも俺はここを離れる訳にはいかん。」

 

「ど、どうしてだよ!?」

 

「それは……」

 

「あら、孫君じゃない。」

 

「ぶ、ブルマ!!ちょっとベジータの説得を……いいっ!?」

 

 ベジータの説得を手伝って貰おうと、悟空は入り口の方へ目を向けるが、ブルマの姿を見て、眼玉が飛び出るのではないかと言う程ビックリした。

 そんな悟空の反応を見てブルマは何故か得意気な笑みを浮かべていた。

 

「ぶ、ブルマ、オメェ……!!」

 

「ん?どうかした?」

 

「ふとっ」

 

「太ったとか言ったらぶっ飛ばすわよ?」

 

「じょ、冗談だよ……べ、ベジータ!!」

 

「何だ。」

 

「お、オメェ……オメェ……!!抱いたんか!?」

 

「げ、下品な事を言うなっ!!どうしてそう貴様は品が無いんだ!?」

 

 ブルマのお腹を見て、やたらあたふたしている悟空。そう、ブルマは現在妊娠10ヶ月目なのだ!!

 本来ならもう少し遅れて妊娠する筈なのだが、色々ハッスルした結果生まれる時期が早まってしまったようである。

 

「と、とにかくそう言う事だ。予定日も近いし、俺は参加出来ん。」

 

「そ、そうか……そりゃ仕方ねぇな……」

 

 どうやらこの世界の悟空は別世界の悟空のように「構うもんか!」とは言わなかったようである。

 ちなみにチチが悟天を妊娠した時、悟空は相変わらず好きに過ごしていたそうだが、ラディッツに滅茶苦茶説教されて色々チチに気を遣うようになったそうな。当時はまだタイツと結婚していた訳でもないのに、つくづく地球に染まった兄である。

 

 しかしここは悟空はある事に気付いたようでハッとした表情を浮かべた。

 

「ま、待てよ?ブルマが妊娠してるっちゅー事は、ブルマも今は動けねぇって事!?そりゃ困ったな、超ドラゴンボールを探せる機械なんてブルマくれぇしか作れねぇのに……」

 

「馬鹿か貴様は……神龍にその超ドラゴンボールの在処を聞けば済むだろうが。」

 

「あっ、それもそうだな!!ブルマ、ドラゴンレーダー貸してくれ!!」

 

「別に構わないけど……何があったの?」

 

「それは後で説明してやる。」

 

 

※※※

 

 

「いでよ、神龍!!そして願いを叶えたまえ!!」

 

 あの後すぐドラゴンボールを集めた悟空は、お馴染みの呪文を唱えて神龍を呼び出した。

 

『さぁ願いを言え。どんな願いでも三つ叶えてやる。』

 

「去年は一つしか叶えてくれなかった癖に、どの口が三つ叶えてやるとか言ってんのよ?」

 

「そーそー。また疲れたとか言って一つだけ叶えて帰っちゃうんじゃねーの?」

 

「神龍は嘘つきだもんねー!!」

 

 相変わらず神龍に辛辣なちびっ子三人。とりあえずこの三人は放置しても問題ないだろう。

 

「神龍!!超ドラゴンボールの最後の一つが何処にあるか教えてくんねぇか!?多分第六宇宙か第七宇宙にある筈なんだけどよ!!」

 

『…………』

 

「ん?どうした神龍?」

 

『…………』

 

 無言のまま、冷や汗をダラダラ流している神龍。その姿を見てミント達はヒソヒソ話を始めた。

 

「ねぇこれ、いつものパターンじゃない?」

 

「冷や汗ダラダラ流してるし、怪しいな。」

 

「叶えられない願いが沢山あるなら変な見栄張ってどんな願いでも〜なんて言わなきゃいいのにね?」

 

「ど、どうしたんだ神龍?ひょっとして無理なんか?」

 

『……む、無理だ。宇宙は広い……その中から一つの物を探し出せる程私は万能ではない。まして別の宇宙にある可能性があるとなれば尚更……』

 

「うわぁ、案の定だよ。」

 

「神龍の敗北の歴史がまた1ページ……」

 

「今度からは可能な限り叶えてやろうって言いなさいよ。そうすれば多少はガッカリしないで済むし。」

 

「こら!!あんまり神龍を虐めないの!!」

 

 相変わらず神龍をボロクソに言う三人に、遂にブルマから雷が落ちた。まぁ三人とも全く反省していないのだが……

 

(相変わらずトランクス達は神龍に辛辣だな……しかし、この辺りが地球のドラゴンボールの限界と言う事か。この分だと一星龍やこの世界にベビーが存在するか聞いても無駄になりそうだな……)

 

 その後、悟空は一旦ビルスとウイスに相談すべくビルス星へと戻った。一方クウラは神龍に「スイーツを山のように出してくれ!!」と頼んだ結果西の都がスイーツに埋め尽くされる大惨事(?)を引き起こし、ブルマに滅茶苦茶説教されたようだ。

 

 二つ目の願いでレッドが「俺様のゲームの腕を上げてくれぇ!!」と頼んだ結果、何故か叶ってしまい、早速トランクスにリベンジを挑むのだが、結局リベンジ出来ずにボコボコにやられてしまったらしい。具体的な強さを指定してなかったから仕方ないね!!

 

 最後の願いは偶々居合わせたナッパが懲りずに「頼む!!俺にフッサフサの髪を!!」と頼んだ結果ダサいおかっぱヘアの鬘を出され、神龍は逃げるように消えて行くのだった……ついでに鬘を方はナッパが漢泣きしながらぶっ放したデラックスボンバーで消し飛ばしたとさ。

 

 

※※※

 

 

 ビルス星に戻った悟空は、早速ビルス達に現状報告を行っていた。

 

「ってー事で、あいにくベジータの方は参加出来ねえらしいんだ。」

 

「な、何だとぉ!?ふざけるな!!ベジータが居るのと居ないのでは全然話が違って来るだろうが!!」

 

「そ、そうは言っても仕方ねぇだろ?だいたいビルス様もベジータに聞かずに勝手に決めてたじゃねぇか。」

 

「う、うるさい!!くそっ、完全に計算外だ!!おい、大至急地球に行くぞ!!とにかく行くんだよ!!ウイスっ!!」

 

「はい、直ちに。」

 

 行ってもベジータは首振ってくれねぇと思うんだけどなぁ……と悟空は内心思いつつも、素直にビルスが従う筈がないので大人しく二人についていくのだった。

 

 

※※※

 

 

「おい、ベジータぁ!!」

 

「ビルス……様か。例の格闘試合への参加なら何を言われても断るぞ。」

 

「グッ……!!」

 

 地球にやって来た途端、いきなりベジータに怒鳴りつけるビルスだが、ベジータは怯む事もなく言い返してみせた。

 そのベジータの目を見て、ビルスは思わず歯軋りする。この目……破壊神を前にしても一歩も引く気はないと言う強い意志を感じる。こう言った相手は力で従わせようとしても無理だ。

 何よりここで自分とベジータがやり合った所で何一つ得はない。それどころかシャンパを喜ばせる事になるだけだ。とは言えベジータ程の実力者を諦めるのも……

 

「ベジータ、少しくらい手伝ってあげても良いんじゃないの?」

 

「そう言う訳にもいかん。(もしブラが成長した時、出産の時に立ち会わなかったなんて知られたらなんと言われる事か……)」

 

 

※※※

 

 

『そう言えばパパ、あたしが産まれる時って何してたの?……はぁ?別の宇宙の人達と格闘試合ぃ〜?子供が産まれるってタイミングで、妊婦のママをほったらかして?うわ、さいってー……パパってあれね。ザ・脳筋って感じ。ママかわいそ〜!!』

 

 

※※※

 

 

(絶対にこうなるに決まっている!!それだけは何が何でも避けねばならん!!)

 

 成長したブラが生ゴミを見るような目で見下ろしてくる姿を想像し、プルプルと震えるベジータ。髭の件と言いとことん娘には弱い親父である。

 

「やれやれ、仕方ありませんねぇ……」

 

「ウイスさん?どうしたんだ?」

 

「ここままだと話が進まないので、一肌脱ぐ事にしました。それに、ベジータさんとブルマさんには、地球に来た時いつもご馳走になっていますからね。サービスです。」

 

 ブルマのお腹に杖を向けると、何やら呪文を唱え始めるウイス。すると杖の先端が輝き始め、あら不思議、毛布に包まれた赤ん坊が現れ、産声を上げ始めたではありませんか。

 これにはベジータも眼玉が飛び出るんじゃないかと言うくらい驚いている。

 

「えっ……えっ!?この子、私の赤ちゃん!?」

 

「ふおおおっ!?な、何が起きたぁ!!」

 

「私の魔法でブルマさんのお腹の中の赤ん坊を取り出した……と言うより安全に誕生させました。」

 

「そ、そんな事が可能だと言うのか!?とんでもないな、天使と言うのは……」

 

「何はともあれ良かったじゃねぇかベジータ!!これでオメェも参加出来るな!!」

 

「む、むぅ……」

 

「ありがとねウイスさん、まさかこんな楽に産めるなんて想像してなかったわ!!次があったらまたウイスさんに頼もうかしら?」

 

 こうして、かなり予想外の展開にはなったが、無事にベジータとブルマの娘、ブラが誕生するのだった。そして出産を手伝って貰った礼として、ベジータも第六宇宙との格闘試合に参加する事となるのであった……

 

「さて、これで出場選手が四人揃った訳だな。超ドラゴンボールの方は?」

 

「それなら私に任せてちょうだい。明日までには完成させられるわ。」

 

「ブルマ、あまり無理をするなよ。」

 

「わかってるわよ。それより代表選手は五人なんでしょ?後一人はどうすんのよ?」

 

「うーん、誰にすっかなぁ……?悟飯か兄ちゃんかナッパか、ブウかピッコロかヤムチャか……」

 

「悟飯で良いだろう。奴の潜在能力は俺達の中でもトップクラスに高いからな。」

 

「そうだな!!よし、早速声かけてくっか!!」

 

 この後、悟空は悟飯の下を訪れ、無事OKを貰えたようだ。どうやらこの世界では別世界のように用事が入っていたりはしなかったらしい。

 何はともあれ、これで第七宇宙の代表はベジータ、悟空、悟飯、クウラ、レッドの五人に決定。そしてメンバーを見てビルスは満足そうに頷き、自分達の勝利を確信するのだった。

 

 

※※※

 

 

「は、はぁ……別宇宙との格闘試合、ですか……?」

 

「そうだ!!そしてお前達サイヤ人の中でとびきり強い奴に代表選手として出て貰う!!」

 

 ここは第六宇宙のサイヤ人達が暮らす惑星サラダ。現在破壊神シャンパと側近のヴァドスが訪れ、選抜戦に参加するよう脅し……もとい、命令していた。

 

「向こうにはやたら強いサイヤ人がいたからな。サイヤ人にはサイヤ人をぶつけるって訳だ!!」

 

「そ、それならキャベが適任かと。最近腕をつけて来ていますし、きっと役に……」

 

「レンソウさん、頼まれていた荷物を運んでおいたぞ。」

 

「おっ、いつもすまんな!お前の担当でもないのに。」

 

「いや、良い。俺もレンソウさんには世話になっているからな……」

 

「……そうだ!!シャンパ様、キャベともう一人……こいつをその格闘試合に推薦させて頂きますよ!!」

 

「……格闘試合ってなんだ?」

 

 話について行けず、首を傾げている長身で身体のあちこちに傷跡を持つサイヤ人の男。はたしてこの男は一体何者なのだろうか……?




最後の男は一体何者なんだ……!?いやまぁ簡単にわかるとおも……ふおおおっ!?
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