ちっ、くだらん…何が強くてニューゲームだ、クソッタレめ 作:ゴロリコン
老界王神から引き出された究極の力と超サイヤ人4を組み合わせた究極超サイヤ人4に変身を終え、ヒットと対峙する悟飯。
ヒットは悟飯から放たれる威圧感に、無意識のうちに冷や汗を流していた。
「これが今の俺に引き出せる、最高の力だ……行くぞ、ヒット!!!!」
「……来いっ!!」
「うぅぅぅおおおおおおおおおおっ!!!!!!」
暴風のように吹き荒れる気を爆発させ、悟飯はヒットへと突撃した。同じタイミングでヒットも飛び出し、二人の拳が交差する直前、ヒットは時飛ばしを発動する。
そして停止した時の中で、急所に何発も攻撃を加えてみせた。しかし……
「その程度か?」
「なっ……!!」
1秒の間に急所に何発も全力の攻撃を加えたと言うのに、悟飯はまるで効いている様子が見られず、ただ不敵に笑うだけだった。
そしてヒットですら反応出来ないスピードで腹部に爪先蹴りを入れ、空中まで蹴り上げると、またも一瞬で追いついてダブルスレッジハンマーを後頭部に食らわせ、ヒットを地面まで吹っ飛ばした。
更に落下中で無防備なヒットに直ぐに追いつき、追撃を加えようとしたが、そうはさせんとヒットが時飛ばしを発動する。
だが、その行為に意味はなかった。停止した時間の中でも、悟飯の動きは全く止まらなかったのだ。
「馬鹿な……停止した時の中で、何故貴様が!!」
「無駄だ!!今の俺はあんたの時飛ばしよりずっと先の世界にいる!!俺の時間を止める事は出来ない!!」
「ごはぁっ!?」
追撃のパンチが決まり、ヒットは停止した時の中から弾き出され、リングに激突する。そしてその時、悟飯は既に魔閃光の発射態勢を整えていた。
「魔閃光っ!!!!」
「ちぃっ!!」
放たれた巨大な気功波を、ヒットは辛うじて回避する事に成功した。だが、避けた先には悟飯が待ち構えており、まずは鳩尾に膝蹴りを入れられ、そのまま流れるようにアッパーカットを浴びせられ、ヒットは空高く殴り飛ばされてしまった。
どうにかヒットが体勢を立て直した時には悟飯が脅威的なスピードで追いついて来ていた為、ヒットは急いで未来視を発動。悟飯の動きを予測し、回避行動に移る。しかし……
「そこだぁっ!!」
「何っ!?」
未来を予測したにも関わらず、悟飯の攻撃を回避する事が出来ず、ヒットの左頬にパンチが直撃してしまった。そしめその勢いを保ったまま、悟飯はヒットにパンチのラッシュを叩き込む。
ヒットは身体に掛かる負担を無視し、未来視を連続して発動するが、全く攻撃を避け切れず、一方的に殴られ続けていた。
(未来視が正常に機能していない……いや、そうではない。未来視を使っても避け切れない程、奴と俺の間に差があると言う事か……!!)
ヒットの予測通り、未来視は正常に発動している。いや、ヒットの成長に合わせ、より先の未来を予測出来るよう強化さえされていた。
しかし、その未来視を以てしても究極超サイヤ人4へと変身した悟飯から逃れる事は出来ないのだ。
だが、そんな状況の中でも、不思議とヒットは焦りを感じていなかった。寧ろ不思議な高揚感すら感じる。
この男と戦う事で、自分はもっと上の世界に行く事が出来ると、ヒットは心の中で確信していた。
「せりゃぁっ!!」
「くっ!?」
悟飯の回し蹴りを両腕でガードするが、勢いを殺し切る事は出来ず、ヒットは再び空中まで吹っ飛ばされてしまう。そこへ更に悟飯が無数のエネルギー弾を放つが、全弾ヒットへは命中しなかった。
「外れ……いや、これは!?」
未来視を発動したヒットは、慌てて周囲を見渡した。すると上下左右全方位に渡って無数の気弾で包囲されていたのだ。
「これだけの気弾で囲まれれば、未来を見ても時を飛ばしても避け切れないだろう!?食らえ、魔空包囲弾っ!!!!」
悟飯が両腕を振るうと、ピッコロ直伝の魔空包囲弾がヒットへと襲い掛かる。悟飯の言う通り、もはやこれを回避する事は時飛ばしと未来視を組み合わせても不可能だろう。今までのヒットであれば……
「やったか……?」
「いいや、まだだ。」
「なっ……ぐあっ!?」
自分の背後を取っていたヒットに驚き、驚きながら振り向いた瞬間、額にパンチを受ける悟飯。どうにか途中で反応し、ガードする事が出来たが、数発とは言え攻撃を食らってしまった。
「途中からとは言え、防いだか。やはりそう簡単には先に行けんようだ。」
「うっ……い、いつの間に俺の後ろに!?全く気が付けなかった……!!」
「俺の時飛ばしが、お前に追いついたと言う事だ。そして停止出来る時間も、1秒から3秒へと更に増え、あの気弾の包囲網を脱出出来た。」
「さ、3秒も……!?」
「す、すげぇ、最初は0.1秒しか止められなかったってのに、このたたけぇの中で急成長して、もう3秒も時飛ばしを……!!」
「あの男、身内の血を吸ったら停止時間が増えたりするんだろうか。」
「何を突然悍ましい事を言い出すんだ貴様……」
意味不明な事を言い出したレッドに、クウラはこめかみに冷や汗を流してツッコミを入れていた。
「はは、凄いなあんたは。こんな短時間でもう俺との差を埋めてくるなんて……」
「お前のおかげだ。どうやら強敵の存在は、俺が思っていた以上に己を高める為には重要だったらしい……俺はまだまだ先に行けるぞ、孫悟飯!!」
「だったら俺はその更に先へ行ってみせるさ!!……ビルス様、お願いがあります!!」
「ん……なんだ?」
「この試合のルールを一部変更して欲しいんです!!相手を殺しても失格にならないように!!」
「は……?」
「なんだと……!?」
まさかの悟飯の提案に、ビルスばかりか敵であるヒットですら唖然としていた。しかし悟空とベジータだけは悟飯の考えをすぐに理解したのか、悟空は嬉しそうに笑い、そしてベジータは意外そうな表情を浮かべていた。
「まさか悟飯の奴があんな提案をするとはな……」
「へへっ!!それでこそオラの息子だぞ、悟飯!!」
「どう言う意味だ?」
「おそらく、悟飯さんはヒットさんと全力で戦いたいのでしょう。ヒットさんの本業は殺し屋。殺人がルールで禁じられていては、どうしても本気は出せませんからね。」
「なるほどな……孫悟空の息子らしい。」
悟飯の考えを話すウイスに、クウラとレッドは納得したように頷いた。そしてビルスは何か考える素振りをした後、反対側に位置する第六宇宙側のベンチに声をかけた。
「おいシャンパ!!こう言う場合どうするんだ!?」
「あ……?知らねーよ、そんなもん。勝手にすれば?勝とうが負けようがどうせ地球は手に入らねーのが確定したんだし、もうこんな下らねぇゲームどうなろうと興味は……ゔっ!?」
その時、シャンパは首が切り落とされたような感覚に陥った。
いや、首はちゃんと繋がっている。切られてなどいない。しかし今のは一体……
「シャンパ?」
「は、はいっ!!」
冷や汗を滝のように流しているシャンパに、全王が声をかけた。だが、ただこちらを見ているだけだと言うのに、恐ろしく冷たい何かを感じるのは何故だろう?
「君……第六宇宙と第七宇宙の沢山の人達を下らない遊びの為に巻き込んでおきながら、自分の思い通りに行かなくなったからって、後は知らないって放り出すつもり?増長し過ぎにも程があるのね。さっき反省したって言ったのは嘘だったのかな?」
「めめめめめ、滅相もございません、全王様ぁっ!!さっきのは軽いジョークでございます!!うぉっほん!!あー……ほ、本人がその気なんだし、好きにさせれば良いんじゃねーの?」
「ふむ……おい、悟空の息子!!絶対に勝てるんだろうな!?」
「勝ちます……勝ってみせます!!」
「……良いだろう。好きにしろ!!」
「っ!!ありがとうございます、ビルス様!!」
満面の笑みを浮かべてビルスにお辞儀をすると、改めて悟飯はヒットと対峙した。しかしヒットの方は悟飯の行動が理解出来ていないようだった。
「……理解出来ん。どうして自分が有利になるルールを変更する?お前は、命が惜しくないのか?」
「命は惜しいさ。妻と赤ん坊の娘を残して死ぬなんて、絶対に嫌だ。」
「ならば何故あんな事を言い出した?」
「そんなに大した理由はないさ。ただ、その危険を冒してでも、本気を出したあんたに勝ちたいと思っただけだ!!」
単純明快、単に本気を出したヒットに勝ちたいだけ……そう言い切った悟飯に、ヒットは柄にもなくポカンと口を開けて唖然としてしまった。
それから少しして、ヒットは小さく吹き出してしまい、必死に笑いを堪えていた。
「フッ……お前は不思議な男だな、孫悟飯。最初に見た時は戦いを嫌悪しているように見えたが……まぁ良い、そこまで言うなら好きなだけ見せてやろう。」
「望む所だ!!」
紫電を纏った白いオーラを激しく放出させる悟飯に対し、ヒットも紫のオーラを激しく放出させる。
そして先制攻撃として悟飯が無数の気弾を放つが、ヒットはその全てを命中する直前に回避しながら接近すると、時飛ばしを発動する。
「無駄だ、俺に時飛ばしは効かない!!」
停止した時間の中で迫り来るヒットを、悟飯は究極超サイヤ人4の圧倒的な能力に物を言わせ、ヒットのパンチを右腕で弾くと、顎を目掛けて蹴りを放つ。
だが悟飯の蹴りが命中する直前、いきなりヒットの動きが尋常ではない程加速し、悟飯の蹴りをあっさり回避してしまった。
「まだ速くなるのか!?」
「違うな、俺が速くなったのではない。お前が遅くなったんだ。」
「何だと……!?」
この土壇場に来て、ヒットは時飛ばしを発展させた時ずらしを習得した。この技は術をかけた相手の時間の流れを切り離す事で、術をかけられた者の動きはスローとなってしまい、相手が普通に動くだけでもかなり加速しているように見えてしまうのだ。
まして相手は第六宇宙屈指の超速を誇るヒットだ。この術を破らない以上、いくら究極超サイヤ人4になった悟飯と言えど、ヒットの動きを認識する事さえ出来ないだろう。
(ま、まずい!!こんなに動きを鈍くされたら、ヒットの攻撃は避け切れない!?)
「俺はお前と言う強敵の存在を、生涯忘れる事はないだろう……さらばだ、孫悟飯っ!!!!」
悟飯にトドメを刺すべく、ヒットはフルパワーで時飛ばしを発動する。そして時ずらしの影響下にある悟飯はこれを打ち破る事が出来ず、完全に動きが停止してしまう。
ヒットはその隙を逃さず、残された時間の中、限界を超えたスピードで人体の急所全てに必殺の一撃を何発も叩き込む。
限界以上に酷使された身体が悲鳴を上げ、動かすだけでも激痛が走るが、それでもヒットは止まらない。それが自分をここまでの高みに導いてくれた好敵手の望んだ事なのだから。
やがて、ヒットが攻撃を終えるのに合わせ、ちょうど時飛ばしによる時間停止も解除され、身体を酷使し過ぎた反動か、ヒットは膝を着いてしまった。
だが、関係ない。確認するまでもなく、確実に孫悟飯は死んだ。ヒットは持てる技術の全てを駆使して攻撃を加えた。それも普通なら一撃で死ぬ必殺拳を何度も叩き込んだのだ。生きていられる訳がない。
現に悟飯は全身から血を吹き出しながら白目を剥き、究極超サイヤ人4も解除され、背中から地面に倒れようとしている。死んでいる何よりの証だ。
ヒットは今、強敵を打ち破った達成感と、共に高め合う好敵手を失った喪失感、その両方を感じていた。
(奴に勝利出来たのは嬉しいが、それ以上に奴の死を惜しいと思っている……フッ、まさか殺し屋の俺が、こんな気持ちになる日が来るとはな……)
らしくないが、不思議と悪い気持ちはしないと、ヒットは自嘲するように笑みを浮かべた。
だが、その笑顔はすぐに凍りつく事となる。
ヒットが顔を上げたその瞬間、彼の顔の真横を気弾が通り抜けて行き、悟飯の胸に向かって行ったのだ。
あれは確か、孫悟飯が牽制として放った気弾の一つだ。いつの間に軌道を変えた?背後から奇襲でも掛けるつもりだったのか?
では何の為に?単なる悪あがきか?それはあり得ない。あの男はそんな無駄な事はしない。
「まさか……!?」
ヒットがある可能性に辿り着いた時、気弾が悟飯の胸に直撃した。その時、確かにヒットは耳にした。悟飯の心臓が再び動き出した音を。
「お前は、最初からそれを狙って……!?」
「っ……!!うおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉっーーーーー!!!!」
血塗れで死んでいた筈の悟飯の目に光が戻ると、ヒットを睨みつけながら気を解放し、再び究極超サイヤ人4へと変身を遂げ、一直線にヒットへと向かって行く。
流石のヒットも驚愕を隠せずにいたが、流石は殺しのプロと言うべきか。すぐに気持ちを切り替え、悟飯に時ずらしを掛けようとする。
しかし、それは失敗に終わった。術を動かそうと身体を動かしたが、術が上手く発動しないのだ。
(先程ので体力を使い過ぎたか……!!)
それならばせめて攻撃だけは避けようと、次にヒットは未来視の能力を発動した。いや、してしまった。
「ゔっ……!?」
ほんの一瞬未来を視たその瞬間、ヒットの視界が真っ赤に塗り潰され、鋭い頭痛のせいで膝を着いてしまった。顔に手を当ててみれば、目と鼻から血が流れている。どうやら未来視を使い過ぎた結果、脳に尋常ではない負担が掛かってしまったようだ。
ヒットはこの短期間に何度も己の殻を破って成長を続けた。だが、遂にその進化に体力の方が追いつかなくなってしまったのだ。
「これで決着をつける!!ヒットォッ!!!!」
「させんっ!!!!」
悟飯が拳を振り翳すよりも速く動き、ヒットは貫手を首目掛けて放った。
とっくに限界を超えていた筈の肉体を、勝利への執念だけで動かしてみせたのだ。
反動で筋肉が切れるような音がしたが、関係ない。この一撃が決まれば確実に勝利出来る筈だ。
だが、勝利への執念は悟飯も負けていなかった。放たれた貫手に左手を当てる事で首への直撃を避けたのだ。
その代償に左肩が貫かれる重症を負ってしまい、激痛のあまり苦悶の表情を浮かべたが、この絶好の機会を決して逃さぬよう、まだ動ける右手に気を収束させて行く。
「かぁぁぁ……めぇぇぇ……はぁぁぁ……めぇぇぇ……!!」
収束された気が青白く発光し、悟飯とヒットの身体を照らした。その光を見ながら、ヒットは己の敗北を悟った。あれだけ身体を酷使してしまったのだ。流石にもう一歩も動く事は出来ない。
そして悟飯が右手を突き出し、限界まで収束された気を解き放とうとしたその時、ヒットは確かに見た。ほんの一瞬、悟飯の髪が白く、そして瞳が赤く変化したのを。
「波ぁぁぁぁあああああああーーーーーーーーーーーっ!!!!!」
一斉に解き放たれた閃光に、一瞬にしてヒットの全身が飲み込まれる。それでも悟飯のかめはめ波は全く止まらず、リングごと星の大地を大きく抉り、そのまま会場を覆うバリアーをぶち破って宇宙空間まで飛び出して行き、遥か地平線の彼方で太陽かと錯覚する程の大爆発を起こすのだった。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……くっ……」
かめはめ波の放射が終わると、左肩を抑えながら悟飯が膝を着いた。もう全身がボロボロで、立っている事すら厳しいのだろう。
「孫悟飯め、やってくれる……!!」
「流石は悟空の息子と言ったところか……だが、相手は死んだのか?」
「いいえ、無事ですよ。あそこをご覧なさい。」
レッドは悟飯の強さに冷や汗を流しながらも笑みを浮かべ、クウラはヒットの安否を気にかけていたのだが、ウイスが指差した先には、ヒットが悟飯以上にズタボロになりながらも、辛うじて生きていた。
「あれだけの気功波の直撃を受けて死なないとは大したもんだ。第六宇宙にも中々骨のある奴が居るじゃないの。とは言え、あそこはリングの外……勝負は悟空の息子の勝ちで決まりだ。そうだな、レフェリー?」
「へっ?あっ……は、はい!!ヒット選手、場外!!よって副将戦は第七宇宙、孫悟飯選手の勝利です!!」
ビルスに声をかけら、はっとしたレフェリーが悟飯の勝利を宣言した。その直後、ピッコロが大慌てで仙豆を抱えて飛び出して行くのだった。
「……カカロット。見えていたか?」
「ああ。かめはめ波を撃つ直前、ほんの一瞬だけど、どの超サイヤ人とも違う変化をしてたな。しかも気もとんでもねぇくらいに上がってた。」
「悟飯の奴め、まさかまだまだ先があるとはな……」
「おう。オラ達もうかうかしてらんねぇな!!」
「フン、当然だ。」
ピッコロに仙豆を与えられた悟飯を見下ろしながら、ベジータと悟空は冷や汗を流しつつも、それ以上にワクワクしているのを隠し切れない笑みを浮かべていた。
ちなみに悟飯はこの後殺人有りのルールに変更した事についてビーデルとチチ、ピッコロに滅茶苦茶説教されるのだった……
ただ一人「それでこそオラの子だぞ!!」と嬉しそうに悟飯を褒めた悟空に、チチから怒りの雷が落ちたのは言うまでもないだろう。
「さてと、次はオラの番だな。んじゃ行って来る!!」
待ってましたと言わんばかりに悟空はリングまで降りて行くと、同じタイミングでブロリーもリングに降りてきた。
「最後の相手はあのブロリーとか言う奴か。しかし、とてもそんなに強そうには見えんな。」
「ああ。俺様としてはヒットの方が遥か上に見えるぞ。」
「貴様等はブロリーと戦った事がないからそんな事が言えるんだ……!!」
「ベジータさん……?」
(超サイヤ人になれないとは言っていたが……もし奴と同じ潜在能力を秘めていたら、すぐにでも覚醒しかねん。せめてもの救いは、尻尾がない点だが……どちらにせよ、時間をかけるべきではないな……)
ベジータは、ブロリーを見下ろしながら冷や汗を流していた。もしあのブロリーが第七宇宙のブロリーと同じ潜在能力を持っているとしたら、悟空でさえ危ないかもしれないのだ。
「よう、確かブロリーだっけか?良い試合にしような!!」
「ああ……そう言えば、お前の名を聞いていなかったな……?」
「オラは孫悟空。それと……カカロット。」
好戦的な笑みを浮かべながら挨拶し、構えを取る悟空。対するブロリーも構えを取り、いつでも戦闘が行えるよう準備を整えた。
そして銅鑼が鳴り、悟空とブロリーが同じタイミングで飛び出して行く。
第七宇宙と第六宇宙、最後の戦いが幕を開けるのだった。