ちっ、くだらん…何が強くてニューゲームだ、クソッタレめ 作:ゴロリコン
未来からのSOS!!ゴクウブラック現る
───エイジ794年
黒い雲に覆われた荒野で、黄金の光を纏った男と黄緑の光を纏った男が何度も激しい衝突を繰り広げていた。
だが、何度も激突を繰り返す内に、黄金の光が弱々しくなって行き、一際大きな衝突をした後、遂に大地へ叩き落とされてしまった。
「かはっ……う、くぅ……」
血を吐きながら、肩で息をしている長い金髪の青年。彼の名はトランクス。かつてベジータ達のいる世界へと行き、共にセルと戦った男だ。
そんな彼は現在超サイヤ人3に変身して戦いながらも、手も足も出ずに追い込まれてしまっていた。
「フフフ……よく頑張ったがとうとう終わりの時が来たようだなぁ……!!」
邪悪な笑みを浮かべながら、身長が3m程もある巨漢がトランクスの前へと降り立つ。この男の名はブロリー……別世界においてベジータを恐怖のドン底へ叩き落とした男だ。
彼もトランクスと同じように超サイヤ人3に変身していたが、額にはM字が浮かんでおり、身体中に血管が浮かび上がっていた。
「い、良いぞーブロリー!!そのまま界王神の手下をやっつけちゃえー!!」
少し離れた場所から、小さな異星人、バビディがブロリーに声援を飛ばす。
どうやらこの世界でも彼は魔人ブウ復活の為に地球へとやって来ていたようだ。
しかしよく彼の周囲を見てみれば、プイプイとヤコン、ダーブラの遺体が転がっており、魔人ブウが封印されていた筈の球も二つに割れており、中はもぬけの殻となっていた。
「よーく見てろ、界王神!!あのトランクスとか言うお前の手下も、今から死ぬんだ!!あのキビトって奴みたいにな!!」
「と、トランクスさん……!!い、いけない……あ、貴方は、この世界……さ、最後の……がはっ!?」
「煩いよ!!お前達に希望なんてある訳ないだろ、バーカ!!あーはっはっはっはっは!!」
「ぐっ!?か、かはっ……!!」
自分のすぐ傍でうつ伏せになって倒れている界王神の横腹に、バビディは高笑いしながら蹴りを入れた。だが、その光景がトランクスの怒りを爆発させる事となった。
「……ふざけるなよ!!」
「ん……?」
「せっかく……せっかく手に入れた平和を……お前等なんかに、壊させてたまるかぁぁぁぁっ!!!!」
その叫び声と共に、トランクスのオーラがかつてない程に膨れ上がる。そしてトランクスから放たれる怒りと威圧感を感じ取ったのか、ブロリーでさえも無意識の内に冷や汗を流し、後退っていた。
「な、なんて奴だ……!?」
「ふ、ふん!!今更ちょっとくらい強くなったから何だって言うんだ?やれ、ブロリー!!お前より強い奴なんてこの世に居る筈ないんだ!!」
「黙っていろ、虫ケラめ……!!貴様に言われるまでもない……血祭りにあげてやる!!おおぉぉぉぉぉぉ!!!!」
ブロリーは口角を吊り上げるも、気を上昇させ、トランクス目掛けて突撃する。そしてトランクスも迎え撃つように構えを取り、二人が交差し、同時に拳を放った……かと思われたが、その直前突如トランクスは身体を逸らしてブロリーのパンチを回避。そのままブロリーを無視し、真っ直ぐ突撃する。
「何ぃ……!?」
「消えろ、バビディッ!!ファイナルシャインアタァァァァァァック!!!!」
「なっ!?」
トランクスの狙いは、最初からブロリーではなくバビディだった。そして父直伝の必殺技を全力で放つと、バビディが咄嗟に展開したバリアーを一瞬にして撃ち破り、その小さな身体を緑の閃光が包み込む。
「そ、そんな!!ぜ、全宇宙の王となる筈の、この僕が!?ぎ、ぎぃゃあああああああ!!!!」
汚い悲鳴をあげながら、バビディは呆気なくこの世から消滅した。
そして、バビディが死んだと言う事は、彼がかけていた魔術も解けると言う事だ。
「う、うおおおおお……!?ち、力が……力が、抜けて行く!?ば、馬鹿なぁぁぁ……!!!!」
額のMマークが消えると共に、ブロリーの気が急激に低下して行く。すぐ超サイヤ人3の姿を保つ事も出来なくなり、超サイヤ人へと戻ってしまった。
それを見たトランクスは、即座に方向転換し、剣を構え、ブロリーを倒す為に突撃する。
「終わりだブロリー!!この一撃に……俺の全てを込めるっ!!!!」
「ふははっ!!雑魚が力を総動員したとて、この俺を超える事は……へぇあっ!?」
トランクスに緑色の気功波を叩き込もうとしたブロリーだが、その直前、金縛りにあったかのように身体が硬直する。界王神が残る力を総動員し、文字通り命懸けの金縛りを発動してブロリーの動きを止めたのだ。
「今です、トランクスさんっ!!」
「ざ、雑魚どもがぁっ……!!この俺を……嘗めるなぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」
そんな界王神の命を懸けた行動でさえ、ブロリーの動きをほんの一瞬止めるのが限界だった。だが、その一瞬こそがこの戦いの明暗を分ける事となった。
ブロリーはまず、先程金縛りを掛けてきた界王神に向かって気功波を放った。トランクスよりも自分の動きを一瞬とは言え封じる力を持つ界王神の方が脅威であると判断したのだろう。
だが、界王神はもうブロリーに金縛りを掛ける力など残ってはいなかった。既に重症を負っていた界王神は、先程の金縛りで残る生命力の全てを消費し尽くしていたのだ。このままブロリーが何もせずとも、界王神は5分と持たずに息絶えていた筈だ。
そしてブロリー最大のミスは、トランクスの力を見誤っていた事だ。
ブロリーは界王神に手を下した後、改めてトランクスを始末すれば良いと思っていた。しかし、トランクスはブロリーの想定を上回るスピードでブロリーに接近していた。そしてブロリーが気功波を放った時には、もう剣を振り翳していたのだ。
気功波が界王神の足元に着弾し、その爆発で界王神が吹き飛ばされたのを見届けた後、ブロリーはトランクスに攻撃を加えるべく振り返った。だが振り返ったその瞬間、トランクスは全力でブロリーの首へと剣を振り下ろしていた。
そしてトランクスがブロリーの背後に着地し、剣を鞘に戻した瞬間、ブロリーの首から血が噴水のように吹き出し、ゆっくりとブロリーの首が胴から離れ、地面へと転がり落ちた。
おそらくブロリーは、自分に何が起きたのかさえ理解出来ずに生き絶えた事だろう。
別の宇宙では悟空とベジータが死力を尽くして漸く倒せたブロリーであったが、この世界では呆気なくその生涯を閉じる事となるのだった。
「界王神様っ!!」
ボロボロになって倒れ伏す界王神の元へ駆け寄るトランクス。だが、界王神はトランクスに抱えられても弱々しく目を開くだけだった。
「と、トランクスさん……ブロ、リー……は……?」
「倒しました……!!」
「そう、ですか……良かった、これで……世界は……」
「界王神様、しっかりしてください!!」
「トランクスさん……どうか、その力で……これ、から……も……せか……い、を……」
それっきり、界王神は動かなくなった。むしろ、限界以上に消耗した状態でブロリーの攻撃を受けたにも関わらず、即死しなかっただけ奇跡と言えるだろう。
「界王神様!?そ、そんな……俺は、また……!!うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
自分の無力に涙したトランクスの慟哭が荒野に響き渡る。そしてそんな彼を、少し離れた崖の上から黒い衣装に身を包んだ男が見下ろしていた。
そしてその男は、この世界では20年以上前に命を落とした筈の孫悟空と全く同じ容姿していた。
「これは良い……まさか一番の脅威である第七宇宙の破壊神が居ない世界が見つかるとはな!!これで漸く人間ゼロ計画を始める事が出来る……待っていろ、愚かしい人間どもよ!!今こそ貴様等に神の裁きを下してやろう……!!くくくく……ふははははははは!!」
男は高笑いしながら、その場から姿を消した。そしてこれから数ヶ月後……未来世界に新たな脅威が現れるのだった。
※※※
───エイジ780年
第六宇宙との格闘試合から早半年。現在ベジータは悟空等と共にビルス星にてウイスに修行をつけて貰っていた。
ちなみに前の世界を含めてベジータは誰かを師事した事は一度もなかったので、地味に新鮮な気分だったそうな。
そして、現在ベジータと悟空は二人掛かりでウイスと組み手を行っていた。
「うおおおおおおおっ!!!!」
「はぁぁぁぁぁっ!!!!」
超サイヤ人4ゴッドに変身した二人の攻撃を、ウイスは笑みを浮かべたまま捌き続ける。その余裕そうな態度に舌打ちしたベジータが一旦距離を取ると、そのままファイナルシャインアタックを発射する。
悟空ごと巻き添えになるかと思われたが、命中寸前に瞬間移動を発動して回避し、ウイスもジャンプする事で回避に成功する。
「貰ったぜ、ウイスさん!!波ぁぁぁぁ!!!!」
「おっと。」
回避先に瞬間移動してきた悟空がウイスの背中にかめはめ波を放つ。しかしウイスは軽く身体を逸らすだけでまたも回避し、続けて迫ってきたベジータの跳び蹴りも左腕で簡単に防ぐと、軽く杖を一振りすると、とてつもない衝撃波が発生し、悟空とベジータをまとめて吹き飛ばされてしまった。
とは言え二人とも特にダメージは受けていないようで、すぐに体勢を整えて地面に着地した。
「ふむ……この半年で超サイヤ人4ゴッドの力をより使いこなせるようになったようですね。まだまだ荒削りな点も多いですが、及第点と言った所でしょうか。」
「どう言う事だ、ウイスさん?」
「お二人が父上の修行を受けるだけの力を身につけたと言う事です。来週からはここではなく、父上のいらっしゃる全王宮で修行をつけて貰うよう連絡しておきましょう。」
「ほ、本当か!?やったな、ベジータ!!」
「あ、ああ……(すぐ傍に全王が居るのは中々に落ち着かんが……仕方ないか。)」
純粋に喜んでいる悟空に対し、ベジータは何処か全王に苦手意識があるようだ。
「いいかお前等。僕だって大神官様に修行をつけて貰った事なんてないんだ。くれぐれも粗相のないようにするんだぞ!!」
「わかってるって!心配性だなぁ、ビルス様は。」
「フン、せいぜい強くして貰う事だ。もっとも、俺は貴様等より更に先へ行ってやるがな。」
「今のクウラ、ベジータみたいだった。」
「確かにな。性格もツンデレっぽいし、根は似ているんだろう。」
こそこそと話しているレッドと第六宇宙のブロリー。まぁバッチリ聞かれていたのでデスビームをぶっ放されたのだが。
その後、ベジータ達は一時帰宅と言う事で地球に帰還するのであった。
※※※
「では、一週間後のこの時間に迎えに来ますので、それまでにしっかり英気を養っておいて下さいね。」
「おう、サンキューなウイスさん!!」
ビルス星へと帰って行くウイスを、手を振りながら見送る悟空。
ちなみにベジータから何か食って行くかと誘われたが、この後ビルスと一緒にパトロールに行かなければならないとの事で断られたらしい。
どうやらビルスは第六宇宙との試合の際、全王に仕事をあまりサボらないよう注意を受けた為、ここの所はしっかり働いているようだ。
また、シャンパの特別懲罰房入りやヴァドスの再教育行きは他の神々にもかなりの衝撃を与えたらしく、人間レベルの低い宇宙の神々や天使……特に最下位の第9宇宙の面々は明日は我が身であると戦々恐々としながらどうにか人間レベルを上げて全王に評価して貰おうと躍起になっているらしい。
まぁその全王はここの所よく大神官達の目を盗んでは地球の友人三人の元へ遊びに出掛け、大神官達の頭を別の意味で悩ませているのだが……
「さてと、んじゃオラも家にけぇるか。の前に農園行って分身戻さねぇと……じゃっ、また来週な、ベジータ!」
「フン、さっさと帰れ。」
「あら、ベジータに孫君じゃない!あんた達帰って来てたの?」
悟空が帰ろうとしていたところに、ブラを抱いたブルマがやって来た。ベジータは久々に妻子に会えた事で内心抱き締めたい気分だったが、流石に悟空がいるので自重したようだ。
「おっすブルマ!!」
「ついさっき帰って来た所だ。一週間後には全王宮に行くがな。」
「全王宮……ああ、全ちゃ……もとい、全王様の住んでる所か。じゃ、一週間はこっちに居られるのね?じゃあお昼作ってよ。久々にベジータの手料理が食べたいわ。」
「フン、良いだろう。」
「おっ、ベジータが飯作るんか!?それならオラも……」
「貴様はとっとと帰れ!!」
「なんだよ、ケチ!!オラとオメェの仲じゃねーか!?」
「誰がケチだ!?散々ビルス星に居る間食わせてやったのを忘れたか!!」
わーわーと喧嘩し始めた二人を、ブルマは呆れたような顔で見つめながら溜息を漏らした。
だがそんな時、ベジータと悟空の二人は何かを感じ取ったのか、急に空を見上げた。
「ベジータ?孫君?」
この二人が突然喧嘩を辞めると言う事は、何かヤバい事が起きたか、起きようとしている可能性が非常に高い。それを理解しているブルマは不安そうな声で二人に話しかけた。
二人は返事をせず、ただじっと空を見上げていると、突然空間の一部が歪み、一瞬大きな光を放ったかと思うと、見覚えのあるカプセルのような機械が姿を現した。
「あれって……」
「トランクスのタイムマシンだ!!」
(なっ、タイムマシンだと!?前の世界ではボージャックの一件の後、未来のトランクスは一度も帰ってくる事は無かった筈……また俺の知らない事件が起きていると言うのか!?)
未来のトランクスが再来訪すると言う予想外の事態に、ベジータはまたも驚愕していた。
そしてタイムマシンの中から傷だらけのトランクスを救助すると、かなりの重傷を負っていた為急いでメディカルカプセルの中へ入れる為に医務室まで連れて行こうとしたのだが……
「うっ……」
「っ!!トランクス、無事か!?」
「こ、ここは……っ!!」
「トランクス、でぇじょうぶか?いってぇ何が……」
心配そうな表情を浮かべた悟空の顔を視界に入れた瞬間、未来での出来事がトランクスの脳裏にフラッシュバックする。
恩人にそっくりな顔をしながら、似ても似つかない性格をした、最悪の戦士。こいつのせいで世界はまたも炎に包まれ、母までも……!!
「っ!!お、おおぉぉぉぉぉぉぉぉーーー!!!!」
「な、何!?」
ベジータから勢い良く離れ、トランクスは気を全開にし、一瞬にして超サイヤ人3に変身した。
「と、トランクス、何を!?」
「ゴクウブラック!!俺は……俺は貴様を絶対に許さないっ!!!!」
「ぶ、ブラック?何言ってんだ、トランクス?」
「黙れ!!母さんの仇だっ!!ファイナルシャイン……」
「何をやっている、トランクスっ!!!!」
怒りに駆られるままファイナルシャインアタックをぶちかまそうとする未来のトランクスを、ベジータが一括する。
すると父の声を聞いた事でトランクスも我に返ったのか、攻撃を中断してベジータへと視線を移した。
「と、父さん……?それじゃあ……ご、悟空、さん?」
「あ、ああ、オラ孫悟空だ。そのブラックとか言う奴じゃねぇぞ。」
冷や汗を流しながら悟空がそう呟くと、トランクスも漸く人違いをしていた事に気付いたのか、緊張の糸が切れたのか、前のめりに倒れ込んで気絶してしまった。
「と、トランクス!?」
「トランクス、しっかりしろ!!」
倒れたトランクスの元へ、ブルマと悟空が慌てて駆け寄り、すぐにトランクスを医務室まで運んで行く。一方ベジータは、メディカルカプセルに入れられるトランクスを見ながら、先程の発言を思い出していた。
(さっきこいつはカカロットを見てブルマの仇と言っていた……つまり、未来世界のブルマは……)
※※※
「さっきはすいませんでした、悟空さん……いきなり攻撃しようとして……」
「なぁに、気にすんな!!」
「でもびっくりしたわよ。大きい方のトランクスが傷だらけになってやって来たんだもの。」
「っ……母さん……」
ブルマの姿を見たトランクスは、感極まったように目を閉じると、肩を震わせた。
「えっ……ど、どうしたのあんた?」
「……そろそろ説明して貰おうか。いったい何があった?ゴクウブラックとは何者だ。そっちの世界のブルマはどうなったんだ。」
「父さん……はい、全てをお話しします。」
それからトランクスは、未来世界で何が起きたのか説明を始めた。
魔導士バビディの引き起こした事件から一年経ったある日、突如トランクス達の世界に悟空と瓜二つな顔をした謎の戦士が現れ、世界中に無差別攻撃を開始したのだ。
当然そんな事をトランクスが黙って見ている筈がなく、ブラックに対し攻撃を仕掛けるが、ブラックは強かった。
当初はトランクスの方が強かったが、すぐに追いつかれ、今では全く敵わない程に実力差が開いてしまっていると言うのだ。
かつての人造人間達のようにじわじわと人間を苦しめ続けるゴクウブラックの前に、せっかく復興した街も破壊し尽くされてしまい、世界中の人口も半分以下にまで減ってしまったようだ。
その惨状の前に遂にトランクスと未来のブルマは別世界のベジータ達に応援を頼むべくタイムマシンの使用を決意したが、それを察知したブラックの急襲を受け……
「俺を逃がそうとした母さんは、ブラックの手で……っ……!!」
「それで貴様は、おめおめと逃げ出して来たと言う訳か?世界も守れず、挙げ句の果てにブルマまで殺されて!!」
「お、おいベジータ、そんな言い方ねぇだろ!?」
「いえ、良いんです悟空さん。事実ですから……」
命からがら逃げ延びた息子にキツイ態度を取るベジータに対し、流石に悟空が苦言を漏らすが、他ならぬトランクス本人が事実だと認めていた。
そんなトランクスにベジータは舌打ちすると背を向けたが、その内心はまだ見ぬゴクウブラックへの怒りで燃え上がっていた。
(ゴクウブラックとやらが何者なのかは知らん。知りたくもない。だが、絶対に許さん……!!必ず俺の手で殺してやる……!!)
ベジータは誓った。たとえ別の世界とは言え、愛するブルマを殺したゴクウブラックを絶対にこの手で始末すると。
一方悟空はトランクスにゴクウブラックについて質問をしていた。
「そ、それで、そのゴクウブラックってのはいったい何者なんだ?ひょっとして赤い変な実を食ってたりするんか?」
「いえ、奴の正体は何もわかっていません。それから、赤い実を食べている姿も見た事はありませんが……」
「するとターレスでもねぇか。うーん、そうなるとオラにもさっぱりわかんねぇなぁ……父ちゃんって事も無さそうだし……」
うーん……と悟空が頭を悩ませていたその時、ベジータと悟空、トランクスの三人は強烈な悪寒を感じ取り、大急ぎで外まで駆け出した。
すると先程トランクスのタイムマシンが現れた地点に大きな空間の歪みが発生しており、そこから悟空そっくりな顔付きをした男が姿を現した。
「なんだ、ここは……むっ!?」
「お、オラにそっくりだ……!!」
「あれはトランクスに、孫悟空……!!なるほど、ここはつまり……」
「おい、トランクス。あいつがそうか?」
「はい!!奴こそがゴクウブラック……俺の世界を……母さんを……!!」
「そうか、それは良かった。おかげで探す手間が省けた。」
「えっ?」
「ククク、トランクス…‥お前が私を呼んだのかな?殺して欲しうぐぇぇぇぇぇっ!?」
トランクスの姿を見つけると、嘲笑したような表情で見下ろすゴクウブラック。しかし次の瞬間、いきなり目の前に現れたベジータの全力のパンチが左頬に直撃。
凄まじい勢いで吹っ飛ばされたブラックは一瞬にして西の都から遠く離れた荒野まで吹っ飛ばされてしまった。
「くっ!!ごほっ……な、なんだ、何が……うぐわぁぁぁ!?」
「貴様がトランクスの言っていたブラックとやらか……楽に死ねると思うな。ブルマが受けた苦痛を何億倍にもして貴様に味わわせてやる。」
ゴクウブラックの後頭部を踏み付け、地面にめり込ませると、絶対零度の視線を向けるベジータ。
これからゴクウブラックにとって地獄の数分間が開始されるのだった……
未来世界のブウ編においてQ&A形式で軽く説明しておきます。
Q、なんでブロリーがおんねん。
A、この作品の未来トランクスは超サイヤ人3になれるんでダーブラだけじゃ確実に力不足になる為ブロリーさんを仲間に加えました。
Q、老界王神はどうなったん?つかブウは復活したの?
A、老界王神はゼットソードごとブロリーにデデーンされたので復活する事なく消し飛びました。魔人ブウもトランクスVSブロリーで生じたエネルギーによって復活したけどその瞬間ブロリーにデデーンされました。
Q、ブロリーがバビディなんかの言う事聞くとは思えません!!
A、親父ィの時みたいに途中までは言う事聞いたけど戦闘中自力で破りました。その結果が魔人ブウのデデーンです。
Q、ブロリー呆気なく首ちょんぱされ過ぎじゃね?
A、あくまでバビディの魔術で超3になってただけで素の実力は劇場版第1作程度なんで修行してた超3トランクスには普通に負けます。また、超3状態じゃトランクスより圧倒的に強かった為本編のような急成長も発動しなかったのです。
Q、そもそもなんで首ちょんぱした!!言え!!
A、ファイナルシャインアタックとかで倒すとブロリー再登場フラグって勘違いする人出そうだったんでわかりやすく死んだ事をアピールする為に首ちょんぱしました。
Q:未来世界の親父ィはどうしたん?
A、制御装置をつけるのに失敗してブロリーに殺された、バビディがブロリーを配下に加えた時爆殺された、息子共々バビディの手下になってトランクスに倒された、好きなのをどうぞ。