ちっ、くだらん…何が強くてニューゲームだ、クソッタレめ   作:ゴロリコン

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超合体!!ケフラ爆誕

 なんか色々残念な姿になってしまったブリアンことリブリアン。そしてそんな彼女は怒りを露わにクウラを指差した。

 

「さぁ、まずは卑怯な不意打ちをした貴方達第七宇宙の人達に私の愛を届けてあげるわ!!」

 

「いや、いらん。返品させてくれ。第二宇宙にはクーリングオフ制度が無いのか?」

 

「残念ながら拒否は許さないわ!!行くわよぉ!?」

 

「「「この想い!!」」」

 

「君達に届け!!」

 

 取り巻き達の掛け声の後に台詞を叫ぶと、踊るようにハートを描くリブリアン。

 そして仲間二人達と両手を使ってハートマークを作った。

 

「ラブ!!」

 

 そして三人がピンク、青、黄のハート型のエネルギーを打ち上げると三つのエネルギーが一つとなり、巨大なハート型のエネルギーの塊となった!!

 

「はぁぁぁぁ……!!たぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」

 

 そのハート型のエネルギーにリブリアンが突っ込んで行き、連続でパンチを叩き込むと、周囲にハート型のエネルギー弾を雨のように降り注がせた。

 

 この技は威力はそこまでだが、爆発の際に生じた香りで相手を魅了する効果を持っている。しかし……

 

「……ふむ、悪く無い匂いだ。しかしスイーツの香りには劣るな。点数をつけるなら60点と言った所か?」

 

「えっ、そうか?俺様正直臭くて敵わんのだが……」

 

「わ、悪いがここはお前達に任せるぞ。俺は第六宇宙のナメック星人との戦いに戻る。」

 

「あっ、じゃあ僕も。クウラさん、もう卑怯な事したら駄目ですからね!!」

 

 残念ながら実力が違い過ぎるせいか、第七宇宙の面々にはちっとも効果がないようだった。

 そしてピッコロはもうこんなノリにはついて行けんとばかりに退散し、悟飯もその後に続いたようだ。

 

 ちなみにクウラは普段からスイーツ漬けの甘ったるい私生活を送っている為か、そこまでこの匂いに拒絶反応が出なかったようだ。隣のレッドは本気で嫌そうな顔をしているが……

 

「如何かしら!?愛のお届け物は!!おーほっほっほっほっほ!!」

 

 無差別にフィールド全体にハート型のエネルギー弾をばら撒いて高笑いしているリブリアン。するとそこへ……」

 

「「おい」」

 

「っ!?」

 

 突如悟空と第六宇宙のブロリーが声を掛けると、途轍もないプレッシャーを感じ取ったのかリブリアンは金縛りにでもあったかのようにピタリと動きを止めてしまった!!

 

「悪りぃが、今すっげぇ楽しくて良い所なんだ。」

 

「出来れば邪魔をしないでくれ。さもないと……」

 

「「すぐにでもぶっ飛ばすぞ?」」

 

「ひっ……」

 

 流石に天使級の戦士二人に睨まれてしまっては、リブリアンも何も言えないようだ。

 そしてリブリアンが無差別攻撃をやめたのを確認すると、二人は仕切り直しとばかりに超次元バトルを再開するのだった。

 

「あいつ等、あんな事言ってるけど大会のルール的にもあのリブリアンとやらの攻撃は無問題だろうに……」

 

「仕方あるまい、お楽しみの最中に余計な横槍を入れられては文句も言いたくなるだろう。悪いとしたらあの二人に逆らえるだけの力がないあの女の方だ。」

 

「確かにそうなんだが……まぁ良い、俺様はトッポとやらとの戦いに戻るが、お前はどうする?」

 

「面倒なのに目をつけられたようだからな。あの変な女どもで遊ぶとするさ。」

 

「そうか。あまりやり過ぎるなよ?この大会で殺しは御法度だからな。」

 

「言われんでもわかっている。」

 

 その後、レッドはトッポとの戦いに戻り、クウラはリブリアン達三人を纏めて相手取る事にするのだった……

 

 

※※※

 

 

「スーパーサタデークラッシュッ!!」

 

「十二連式繰気弾!!」

 

「クッ!?当たるかぁっ!!」

 

 第二宇宙のリブリアン達が変身し、悟飯とトッポが歓喜し、クウラとレッドが唖然とし、そしてミントがポ◯ナレフ状態になっていたその頃、ラディッツとヤムチャはディスポと激闘を繰り広げていた。

 

 しかしやはり第十一宇宙最速の戦士であるディスポを捉えるのは簡単ではないらしく、ラディッツの放った気弾は回避され、ヤムチャが遠隔操作している十二発の繰気弾は一瞬にして全て弾き飛ばされてしまった。

 

「ちっ、虫のようにちょろちょろと……いい加減諦めてやられたらどうだ!?」

 

「ゼェ、ゼェ……クッ!!お、お前達こそ諦めたらどうなんだ?そんなスピードで、この俺を捉える事など出来るものか!!」

 

「フン、どうかな?今の貴様はナッパの攻撃でダメージを負い、体力を消耗している状態だ。そんな状態で俺達を相手にいつまでも動き回れるのか?」

 

「その前にお前達を倒せば良いだけだ!!」

 

 次の瞬間、ディスポの姿がラディッツ達の前から消えた。

 そして音を置き去りにする程の超スピードで彼等の背後に回り込むと、その無防備な背中に蹴りを入れようとし……

 

「デラックスボンバー!!」

 

「なっ、なにぃっ!?」

 

 突然ディスポを狙い、特大の気功波が放たれた。

 ディスポはギリギリで回避に成功したが、完全には避け切れなかったのか、服の一部が消し飛ばされてしまったようだ。

 

「き、貴様は……!!」

 

「おいおい、こんな虫みてぇにチョロチョロするだけの野郎を二人掛かりで落とせねぇとは、弛んでるんじゃねぇのか?ラディッツ、ヤムチャ!!」

 

「ナッパか。」

 

 そう、彼等の前に現れたのは現状今大会MVP候補筆頭のナッパである。

 彼は超サイヤ人4の姿で腕を組み、そのトレードマークであるテカテカで冴えてピカピカな頭が光を反射してキラリと光っていた!!断じて太陽拳を使用している訳じゃないからな!!

 

「き、貴様は最初にとんでもない攻撃をした!?」

 

「どれ、俺も兎狩りに参加させて貰うとしようかな?ちょっとは歯応えがあると良いんだがよ……!!」

 

「待て二人とも、ここは俺にやらせてくれ。ここらでお遊びはいい加減にしろって所を見せてやりたい。」

 

「ヤムチャ。」

 

(特に遊んでた覚えはないんだが……)

 

 ディスポの前に指の関節を鳴らしながら不敵な笑みを浮かべて立ち塞がるヤムチャ。

 しかしディスポはそんなヤムチャを見て鼻で笑い飛ばした!!

 

「たった一人でこの俺とやるつもりか?自信過剰にも程があるな!!お前が第七宇宙で最弱な事に気付いていないとでも思っているのか!?お前一人じゃ俺に触れる事なんぞ永遠に不可能だぜ!!」

 

「フッ、それはどうかな……俺だって武闘家だ。いつまでも悟空達に遅れを取ったままで終わるつもりはないぜっ!!はぁぁぁぁぁぁぁ……!!!!」

 

「っ!?や、ヤムチャの気が急激に跳ね上がっていく!!こ、これは!?」

 

「うおおおおおおおおおおっ!!!!」

 

 両腕を脇に当て、一気に気を跳ね上げるヤムチャ。直後、周囲は閃光に包まれ、光が晴れるとヤムチャは荒々しい純白の気のオーラに無数の紫電を纏っていた!!

 

「これは……悟飯が老界王神に引き出して貰った力と同じだ!!」

 

「ヤムチャ、テメェまさか!?」

 

「そう、その通り!!俺も力の大会に備え、老界王神様に力を引き出して貰ったのさ!!」

 

 なんと、ヤムチャは老界王神によって潜在能力を引き出して貰っていたようだ。

 ちなみにどう言う経緯かと言うとヤムチャが悟空に何か良いパワーアップ方法を知らないかと聞いた所、「老界王神のじっちゃんに頼めば一気に強くなれるんじゃねぇか?エロ本でも持ってきゃ一発だと思うぞ!!」とありがたい助言を頂いた結果らしい。

 

「さ、さっきまでとは気の質そのものが違う……い、いったい何をし……消えたっ!?」

 

「こっちだ。」

 

「っ!?」

 

 背後から悪寒を感じ、大慌てで振り返るディスポ。するとそこにはヤムチャが立っており、ニヤリとディスポを馬鹿にしたような笑みを浮かべてた。

 

「ウスノロ……勝てんぜ、おまぁあべしっ!?」

 

「この俺を嘗めるんじゃねぇ!!うおおおおおおおおおっ!!でぇぇぇーーーいっ!!!!」

 

「ぐぎゃああああああ!!??」

 

 ディスポ渾身の超高速拳を浴びせられ、サンドバッグのようにボコボコに殴られまくるヤムチャ。そしてトドメに放たれた蹴りが顔面に炸裂し、派手にぶっ飛ばされて壁に激突し、瓦礫の山の中に埋もれてしまった!!

 

 そう、確かにヤムチャは老界王神によって潜在能力を引き出して貰い、圧倒的なパワーアップを遂げた。

 

 しかし、しかしだ。いくら老界王神に潜在能力を引き出して貰ったからと言って、誰も彼もが悟飯並みのパワーアップを遂げられるだろうか?

 答えは否だ。あれは全ドラゴンボールキャラの中でも最高レベルの才能を秘めていた悟飯だからこそのパワーアップなのであって、ヤムチャが同じ事をしても悟飯程のパワーアップなんて出来る訳がないのだ。

 

 まぁ要するに何が言いたいのかと言うと、いくら原作よりパワーアップしてるからって、ヤムチャが老界王神に潜在能力引き出して貰った所でそんなあっさり第十一宇宙最速と呼ばれるディスポのスピードを超えられる訳ないよねって事だ!!

 

「フッ、偉そうなこと言ってた割に、口先だけじゃねぇか。さぁ、今度はお前達の番だぞ!!」

 

「勝手に勝ったつもりになってんじゃねぇよ。まだヤムチャはやられてねぇぞ?」

 

「はぁ?何言ってやがる。あれだけ食らってやられ……なっ!?」

 

「いたたた……この野郎よくもやりやがったな!?」

 

 瓦礫の山を退かしながら、青痣とたん瘤を作り、鼻血を流しつつも未だ健在と言った様子のヤムチャが飛び出して来た事に、ディスポは流石に目を剥いていた。

 ちなみにヤムチャは次のシーンでは何故か元通りになっていたらしい。

 

「ど、どうなってる!?直撃だった筈だ!!」

 

「フン、こんなもん悟空達との修行に比べればどうって事ないぜ。第十一宇宙のヒーローとやらもたかが知れてるな?」

 

「調子に乗るなよ、鈍間野郎!!確かに随分とパワーアップしたようだが、お前如きのスピードじゃ、永遠に俺に触れる事すら出来ないぜ!!」

 

「ああ、確かに今の俺じゃお前には勝てないな……だが、一体いつから俺が全力を出したと錯覚していた?」

 

「はっ、負け惜しみを……」

 

「ふっふっふ……そう思うか?楽しみだ、こいつを見てからも笑い続けていられるのかどうかが!!はぁぁぁぁぁ……!!100倍界王拳っ!!!!」

 

 ヤムチャの纏ってい純白のオーラが真紅に染まり、二回り程大きくなったばかりか、その衝撃波だけで武舞台に亀裂が走り、ディスポも吹っ飛ばされそうになってしまった。

 

「う、うおおおおおっ!?な、なんだこれは!!や、奴のパワーが更に跳ね上がりやがった!?」

 

「これが今の俺に出せる全力……老界王神様に引き出して貰った究極の力に界王拳を重ねた、言うなれば100倍究極界王拳だ!!」

 

「フッ、ヤムチャの奴見ない間に随分と強くなりやがって……」

 

 飲み友の成長に心なしか嬉しそうにしているナッパ。そしてヤムチャは一気に決着をつけるべく構えを取った。

 

「行くぞ、第十一宇宙の戦士よ!!俺の新必殺技を受けてみろっ!!」

 

「く、来る!?」

 

「うおおおおおおおおおおーーーーーっ!!!!食らえっ、ニュー狼牙風風拳っ!!!!」

 

 上体を伸ばし、右腕を引き、左手を上に掲げる何処かで見たようなポーズを取り、右拳に気をチャージして行くヤムチャ。

 そして渾身の雄叫びと共に右拳を前に突き出すと、ディスポに凄まじいパンチのラッシュが放たれた!!(ちなみにパンチのラッシュが速過ぎて無数の青白い気弾を連射しているようにしか見えなかったそうな)

 

「ぐ、ぐおおぉぉぉぉぉっ!?は、速いっ……こいつ、1秒に何発のパンチを……だ、駄目だ!?この負傷した身体じゃ、このパンチは捌き切れ……う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーっ!!!!」

 

 数十発はどうにか捌いて見せたものの、流石にダメージと疲労を隠し切れなくなったのか、途中から全てのパンチが直撃してしまい、ディスポは悲鳴を上げながら場外まで吹っ飛ばされてしまった!!

 当然復帰する事は出来ず、失格である!!

 

『ディスポ選手、場外!!ヤムチャ選手、新必殺技で見事ディスポ選手を撃破しましたぁ〜!!そして逆に第十一宇宙はディスポ選手がやられた事で、残りはジレン選手とトッポ選手の二名だけに追い込まれてしまった!!ここから反撃する事が出来るのかぁ〜!?』

 

 ヤムチャの予想外の活躍で客席は盛り上がっているようだった。

 そしてヤムチャはドヤ顔を浮かべながらラディッツとナッパと合流していた。

 

「どうだ二人とも!!俺だってやる時はやるだろう?」

 

「おう!!結構やるじゃねぇか!!見直したぜ……ってラディッツ、どうした?」

 

「いや……ヤムチャ、さっきの技なんだが……」

 

「フッ、どうだった?俺のニュー狼牙風風拳は?」

 

「確かに凄い技だったぞ。でもあれ、どう見てもペガサs」

 

「ニュー狼牙風風拳だっ!!!!」

 

「いや、構えと言い技の特徴と言い何処からどう見たって聖闘t」

 

「う、うるさいっ!!あれは俺のオリジナルだっ!!誰がなんと言おうとニュー狼牙風風拳なんだ!!わかったか!?」

 

「そ、そうか……」

 

 なんかあまりにもヤムチャが必死なので仕方なく引き下がるラディッツ。その後三人は新たな敵を求めて移動を始めるのだった……

 

 

※※※

 

 

 所変わって別地点ではベジータがキャベ、カリフラ、ケールの三人を相手に戦いを繰り広げていた。

 

「いっけぇぇぇぇぇぇ!!!!」

 

 ベジータ目掛けて全力の気功波を放つキャベだが、ベジータは片手を振るうだけで弾き飛ばしてしまった。

 だがその直後ベジータの背後にケールが現れ、ベジータを羽交い締めにした。

 

「むっ?」

 

「姐さん、今です!!」

 

「よくやったケール!!キャベ、合わせなっ!!」

 

「はいっ!!」

 

 二人揃って同じ技の構えを取ると、二人の右手に青緑色の気が収束され、眩い光を放った。

 

「「ファイナルシャインアタァァァァァァァァァック!!!!」」

 

 カリフラとキャベが同時に右手を突き出すと、ベジータ直伝の必殺技が発射される。そして二つの気功波は一つに合わさる事でより巨大になり、ベジータ目掛けて真っ直ぐ突き進んで行く。

 

「はぁぁぁぁ……!!えぇーーーいっ!!!」

 

 二人が必殺技を放つのに合わせ、ケールはベジータを迫り来る気功波目掛けて投げ飛ばす。そして即座に右手に気を収束させ、ベジータの背中にイレイザーキャノンを叩き込む。

 直後、二つの気功波に挟み撃ちにされたベジータは巨大な爆発に飲み込まれてしまった。

 

「ゼェ、ゼェ……す、少しくらいは効いてると良いんだけどな……」

 

「……いえ、残念ながら師匠はそんなに甘くないみたいです……!!」

 

 疲労から肩で息をしていたカリフラだが、キャベはベジータが全くダメージを受けていないのを見抜いていたようだ。

 そして次の瞬間、煙を内側からかき消すような黄金の輝きが放たれ、超サイヤ人4に変身したベジータが姿を現した。

 

「ス、超サイヤ人4……!!」

 

「へっ、師匠もちったぁやる気を出したって事か……!!」

 

「…………」

 

 無言で右手を前方に翳すベジータ。そしてその瞬間、キャベは凄まじい衝撃波の直撃を受け、悲鳴を上げる暇も無く吹っ飛ばされてしまった。

 

「キャベ!?」

 

「注意力散漫だぞ、カリフラ。」

 

「なっ」

 

 一瞬で距離を詰めて来たベジータが、腕を組んだままの姿勢でカリフラを蹴りを放つ。

 あまりのスピードにガードすら出来なかったカリフラは、先程のキャベと同じく悲鳴を上げる事すら出来ずに吹っ飛ばされてしまった。

 

 そして同様にケールとの距離も一瞬で詰めてしまい、回し蹴りを脇腹に叩き込む事で近くの壁にまで叩きつけてしまった。

 

「どうした、お前達。まさかもう終わりじゃあるまいな?あまり俺を失望させるな!!」

 

 ベジータが挑発するようにそう言えば、三人とも瓦礫を退かして起き上がった。しかし、流石にダメージは隠し切れていないようだ。

 

「いたたた……ちっ、まだ全然追いつけてねぇか……強過ぎだぜ、師匠の奴!!」

 

「……カリフラさん、僕が時間を稼ぎます。その隙にケールさんと界王神様から預かったあれを使ってください。使い方は聞いてますよね?」

 

「あれ……?ああ、あのイヤリングか!!けどあんなもんつけたからって何になるってんだ。今はそれより師匠との戦いを……」

 

「それは僕にもわかりませんが、一つだけはっきりしてる事があります。それは、今の僕達じゃ超サイヤ人4になった師匠には絶対に勝てないって事です。でも、少しでも可能性が上がるなら、何だってすべきです。違いますか……?」

 

「……チッ、確かにな。このまま手も足も出ずに負けるってのは面白くねぇ……少し待ってろ、すぐに準備して来てやる。ケール、ついてきな!!」

 

「は、はい!!」

 

 いきなり遠くまで離れて行く二人を見て、ベジータは首を傾げていた。

 

「……敵に背を向けるとはカリフラらしくないな。何を企んでいる?」

 

「当然、師匠に勝つ為の作戦です!!」

 

「ほう……それは楽しみだ。」

 

 ニヤリと笑うベジータに対し、キャベは決死の覚悟で戦いを挑んだ。

 

 しかし元の実力差に加え、超サイヤ人4に変身しているベジータに対し、超サイヤ人3のキャベでは圧倒的に力の差が開いており、すぐに追い詰められてしまい、超サイヤ人3の変身を維持出来ず、通常形態まで戻ってしまった。

 

「はぁ、はぁ……つ、強過ぎる……!!」

 

「あれからそう時間が経っていないのに超サイヤ人3まで目覚めたのは褒めてやる。だが、ここまでだ。」

 

「ま、まだです……!!第六宇宙を守る為にも、こんな所で負ける訳には……!!」

 

「……俺がこの大会のMVPに選ばれたら、貴様達の宇宙を復活させてやる。」

 

「えっ……?」

 

「フン、勘違いするな。弟子に情けないまま消滅されたら俺の汚点になるから仕方なく助けてやるだけだ!!」

 

 相変わらずのツンデレっぷりを発揮し、そっぽ向いてしまうベジータ。

 そんな師の姿に、キャベは涙ぐみながらも吹き出してしまった。

 

「じゃあ師匠、僕が優勝した時は、師匠達の第七宇宙を復活させます!!」

 

「フン、生意気言いやがって……だが、それでこそサイヤ人だ!!さぁ立て。第二ラウンドだ!!」

 

「はいっ!!」

 

 起き上がり、気を高めて超サイヤ人に変身するキャベ。

 だがその瞬間、二人から少し離れた地点で巨大な光の柱が発生し、その光の中に莫大な気を持った戦士が出現する。

 

「こ、これは、カリフラさんとケールさんの気が消えた……いや、一つに溶け合って行く!?」

 

「ッ!!まさかこれは……!!」

 

 何が起きたのかだいたい察したベジータは、急いで光の柱へと接近すると、やがて光が収まり、そこには一人の女戦士が立っていた。

 

「……やはりポタラを使いやがったか。貴様、名は?」

 

「あん?そうだな……カリフラとケールで……そう、ケフラだ!!」

 

 なんとカリフラとケフラはポタラ合体をしていたようだ。そして名乗りを上げると一気に超サイヤ人3へと変身を遂げ、ベジータへと格闘戦を仕掛けた。

 

 そして、その強さは超サイヤ人3でありながら格上の筈の超サイヤ人4のベジータと互角……いや、圧倒する程まで強化されていた。

 

「こりゃあ良い!!今なら師匠にも勝てそうな気がして来たぜ!!どぉりゃあああああっ!!!!」

 

 渾身のパンチを放つケフラだが、ベジータは両腕を交差させる事でガードする事に成功した。しかしその威力のあまり、腕が痺れているようだった。

 

「チッ、確かにポタラ合体しただけあって先程までとは比べ物にならん強化をされているようだな……だが、この程度で超えられる程俺は甘くはないぞ!!」

 

「上等だ、それでこそ超える甲斐があるってもんだぜ!!」

 

 互いに黄金のオーラを全開にし、同じタイミングで突進する二人。

 

 はたして、ケフラはベジータに勝つ事が出来るのだろうか……!?

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