ちっ、くだらん…何が強くてニューゲームだ、クソッタレめ   作:ゴロリコン

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砕け散る心!!ジレン玉砕!?

 突然姿を現し、悟空とブロリーに宣戦布告とも取れる宣言をしたジレン。

 悟空とブロリーはそんな彼に対し不快感を覚え……たりする事はなく、寧ろ一目で強敵だとわかるジレンが挑んで来てくれた事を大いに喜んでいた。

 そして、彼等は現在……

 

「う、嘘だろ……」

 

「こ、こんな事が……」

 

「や、やっぱり天使レベルの相手と戦うなんて、いくらジレンでも無理だったんだ……!!」

 

「じ、ジレンが……プライドトルーパーズの……第十一宇宙最強の戦士が、負けた……!?」

 

 ベンチで愕然としているディスポを始めとしたプライドトルーパーズの面々と界王神のカイ。

 そんな彼等の視線の先では……身体中の至る所に傷を負い、額と左の口端から血を垂れ流しているジレンが両腕と膝を床に着き、唖然としながら「こんな、馬鹿な……」と無意識に呟いていた。

 

 そして、そんなジレンの前には白銀と真紅の二段オーラを纏った悟空と、紫と真紅の二段オーラを纏ったブロリーが、途轍もない圧力を醸し出しながら両腕を組んだ姿勢でジレンを見下ろしていた……

 

 

話は少し前まで遡る……

 

 

※※※

 

 

「さぁ、力の大会も残り30分を切りました!!現時点で第七宇宙は一人の脱落者も出しておらず、圧倒的有利な状況を維持しています!!続く第六宇宙は残り六人と二番目に多くの選手を残しておりますが、一方第二宇宙と第十一宇宙はどちらも残り二名のみとなっております!!はたして第六、第二、第十一宇宙はこの第七宇宙の圧倒的有利な状況を覆す事が出来るのかー!!??」

 

 司会の男が現在の状況を解説すると、観客達は大いに盛り上がりを見せていた。

 そしてモニターには現在激闘を繰り広げている選手達の様子が映し出される。

 

「ベジータ選手はカリフラ選手とケール選手が合体したケフラ選手と、孫悟飯選手はヒット選手との激闘を続けているようです!!しかし、やはり優勢なのは第七宇宙!!ベジータ選手も孫悟飯選手もそれぞれ押し始めております!!しかし、ヒット選手は時々テレポートしたように姿を消しますが、これはいったい!?」

 

「ああ、それはおそらく奴が時間干渉系の能力を使っているからだ……いや、からでしょう。」

 

「お、おや?貴方は……」

 

「おっと失礼、自己紹介が遅れたな。俺はベルモッド、第十一宇宙の破壊神にして、全王様から解説役を仰せつかった者です。以後お見知り置きを。」

 

「は、はぁ……か、解説役、ですか?しかし何故今になって……?」

 

「いや、さっき全王様から……」

 

 

※※※

 

 

 時は十分程前に遡る。試合を観戦中だったベルモッドに突然全王からテレパシーが送られてきたのだ。

 

『やぁベルモッド。聞こえているかな?』

 

『っ!?こ、これは全王様!!テレパシーでのご連絡とは、何か緊急事態が発生したのですか!?』

 

『いや、そんな大した事じゃないんだけどさ。君ってほら、やたらとジレンって子に入れ込んでるじゃない。』

 

『へ?は、はい……た、確かにジレンは私のお気に入りの戦士ですが……』

 

『うん、それ自体は別に良いんだよ。でも君、彼に入れ込み過ぎるあまり、この先の試合で彼が戦ってる場面で突然戦いを中断させてまでジレンの過去を語り始めちゃいそうじゃない?』

 

『は、はぁ……』

 

 語り始めちゃいそうじゃない?とか言われてもベルモッドからすれば完全に意味不明である。

 まぁ別の世界の力の大会でのベルモッドを知る全王からすればこいつ絶対に試合止めてでも語り出すよなと言う確信があったのだが……

 

『でさ、それって普通に試合妨害だし、戦ってる側やお客さん達からしたら迷惑だと思うんだ。なんでそんな君の為に好きなだけ語れて試合妨害にもならない役職を用意したよ。』

 

『そ、それはいったい?』

 

『破壊神ベルモッド、君をこの力の大会の解説役に任命する。司会の彼と大いにこの力の大会を盛り上げてね!!あっ、それから司会中はちゃんと敬語を使うんだよ!!』

 

 

※※※

 

 

「……と言う具合に俺が解説役に任命されたのです。」

 

「は、はぁ……あの、それなら最初から解説役をしていれば良かったのでは……」

 

「仕方ないでしょう、今突然「そうだ、ベルモッドを解説役にすれば語らせられるじゃん!!」って思いついたんですから。」

 

「へ???」

 

「ゲフンゲフン!!と、とにかくあのヒットと言う第六宇宙の戦士が時間に干渉する能力を持っているのは間違いないでしょう。俺……私が思うに時間停止と時の流れを遅くする能力……それから孫悟飯の攻撃を予知しているような動きからして、未来予測なんかも可能でしょうな。」

 

「な、なるほど!!しかし時間に干渉する能力とは途轍もないですが、それだけの力があっても何故孫悟飯選手は圧倒的優位を維持しているのでしょうか?」

 

「簡単な話です。孫悟飯の実力の方がヒットよりも格上だから、ただそれだけです。それこそ、彼の能力が一切通用しない程に……」

 

 そう、ビーストを極めた今の悟飯は、悟空とベジータの全力とほぼ同等の実力を持っている。それはつまり、破壊神を超え、天使の領域に足を踏み入れていると言う事だ。

 如何にヒットが天才であり、今も成長を続けていると言っても、天使の領域に足を踏み入れた悟飯には及ばない。今の彼等の間には、絶対的とも呼べる程の力の差があるのだ。

 

「つまり、時間干渉系の力を持ってしても倒し切れないのが今の孫悟飯選手と言う訳ですか……おおっと!?別地点では孫悟空選手とブロリー選手の前に第十一宇宙のジレン選手が現れました!!」

 

「フッ、あいつめ漸く動く気になったようだな。」

 

 自分の宇宙のエースが動き始めたのが嬉しいようで、ニヤリと不敵な笑みを浮かべていた。

 

「どうやらジレン選手は孫悟空選手とブロリー選手を纏めて相手取るつもりの模様!!先程はバーダック選手を軽く一蹴していたジレン選手ですが、はたして今回も上手く行くのでしょうか!?解説のベルモッドさんはどう思いますか?」

 

「どう思うか、ですか……自分の宇宙の選手を贔屓するようであれですが、ジレンは負けませんよ。他の誰にもね。確かに孫悟空とブロリーは強い……下手な破壊神を軽く上回る強さです。それは認めます。しかしそれはジレンとて同じ事……ジレンはこの私を超える強さを持っているのです。何よりジレンには他を上回る強さへの執着、そして優勝せねばならない理由があるのです!!」

 

「そ、それはいったい……?」

 

「画面の前の良い子の……よ、良い子?……と、とにかく、画面の前の観客達も大いに期待しているようですし、やはり語らねばなるまい……観客の皆様にも教えましょう、ジレンの"強さ"への執着の理由を……」

 

 それからベルモッドは語り出す。ジレンの悲しみに満ちた過去を……

 

 

※※※

 

 ジレンは過去、ある悪党に両親を殺されたのです。そして師匠となるギッチンと言う男に助けられ一命を取り留めました。

 それからジレンはギッチンの下で更なる強さと正しい道を極めようとし、1人、2人、3人…ジレンの周りには仲間が増えて行きました。

 

 しかし、そこに再び奴が……ジレンの両親を奪った悪党がやって来たのです。

 ジレンは仲間と共に闘いました。ジレンには勝てる自信があったのです。

 

 だが、奴は強過ぎた。ジレンの仲間は次々と殺され、ジレンの師であるギッチンまでも奴との戦いで命を落としてしまいました。

 それでもジレンは再び立ち上がろうとしましたが、生き残った門下生に立ち上がる者は居なかった。所詮、力無き者は強者に従うしか無かったのです。

 そして、ジレンは独りになった……信頼していた仲間達に裏切られたジレンの悲しみは計り知れない。

 

 その時、ジレンは痛感したのです。"信頼など無価値"だと。それと同時に理解しました。"強さこそ正義"であり、"強さこそ絶対"なのだと。

 

 勝てば周りがついて来る。勝利すれば全てが手に入る。そこに感情等不要!!私はそんなジレンの途轍も無い強さへの渇望とその孤独心に惚れたのです!!

 

 

※※※

 

 

「故に、ジレンが負ける事はあり得ません!!もしジレンが負けるような事があれば、私は裸で逆立ちしながら鼻で激辛ラーメンを啜って見せますよ!!」

 

「な、なるほど、それ程までにジレン選手を信頼しておられるのですね……ジレン選手と孫悟空選手、ブロリー選手の戦いが今から楽しみで仕方ありませんね!!……お、おや?孫悟空選手とブロリー選手の様子がおかしい……あれは何をしているのでしょうか?」

 

 何やら盛大にフラグを立ててしまったベルモッドはさておいて、どうにも悟空とブロリーの様子がおかしい事に司会の男は首を傾げた。

 

 そして悟空とブロリーはジレンを放置し……なんとジャンケンを始めてしまった!!

 

「……ジャンケンをしているようですな。」

 

「な、何故二人はジャンケンを……」

 

「多分……信じられない事ですが、どちらがジレンと戦うのかジャンケンで決めようとしているのでしょう……馬鹿なのか、あいつ等……?」

 

 ジレンそっちのけでジャンケンをしている二人に、ベルモッドは完全に呆れ果てていたそうな……

 

 

※※※

 

 

 その頃、客席でジレンの過去を聞かされた悟天達はと言うと……

 

「へー、あのジレンって人そんな過去があったんだ、可哀想だね……」

 

「そーかぁ?いや、そりゃ可哀想だけど、未来の俺の方がよっぽど悲惨な目に遭ってたと思うぞ。」

 

「えっ、あれ単なる作り話でしょ?なんて言うか設定がありきたり過ぎで真新しさが全然感じられないし、取ってつけたような悲劇の主人公設定が鼻につくと言うかなんと言うか……」

 

 こんな感じで適当に流していた……と言うかミントに至ってはフィクション扱いしていた……

 

「やぁ、お待たせ。」

 

 そんな時、大神官を連れて何処かに行っていた全王が見知らぬヒヨコを肩に乗せて戻って来た。

 

「あっ、全ちゃん!!おかえりなさい!!」

 

「何処行ってたんだよ……ってなんだそのヒヨコ?」

 

「それに大神官さんはどうしたの?」

 

「ちょっと急な用事があってね。大神官なら心配しないで。ちゃんと"ここ"にいるから。」

 

「ピヨピヨピヨピヨ!!」

 

「「「???」」」

 

 意味がわからず首を傾げている三人。

 そして謎のヒヨコは全王の言葉を肯定するようにピヨピヨと鳴いている。このヒヨコについてはまぁ……詳しく語るのは控えておくとしよう。

 

 

※※※

 

 

「「あいこでしょっ!!しょっ!!しょっ!!しょっ!!しょっ!!」」

 

 その頃、悟空とブロリーは未だにジャンケンを続けていた……と言うか、サイヤ人あるあるで中々ジャンケンの決着が付かないようだ。それにしては長過ぎる気がするが……

 

 一方ジレンはと言うと……

 

「……いい加減にしろ。」

 

 流石にいつまでも自分を放置し、ジャンケンを続ける二人に対して不快感を示していた。

 しかしジャンケンに夢中な二人はジレンの怒りに全く気づいていないのか、ジャンケンであいこを出し続けていた。

 

 やがて遂に痺れを切らしたジレンは二人目掛けて二発の気功波をぶっ放す。並大抵の相手なら一撃でやられてしまう程の一撃だ。しかし……

 

「おっと!!」

 

「フンッ!!」

 

 悟空はジレンが認識出来ないスピードであっさりと回避し、ブロリーは片手を振るうだけで気功波を場外ホームランしてしまった!!

 

「何……?」

 

「おい、いきなり何すんだよ?まだこっちはジャンケンの途中だってのによ!!」

 

「全くだ。少しくらい待てんのか、貴様は?」

 

 なにやら不満を口にしている二人。

 だが、こうもあっさり自分の攻撃が防がれると思っていなかったジレンは目を見開いていまが、すぐに目付きを鋭くすると、先程より遥かに気を込めた巨大な気功波をぶっ放した。

 これなら先程のようにはいかないだろう……いいや、行く筈がない。ジレンにはその自信があったのだ。

 

 しかし、彼のその自信はほんの一瞬で崩れ去った。

 

「ほっ!!」

 

「無駄だ!!」

 

 迫り来る気功波に対し、悟空とブロリーは顔も向けず、まるで虫をはたき落とすように腕を振るうと、その腕を振るった際に生じた衝撃波だけでジレン渾身の気功波をかき消してしまったのだ。

 

「馬鹿な……」

 

 ジレンは、目の前の光景が信じられなかった。自分の全力の一撃があんな衝撃波だけでかき消されるなどあってはならない。これは何かの間違いだ。

 

 だが、ジレンがどれだけ頭の中で否定しようと現実は変わらない。実際に悟空もブロリーも擦り傷一つ負ってはいないのだ。

 

「なぁ、もう少しだけ待ってくれよ。もうちょっとで決着付きそうだしよ?」

 

「ああ。そしたら俺かカカロットのどちらかが相手をしてやるから、それまでは大人しく待っていろ。」

 

「っ……!!ふざけるな……俺を馬鹿にするつもりか!?」

 

「いや、別にそんなつもりはねぇぞ。なぁ?」

 

「ああ。ただ二人掛かりで行くのは卑怯と思っているだけだ。」

 

「それが馬鹿にしていると言うのだ……!!下らぬジャンケンなどやめて、二人纏めて掛かって来い!!」

 

「やめとけよ。オメェは確かにつええさ……だが、今の俺達に……まして二人同時に相手にして勝てる程じゃねぇ。闘わなくてもそれくらいはわかる。」

 

「っ……この俺を、嘗めるなぁぁぁっ!!!!」

 

 完全にこちらを馬鹿にしているとしか思えない二人に対し、ジレンは怒りを抱いた。そして柄にもなく感情を露わにして叫び声を上げると、二人に飛びかかっていたのだ。

 

 そしてまずジレンは無差別に悟空とブロリーの両方に攻撃を加えたのだが……その全ては無駄に終わった。

 

 何せどれだけ超高速のパンチのラッシュを叩き込んでも悟空はジレンでは捉えられない程の神速で回避し、ブロリーはその全てを片手で防いでしまうのだ。

 

「おい、落ち着けって。何も相手しねぇって言ってる訳じゃねぇんだぜ?」

 

「無駄だ、カカロット。今のこいつに言葉は通じそうにない。」

 

「……みてぇだな。仕方ねぇ、ちぃとばっか大人しくさせるか……」

 

「うおおおおおおおおおおおっ!!!!」

 

 ジレンは、獣のように雄叫び上げながら、何度も必死に拳を振るった。だが、突然悟空の姿が目の前から消えると拳が空を切ってしまい、そして次の瞬間、鳩尾に途轍もない衝撃が走った。

 いつの間にか姿を現した悟空がジレンの鳩尾に拳を叩き込んだのだ。

 

「ウッ……カハァッ……!?」

 

 その威力のあまり、ジレンは吐血し、膝をついてしまった。

 だが、そこへ追い打ちを掛けるように悟空の回し蹴りが放たれた。今度はギリギリでガードに成功した物の、その破壊力のあまりジレンは数メートル程後退りをしてしまった。

 

「おのれ……っ!?」

 

 ガードを解き、反撃に転じようと悟空を睨みつけたジレンだが、その時には既にブロリーの剛腕が目の前まで迫って来ていた。

 次の瞬間、ブロリーのラリアットがジレンに炸裂。そのまま武舞台中央の柱に叩きつけられ、その衝撃のたまり武舞台全体を揺らしてしまった。

 

「どうだ、大人しくする気になったか?」

 

「くっ、ぐぅ……ガハッ……」

 

 数回柱にめり込ませた後に手を離すと、ダメージのあまりジレンは崩れ落ちてしまった。それを見てブロリーはボソリと「ヤバい、やり過ぎた」と呟いたのだが、もはや完全に後の祭りである。

 

 っと、こんな感じで冒頭へと戻るのであった……7

 

 

※※※

 

 

 力無く項垂れて両腕と膝をついているジレンに、悟空とブロリーはなんとも言えない表情を浮かべながらヒソヒソと囁き合っていた。

 

(なぁ、どうすんだこれ?)

 

(知らん……だが少々やり過ぎたのは間違いないようだな……)

 

(めぇったな……ちょっと大人しくさせるつもりだったのに、この様子じゃ心の方も折れちまったみてぇだぞ。)

 

 悟空の言う通り、ジレンの心は今や折れる寸前だった。ここまでやられてしまえば、流石にジレンも認めざるを得ない。この二人は自分よりも格上だ。

 

 同時にジレンは、かつての仇敵の事を思い出していた。

 

 過去にジレンは悪人によって家族を奪われた後、師であるギッチンの下で修行を積み、再び現れた悪人に戦いを挑んだ。

 だが、 悪人はジレンの想定を遥かに超える強さを持っており、彼のそれまでの努力を嘲笑うように一方的にジレンを打ちのめしたばかりか、師であるギッチンと仲間達さえも殺してしまったのだ。

 

 それ以来ジレンは甘さを捨てた。他者への信頼を無価値な物と切り捨て、純粋な強さのみを追い求め、ただひたすらに己を磨き続けた。

 強くなりさえすれば、もう誰にも何も奪われずに済むのだと信じて……

 そしてその果てに、ジレンは破壊神ベルモッドさえも超える力を手にしたのだ。

 

 だが……今こうして、かつてと同じように、何も出来ずに敗北してしまった。

 

「俺は……あの時から、何も変われていない……」

 

(あの時ってなんだ?)

 

(さぁ……?)

 

 ジレンの過去など知らない二人は、ただ首を傾げるばかりだった。

 とは言え流石にこの状態でトドメを刺すのもアレなので、とりあえず見逃す事にしたようだ。

 

「えっと……ジレンだったが?悪りぃけど戦う気がねぇんなら俺達はもう行くぞ。俺としちゃはええとこブロリーと決着をつけてぇからな。」

 

「ああ、俺も早くカカロットと決着をつけたい。」

 

「…………」

 

 二人に対し、ジレンは何も言わない。いや、言う気力すら残っていないのだろう。

 やがて二人は諦めたように溜息を漏らすと、その場から離れて行った。

 

 そのままジレンは微動だにせず項垂れていたのだが、そこへ新たな戦士が姿を現した。

 

「戦場のど真ん中で項垂れている馬鹿が居るから誰かと思って来てみれば、第十一宇宙のエースとやらではないか。」

 

「…………」

 

 姿を現したのは、クウラだった。だが、ジレンは彼に対し顔を向ける事すらしなかった。

 そんな彼に対し、クウラは舌打ちすると、胸倉を掴んでジレンを持ち上げた。

 

「どうやら悟空とブロリーの強さを見せつけられた事で戦意を喪失したようだな……情けない奴め。少しは骨のありそうな奴だと思っていたが、とんだ期待外れだったな!!」

 

 そう叫ぶや否や、クウラはジレンを放り投げた。そして倒れたまま動こうともしないジレンに対し、クウラは右手を天に翳すと、一瞬にしてスーパーノヴァを作り上げた。

 

「貴様のような負け犬に居座られると目障りだ。とっとと消えろっ!!!!」

 

 次の瞬間、クウラは右手を振り下ろし、容赦なくスーパーノヴァを発射した。

 そして動こうともしないジレンはその光の中に飲み込まれ、直後、大爆発を起こすのであった……

 

 はたしてジレンはこのまま脱落してしまうのか?次回に続く!!




ちなみにヤムチャは未だにリブリアン達と戯れてます。
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