ブルーアーカイブ~成り代わりの未来の戦士~   作:エルヤ

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お久しぶりです。スターレイルやスパーキングゼロにハマって気づいたら1ヶ月以上経っていました。
すみません!
この1ヶ月間たくさんの閲覧、お気に入り登録ありがとうございます。今度はできるだけ早く続きを投稿するよう努力しまのでこれからもよろしくお願いします。


これからの道

 

「・・・ん?」

 

目を開けるとそこは知らない部屋だった。前にもこんなことあった気がする。

 

「・・・俺は生きているのか」

 

俺はビナーとの戦いのあと力つきそのまま意識を失った。ビナーとの戦いで負った傷、砂漠のど真ん中、さらに砂嵐というどう考えても助からなそうな状態だったがどうやら俺はまだ生きているらしい。

寝かされていたベットから起き上がる。ベットの周りには点滴やらよくわからん機械(おそらく医療系の機械)が置かれている。どうやら俺を助けてくれた奴が治療してくれたようだ。部屋を見渡してみる。目立った家具はなく窓も1つもないため電気が薄暗く部屋を照らしている。人も誰もいない。

一通り部屋を見渡したあと自分の身体を確かめる。どのくらい眠っていたかはわからないが俺の身体の傷はほぼ治っていた。概ね不調を感じるところもない・・・一部を除いて。俺は感覚のない左腕に目を向ける。

 

「やっぱないか・・・」

 

しかしそこに腕はない。やはり左腕はビナーとの戦いで失われたままだった。

 

「おや・・・目が覚めましたか」

 

部屋の扉が突如開く。聞き覚えのある声がする。声の主の方に顔を向けるとそこには黒服が立っていた。

 

「お前が俺を助けたのか、黒服」

 

「ええ、そうです」

 

「なんで助けた」

 

「あなたのその力をもっと調べたかったのですよ。あなたの力はビナーとの戦いで拝見させてもらいました。しかしその力を完全に理解することはできませんでした。それにあなたがビナーとの戦いで見せたあの金色の姿!あの姿のあなたからはそれまでとは比較にならないほどの力を感じました。なのでその力を研究するためあなたを助けました」

 

黒服が俺を助けた理由を話す。どうやら俺は研究材料として助けられたようだ。

 

「はぁ・・・あんたらしい理由だな。でも助けてもらったのは事実だ。そこは感謝しないとな。ありがとな」

 

「いえいえ礼には及びません。あなたが眠っていた半年間、実に有意義な研究をできましたので・・・」

 

ん?今『あなたが眠っていた半年間』って言ったか?

 

「待て黒服!俺は半年間眠っていたのか!」

 

「そうですよ。アビドスではあなたは亡くなったとされてますね」

 

まじかぁ・・・それじゃアビドスにはもう戻れそうにないな・・・

 

「そういえばユメ先輩は!黒服!ユメ先輩は無事なのか!」

 

そこでようやくユメ先輩のことを思い出し黒服にユメ先輩のことを聞き出す。俺は最後にユメ先輩のことをこいつの任したのである。

 

「無事ですよ。あの後、梔子ユメは私がアビドスの校舎の近くの建物まで送りました。応急措置もしましたし近くに救急セットも置いていきました。その後小鳥遊ホシノが病院まで運んでいきましたよ」

 

「・・・そうか」

 

どうやらユメ先輩は無事のようだ。しかしユメ先輩とホシノにはなにも言い残せなったな・・・。

 

「クックック、さてあなたはこれからどうしますか?アビドスに戻りますか?それとも別のところへ行きますか?私としてはぜひここで私の研究に付き合ってもらいたいですが」

 

「・・・」

 

俺はこれからどうするかを考える。死んだことになっているのならアビドスには俺の戸籍はもうないだろう。でもユメ先輩とホシノをそのまま放っておくこともできない。アビドスの借金返済をどうにかして助けたい。となると・・・

 

「・・・便利屋でもするか」

 

「おや意外ですね。なぜですか?」

 

「アビドスの借金をユメ先輩とホシノに全部任せることはできないからな。俺も元アビドスとして少しでも彼女たちの助けたいんだ」

 

「そうですか」

 

「それにこの立場の方がいろいろ動きやすいしな」

 

「と言いますと?」

 

「カイザー・・・あいつらに関しての情報を集めるならこっちの方が動きやすい」

 

前々からカイザーにはいい印象は持ってなかった。だから一度あいつらに関して調べたいと思っていた。

 

「ふむ、ならば私も協力いたいしましょう。もちろんタダとは言いませんが」

 

「どういうことだ?」

 

「あなたが便利屋として活動するための準備、それにあなたが便利屋として活動している間、さまざまな協力をしてさしあげましょう。その代わりあなたには私の研究の協力をしてもらう。どうでしょうか?」

 

なるほど・・・俺の手伝いをしてくれる代わりに俺のことを調べさせろということか。

 

「研究ってなにをするんだ?」

 

「特に難しいことはしませんよ。あなたの力についての説明してもらったりサンプルを取らせてもらう程度です」

 

「・・・わかった。お前の提案、受けよう」

 

「クックック、ありがとうございます。では少しお待ちください」

 

黒服は一度部屋を出ていく。数分後一枚の紙を持って戻ってきた。

 

「では孫ゴハンさん、こちらの契約書にサインをお願いします」

 

黒服から契約書を渡される。一応契約書に何か罠がないか確認する。

 

「クックック、ご安心を。あなたを騙すようなことはしませんよ。もしあなたの恨みを買ったら私ではどうしようもできませんしね」

 

契約書を隅々まで確認したが黒服の言う通りこちらに不利となることは書いてなかった。最後にもう一度確認したあと俺は契約書にサインした。

 

「クックック、これで契約成立ですね」

 

黒服は上機嫌に笑う。

 

「ではさっそくですがあなたの力の正体について教えていただけますでしょうか」

 

「ああ、俺の力は気と言って・・・」

 

 

 

 

 

俺は気に付いて黒服に説明した。説明を聞いた黒服は何やら笑いながらいろいろ考えているようだった。

 

「気については分かりました。ではもう一つ、あなたがビナーとの戦いで見せたあの金色の姿は?」

 

「あれは超サイヤ人だ。サイヤ人かサイヤ人の血を引くものがある条件を満たすと変身する姿だ」

 

「そのサイヤ人とは?」

 

「簡単に言えば宇宙人だな。俺はそのサイヤ人とのハーフだ」

 

「宇宙人ですか。クックック、なるほど。確かにそれならばあなたがヘイローを持っていないのにそこまでの力を持っているのにも納得いきます」

 

黒服は納得いったようにこちらを見る。

 

「ではその超サイヤ人というもの見せてもらいませんか」

 

「すまないが今は無理だ」

 

「なぜです?」

 

「超サイヤ人になるには条件があるって言っただろ。あのときは激しい怒りで一時的になれただけだ。おそらく修行すれば自由になれるようになると思うが今すぐには変身できない」

 

「そうですか。それは残念です」

 

あの悟空でも最初は自由に変身できなかったらしい。半年間寝込んでいたのならすぐには変身できないだろう。

 

「だからまずは修行して体の調子を戻す。それと超サイヤ人に自由に変身できるようにする。便利屋を始めるのはそれからだな」

 

今の俺は万全とは言えない。便利屋をするからには戦闘もあるだろう。なら体の調子を戻して力をつけることに越したことはない。

 

「それにこの腕の状態にも慣れないとな」

 

なくなった左腕を見る。このなくなった左腕の感覚にも慣れないといけない。

 

「その腕に関してですが私が義手を用意しましょうか?」

 

「いや・・・大丈夫だ。隻腕でも戦闘はできるし日常生活もできないわけじゃないしな。それに生半可な義手じゃ俺の力に耐えられずに壊れるだろうし」

 

「ふむ・・・確かに今の我々の技術力を持ってしてもあなたの力に耐えられる義手は作れないでしょうね」

 

黒服の提案を断る。普通の生活やヘルメット団などの並みの奴らなら問題ないだろうがホシノレベルの相手が出てきたら気を抑えて戦闘するのは厳しい。気を高めた瞬間義手が壊れることは容易に想像できる。一度超サイヤ人に覚醒した今、その力に耐えられる義手を作るには人造人間を作ったドクター・ゲロ並みの頭脳と技術力が必要だろう。・・・そう考えるとドクター・ゲロってすごいな。

 

「よし・・・それじゃあさっそく修行開始だ」

 

そうして新たな生活を行うため、長い準備期間が始まった。

 

 

 

 

 

 

 

「これをどうぞ、孫ゴハンさん」

 

あれからさらに半年が経った。半年間の修行で何とか超サイヤ人に自由に変身できるようになった。正直もう少し時間がかかると思ったがこれも孫悟飯の身体のお陰か。

超サイヤ人にも変身できるようになったため、ついに便利屋として活動を始めるところだ。

俺は黒服に頼んでいた物を受け取る。黒とグレーの亀仙流の胴着に似た胴着を着てその上から黒いコートを羽織り首にマフラーを巻く。*1顔はマフラーで下半分を隠し目元には仮面*2をつけている。

声は首に変声機を付けている。

髪も超サイヤ人を維持することで金髪にする。これは正体を隠すの同時に悟空達もしていた常に超サイヤ人でいることで超サイヤ人のポテンシャルを最大限引き出す修行も兼ねている。

 

「それからこちらもどうぞ」

 

黒服が黒いショットガンを取り出す。

 

「そのショットガンは要望通りあなたの気を銃弾として発射します。連射も出来ますが力を籠めすぎると壊れますのでお気をつけください」

 

「わかった」

 

俺はショットガンを受け取る。本来、俺には武器など必要ない。しかし今まで通り戦うと正体がばれる可能性がある。そのため何か武器を持つ方がいいと黒服から提案された。たしか格闘に関してはまだいいが気功波なんて放てばわかる奴には一発でバレる。

ゆえに俺は黒服からのアドバイスを素直に受け取り何か武器を持つことにした。

最初はトランクスや悟空を真似て剣か棒を武器にしようかと思ったが、そんなもの扱ったことないし隻腕のこの身体ではうまく扱えきれなかった。となるとやはり銃になるわけだがそこで瞬時に思いついたのがショットガンだった。

 

「・・・ホシノ、お前の戦い方、参考にさせてもらうぞ」

 

俺はずっとホシノの戦いを近くで見ていた。ホシノはこのキヴォトスにおいても上位の実力者だ。そのショットガンの使った戦いはとても洗練されていた。ゆえにショットガンが印象に残っていた。それにショットガンなら俺の戦い方とも相性もいいだろう。

ちなみにこのショットガンは黒服が作った特別製だ。普通の銃弾を必要とせず俺の気を銃弾として発射する仕組みになっている。隻腕ではリロードができないため俺が黒服に頼んで作ってもらった。

黒服曰く作るのはそこまで難しくはなかったらしい。なんでも神秘で似たことをする奴がこのキヴォトスにも何人かいるらしい。それを応用し俺との研究で培ったデータを利用し作ったらしい。

 

「よし・・・準備完了だ。いろいろ助かった。ありがとな、黒服」

 

「いえいえ、こちらこそこの一年間、大変すばらしい時間を過ごせました。礼など不要ですよ」

 

「そうか、それじゃ行ってくる」

 

「クックック、ではブラックさん、お達者で」

 

こうして俺は便利屋ブラックと再びこの世界で活動を始めた。

 

 

 

 

*1
スーパードラゴンボールヒーローズに出てきた黒衣の未来戦士のイメージ

*2
ガンダムとかでよく出てくるやつ




今回で原作前のお話は終了です。ホントは最初は目覚めてから一年ぐらいは修行させようと思ったんですがそれだと遅すぎると思い主人公悟飯悟飯には半年超サイヤ人に変身できるようになってもらいました。まああの悟飯の身体だしそんな違和感ないと思いません?
またオリジナル設定として主人公悟飯に銃を持たせました。あまりに似合わないかもしれませんが今まで通り戦うとホシノやユメ先輩には一発でバレると思ったので・・・
あと一応中身は別人だしブルアカとのコラボだしね?
それにホシノと同じ武器を持たせたいという思いがあったので・・・ね?
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