ブルーアーカイブ~成り代わりの未来の戦士~   作:エルヤ

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お気に入り登録、コメントありがとうございます。
今回から原作開始です。気をつけていますがキャラのセリフに違和感があるかもしれないのでそこのところよろしくお願いします。


先生がやってきたそうです

 

「今日の依頼はこれで終わりっと」

 

俺は今、便利屋の仕事が終わり隠れ家に戻って来たところだ。ブラックとして便利屋を始めて暫く経つが今では数多くの依頼が入ってくる。最初のころは依頼が全然入らなかったが黒服が適当に依頼を拾ってきてくれた。依頼をこなすに内に評判が上がり最近は依頼が多すぎて順番待ちも多くできている状況だ。

 

「今日もかなり稼げたな。とりあえず今度またアビドスに物資を送らないと」

 

稼いだお金のうち大半はアビドスの支援に使っている。本当はそのまま借金返済に充てたいのだがアビドスの借金返済は現金でしか払えない。そのため俺が口座を経由して借金を払うことができない。俺は死んだことになっているためアビドス生として直接払うこともできなし仮に現金を送ったとしてもこんなどこの誰かもわからない奴から送られたお金なんてあの真面目なホシノが使う訳がない。

 

「銃弾・・・それから手榴弾系・・・自動車もいるかな?・・・ん、電話か?」

 

アビドスに送る物資をどうするか考えていると俺のスマホに電話がかかってくる。依頼の場合は隠れ家の固定電話にかかってくるためこれは俺個人宛の電話だ。俺のスマホは2年前とは変わっているため今の電話番号を知っている奴は限られる。

 

『クックック、お久しぶりです。ゴハンさん。いえ、今はブラックさんでしたか』

 

「黒服か、なんの用だ」

 

電話の相手は黒服だった。黒服には便利屋を始めるためいろいろ手伝ってもらったため昔ほど警戒はしていない。とはいっても多少は警戒するが。

 

『実はあなたには知ってもらっておいたほうがいいと思う情報がありまして』

 

「アビドスのことか?」

 

『いえ、アビドスのことではないですが、このキヴォトスにおける重要なことではあります』

 

「キヴォトスにおける重要なこと?」

 

『ええ、実は近頃、”先生”と言われる人物がこのキヴォトスにやってくるのですよ』

 

先生?先生ってたしか・・・あ、たしかブルアカってプレイヤーが先生として生徒たちの問題を解決していくゲームだったはず。その先生のことか。

 

『先生はおそらくこのキヴォトスに新たな風を巻き起こすでしょう。あなたもきっと先生と深く関わると思いましたので連絡しました』

 

たしかに先生がこのキヴォトスにやってくるということは大きく物語が動くということだ。俺と言うイレギュラーがいるがたしかにこのキヴォトスにとっては重要なことだ。

 

『クックック、あなたと先生がこの先、キヴォトスにどのような物語を巻き起こすのか楽しみにしていますよ』

 

最後にそう言い残した後、黒服は電話を切った。

 

「・・・先生か。一体どんな人なんだろうな」

 

俺は先生が原作ではどのようなことをするのかは知らない。先生が一体どんな人なのか楽しみだ。

 

「先生がやってきたら会ってみるか」

 

 

 

 

 

 

それから数日後、また黒服から電話が掛かってきた。

 

『ブラックさん、先生がこのキヴォトスにやってきました』

 

遂に先生がやって来たか。

 

「先生がどこにいるか分かるか?」

 

『先生は今、連邦生徒会にいらっしゃるようです』

 

「わかった、サンキュー」

 

黒服との電話を切り俺はその先生に会いに行くため連邦生徒会へと向かっていく。

数分飛んでいるうちに連邦生徒会の本拠地であるサンクトゥムタワーが見えてきた。

 

「さて、先生は一体どこにいるのかな?」

 

先生をどのように見つけるか考えているとサンクトゥムタワーから少し離れたところで爆発が起きた。

 

「また連邦生徒会に不満を持った不良が暴れてるのか。にしても大規模な戦闘だな」

 

このキヴォトスにおいて銃撃戦は日常茶飯事だが大規模な戦闘と言うのはそこまで多くない。大抵は不良たちの小競り合い程度だが今起きている戦闘はその程度ではないように見えた。

 

「・・・行ってみるか」

 

俺はその戦闘が起きているところへ向かった。目的地のついてみるとやはり不良たちが暴れていた。しかし普段よりも数が多い。そしてその不良たちと戦っていたのは各学園の生徒会やそれに近しい組織の生徒たちだ。そしてその後ろで指揮をとっているヘイローを持たない一人の女性がいた。

 

「あの人が先生か」

 

てっきり男の人だと思っていたけどここでは女性なのか・・・

しかしそんなことは今はどうでもいい。戦闘の様子を見てみると先生の能力は本物だ。本人は戦えないが戦況を把握し指示する能力がとても高い。その的確な指示により不良どもを倒していく。しかし・・・

 

「さらに増援か・・・」

 

不良どもにさらなる増援がやってきた。さらに戦車やヘリまでやってきた。さすがに戦車やヘリ相手はそう簡単にはいかずに徐々に先生側が押され始める。

 

「よし・・・」

 

先生側が押され始めたことで俺は観戦をやめ上空から戦場に突っ込んでいく。そして1台の戦車に向かって突撃した。

 

「ぎゃあああああ!?」

 

戦車は爆発し中にいた不良が吹っ飛んでいく。

 

「な、なんだ!?」

 

「一体何なの!?」

 

双方から困惑の声があがる。煙が晴れ俺の姿を見ると不良たちは一斉に驚いた。

 

「ま、まさかお前、ブラックか!?」

 

「なんでブラックがここに!?」

 

「お、落ち着け!いくらブラックでもこの戦力なら・・・」

 

「・・・ふん!」

 

不良たちが驚いているうちに俺はもう一つ戦車を破壊する。さらにジャンプをしてヘリの正面に飛ぶ。

 

「・・・は?」

 

パイロットは目の前にことが信じられないといった表情でこちらを見ていたがそんなことお構いなしに顔面にショットガンをぶち込む。その一撃でパイロットが気絶しヘリはコントロールを失い墜落していく。その後も次々と奴らの兵器を破壊していき数十秒で戦車とヘリをすべて破壊した。

 

「どうする?まだやるか?」

 

「ひぃ!に、逃げろー!?」

 

不良たちは一目散に逃げていった。連中がいなくなったことを確認した後俺は先生たちのほうへ向かっていく。何人か警戒しているようでこちらに銃を向けてくる。

 

「あれ?ブラックさんじゃないですか」

 

「ブラックさんがなぜこちらに?」

 

しかし菫色の髪の毛の色をした子と眼鏡をかけている子がこちらへ話しかけてきた。

 

「こんにちは、ユウカさん、チナツさん」

 

今話かけてきたのはミレミアム学園の早瀬ユウカさんとゲヘナ学園に火宮チナツさんだ。この2人とは便利屋をしているときに知り合った。

 

“ユウカとチナツはあの子のこと知ってるの?”

 

「ええ、この人はキヴォトスのいろんなところで活動している便利屋のブラックさんです。こんな怪しい格好をしていますが彼の便利屋としての評判は高くて人当たりもよくてうちも何度か依頼したことがあるんですよ」

 

「私も似たような感じですね。ゲヘナは治安が悪いですから風紀委員の仕事が大変でしてブラックさんはうちの風紀委員長とも知り合いで何度も仕事の助けをしてもらってますね」

 

先生の質問にユウカさんとチナツさんが答える。

 

「あなたが噂のブラックでしたか」

 

”ハスミとスズミは知らなかったの?”

 

「ええ、噂には聞いていましたけどお会いするのは初めてですね。ブラックはトリニティでは活動していないので」

 

「ゲヘナでよく活動している俺がトリニティに行ったらロクなことにならないでしょう?」

 

「それは・・・否定できませんね」

 

俺はトリニティでは活動していない。理由はゲヘナとトリニティの仲の悪さだ。ゲヘナとトリニティは互いに嫌いあっており過激派もいる。俺はゲヘナでよく活動するためトリニティに行くと余計なことが起きる可能性がある、そのため俺はトリニティでは活動していない。

 

「さて、俺の紹介が終わったところでなんで俺がここにいるのかと言うと俺はそこの先生に会いに来たんです」

 

”私に?”

 

「待って!先生はさっきこのキヴォトスにやってきたのよ。何であなたが先生がやってきたことを知ってるの!」

 

「俺には優秀な情報提供者がいてその人から聞いたんですよ」

 

「その情報提供者とは何者ですか」

 

「それは言えません。そういう契約なので」

 

ユウカさんとハスミさんの質問に答えながら先生に向かっていく。

 

「待ちなさい!いくらあなたでもそれ以上先生に近づかないで!」

 

”大丈夫だよ。ユウカ”

 

「先生!?」

 

ユウカがこちらに銃を向けるがそれを先生が静止する。先生も俺に向かって歩いていき互いに正面で止まる。

 

”こんにちは。私がシャーレの先生だよ”

 

「こんにちは。俺はこのキヴォトスで便利屋をしているブラックです。本名はいろいろあって言えませんがよろしくお願いします」

 

”私に会いに来たって言ったけど用事はなに?”

 

「あなたがどのような人かを見極めるためです」

 

先生はこのキヴォトスを大きく変える存在だ。そのためしっかり会ってどんな人か見極めたかった。

 

「でももう大丈夫です。あなたのことは分かりました。あなたは信頼できる大人だ」

 

”えっ!そんな簡単に私を信頼してくれるの?”

 

「ええ、さっきの戦闘や彼女たちの反応を見ればあなたが信頼できる人間だってことぐらいわかりますよ。」

 

”そっか、ありがとうね、ブラック”

 

「それにあなたにはいずれ解決してほしいこともありますし」

 

”解決してほしいこと?何かな?”

 

「それは今は言えませんがそのうちわかりますよ」

 

先生にはぜひともアビドスを助けてもらいたい。俺一人ではできることが限られてるしな。

 

「もちろんその時は協力しますし、それに先生のお願いを一つなんでも聞きましょう」

 

こちらから先生にお願いするのだからこちらも見返りを出すのは当然だろう。

 

「さて、俺はそろそろ行きます。この後依頼があるので」

 

そろそろ次の依頼の時間なためここから去ろうとする。

 

”待ってブラック!”

 

「ん?なんですか?」

 

”ブラックって書類作業とかできる?”

 

「・・・まあ書類作業はできますけど」

 

”じゃあブラック!ブラックもシャーレの入って!」

 

「・・・はい?」

 

「本気ですか先生!ブラックをシャーレに入れるんですか!?」

 

”うん、そうだよ!ブラックには私の手伝いをしてもらうの!”

 

「たしかにブラックさんに風紀委員の書類作業を手伝ってもらったことがありましたが彼の書類作業能力は凄かったですね」

 

「ですが顔を隠し本名も名乗らない人をシャーレに入れるはどうなんでしょうか?」

 

先生の発言に俺はポカンとし、ユウカさんとハスミさんは先生の提案に反対している。

 

”大丈夫大丈夫!ブラックは悪い子じゃないから問題ないよ。ね、どうかなブラック?」

 

「はぁ・・・それが先生のお願いならばしかたありません。」

 

”やった!”

 

「はぁ・・・これは何を言ってもダメそうですね」

 

「そうですね」

 

ユウカさんとハスミさんも先生を説得するのを諦めたようだ。

 

「じゃあ明日シャーレに行きます。俺はもう行くので何かあったらこの連絡先にかけてください」

 

先生に俺の携帯番号を書いた紙を渡す。

 

「では今日はこの辺で」

 

”うん。準備して待ってるからね”

 

こうして俺と先生は出会った。

 

 

 




原作開始でした。先生の性別は迷ったのでルーレットで決めました。
主人公の喋り方がすこし変わりました。一人称は俺になりました。基本的には敬語で話し、敵対者にはタメで話します。
書いていて思ったけどスズミのセリフがわかりずらいな・・・
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