今度の投稿はできるだけ早くします。
「お帰りなさい。皆さんお疲れさまでした」
「ただいま~」
ヘルメット団を潰した後、俺たちはアビドス高校に戻ってきた。今は対策委員会の部室に集まっている。
「これでカタカタヘルメット団の件が片付きましたね」
「そうだね。これでやっと、重要な問題に集中できる」
「うん!これも先生たちのおかげだね。これで心置きなく借金返済に取り掛かれるわ!」
”ん?借金返済って?”
「・・・あ!」
「そ、それは・・・」
「ま、待ってアヤネちゃん!それ以上は・・・」
「いいんじゃない、セリカちゃん。隠すことじゃあるまいし。そうだよね、ユメ先輩」
「うん。先生たちなら別に話しても問題ないと思うよ」
「ホシノ先輩!?ユメ先輩まで・・・」
「先生は私たちを助けてくれた大人でしょー。ブラックもシャーレに所属しているらしいしねー」
その後ホシノはアビドス高校が抱えている多額の借金について話した。
”・・・そんなことになってたなんて”
「・・・・・」
先生はそのあまりにも大きな借金をきいて驚いていた。俺も改めてその借金の額を聞いて頭が痛くなる。
「これがこのアビドスの一番の問題なんだよー」
「私たちはその借金を返すために様々な依頼をこなしている。でもそれでも毎月の利息を返すので精一杯」
「そこにヘルメット団の襲撃が重なってなかなか借金返済に集中できていなかったですよ」
”なるほど・・・わかった。私もできるかぎり協力するよ!”
「本当ですか!ありがとうございます!」
「待って!これはずっと私たちだけでどうにかしてきたじゃん!今更大人が首を突っ込んでくるなんて・・・先生だってさっき来た大人でしょ!いままで大人がこの学校を気にしたことなんてあった!?・・・私は認めない!!」
「セリカちゃん!?」
セリカさんはそういうと部屋を出ていった。
「私、様子を見てきます」
ノノミさんが様子を見るためにセリカさんを追いかけていった。部室はなんとも気まずい雰囲気になった。
「・・・ごめんねー先生。でも先生たちのおかげでヘルメット団の問題が片付いたからこれからは借金返済に全力投球できるようになったってわけー」
「先生はもう十分力になってくれた。これ以上迷惑はかけられない」
「うん。借金返済は私たちが何とかするから先生は気にしなくて大丈夫です」
ホシノ、シロコさん、ユメ先輩は借金は自分たちで解決すると言う。
”ううん、私は対策委員会を見捨てて戻るなんてことはしないよ。さっきも言ったけど私もできるかぎり協力するから”
「そ、それって・・・あ、はい!よろしくお願いします!」
「先生も変わり者だねー」
”ブラックはどうする?これは私が勝手に決めたことだから無理に付き合う必要・・・”
「俺も協力します」
”え!?本当に?いいの?”
「ええ、俺も彼女たちを助けたいので・・・それに・・・」
一瞬ホシノとユメ先輩の方を見る。
「・・・いえ、何でもないです」
”??”
「・・・・・」
これは俺にも関係する問題なのだから。
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「さてと先生、俺は一度シャーレに戻ります。いつまでもユウカさんに任せては迷惑ですから。明後日には戻ります」
”うん、わかった。みんなには言っておく。よろしくね”
あの後話し合いが終わり解散となったため俺は一度シャーレに戻ることにした。そのことを先生に伝えたあとシャーレに向かって飛んでいく。
(さてこれからどうするか・・・)
先生は借金返済を手伝ってくれるといったが額が額だ。そう簡単には解決できない。
(まあそれは後で考えるか。・・・にしてもまさかホシノに後輩が4人もできたのかぁ)
借金のことは一度置いておき今日出会った後輩たちについて考える。まさか4人も後輩ができているとは思っていなかった。自分で言うのもあれだがアビドスに入学する物好きもいたものだ。
(にぎやかになったなぁ・・・)
楽しそうで何よりである。ホシノもユメ先輩も元気やってたしよかった。
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「ユウカさん、戻りました」
「ブラックさん!先生は無事だった!?」
「ええ、無事にアビドス高校に着いてましたよ。今は向こうの問題を解決するため向こうにいます」
「よかったぁ・・・」
シャーレに到着すると先生の机を整理するユウカさんがいた。ユウカさんに先生の安否や向こうでの出来事について話す。
「今日はありがとうございました」
「この程度どうってことないわ。じゃあ私はミレニアムに戻るわね。先生をお願いね」
ある程度説明した後、ユウカさんはミレニアムに戻っていった。
「さてと・・・やりますか」
俺は残っている書類等を片付けるため自分の席に座り作業を始めた。
~次の日~
「ふわぁぁぁ・・・やっと終わった・・・」
あれから寝ずに書類と格闘し続けた結果、次の日の昼にはなんとか現在できる仕事は片付け終わった。残りは先生にしか処理できない書類である。
「さて・・・」
仕事を片付けた後シャーレを出る。
「久しぶり・・・でもないか」
向かった先は俺の隠れ家だ。シャーレに入ってからずっとシャーレの部屋で過ごしていたため隠れ家には戻っていなかった。とは言ってもまだ数日しか経ってないが。
「えーとあの子たちの武器はっと・・・」
隠れ家に戻ってきてアビドスに持っていく銃弾などを補充していく。今までも銃弾はハンドガンの弾とショットガンの弾を多めにテキトーに選んで送っていたが今回で後輩たちの武器がわかったためそれに合う銃弾を選んでいく。
「シロコさんとセリカさんがアサルトライフルで、アヤネさんがハンドガン、ノノミさんはガトリング・・・ガトリングってどの弾持っていけばいいんだ?」
選んだ銃弾を種類別に箱に詰めていく。他にも手榴弾なども詰めていく。
「これだけあれば十分かな。時間は・・・5時か。少し修行していくか」
最近はデスクワークが多く修行する時間が取れていなかった。鈍った体を戻すため修行をするため黒服に作らせた修行部屋に入る。その後、数時間修行したあと軽くシャワー浴びたあとそのまま隠れ家の寝室で睡眠を取ることにした。
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プルルルル!プルルルル!プルル・・・
「・・・ん?電話?」
寝ていたところを電話の着信音によって起こされる。時計を見てみると時刻はまだ6時を過ぎたところだ。
「一体こんな時間に誰が・・・もしもし?」
眠気を払うため軽く顔を振った後に電話に出る。
『おはようございます。ブラックさん』
電話の相手は黒服のようだ。
「黒服、こんな朝っぱらに今度は何の用だ?」
『あなたに一つお知らせがありましてね。あなたがシャーレの一員としてアビドスに再び戻って来たことは存じています。そこでアビドスの生徒について一つお知らせを」
「アビドスの生徒について?またホシノのみたいちょっかいを掛けるつもりじゃないよな」
『いえいえ、あなたを敵に回すようなことはしませんよ。それがあなたとの契約でもありますしね。本題に入りましょう。どうやらアビドスの生徒が一人、昨日の夜にヘルメット団に誘拐されたようです』
「っ!?なんだと!」
アビドスの生徒が誘拐された!?一体どうして・・・
『どうやらカイザーコーポレーションと何らかな取引をしているみたいですね』
「そいつらの居場所はわかるか!」
電話をスピーカーモードにしたあと急いで支度を始める。
『今はアビドスの郊外の砂漠地帯を進んでいますね。詳しい座標は後で送りましょう』
「助かる!」
『お安い御用です。あなたにはいろいろ協力してもらいましたのでね。では私はこのあたりで』
一分程度で支度を終え急いで隠れ家を飛び出しアビドスに向かう。
「待ってろ、かならず助ける!」
すると丁度黒服から座標が送られてきた。座標を確認した後気を開放して全速力でアビドス砂漠へ飛んでいった。
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「・・・見つけた!」
黒服が送ってきた座標付近に着くと複数のトラックと戦車が走っていた。
「はあああっ!」
先手必勝。容赦はしない。先頭を走っていた戦車に向かって気功波を放つ。
「ぎゃあああああ!?」
気功波は戦車の装甲を異とも容易く貫き破壊する。
「なんだ!?なにが起きた!?」
「あ、辺りを警戒しろ!あいつの仲間かもしれない!戦車隊は・・・」
「ふん!」
ヘルメット団が混乱しているうちにすかさず接近しもう一台戦車を破壊する。
「な・・・・あ!お、お前は!?」
「お前たちが攫った子を今すぐ開放しろ。そうすれば今回は見逃す」
「ふ、ふざけるな!たかが一人で何ができ・・・」
瞬間、残っていた最後の戦車を気功波で破壊する。
「なん・・・だと・・・」
「もう一度言う。攫った子を開放しろ」
「く、くっそー!!お前ら撃ちまくれ!!」
2度目の警告も意味なくヘルメット団は銃を撃ってくる。
「はぁ・・・仕方ない。悪いけど少しマジで行かせてもらう!」
攫われた後輩を速攻で助けるため少し力を開放することにした。俺は気を開放する。次の瞬間俺はヘルメット団の背後に回り込む。
「き、消えた!?いったいどこに!?」
「こっちだ」
ヘルメット団の1人を蹴り飛ばす。蹴り飛ばされたヘルメット団員は戦車の残骸に衝突し気を失い倒れる。
「う、後ろだ!」
ヘルメット団の1人が背後にいた俺に気づくがもう遅い。俺は次々とヘルメット団員を拳や蹴りをかまし無力化していく。
「・・・さて、あとはお前だけだ」
「な・・・あ・・・」
ものの数秒で数十人にいたヘルメット団は残り一人の残すのみとなった。
「どうする?まだやるか?」
「ひい、うわああああ!!」
最後に残ったヘルメット団は怯えた様子でこの場から逃げていった。
「やれやれ。さてと・・・」
周りにもう敵がいないことを確認した後トラックの荷台を確認する。そこには手足を縛られたセリカさんがいた。どうやらまだ眠っているようだ。体に傷がないか確認し手足を縛っているロープを外す。
「セリカさん。起きてください。セリカさん」
「うーん・・・ここは・・・そうだ!私たしか襲撃にあって・・・」
目を覚ました瞬間自分の身に何か起きたか思い出しようだ。
「どうやら無事のようですね」
「っ!ブラック!?どうしてあんたが・・・」
「まあまあ落ち着いて」
セリカさんが睨んでくる。たしかに目が覚めたら正体がわからない人が目の前にいたら普通は疑う。俺はセリカさんを落ち着けた後セリカさんに起こったことを説明する。
「・・・というわけで俺は攫われたセリカさんを助けにきたんです」
「そっか・・・。私、攫われたんだ。ありがとう。助けてくれて」
どうやら納得してくれたようだ。
「さて、それじゃあアビドス高校に戻りますか。おそらく先生たちも気づいて探し始めているでしょうし」
「そういえばその・・・さっき言ってたあんたの協力者って何者なの?なんで私の位置がわかったの?」
「うーん?あえて言うならビジネスパートナーですかね。まあ、そいつ自体は信用できないけど送られてくる情報は信用できます」
「・・・それ、本当に大丈夫なの?」
「大丈夫ですよ。俺に嘘の情報は与えないって契約してますから。っと電話か。相手は・・・先生か」
セリカさんの質問に答えていると先生から電話がかかってきた。まあ大体要件は察せられるが。
「もしもし」
『ブラック!大変なの!どうやらセリカが攫われたみたい!さっき連邦生徒会が管理してるセントラルネットワークにアクセスしたらセリカのスマホがアビドスの郊外の砂漠にあるみたい!私たちはすぐにそこに向かうからブラックもそこに向かって!ブラックならすぐ来れるでしょ!』
「先生、その件ならもう終わりました。セリカさんはもう助け出しました」
『・・・えっ!?』
「先生、ほかのみなさんはそこにいるんですよね。電話をスピーカーにしてください」
やはりセリカさんのことのようだ。先生にスピーカーするように指示した後俺も電話をスピーカーにしてセリカさんの方へ差し出す。セリカさんは俺の意図を理解したようでスマホに顔を近づける。
「みんな聞こえる!私は無事よ!」
『セリカちゃん!無事でよかったです!』
『ほんと無事でよかったです』
『ん。無事でよかった』
スマホからほかのみんなの声が聞こえてくる。
「うん。ブラックが助けてくれたの」
『そっか~ありがとね、ブラック』
『本当にありがとう!ところでブラックさんはどうやってセリカちゃんの居場所を特定したの?』
「ちょうどアビドスで活動している便利屋でのビジネスパートナーがいましてね。そいつは情報収集力が高いもので、そいつが教えてくれました」
『そっか~その人にも感謝しないとね』
感謝する必要はないですよユメ先輩。そいつホシノを狙ってたやつですし。
『それじゃあブラックはセリカと一緒にいるんだね?』
「ええ、今からアビドス高校に戻るところです」
『じゃあ私たちが迎えに行こうか?』
「いえ大丈夫です。ここからなら数分で戻れますので」
『そっか。じゃあ私たちは学校で待ってるね』
「了解です。それじゃ」
『あ!待ってください。ブラックさん。もしよければヘルメット団が使用してた兵器か自動車の部品を一部持ち帰ってくれませんか。少し調べたいことがあるので』
電話を切ろうとしたときアヤネさんから頼みごとをされる。俺はそれを引き受けたあと今度こそ電話を切る。
「学校に戻るって言ったけどどうやって戻るの?郊外の砂漠となると結構学校から距離あるわよね?流石に徒歩は厳しいわよ。何かあるの?」
「いや特になにも」
「じゃあどうするのよ」
「こうするんですよ。失礼」
「え?きゃあ!」
俺はセリカさんを右腕で脇に抱え上げる。
「片腕しかないからこうやって抱えることになるけどすみません。それじゃ行きますよ」
「ちょ、ちょっと待って!?どういうこと!?説明して!!」
「飛んでいくんですよ」
「飛んでいく!?飛んでいくって・・・」
騒いでるセリカさんを他所に俺は武空中で徐々に空に上がっていく。
「うそ・・・本当に飛んでる!?」
「最初アビドス高校に来た時も飛んできたじゃないですか」
「あの時はあんたがどこからかいきなり現れたようにしか見えなかったのよ!」
「俺は空を飛んで移動するんですよ。じゃあ行きますよ」
「待って!まだ心の準備が・・・」
セリカさんが何か言っていたが俺はアビドス高校へ向けて勢いよく飛び始めた。
「きゃあああああ!?」
抱えられているセリカさんは大きな悲鳴を上げていた。
今回はセリカとの関わりが多いですね。この話を作るときブルアカのアニメを見てたんですけどセリカの泣き顔かわいかったです。