ブルーアーカイブ~成り代わりの未来の戦士~   作:エルヤ

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明けましておめでとうございます。(今更)
今年も頑張って書いていきたいと思います。(最近投稿頻度遅め)
さてもうすぐブルアカ4周年ですね!ブルアカフェス、楽しみですね。
みなさんは4周年生徒は誰が来ると思いますか?やはり僕としてはセイアが来てほしいですね!



カオスな対策委員会議

 

「もうすぐ着きますよ」

 

「うう・・・」

 

セリカさんを抱えて飛ぶこと数分、アビドス高校へ戻ってきた。校庭を見てみると先生とアビドスのみんなが待っていた。俺はスピードを落としゆっくりと校庭に着陸しセリカさんを降ろす。

 

「セリカちゃん!無事でよかったです」

 

「いや~セリカちゃんが無事でよかったよ」

 

「うん・・・」

 

すると突然セリカさんが倒れた。

 

「セリカちゃん!?」

 

「おそらく気がゆるんで疲れが一気に来たんだと思います」

 

セリカさんが倒れた理由をある程度想像してみんなに説明する。するとみんな納得したように頷く。

 

「私が保険室に連れていく」

 

シロコさんがセリカさんを担いで保険室へ連れていった。俺たちも対策委員会の部室へ移動した。

 

「ブラックさん、セリカちゃんを助けてくれてありがとうございます」

 

「それにしてもブラックさん、攫われたセリカちゃんを一人で助け出すなんてすごいですね☆」

 

「まあ、敵の数はそこまでもなかったですし、戦車なんかも本気を出せばなんとかなりますよ。そういえば・・・」

 

机の上に先ほど拾っておいた戦車の部品の一部を置く。

 

「こいつがヘルメット団が使っていた戦車の部品の一部です」

 

学校へ戻る前にアヤネさんに頼まれていた戦車の部品の一部を出す。

 

「ありがとうございます。これを調べてみればヘルメット団がどのルートであれほどの兵器を入手しているか分かりそうです」

 

「ヘルメット団の兵器の流通ルートを分析すれば、ヘルメット団の裏にいる存在を探せ出せますね!」

 

「はい。ただのチンピラがなぜここまで執拗に私たちの学校を狙っているのかも分かるかもしれません」

 

「うん。わかった。じっくり調べてみよっかー」

 

「うん。彼女たちがずっとこの学校を狙う理由が分かれば何かしら解決の糸口が見つかるかもね」

 

たしかに武器の供給源を叩ければもうヘルメット団がこの学校を襲ってくることはないだろう。しかしそう簡単にはいかないだろう。

 

『どうやらカイザーコーポレーションと何らかな取引をしているみたいですね』

 

黒服の情報から裏にいるのはやはりカイザーコーポレーションで間違いないだろう。しかし今は証拠がない。相手はあのカイザーコーポレーションだ。証拠がなければどうすることもできない。

 

(カイザーという証拠がない今、無暗に情報を伝えるのはやめておくべきか)

 

カイザーはこのキヴォトスおいてトップクラスの大企業だ。どんなことをしてくるのかわからない。下手に噛みついて無用なトラブルが起きること避けるため今はまだホシノたちにカイザーのことを伝えるのはやめておこう。

 

 

 

 

「・・・・それではアビドス対策委員会の定例会議を始めます」

 

あれから少し時間が経ちセリカさんも目を覚まし今は対策委員会に部屋でアビドス委員会の定例会議なるものに参加している。

 

「本日は先生とブラックさんにもお越しいただいたので、いつもより真面目な会議になると思うのですが・・・」

 

「は~い☆」

 

「もちろん」

 

「何よ、いつも不真面目みたいじゃない」

 

「大丈夫だよ!今回こそいいアイデアが出るよ!」

 

「うへ、よろしくねー、先生」

 

”うん、よろしく!”

 

うん、今のアヤネさんの発言と他のみんなの反応からいつもロクな会議になっていないことは察せられた。アヤネさんのあの反応からするにいつも苦労してるんだろうなぁ。

 

「それでは早速議題に入ります。本日は私たちにとって非常に重要な問題・・・【学校の負債をどう返済するか】について具体的な方法を議論します。ご意見のある方は挙手をお願いします!」

 

どうやら借金の解決方法について話し合うみたいだ。俺も前に一度ホシノとユメ先輩と話し合ったことがあったな。あの時はユメ先輩が宝探しを提案した結果、他に代案も出ず三人で砂漠に宝探しに行ったものだ。まあ結局なにも見つからなかったけど・・・。

さてさて今のアビドス対策委員会ではどんな意見がでるやら。

 

「はい!はい!」

 

「はい、1年の黒見さん。お願いします」

 

「・・・あのさ、まず名字で呼ぶの、やめない?ぎこちないんだけど」

 

「せ、セリカちゃん・・・でもせっかくの会議だし・・・」

 

「いいじゃーん、おかタ~い感じで。それに今日は珍しく先生やブラックもいるんだし」

 

「珍しくというより、初めて」

 

「ですよね!なんだか委員会ぽっくってイイと思いま~す☆」

 

「うんうん!先生もいるんだから今日ぐらい委員会ぽく真面目にやってみようよ!」

 

「はぁ・・・ま、先輩たちがそう言うなら・・・」

 

どうやら普段はもっと緩い感じみたいだ。先生がいるから真面目な委員会みたいに振舞おうとしているみたいだ。だが本人が目の前にいる状態で真面目にやろうと言うのはどうなんだ?逆に言えば普段は真面目じゃないってことになるが。

まあわいわいやる方がアビドスっぽくはあるが。

 

「・・・ともかく!対策委員会の会計担当としては現在我が校の財政状態は破産の寸前としか言いようがないわっ!このままじゃ廃校だよ!みんな分かってるよね?」

 

「うん、まあねー」

 

「毎月の利息を払うだけでもギリギリ。このままじゃ利息の返済も追い付かなくなる。だからここはでっかく一発狙わないと!」

 

「でっかく・・・って、例えば?」

 

「ふふん!ずばりこれよ!」

 

セリカさんあるチラシを見せる。

 

「却下ー」

 

だが次の瞬間、ホシノにバッサリ却下された。

 

「へ!?」

 

「セリカさん。それ悪質商法ですよ・・・」

 

「儲かるわけがない」

 

「ええええええ!?」

 

俺とシロコさんの指摘で騙されたことに気づいたセリカさんはショックで凹んでしまった。

 

「そ、そんなあ・・・私二個も買っちゃたのに・・・」

 

「セリカちゃん、騙されちゃいましたね。可愛いです☆」

 

「あはは・・・」

 

本当にこの子が会計で大丈夫なだろうか。まさかこんなあっさりと騙されるとは・・・前世も含めてこんな悪質商法に引っ掛かる人・・・いやいたわ。そこで苦笑いしているユメ先輩も何回か騙されてたな。

 

「えっと・・・それでは黒見さんからの意見はこの辺で・・・他にご意見のある方・・・」

 

「はい!ほほほ~い!」

 

「はい、3年の小鳥遊ホシノ委員長。嫌な予感しかしませんけど・・・」

 

・・・ホシノ、頼むからまともな意見を出せよ。

 

「うむうむ、えっへん!我が校の一番の問題は全校生徒がここにいる数人だけってことなんどよねー。生徒の数イコール学校の力。だからまずは生徒の数を増やす!」

 

「「「おお~」」」

 

確かに生徒の数はその学校の力に直結する。ミレニアムやゲヘナなど見れば分かりやすいだろう。

 

「鋭いご指摘ですが一体どうやって生徒の数を増やすのですか?」

 

確かに。今のアビドスにはミレニアムの最先端の科学やゲヘナの自由な校風など新しい生徒がやってきてくれるような特徴がない。ホシノは一体どうやって生徒を増やすつもりなのだろうか?

 

「ふふ~ん、簡単だよ。他行のスクールバスごと拉致すればOK~!」

 

「はいいいい!?」

 

”つまりバスジャックってこと!?”

 

「えぇ・・・」

 

ホシノよ。一体どうしたというんだ。

 

「うちへの転校書類にサインしないとバスから降りれないようにするの~。これで生徒数爆上がり間違いな~し!」

 

「はぁ・・・」

 

本当、この2年で何があった・・・

 

「それ、興味深いね」

 

「ん?」

 

今、まさかの肯定の声が聞こえたような・・・

 

「ターゲットはどこ?トリニティ?ゲヘナ?それともミレニアム?」

 

見てみるとシロコさんが銃を持ってやる気満々の様子でターゲットを絞っていた。

 

「そうだね~。じゃあ・・・」

 

「却下ー!!」

 

「「へ?」」

 

「冷静に考えて他行の生徒が素直にハンコを押すと思いますか。それに他校の風紀委員が黙っていませんよ!」

 

「俺もそれはオススメしませんね。ミレニアムやゲヘナの風紀委員に知り合いがいますけど正直彼女たちがマジになればこの程度の学校なんてあっさり潰されますよ」

 

ゲヘナのヒナの戦闘力はホシノ並みだ。他の風紀委員もゲヘナの中では実力は上の方だ。ミレニアムにもC&Cと言われる凄腕のエージェント集団がいる。トリニティは行ったことがないがヒナから正義実現委員会なる委員会があると聞いたことがある。ヒナ曰くそこの委員長はキヴォトストップクラスの実力らしい。というかそもそもの生徒の数が桁違いだ。バスジャックなんかしたらいくらホシノが強くても圧倒的な数の暴力でボコボコにされるだけだ。

 

「ホシノちゃん・・・流石にそれは私もどうかと思うよ・・・」

 

「うへ~やっぱそうだよねー?」

 

「はぁ・・・皆さんもっとまじめに考えてください・・・」

 

「ねえアヤネ。私にもいい考えがある」

 

「・・・はい2年の砂狼シロコさん・・・」

 

さっきの流れ的に嫌な予感しかしない・・・

 

「銀行を襲うの」

 

「はいいいいい!?」

 

”銀行強盗!?”

 

あ、ダメだこの子。完全にやばい子だ。

 

「確実かつ簡単な方法。すでにターゲットは絞ってある。ターゲットは市街地にある第一中央銀行。金庫の位置、警備員の動線、現金輸送車の走行ルートも把握済み。あとこれ」

 

シロコさんが人数分の覆面を出す。準備良すぎないこの子?

 

「うわー、これってシロコちゃんの手作りー?」

 

「わあ、覆面レスラー見たいです!」

 

「いや~いいねぇ。人生一発でキメないと。ねえ、セリカちゃん?」

 

ダメだこいつら・・・早くなんとしないと・・・。

 

「そんなわけあるか!!却下!却下!ー!!」

 

「そうだよ!さすがに犯罪は駄目だよ!ホシノちゃん!シロコちゃん!」

 

「そっそうですっ!犯罪はいけませんっ!見てください、ブラックさんも呆れてるじゃないですか!」

 

「むぅ・・・」

 

「そんなふくれっ面をしてもダメなものはダメです、シロコ先輩!・・・はぁ・・・皆さん、もうちょっとまともな提案をしていただかないと・・・」

 

はぁ・・・大丈夫なのかこの委員会?今のところロクな意見がない。想像以上にまともじゃないぞこの会議。アヤネさんの苦労が分かる。

 

「は~い!次は私が!」

 

「はい・・・2年の十六夜ノノミさん。犯罪と詐欺は抜きでお願いします・・・」

 

「もちろんです!犯罪でも悪質商業でもないとってもクリーンかつ確実な方法です!」

 

「は!ノノミ先輩・・・!」

 

本当に大丈夫なのだろうか。正直他のメンツの意見がひどかったからあまり期待してないのだが・・・

 

「それはですね・・・アイドルです!学園アイドル!!」

 

「ほお~」

 

”アイドルかぁ~”

 

アイドルかぁ。確かにありっちゃありだな。今のアビドスのみんなは可愛いし意外と稼げるのでは?

 

「そうです!学校復興の定番と言えばアイドル!私たち全員がアイドルとしてデビューすれば・・・」

 

「却下」

 

しかしホシノがすぐ却下してしまった。

 

「あら・・・これも駄目なんですか?」

 

「なんで?ホシノ先輩なら特定のマニアに大ウケしそうなのに」

 

「うへーこんな貧相な体が好きとか言っちゃう輩なんて人間としてダメっしょー。ないわー、ないない」

 

「・・・ホシノ、実を言うと意外とそういう輩はいるぞ。ていうかむしろ多い」

 

「・・・うへぇ」

 

あ、ホシノが引いてる。まあしかし実際そうなのだからしょうがない。俺の前世の知り合いにもそういう奴はそこそこいたしな。

 

「ブラックはそういうのが好きなの?」

 

「俺?別に俺はそういうのにはあまり興味ないですけど」

 

俺は特に決まった好みはない。前世ではキャラの性格や顔、ストーリーなどで見て推しを決めていた。なので別にロリコンではない。

ロリコンではない!*1

 

「・・・はぁ、議論が全然進まないんですけど・・・」

 

「私もいいかな!」

 

「はい・・・顧問の梔子ユメさん・・・」

 

「みてみて!昔の生徒会の資料を整理してたらお宝の地図を見つけたの!だからみんなで宝探しはどうかな!」

 

まだ諦めてなかったのかユメ先輩。あのときも同じようなこと言って何にもなかったじゃないですか。

 

「却下」

 

「ええ!?どうしてホシノちゃん!?」

 

「そこに本当にお宝があるって確証もないし無暗に探すのは得策じゃないと思うな~。それにユメ先輩。前も同じようなこといって結局なにもなかったじゃないですかー」

 

「うっ!?そ、それは~・・・」

 

どうやらホシノも同じことを思っていたらしい。

 

「そうなんですか?ホシノ先輩?」

 

「うん。あのときは一日中探したけどなんにもなかったんどよね~」

 

「・・・はぁ、結局こうなるんですね・・・」

 

アヤネさんがため息をつく。その気持ちは理解できた。たしかにいつもこんな感じじゃ会議前に不安になるのも分かる。

 

「あ、そうだ。せっかくいるんだしブラックに聞いてみるのはどうかな~?」

 

「たしかにブラックって便利屋なのよね。何かいい方法知ってるかも!」

 

「なるほど」

 

「それはいい考えですね!」

 

「ねえねえブラックさん。何かいい方法知ってる?」

 

おっとここで俺に振ってくるか。何やらすごく期待されてるけど大きく稼げる方法か~。

 

「う~んそうですね。指名手配犯の確保とかですかね」

 

「指名手配犯の確保ならもうやってるわよ」

 

あらそうなのか。だとするとなあ~

 

「・・・それなら俺の便利屋の手伝いとかどうです?手伝った分報酬をそちらに渡すということで」

 

「ブラックさんって一度の依頼でどのくらい報酬をもらっているのですか?」

 

「そうですね。依頼の内容で多少変わりますけど最近の一度の依頼料はだいだい平均70万から100万、多い時では300万を超えるときもありましたね」

 

「300万!?」

 

「驚きました・・・まさかそこまでとは・・・」

 

もちろん最初は大したものではなかった。しかし依頼をこなすうちに有名な企業などからも依頼を任されるようになり今では多くの企業または学園から依頼がやってきて大きな依頼を任せられることも少なくない。

 

「ちなみに言っておきますけどちゃんとまともな依頼しか受けてないですからね」

 

もちろん中には明らかに怪しい依頼ややばい依頼なども来るがそのときは相手のことを調べて丁重にお断りしている。ちなみにカイザー系からの依頼は問答無用で全て断っている。

 

「まあアルバイトの一種だと思ってくれればいいですよ」

 

「本当にいいんですか?迷惑をかけてしまうのでは・・・」

 

「別に気にしませんよ。それに比較的簡単な依頼を持ってくるので」

 

比較的簡単な依頼も多く来るしな。

 

「とは言っても今はシャーレのゴタゴタで休業してるので今すぐにはできないですけどね。ねぇ、先生?」

 

”あはは・・・ブラックには大変助けられてます・・・”

 

「うへぇ〜まあまだお互いのことをあまり知らないんだしこの案は一旦なしで行こう~」

 

「・・・そうですね。ブラックさんは大丈夫と仰っていますがやはり迷惑をかけてしまうことはよくありませんし一旦なしと言うことで」

 

気にしないんだけどな~。

 

「さてそろそろ結論を決めたいのですが・・・」

 

「ん~じゃあここはもう先生に任せちゃおうー。先生、この中の意見ならどれがいいかなー?」

 

”私が決めるの?”

 

「えっ!これまでの意見から選ぶんですか!?も、もう少しまともな意見を出してからの方がいいのでは!?」

 

「大丈夫だよー?先生が選んだものなら間違いないって」

 

「なんでそう言い切れるんですか!?」

 

「まあまあ、じゃあ先生、今日出た意見の中ならどれがいいかなー?」

 

「断然、銀行強盗」

 

「いやいや、バスジャックでしょー」

 

「アイドルでお願いします☆」

 

「宝探しがいいと思いまーす!」

 

うん、まともな選択肢がほぼない。

 

”うーん・・・じゃあアイドルで・・・”

 

「みなさん・・・」

 

あ、終わったな。

 

「いい加減に・・・してくださぁい!!」

 

ぶちぎれたアヤネさんがちゃぶ台返しが炸裂した。

 

「いつもふざけてばっかり!銀行強盗とか悪質商法とかそんなことばっかり言って!結局ブラックさんしかまともな意見を出してないじゃないですか!」

 

その後俺を除いたメンバーを正座させた後アヤネさんのお説教が始まった。ちなみに俺はその様子を傍らで見ていた。何度かユメ先輩やセリカ、先生からヘルプが来たが完全に自業自得なので知らんぷりした。

 

 

 

 

*1
大事なことなので以下略




この対策委員会の会議はゲームとアニメのセリフの混ぜた感じになっています。やっぱアニメ版の表情がはっきりしていていいですね。シロコのふくれっ面が可愛かったです。
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