ブルアカ4周年よかったですね!僕は全員なんとかお迎えすることができました。
まあネル先輩は天井でしたけど。
「むぅ・・・」
「いやぁー、悪かったってアヤネちゃん。ラーメン奢ってあげるから怒らないで、ねっ?」
「怒っていません・・・」
アヤネさんの説教が終わった後俺たちは柴関ラーメンにやってきた。アヤネさん以外の対策委員がアヤネさんの機嫌を直そうとなんかいろいろやっているところだ。
”ところでブラックは本当にそっちの席でいいの?せっかくだからこっちでみんなで一緒に食べようよ”
対策委員と先生が一つのテーブルで一緒に食べている中、俺は近くのカウンター席で一人で食べていた。
「大丈夫ですよ。ここからでも皆さんとは話せますし流石に7人だと狭いと思いますし」
「私たちは別に気にしないよー?」
ユメ先輩はそういうが流石に7人だと流石にキツキツで食べづらいだろう。というかそもそも女性6人の中、一人男である俺があの中に混ざる度胸がないだけだが。
「よっと、待たせたな兄ちゃん。特製超大盛ラーメンだ」
「ありがとうございます。大将」
俺の目の前には普通のどんぶりよりも一回りデカいどんぶりに大量の具が山のように乗っかったラーメンが置かれる。
「というかブラック、本当にその量食べきれるの?私、ここでバイトを始めてから初めて見る量なんだけど・・・」
「問題ないです。こう見えて俺、かなりの大食いなので」
俺はそのラーメンを勢いよく食べていく。やはりサイヤ人の肉体なのでこの程度の量はすんなり食べられる。普段は食費を抑えるため一般的な量の食事だがやはりサイヤ人の特性か定期的にこのような大食いをしたくなるのだ。
大量に盛られたラーメンがどんどんなくなっていく。
「わー☆すごいですね!」
「ん、負けてられない」
「別に競う必要はないと思うよシロコちゃん!?」
シロコさんが俺に対抗して勢いよく食べ始め、ユメ先輩が止めようとする。
「・・・さすがに暑いな」
ラーメンを半分食べたところでさすがに暑くなってきたのでコートを脱ぐことにした。
「ブラックさんってコートを脱ぐとあんな感じなんだ」
「ブラックっていっつもコートを着ていて雰囲気がわかりずらかったよね」
「すごく鍛えられてますね!すごい筋肉です!」
コートを脱ぐと対策委員から一斉に視線を感じる。たしかにあまり人前ではコートを脱がないがそんなに気になるものか?
「ふむふむ、いやーなかなかだねぇ、いっそのことその仮面も外してみない?絶対に秘密にするからさー?」
”あ、私もブラックの素顔は見てみたいかも!”
「ダメです。これはトップシークレットなので」
さすがに今ここで素顔を晒すわけにはいかない。俺にはまだやることがある。
ガタッ、ガララッ
そんな会話をしながらラーメンを食べていると店のドアが開いた。
「いらっしゃいませ!何名様ですか?」
「・・・あ、あのここで一番安いメニューって、おいくらですか?」
見てみると紫色の少女が顔を覗かせていた。その子は恐る恐るといった感じで一番安いメニューを聞いている。
「一番安いのは580円の紫関ラーメンです!看板メニューなんで、美味しいですよ!」
「あ、ありがとうございます!」
ガララッ
「ん?」
ガララッ
その子は一度お店のドアを閉めた後もう一度ドアを開ける。するとその子以外にも新たに3人の少女が入ってきた。
「えへへっ、やっと見つかった、600円以下のメニュー!」
「ふふふ。ほら、何事にも解決策はあるのよ。全部想定内だわ」
「そ、そうでしたか、さすが社長、何でもご存知ですね・・・」
「はぁ・・・」
「4名様ですか?お席にご案内しますね」
「んーん、どうせ一杯しか頼まないし大丈夫」
4人いて一杯だけ?俺と同じことを思ったのかセリカさんも同じような反応をしたが今は人も少ないため4人を席へと案内した。
「あ、箸は4膳でお願いね。優しいバイトちゃん」
「えっ?4膳ですか?まさか1杯を4人で分け合うつもり?」
驚いた。まさかたった1杯のラーメンを4人で分け合うつもりだとは。それでは十分な量を食べられないだろう。
その後も様子を見続けていると最初の子がお金がないことに対してすごく謝りながら自虐したりそれをパーカを着た子が止めようとしたりセリカさんがお金がないことに対して自分の考えを伝えたりした後注文を取りにいった。
(それにしても彼女たち、どこかで見たような・・・?)
あの服装や頭の角や背中の羽からするにおそらくゲヘナの生徒だろう。しかしゲヘナで彼女たちを見かけた記憶はない。それにしてもゲヘナの生徒が一体こんなところで何をしているのか。
彼女たちも席で何か話し合っているようだ。するとセリカさんが注文されたラーメンを持って戻って来た。
「お待たせいたしました!お熱いのでお気をつけて!」
彼女たちの机に注文通り1杯のラーメンが置かれる。たしかに1杯なのだが・・・
「な、なにこれ!?」
「ラーメン超大盛じゃん!」
「ざっと10人前はあるね・・・」
「こ、これはオーダーミスなのでは?こんなの食べるお金ありませんよう・・・」
明らかにデカい。俺が食べてるラーメンと同じくらいの量だ。
「いやいや、これで合ってますって。580円の紫関ラーメン並!ですよね、大将?」
「ああ、ちょっと手元が狂って量が増えちまったんだ。気にしないでくれ」
「大将もああいってるんだから遠慮しないで!それじゃごゆっくりどうぞー!」
大将、気前良すぎないか?
「う、うわあ・・・」
「・・・ふふふ、さすがにこれは想定外だったけど、ご厚意に甘えてありがたく頂くわ」
「早く食べよアルちゃん!」
「ええ」
「「「「いただきます」」」」
4人は一斉にラーメンを口に運ぶ。一口食べると何かを感じたのか一瞬ピキーンとした後勢いよく食べ始めた。
「お、おいしいっ!」
「なかなかイケるじゃん?こんな辺ぴな場所なのに、このクオリティなんて」
「でしょう、でしょう?美味しいでしょう?」
美味しそうに食べている彼女たちに共感したのかノノミさんが彼女たちに話しかける。
「うんうん、ここのラーメンは本当に最高なんです。遠くからわざわざ来るお客さんもいるんですよ」
「ええ、わかるわ。色んな所で色んなのを食べてきたけど、このレベルはなかなかお目にかかれないわ!」
すると他の対策委員会のみなさんも顔を覗かせる。
「えへへ、私たち、ここの常連なんです。他の学校のみなさんに食べていただけるなんて、なんかうれしいです」
「その制服、ゲヘナ?遠くから来たんだね」
「私、こういう光景を見たことがあります。一杯のラーメン、でしたっけ・・・」
「うへー、それは一杯のかけそばじゃなかったっけ?」
「ねぇ、カヨコちゃん。この子たちって・・・」
「うん・・・」
「うふふふっ!いいわ、こんなところで気の合う人たちに合えるなんて。これは想定外だけど、こういう予想できない出来事こそ人生の醍醐味じゃないかしら」
その後対策委員会と彼女たちは話しながら一緒にラーメンを食べた。俺もその様子を見ながら残ったラーメンを食べ始めた。
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便利屋68視点
アビドスにとある依頼を受けてやってきた便利屋68。そこで見つけたラーメン屋で食事をしているとどこかの学校の学生たちが声を掛けてきた。その人たちと話しながらいっしょに食事をして食べ終わる頃には夕方になっていた。
「それじゃ気をつけて」
「お仕事うまくいくといいですね」
「あなたたちも学校の復興頑張ってね、私も応援しているから」
「うん」
「じゃあねー!」
そこで知り合った気の合う人たちと別れる。
「うふ、いい人たちだったわね、ふふふ」
そんな呑気なことを言う社長のアル。
「ねぇ社長」
「ん?なにカヨコ課長?」
「あの子たちの制服、気づいた?」
「え、制服?それかなにか?」
やはり彼女たちの正体に気づいていないようでカヨコは呆れる。
「にひひ、アビドス高校の生徒たちだよ。あの子たち」
「え・・・な、なななな、なんですってーーーー!!!???」
「アッハハハハ!その反応、受けるー!」
「はぁ・・・」
彼女たちが今度襲撃するアビドス高校の生徒だと知り驚くアル。それを見てムツキは爆笑しカヨコはため息をつく。
「え!?そ、それって次のターゲットってことですよね?私が始末してきましょうか?」
「遅い遅い。どうせもうちょっとしたら襲撃するんだしその時暴れよ、ハルカちゃん」
「は、はい・・・」
「う、うそでしょ・・・あの子たちがターゲットなんて・・・」
「情け無用。お金さえ貰えば何でもしますがうちのモットーでしょ。今更何悩んでるの」
「そ、そうだけど・・・」
さすがにあそこまでよくしてもらったのにあなたたち学校を襲いますなんてどうなのかとアルは思う。
「心優しい社長にはちょっときついかもね」
カヨコにもそんなことを言われる。
(・・・は!このままじゃ駄目よアル!一企業の社長として・・・!)
「それと社長。今度のアビドス高校のへの襲撃、一筋縄ではいかないかも」
アルが気合を入れ直したところで再びカヨコがアルに話しかける。
「あら、どうして?バイトも雇ったし問題ないと思うけど?」
「あの子たちの席にいた大人、気づいた?おそらくあの人、シャーレの先生だよ」
「へ?シャーレの先生?」
「うん。もし噂通りの指揮能力があったらかなり厄介だよ」
「へー、そんなに凄いんだ。先生の指揮能力って」
噂ではたった4人の生徒でヘルメット団の軍団を退けたらしい。もしその話が本当なら今回の任務はかなり苦戦するだろう。
「うん、でも問題はそっちじゃない」
たしかに先生は警戒すべき存在だ。しかしカヨコはもっと気になることがあった。
「カウンター席にいたあの金髪の男の人には気づいた?」
「えーと?」
「あ、いたいた!」
「あの男、只者じゃないよ。あの人、私たちが入店してからずっとこっちの様子を見てたし、ずっと警戒してた」
「そ、そうなのですか?」
カヨコは自分の感じたことを話す。しかしアルとムツキはあまり信じていないようだ。
「うーん、カヨコちゃんの考えすぎじゃない?あの人ヘイローもなかったし片腕しかなかったよ。私たちの敵じゃないでしょー」
「・・・だといいけど」
(あの人、もしかして・・・)
「ふふふ、問題ないわ。どんな障害があろうとも依頼は必ず達成するわ。それが私たち便利屋68よ」
「にひひ、そうこなくっちゃ」
「はぁ・・・」
「はい!アルさま!」
4人はアビドス高校へ向かって歩き始めた。
「いくわよ!」
思ったよりラーメン屋の話が長くなってしまった。思ったより長くなったので一度ここで切ります。次回はようやく対策委員会と便利屋68の対決です。
同じ便利屋とて主人公悟飯との対決もがんばりたいですね。