さて今回はブルアカでも非常に有名なあのイベントですね。
ちなみに僕はこのイベント見たとき「シロコ・・・まじか」と思いましたね。
メインヒロインがやることじゃねえ!
「はぁ・・・しんど」
「私も疲れたよー・・・」
”私もー・・・”
「もうずいぶんと歩きましたよね・・・」
「おじさんもさすがに参ったなー」
「え・・・ホシノさんはおいくつなのですか・・・?」
「ほぼ同年代っ!」
「ヒフミと1つしか変わんないよ」
あれからブラックマーケットを歩き回り数時間、さまざまなところを見て回ったがこれといった情報はなくただひたすらに時間が過ぎていた。ずっと歩いていたため先生や対策委員会にも疲れが出てきた。
「ではここらで一度休憩しましょう」
”「賛成~!!」”
休憩を提案したところ先生とユメ先輩が真っ先に賛成した。
「あ、丁度あそこにたい焼き屋さんが!」
「あれ、ホントだー。こんなところに屋台があるなんてね」
「ならあそこで休憩しませんか?たい焼き、私がご馳走します!」
「えっ!?ノノミ先輩、またカード使うの!?」
「先生の【大人のカード】もあるよ~」
”えっ?”
「俺が払いましょうか?」
「ううん、私が食べたいからいいんですよ☆みんなで食べましょう、ねっ?」
ノノミさんがたい焼きを買いにいく。その後、近くのベンチに座りたい焼きを食べながら休憩を取ることにした。
「美味しい!!」
「いやーこれはなかなかだね~」
”ふぅー疲れた体に甘味が効くよ~”
「アヤネちゃんには、戻ったらちゃんとご馳走しますね。私たちだけでごめんなさい」
『あはは。大丈夫ですよ、ノノミ先輩。私はここでお菓子とかつまんでますし』
「しばしブレイクタイムだねー」
その後しばらくみんなで雑談をしながらたい焼きを食べた。
「さて、十分休憩も取れたことですしこの後のことについて考えましょう」
たい焼きも食べ終わったので当初の目的について話題を移す。
「この後のことって言っても私たちもうさんざん歩き回ったじゃん。それなのに全然見つからないのにどうするのよ」
「うーん、ここまで情報がないなんてありえません・・・妙ですね」
「妙?」
「ええ。お探しの戦車の情報・・・絶対どこかにあるはずなのに、探しても探しても出てきませんね。販売ルート、保管記録・・・すべて何者かが意図的に隠しているような、そんな気がします」
”誰かが意図的に・・・?”
「俺もそう思いますね。いくらここを牛耳っている企業でもここまですることは無理です」
普通なら戦車の情報など数時間も歩けば見つかるものだ。それなのに一向に見つからない。つまり誰かが意図的隠しているのだろうがこの無法者だらけのブラックマーケットでここまで情報を統制することなど普通は不可能だ。
「そんなに異常なことなの?」
「異常というよりかは・・・普通ここまでやりますか?と言う感じですね・・・。ここに集まっている企業はある意味開き直って悪さをしていますから、逆に変に隠したりしないんです」
ヒフミがとあるビルを指さす。
「例えばあそこのビル。あれがブラックマーケットに名を馳せる闇銀行です」
「闇銀行?」
「ブラックマーケットで最も大きな銀行の一つです。聞いた話ですとキヴォトスで行われる犯罪の15%の盗品があそこの流されているそうです。横領、強盗、誘拐などなど、様々な犯罪によって獲得した財貨が違法な武器や兵器に変えられてまた他の犯罪に使われる・・・。そんな悪循環が続いているのです」
ヒフミによる闇銀行の説明を聞いた対策委員会と先生は苦い顔になる。
「・・・そんなの、銀行が犯罪を煽っているようなものじゃないですか」
「その方が奴らには都合がいいってことなんですよ。銀行といっても結局はここいらにいる無法者と変わりませんからね」
「その通りです。まさに銀行も犯罪組織なのです」
「「「「「「・・・」」」」」」
『お取込み中失礼します!そちらに武装した集団が接近中!』
「!!」
対策委員会が現実の闇の部分を知り様々なことを考えている中ドローンからアヤネさんの声が届く。
『気づかれた様子はありませんが・・・まずは身を潜めた方がいいと思います』
「う、うわあっ!あれは、マーケットガードです」
「マーケットガード?」
「このブラックマーケットにおける治安部隊における最上位の組織です!急ぎましょう!」
ヒフミの言うとおりに俺たちは急いで身を隠した。
「トラックを護送してる」
見てみると複数のマーケットガードが一台のトラックを護送していた。
「あれ・・・あっちは・・・」
そのトラックはさきほど話題にした闇銀行へと入っていった。
「闇銀行に入っていきましたね」
「・・・」
(あのトラック・・・どこか怪しいな・・・)
そう感じながらトラックを注視しているとトラックは闇銀行の前で停車する。トラックの中から人が出てきて銀行の職員であろう人物と話し始めた。
「今月の集金です」
「ご苦労様、ではこちらの集金確認書にサインを」
「はい」
(あいつは・・・)
俺はあのトラックから出てきた人物を知っている。
「いいでしょう」
「では失礼します」
やり取りが終わった後トラックは銀行から離れていく。
「見ましたか・・・あの人・・・」
「な、なんで!?あいつは毎月うちに来て利息は受け取っているあの銀行員・・・?」
「・・・どういうこと」
「カイザーローンと闇銀行はつながっている、ということでしょう」
「「「「「「!?」」」」」」
「か、カイザーローンですか!?」
「ヒフミちゃん、知ってるの?」
「カイザーローンと言えばかの有名なカイザコーポレーションが運営する高利金融業者です」
「有名な・・・?マズいところなの?」
「あ、いえ・・・カイザーグループ自体は犯罪を起こしていませんが・・・」
「その実態は合法と違法の間をうまく振舞っている限りなく黒に近いグレーの企業。利益のためなら平気で相手を騙したり、武力で脅したり実力行使もするクソみたいな企業です」
おそらく昔のアビドス生徒会もその手に嵌ったのだろう。本当にむかつく奴らだ。すぐにでも叩き潰したほどに。
「ぶ、ブラックさん・・・!?」
”ぶ、ブラック、落ち着いて。なんかやばいオーラが見えるよ・・・?”
「っ・・・!すみません。少し頭に血が上っていました」
どうやら怒りのあまり気が漏れていたようだ。急いで気を収める。
「ブラックさん・・・怒ると怖いですね」
「ん、なんかすごかった」
「ブラックからなんかヤバいオーラででたしね・・・」
「え、えっとブラックさんの言う通りカイザーはかなりグレーな企業なので生徒たちへの悪影響を考慮し、【ティーパーティー】も目を光らせているんです」
「【ティーパーティー】・・・あのトリニティの生徒会が、ね」
あのティーパーティーも警戒するほどの企業。ゲヘナでもヒナは警戒しているようだしやはりロクな企業ではないな。
「ところでみなさんの借金とはもしかして・・・アビドスはカイザーローンから融資を・・・?」
「借りたのは私たちじゃないんですけどね・・・」
「話すと長くなるんだよねー」
「思えば返済が現金だけだったのも履歴が残らず足が付きにくいから・・・?」
「まさか闇銀行に流れていたなんて・・・」
「ってことは私たちはずっと犯罪資金を提供してたってこと!?」
「そんなぁ!?ずっとがんばってきてたのに・・・」
ユメ先輩は自分たちがずっと犯罪資金を提供してたことにかなりショックのようだ。無理もない。ユメ先輩はアビドス高校を守るためずっとがんばってきたのだから。
「・・・」
『ま、まだそうハッキリとは・・・カイザーローンが私たちの資金を闇銀行に流しているという証拠もありませんし・・・』
「・・・あ!さっきサインしてた集金確認の書類・・・。それを見れば証拠になりませんか?」
「さすが」
「なるほど」
「おお、そりゃナイスアイデアだねー、ヒフミちゃん」
たしかにあの書類を見ればどこからお金が流れてきたか確認できる。
「あはは・・・でも考えてみたら、書類はもう銀行の中ですし・・・無理ですね。ブラックマーケットでも最も強固なセキュリティを誇る銀行の中となると・・・」
「うん、他に方法はないよ」
「えっ」
「ホシノ先輩、ここは例の方法しか」
「なるほど、あれかー。あれなのかあー」
「・・・ええっ?」
「あ・・・!!そうですね、あの方法なら!」
「何?どうゆうこと?・・・まさか、あれ?まさか私が思っているあの方法じゃないよね?」
「・・・。(コクッ)」
「う、嘘っ!?本気で!?」
「・・・あ!?シロコちゃん、本当にあれをする気なの!?」
「ん、ユメ先輩、これしか方法はないよ」
「まあ・・・たしかに今はあの方法が一番ですね」
”まさかあの方法じゃないよね!?”
「・・・あ、あのう。全然話が見えてないんですけど・・・【あの方法】って何ですか?」
一人だけ話についてこれてないヒフミが質問してくる。
「残された方法はたった一つ」
シロコさんはどこからか覆面を取り出す。
「銀行を襲う」
「はいっ!?」
ヒフミが素っ頓狂な声を出す。うん。普通はその反応になるよな。銀行強盗など普通は考えない。
「だよねー、そういう展開になるよねー」
「わあ☆そしたら悪い銀行をやっつけるとしましょう!」
「はいいいっ!!??」
『・・・了解です。止めても聞く耳持たないでしょうし」
「はぁ・・・マジで?マジなんだよね・・・ふぅ、それなら・・・とことんまでやるしかないか!」
「うーん。こうなった・・・やるしかないよね!」
他の対策委員会のメンバーも覆面を被る。どうやらみんなやる気になったらしい。
「ごめん、ヒフミ。あなたの分の覆面の準備がない」
「ええっ!?私もご一緒に!?」
「仲間外れなんてかわいそうです!」
「い、いえ私は全然気にしませんから・・・」
「ヒフミちゃん、こちらをどうぞ☆」
「あうううっ・・・」
ノノミさんが持っていたたい焼きの袋をヒフミに被せる。目の部分には穴が開いてあり袋には6番と書かれている。
「ん、完璧」
「あうううっ・・・ほ、本当に私もご一緒するんですか・・・」
「何言ってるのヒフミちゃん、今日は私たちと一緒に行動するって」
「う、うああ・・・私、もう生徒会の人たちと合わせる顔がありません・・・」
「校則やぶってブラックマーケットに来てる時点でアウトなんじゃないか?」
「ううっ・・・それは・・・」
「問題ないよ!私ら悪くないし!悪いのはあっち!だから襲うの!」
まあ確かにそうなのだがやってること自体は紛れもなく銀行強盗なので傍から見ればこっちが犯罪者なのだが。
「あ、そうそう、俺は銀行強盗自体には参加しませんので」
「え、なんで?」
「そうよ!ブラックも賛成してたじゃない、あんたも手伝いなさいよ!」
「俺はこのブラックマーケットではそこそこ有名ですし、そもそもヘイローがない、左腕もない生徒なんてこのキヴォトスにもそうそういませんよ」
「たしかにね~」
こんな珍しい奴が銀行強盗に参加したらかならず足がつく。
「まあ逃走するときの援護ぐらいなら手伝えると思うのでそれで勘弁してください」
「まあ・・・そういうことなら」
どうやら納得してくれたようだ。
「それじゃ先生。例のセリフを」
”うーん、しかたないか。ふぅ・・・それじゃみんな!銀行を襲うよ!”
・
・
・
・
・
バッ!
『ん?なんだ?停電か?』
ダダダダダダダッ!ダダダダダダダッ!
『うわあああっ!』
『全員その場に伏せなさい!持っている武器は捨てて!』
『言うこと聞かないと、痛い目に遭いますよ☆』
『あ、あはは・・・・・みなさん、ケガしちゃいけないので・・・伏せてくださいね・・・』
あの後逃走ルートなどの大まかな計画を決めた後対策委員会とヒフミを加えた6人は闇銀行へ突入した。突入と同時に銀行の電気を落とし混乱したところを一気に制圧する作戦だ。
”みんな、くれぐれも一般人には危害をくわえないでね”
『『『『『はーい 』』』』』
「ここまでは順調ですね」
俺は先生とともに銀行の外で待機している。対策委員会が目的を果たしたら撤退の援護をする手筈だ。
「にしてもそのシッテムの箱?でしたっけ?すごいですね、よくもあんな簡単に銀行の警備システムに侵入できますね」
”ふふーん!!そうでしょそうでしょ!まああんまりこういう使い方はよくないけどね”
先生が持つ謎のタブレット、【シッテムの箱】。先生曰く連邦生徒会長が残したものらしくその構造はよくわかってないらしい。しかしこのシッテムの箱があれば普通のタブレットとしてはもちろん先ほどやったようなハッキングや連邦生徒会のデータベースへのアクセス、さらには先生を守る物理的なバリアを張ることができるというトンデモスペックな代物らしい。
「まあ今回は特例ということで。さて中の様子は・・・」
『リーダーのファウストさん!指示を願う!』
『えっ!えっ!ファウストって私ですか?リーダーですか?私が!?』
『リーダーです!ボスです!ちなみに私は・・・覆面水着団のクリスティーナだお☆』
『うわ、何それ!いつから覆面水着団なんて名前になったの!?それにダサすぎだし!』
「・・・ヒフミ、なんかすまない」
半ば強引に銀行強盗をともにやらされた挙句勝手にリーダーにされたヒフミに同情する。すまない。
「これ、もしティーパーティーが知られたらどうなるんだろうな・・・?」
”まあ・・・一応顔は隠してるしカメラも切ってるから大丈夫じゃない・・・?”
まあその時は俺がなんとかするか。巻き込んだのこっちだし。
”えっと・・・シロ・・・ブルー2号、例のブツは手に入った?”
『あ・・・う、うん』
『よーし、それじゃみんな逃げるよー』
『アディオ~ス☆』
「よし、それじゃ先生はどさぐさに紛れてここから離れてください。あとで落ち合いましょう」
”うん、ブラックも気をつけてね”
先生がここから離れると同時に銀行から対策委員会が出てきた。そのまま銀行から全力で逃走していく対策委員会を武空術で追いかけていく。
『みなさん!前方から多数のマーケットガードです!道路が封鎖されています!』
『うへ~さすがにこのまま逃がしてはくれないよね』
『後ろからもマーケットガードが来てる。こうなった強行突破しかない』
「よし、ここは任せろ」
地上まで降り一気に前方のマーケットガードへ接近していく。
「なんだあいつ!?凄いスピードでこちらに接近してくるぞ」
「奴らの仲間か!?撃て!!撃てー!」
銃弾が放たれるがそんなもの意にも介さずに進んでいく。
「さてと、みなさん、目をつぶってください」
『目をつぶるって、なんで?』
「いいからいいから」
こういう逃げるときにはうってつけの技がある。俺は頭部の前に手をかざす。
「太陽拳!!」
「うわああああ!?」
「目が~目が~!?」
太陽拳。頭部の前に手をかざし気の操作により光を放ち相手の目を眩ませる技だ。太陽拳により放たれた光を直視したマーケットガードは目がくらみ目を押さえている。これなら俺の姿は見えない。
「だあっ!」
「ぐあっ!?」
その隙にマーケットガードを気絶させていく。しかし数が多い。
「よし・・・」
俺はマーケットガードが乗ってきた戦車を掴む。
「ふぬぬぬ・・・!」
そして戦車を持ち上げる。そしてその持ち上げた戦車を・・・
「そーい!」
前方にいるマーケットガードの集団目がけて思いっきりぶん投げた。
「「「「「うわああああ!?」」」」」
マーケットガードはぶん投げた戦車に巻き込まれた。勢い良く投げられた戦車はマーケットガードの集団を突き飛ばしバリケードを突き破っていった。
「スットライクー!」
「うわ~、やることがえげつないね~」
「ていうか戦車をあんな風に使う人初めて見た」
「というかさっきあんた何したの?」
後ろから対策委員会が追い付いてくる。色々言われているが今は後回しだ。
「その話はあとで。さっさとここから逃げますよ」
そうして俺たちは無事ブラックマーケットから脱出した。
やっぱアビドス編のこのイベントは飛ばせないですよね~。最初は対策委員会とは別行動させようかなと思ったんですよね。でもやっぱり必要だと思ってこうなりました。
ちなみに未来悟飯って太陽拳使えるの?と思った方がいるかもしれませんが太陽拳自体は難しい技じゃないとクリリンが言ってたのでできるだろうと思い採用しました。
ロボットに太陽拳そもそも効くのかについては触れないでください。まあキヴォトスのロボット人間はだいぶ人間らしいし・・・きっと普通の人間と似たような構造になってるんですよ!