次の日、いつも通り登校し生徒会室に行ってみるとそこにはホシノの姿しか見えなかった。
「あれ?ホシノ、ユメ先輩は?」
「・・・どうやら今日はまだ学校に来ていないようです」
基本ユメ先輩は俺たち3人の中で一番早く学校にやってきている。何かしらの理由で学校を休んだり遅れるときは俺たちに何かしら連絡がくるものだが?
「連絡はあったのか?」
「いえ、特には・・・」
「うーん。昨日のことでまだ何か思うところでもあったのかな?」
でもユメ先輩にはちゃんとホシノが謝りたいと伝えたしユメ先輩がそこまでホシノとの距離を取りたいとは思わないんだけどな?
「・・・もう少し待ってみよう。もしかしたら連絡を忘れているだけかもしれないし」
「・・・そうですね」
俺とホシノはユメ先輩から連絡を来るのを待つことにした。待っている間、俺たちはいつも通り書類整理をする。
しかし1時間が過ぎてもユメ先輩からの連絡は来なかった。
「うーん、流石にそろそろ連絡の1つぐらいあってもいいと思うんだけど」
「・・・連絡、来ませんね」
流石にユメ先輩とはいえ1時間も連絡を忘れるとは思わない。
「・・・ちょっとユメ先輩の家に行って確認してくる」
「なら私も・・・」
「いやホシノは学校に残ってくれ。僕の方が速く行けるしもしユメ先輩が来た時に2人ともいないのわな」
「・・・分かりました。一応気をつけてくださいね」
ホシノに言葉に手で答えた後、俺は校庭に出てユメ先輩の家に向かって飛んでいく。
「・・・何もなければいいが」
少し嫌な予感がした俺はいつも以上のスピードでユメ先輩の家に向かう。数分でユメ先輩の家に着いた俺はインターホンを鳴らす。しかし反応はなかった。
「ユメ先輩!居ますか!」
ドアをノックし大声で呼びかけてみるが反応はなかった。
「ッ・・・」
(反応がない。一体ユメ先輩はどこに行ったんだ?)
ユメ先輩の行方がわからない。ユメ先輩はヘイローを持っているため気で場所を感知することも出来ない。
「・・・ん?」
どうしようか考えているとスマホから着信音が聞こえてきた。ユメ先輩かと思い画面を見るとユメ先輩でもホシノからでもはなく知らない番号だった。
「・・・もしもし」
<クックック、先日ぶりです。孫ゴハンさん>
一応電話に出てみる。電話の相手は一昨日出会った黒服だった。
「何の用だ黒服。というかなぜ俺の電話番号を知ってる」
<そこは我々のさまざまのコネを使いました。今日あなたに連絡をしたはあなたのためですよ」
「俺のためだと?」
<ええ、もし後悔をしたくないのであればこの座標に向かうといいでしょう>
黒服がそういうと俺のスマホに一つの座標が送られてきた。
<クックック、あなたの力、楽しみにしてますよ>
それだけ言うと黒服は電話を切ってしまった。
「どういう意味だ、黒服・・・」
”後悔をしたくないのであればこの座標に向かえ”
俺は黒服の送ってきた座標のデータを見ながら黒服の言った言葉の意味を考える。
「・・・行くしかないか」
黒服の言うことは信じられない。だが俺の中に響く何か嫌な予感が俺の身体を動かす。俺は黒服が送ってきた座標に向かって全速力で向かう。しばらく飛んでいると黒服が送ってきた座標付近にやってきた。やってきた場所は砂漠のど真ん中であった。
「そろそろ送られてきた座標のはずだが・・・ッ!」
辺りを見渡していると砂の中から何か巨大な生物が現れた。
「なんだこいつは!?」
巨大な生物は蛇のような姿であり機械の身体をしていた。そしてなによりヘイローを持っていた。この蛇はどうやら俺には気づいていなく何か別の物を追いかけてるようだ。
俺はこの蛇の先の方に目を向ける。そこには1人の女性が必死に逃げていた。
「ユメ先輩!?」
必死に逃げていたのはユメ先輩だった。だがすでに体中にボロボロで今にも倒れそうだった。
「まずい!!」
俺は巨大な蛇の頭に向かって蹴りを放つ。デカ蛇は側頭部を蹴られ地面に倒れこんだ。
「ユメ先輩!大丈夫ですか!」
「ぅ・・・あ、ご、ゴハンくん?・・・なんで」
「ちょっとした知り合いにここに来いって。そしたらユメ先輩とあのデカ蛇が・・・ユメ先輩、動けますか」
「少しだけなら何とか、ごめんねゴハンくん」
「いえ、それより早くここから離れますよ。あのデカ物が起き上がってくる前に・・・」
瞬間、地面が揺れた。振り返ってみるとデカ蛇はすでに起き上がっていた。
(まじか!?全力ではないけどダメージほぼなしかよ!)
奴の頭を見ると少し凹んでいるがほぼダメージは通ってないようだ。こいつはかなり手ごわそうだ。
デカ蛇は俺を見ると新たな標的を見つけたかのように咆哮し大量のミサイルを撃ってきた。
「ユメ先輩!しっかり捕まっていてください!」
「へ?ひゃぁぁぁぁ!?」
俺はユメ先輩を抱え迫ってくるミサイルを避ける。躱しきれないミサイルは気弾で撃ち落としていく。ミサイルをすべて避けると今度は直接奴が噛みついてくる。それをジャンプして避け空中に逃れる。するとまた奴はミサイルを放ってくる。
「くっ!しつこいな!」
ユメ先輩を抱えているためこちらからは思うように反撃ができない。逃げようにもユメ先輩を抱えていくとなるそれも一筋縄ではいかないだろう。奴のミサイル攻撃がそれを許さない。それならば方法は一つだ。
「ユメ先輩。僕が奴の隙を作ります。その隙に逃げてください」
「だ、ダメだよ。危険すぎるよ!」
「これしか方法がありません」
「で、でも・・・」
「大丈夫です。ユメ先輩を逃がしたら僕もすぐ逃げますから」
「・・・うん・・・」
俺は近くの岩陰に降りるとユメ先輩を腕から降ろす。そして俺は奴の注意を引くべく向かっていく。
「こっちだ!化け物!」
挑発すると奴は俺に向け大量のミサイルを放ってくる。俺はそのミサイルの雨を搔い潜り奴の顔面に向かって再び攻撃を仕掛ける。俺の接近に気づいたデカ蛇は口を開き、噛みついてくる。俺はその攻撃を寸前で避けて奴の顎に渾身のアッパーを叩き込む。アッパーを喰らったデカ蛇は背中から地面へ倒れる。
「はぁぁぁ!」
その隙を見逃さずにすかさず奴に気弾を連続で放つ。
「ユメ先輩!今です!」
連続エネルギー弾でこのデカ蛇を抑えている間にユメ先輩に逃がす。ユメ先輩は一度俺を見た後、振り返って走り出しこの場を離れていく。ユメ先輩が逃げれたことを確認するとエネルギー弾を放つの止める。
「これで倒れてくれればいいけど・・・」
しかし奴は大したダメージを負った様子もなく起き上がってくる。
「やっぱグミ撃ちじゃ駄目だよな!」
やっぱりグミ撃ちはフラグだな。あいつまだまだ元気だもん。
「でも目的は果たした。さっさと俺も・・・」
<おや、ここで逃げるのですか?私としては本気のあなたの戦闘を見たいのですが>
「!!」
逃げようとしたとき、どこからか黒服の声が聞こえてきた。周りを見渡すと一機のドローンが飛んでいた。
「なにしてんだお前」
<あなたのこと観察しようと思いましてね。あなたであればあのデカグラマトンとも互角に戦えると思いまして>
「デカグラマトン?あいつのことか?」
<ええ、あれは遠い昔、キヴォトスで行われいた「神の存在を証明、分析し、新たな神を作り出す方法」を研究していた組織とそれを支援していた我々ゲマトリアによって作り出された対・絶対者自立型分析システム。やがて研究所は水の底に沈みましたがAIは稼働し続けいつしか「QED」と宣言しました。そして彼らは自分自身が新たな神として成立するため活動を開始しました。あれはそのうちの一体、第三セフィラ・ビナーです>
黒服の話を要約すると人工的に作られた神ということだろうか。
<このままビナーを放置していればいずれ街の方にも被害が出るでしょう。それにアビドスの砂嵐の原因はこのビナーでもあります。クックック、さてどうしますか?>
このままこいつを放置すれば街にも被害が出る可能性がある・・・か。それは出来れば避けたい。それにこいつがアビドスに砂嵐を起こしている原因でもあるそうだ。つまりこいつを倒せば砂嵐を止められるかもしれない。ならば・・・
「・・・なら!」
黒服の口車に乗るのはあれだが俺は逃げることをやめビナーに向かって気功波を放つ。ビナーはその気功波を体を捻らせて避ける。
「ビナー!ここでお前を破壊する!」
俺はビナーを破壊するため全力を出すことを決めた。
・
・
・
・
「はぁぁぁぁぁ!!」
気を全開放する。このキヴォトスに来てから暇な時間を見つければ修行をしていたため来た当初よりも戦闘力は大きくなっている。
「いくぞ!」
ビナーに向けて突撃する。ビナーはミサイルを放ってくる。それをすべて躱し胴体に攻撃を加える。その攻撃により奴の装甲が凹んだ。
「手ごたえあり!」
どうやら全力の攻撃であれば奴にダメージを通せるようだ。俺はビナーの周りを動き回り奴の翻弄する。ビナーは高速で動き回る俺の姿を追い切れてはいない。そして隙ができたところで攻撃を加えていく。それを繰り返していくことで奴の身体に着実にダメージが溜まっていく。
「!!」
ビナーは俺の動きが変わったことを認識したのか一度距離を取ろうとする。
「逃がすか!」
接近戦は不利だと悟ったのか奴は距離を取ろうとする。しかし逃がしはしない。俺はビナーの足元に気功波を放つ。気功波により地面が崩れ奴はバランスを崩す。その隙に再び接近し奴の頭部に連続で攻撃を叩き込む。
「魔閃光!!」
連続攻撃を喰らい倒れているビナーに向け魔閃光を放つ。先ほどの連続攻撃でかなりのダメージを受けていたのかビナーは魔閃光を避けることができずに直撃した。
「はぁ・・・はぁ・・・どうだ」
砂煙が晴れ奴の姿を見てみると装甲が剥げ内部が見えているビナーの姿が見えた。
「まだか!だけど!」
魔閃光で破壊しきることはできなかったがビナーはすでにボロボロだ。俺はとどめを刺すため奴の半壊している頭部に渾身の一撃を与えるため一気に接近する。
「これで、終わりだぁぁぁ!」
奴の頭部に全力の拳を繰り出した。直撃すれば間違いなく奴を倒しきれる。
「・・・!!」
「なっ・・・ぐわっ!?」
しかし奴は拳が当たる直前で体を捻らせてそれを躱した。そして尻尾により俺を叩き飛ばした。予想外のことに俺は反応できずに尻尾による攻撃をもろにくらい地面に叩きつけられる。さらにビナーは大量のミサイルを放ち追撃してくる。
「ぐっ・・・はぁぁぁ!!」
なんとか体制を整えなおし気弾でミサイルを撃ち落としていく。すると今度は巨大な砂の波が襲ってくる。砂の波に飲み込まれないように空へ逃げる。しかし空に飛び上がった瞬間、一筋の光線が俺を襲った。
「ぐああぁぁぁぁぁっ!!」
防御は間に合わず、その光線をまともにくらった俺は地面に落ちていく。地面に叩きつけられた後、今までに味わったことがない凄まじい痛みが体中を駆け抜ける。
「ぐぅ・・・」
(急に動きが変わった・・・まさか俺の行動パターンを分析したのか!?)
なんとか痛みを耐え思考を巡らせる。ビナーの今の行動は俺の行動を完全に先読みした行動だった。・・・おそらく今まで攻撃をくらいながらも俺の行動を分析していたのだろう。そして分析が完了したことで俺の動きを見切ったのだろう。
「がはっ・・・だけど、まだやれる!」
ダメージは負ったがまだ動ける。なんとか立ち上がりビナーの方を見ると奴の装甲が回復していっていた。
「自己修復機能もあるのか・・・」
だがその回復スピードは決して早くはない。頭部の装甲は回復していたが他のところはまだダメージが残っている。
「なら・・・」
気功波を放ちながら奴に近づいていく。ビナーもミサイルを放ちながらこちらへ接近してくる。接近していきビナーに攻撃を仕掛ける。しかし奴はものすごいスピードで地面に潜り俺の攻撃を躱す。そのまま俺の真下から顔を出して噛みついてくる。
「あぶなっ!!」
ジャンプしてその攻撃を躱した後、出てきた奴の口めがけて気功波を放つ。気功波は直撃したが奴はそんなものお構いなしに先の光線を放ってくる。
「ぐぅぅぅ・・・」
気のバリヤーを張り何とか直撃を避けたがそれども完全には防ぎきれずにダメージを負う。すかさず奴は尻尾を叩きつけてくる。
「っ!!はぁ!!だりゃぁぁぁ!」
叩きつけてきた尻尾に気功波を放ち勢いを相殺し攻撃を躱す。そして奴の胴体に渾身の蹴りを入れる。しかし同時に奴もミサイルを放ってくる。迫ってくるミサイルをなんとか躱し一度距離を取る。
「はぁ・・・はぁ・・・さっきに比べてパワーもスピードも上がってるな・・・」
ビナーのパワーとスピードが先ほどよりも上がっていた。しかも俺の行動パターンを予測してから奴はカウンター覚悟の攻撃を仕掛けてくる。奴の攻撃はこちらにも確実にダメージを与えてくる。それは向こうも同じだがあちらは多少のダメージなら回復できる。長引けばこちらが不利だ。
「なら・・・!」
その瞬間、ビナーの口から光線が放たれる。その光線を躱し俺はビナーの周りを駆ける。ミサイルやら尻尾の叩きつけがくる。その攻撃を躱して再び走り出す。そして走っている途中に地面に気の地雷を仕掛ける。俺は今は攻撃することやめ、走っては地雷を仕掛けていく。
「よし・・・!」
ある程度地雷を仕掛け終わったところでビナーから距離を取る。そして再び魔閃光の構えに入る。先ほど放ったものよりも更に気を込めていく。
「ガァァァァァ!!」
ビナーも何かを感じたのか咆哮を上げ阻止しようする。しかし先ほど仕掛けた地雷が爆発し足場が崩れバランスを崩す。
「魔閃光ーーー!!」
「ガァァァァァ!!」
フルパワーの魔閃光を放つ。ビナーも回避は不可能と悟り向こうもフルパワーの光線を放つ。魔閃光と光線がぶつかり合う。2つのエネルギーは一瞬拮抗したが俺の魔閃光がビナーの光線を打ち破り奴を飲み込み大爆発を起こした。
「はぁ・・・はぁ・・・流石にこれなら・・・」
気のかなり消耗した俺は片膝を地面に着く。しかし油断はしない。ビナーがどうなったのか確認するまで安心はできない。さすがにあの攻撃をくらってまだ倒れないとは思いたくない。しかし・・・
「・・・嘘だろ」
煙の中から何かが光った。煙が晴れると満身創痍ではあるがまだ動いているビナーがいた。最初の魔閃光をくらった以上の損傷具合だがそれでもまだ倒れてはいない。
(あれでも駄目なのか。俺の気も残り少ないが・・・)
お互いすでに限界が近い。だが奴の方がダメージはデカい。回復も追い付いていない。もう一度魔閃光を放てば確実に破壊できるだろう。
俺は残りの気の全てをかけて魔閃光を放とうとする。すると・・・
「ゴハンくん!!」
逃がしたはずのユメ先輩がなぜかここに戻ってきた。
「ユメ先輩!?なんで戻ってきたんですか!?」
「さっきからすごい音がして・・・それにゴハンくんが戻ってこないから何かあったと思って・・・」
ユメ先輩が戻ってきた理由を話す。
「ゴハンくんすごい怪我だよ!?早く治療しないと!」
「このくらい大丈夫です!それよりここは危険です!早く離れてください!」
「そんな大怪我してるゴハンくんを置いて逃げるなんてできないよ!」
そんなこと言い合っているとビナーがこちらを見る。瞬間、奴の目が光る。ビナーはボロボロの口を開いてあの光線を放とうとした・・・ユメ先輩へめがけて。
「ッ!ユメ先輩!!」
「えっ・・・」
次の瞬間、ビナーはユメ先輩めがけて光線を放った。俺は急いでユメ先輩をかばった。奴の光線が俺たちを襲った。
「がぁ・・・あ・・・」
何とかユメ先輩をかばうことには間に合ったがまともに光線をくらい地面に倒れてこむ。そして・・・
「ああああぁぁぁぁっっ!!」
先の比ではない痛みに声を上げる。その痛みの発生源を見る。・・・俺の左腕が肩から吹き飛んでいた。
(ぐぅ・・・ユ、ユメ先輩は・・・)
なんとか痛みに耐えユメ先輩を探す。周りを探してみると少し離れたところにユメ先輩を見つけた。気絶しているがなんとか無事のようだ。
「ガァァァ!!」
しかしビナーがこちらに迫ってきている。奴は勝利を確信したかのように咆哮を上げる。このままでは俺もユメ先輩も死ぬだろう。
「・・・そんな事させるか」
怒りが湧いてくる。ユメ先輩を傷つけたビナーへの怒り。そしてユメ先輩を守り切れない弱い自分への怒り。
「俺が・・・俺が・・・守るんだぁぁぁぁぁ!!」
力が湧きがってくる。
「だぁぁぁぁぁ!!」
瞬間、俺の身体から今までとは比べ物にならないほどの気が放たれる。放たれるオーラは金色に輝き、髪も金色になり、目は緑色へと変化した。
「!!」
ビナーは俺の変化に驚き動きを止める。
「これは・・・」
俺は自分の身体に起きた変化を感じる。そしてすぐに何が起きたかを理解する。ビナーへの怒り、自分への怒りにより超サイヤ人へと覚醒したのだ。
(これなら・・・)
ビナーを睨みつける。
「終わりにするぞ、ビナー!!」
次の瞬間、俺は一瞬でビナーに接近し奴を蹴り飛ばした。先ほどまでとは比べ物にならない力がビナーの身体を襲う。ビナーの姿が一瞬で見えなくなる。ビナーを蹴り飛ばした後俺はユメ先輩に気のバリヤーを張る。
(これでしばらくは大丈夫なはず・・・)
ユメ先輩に何かあっても大丈夫のようにバリヤーを張った後蹴り飛ばしたビナーを追いかける。数キロ離れたところでビナーを見つける。
「はぁぁぁぁぁ!!」
そのまま先ほどとは比べ物にならないスピードでビナーに攻撃を仕掛ける。超サイヤ人となった俺のスピードにビナーは再び反応できずにいた。パワーも先ほどとは比べ物にならないほど上がってあり一撃一撃が確実に奴の身体を破壊していく。左腕を失ったとはいえ超サイヤ人に覚醒した俺はビナーが学習する暇すら与えずビナーを圧倒する。
「これで終わりにする!!」
空中に浮かび上がり右腕を構える。
「か・・・め・・・は・・・め・・・!!」
エネルギーを右腕に溜めていく。
「波ァーーーーーー!!!!」
放たれたかめはめ波はビナーに直撃する。かめはめ波はビナーの装甲を容易く貫通しビナーは咆哮を上げることもなく完全に消滅した。かめはめ波の余波により大爆発が起きビナーがいたところには特大のクレーターができていた。
「終わった・・・」
力を使い果たした俺はそのままクレーターの中心へと落下する。超サイヤ人も解除され動くこともできなった。
「ガフッ!・・・どうやらここまでのようだな・・・」
ビナーは破壊できたがこちらも大きなダメージを負った。気は使い果たし体中ボロボロで出血もひどい。
<お見事でした。孫ゴハンさん>
「・・・黒服か」
黒服のドローンがやってくる。
<実にいいデータが取れました。まさかビナーを倒すとは。もっとあなたの力について知りたいですがあまり時間は残されてないようですね>
その瞬間、空に雷が走る。どうやら俺とビナーが暴れたせいで砂漠の天候が不安定になったようだ。雷が発生したり竜巻が起こり砂嵐が起きる。
「・・・黒服、最後に・・・頼みがある。ユメ先輩を・・・頼む」
<・・・ええ、わかりました。素晴らしいもの見せて貰った礼です。梔子ユメはこちらで何とかしましょう>
「・・・助かる」
目の前が暗くなってきた。
(ユメ先輩、ホシノ、すみません。俺はここまです。・・・2人ともお元気で)
最後にユメ先輩とホシノに心の中で謝罪する。そして俺は意識を失った。
ビナー君との戦闘回でした。えーこのビナー君はかなり強化されてます。そのままでは相手にならないので・・・。独自設定でAIによる分析と神秘による強化でかなりパワーアップしさせました。それにこの主人公悟飯は戦闘経験があまりないので苦戦したということです。まぁ左腕を消し飛ばすためにこんな感じになったんですけどねw