「最終種目発表の前に予選落ちの皆へ朗報だ!あくまで体育祭!ちゃんと全員参加のレクリエーションも用意してんのさ!本場アメリカからチアリーダーも読んで一層盛り上げ…………ん?ありゃ?」
「なにやってんだ?」
「どーしたA組!?チアガールの服で登場してって………あれは上鳴も混ざってやがる!」
「マジでなにやってんだ」
上鳴達はチアコス姿で会場に姿を現した。ちなみに上鳴の服装はピカチュウ(チアリーディング)に近い。
ちなみに女装ということで尻尾もちゃんとハート型(つけハート)になっている。
そしてA組女子達は峰田に騙されたことに気づく。
「峰田さん!騙しましたわね!?」
「まあ上鳴の体をまさぐれたからいいけどさ」
「いい毛並みだったよね」
「ケロ、フワフワだったわ」
峰田は「ウッヒョー!」みたいな表情を浮かべるが「まあ上鳴の体をまさぐれたからいいけどさ」という発言を聞いた瞬間、真顔になった。
「おい、上鳴。女子から体をまさぐられたって話、本当か?」
「本当だ。えらい目にあったよ」
「v[ta84fq@ejzhrr.」
峰田は血涙を流しながら謎の言語をわめき散らして苦しむ。
女子のチア姿を見ようと思ったら上鳴に
「まぁ本選まで時間空くし張りつめててもしんどいしさ…いいんじゃない!やったろ!」
「透ちゃん好きね」
「軽くストレッチ、筋肉ほぐさないと………ピカァ♡ピッピカチュウ♡」
そう言って女子と上鳴はチアリーディングを行う。
ちなみにこの上鳴のチア姿が可愛すぎてバズッたのはまた別の話である。
「さぁ!皆楽しく競えよレクリエーション!それが終われば最終種目!総勢16名からなるトーナメント形式
1対1のガチバトルだ!」
「それじゃあ組合せ決めのクジ引きしちゃうわよ!組が決まったらレクリエーションを挟んで開始になります!」
「あの…すみません。俺、辞退します!」
「尾白くんなんで?」
「せっかくプロに見て貰える場なのに!」
突如として尾白が最終種目の辞退を宣言した。
クラスメイト達はそれを止めようとする。
彼曰く、騎馬戦の記憶が上鳴の『ほうでん』を受けるまでボンヤリとしかなく心操の個性の影響で何かされたそうだ。
「皆が力を出し合い争ってきた座なんだ。こんな…こんなわけわかんないままそこに並ぶなんて…俺は出来ない」
「僕も同様の理由から棄権したい。実力如何以前に何もしてない者が上がるのは体育祭の趣旨と相反するのではないだろうか!」
「私も同じデース!」
尾白に続きB組の庄田二連撃と角取ポニーも同じことを言う。
1人だけならいざ知らず3人の辞退は異常事態だ。
故に判断はこの体育祭の主審であるミッドナイトに委ねられた。
「そういう青臭い話はさァ…好み!尾白・庄田・角取の棄権を認めます」
主審の好みで彼らの棄権は認められた。そして繰り上がりは…
「5位の緑谷チームの3人から繰り上げを行うわ。なお決め方は予選での順位を元にする!」
緑谷チームは緑谷(2位)・常闇(8位)・麗日(17位)・青山(42位)である。つまり青山以外が最終種目進出となる。
「僕の分も頑張ってね緑谷くん、常闇くん、麗日くん」
「「「ああ!」」」
青山がそう言って3人を見送る。
これで最終種目に上がる選手が正式に決まった。
そしてクジによる組合せが決まった。
Aブロック
第1試合:緑谷VS心操
第2試合:瀬呂VS轟
第3試合:上鳴VS耳郎
第4試合:飯田VS発目
Bブロック
第5試合:芦戸VS峰田
第6試合:常闇VS八百万
第7試合:切島VS障子
第8試合:麗日VS爆豪
上鳴がモニターを確認すると初戦は耳郎であった。
彼女は謎の身体能力を発揮し上鳴達を散々に追い詰めた。
つまり初戦から厳しい相手だ。胸が高鳴る。
「ピカ?入試といい戦闘訓練といい、なんかこういう巡り合わせあるよな俺ら」
「そうだね。けどウチは容赦はしないよ」
「上等!」
彼らは火花を散らす。
お互いに2週間の鍛錬を隠した仲だ。
何が出てくるか分からない戦いになりそうだ。
「よーしそれじゃあトーナメントはひとまず置いといてイッツ束の間。楽しく遊ぶぞレクリエーション」
プレゼントマイクのアナウンスを皮切りにレクリエーションが始まる。
上鳴はA組女子達と共にチアでそれを応援する。
そして最終種目に備えてレクリエーション後半は休みつつ作戦を立てていた。
(『ボルテッカー』は轟と爆豪………後はレシプロ状態の飯田以外に撃ったら殺してしまうかもしれないから入れないでおくか。俺の技の入れ替えスパンは1時間に1回。試合の運び次第では技を入れ替えるタイミングは1回が限界かもしれない……………うーむ難しい)
そうして時間は経ち、とうとう最終種目トーナメント戦が始まる。
カードは緑谷VS心操だ。
上鳴はクラスメイトと共に観客席にいる。
「ルールは簡単!相手を場外に落とすか行動不能にする。あとは「まいった」と言わせても勝ちのガチンコだ。だがもちろん命に関わるようなのはダメだぜ!ヒーローはヴィランを捕まえる為に拳を振るうのだ
そんじゃ始めるぜレディィィ!スタート!」
そうして第1試合が始まった。
結果は緑谷の勝利、緑谷は心操の尾白への侮辱に反応し洗脳されてしまう。
しかし場外ギリギリで
そのまま心操と取っ組み合いに勝利して場外へと投げ出したのだ。
第2試合は瀬呂VS轟。これもまた直ぐに終わった。
轟をテープで巻き付けそのまま場外へ持っていこうとした瀬呂であったが『カウンター』の穿天氷壁で『こおり』状態にされて敗北。
観客席からはどーんまいコールが響いた。
そして第3試合、上鳴VS耳郎になった。
「全種目で1位のキュートなNo.1ボーイ!ヒーロー科上鳴電気ィ!vs」
「『ちょうおんぱ』で敵を翻弄するロックンローラー!ヒーロー科耳郎響香ァ!」
プレゼントマイクの煽りによって会場は更に盛り上がる。
エンデヴァーの息子である轟以上の成績を残しチアで目立った注目株、上鳴。その話題性は絶大だ。
そして話題性と同じくらい彼は強い。電気・尻尾・硬化・音・回復・??????・穴掘り・分身が使える万能個性。
単独戦闘においては轟や爆豪に次ぐ実力者だ。
一方の耳郎は単独戦闘に向いていない。
更に遮蔽物がないフィールドが彼女の強みを更に失わせる。
サポートアイテムのブーツがあれば違ってくるがサポート科や青山のように個性の制御に必須でもない限りそれは使うことは出来ない。
結果は目に見えている。
だが彼女の目は死んでいない。
「さあ始めるぜぇ!3! 2! 1! START!!!」
戦いのゴングが鳴らされた。
「ピィィカァ!ヂュー!」
上鳴の『10まんボルト』!
電光がコートに迸る。
だがそれは軽々と躱される。個性把握テストで下位だったとは思えない身体能力だ。
「騎馬戦の時もそうだけど、なんだよその身のこなし」
「『ソウルビート』!」
「まさか!」
上鳴はマ〇クで耳郎にポケモン世界の音技を語ったことを思い出す*1。
『ソウルビート』、それはジャラランガの専用技。効果は自身のHPの最大値の3分の1を削り攻撃・防御・特攻・特防・素早さを1段階上げるだ。
彼女の個性は心臓の
そして古代エジプト神話曰く心臓には
つまり耳郎は『ソウルビート』使えるのだ。
ちなみに使用方法はプラグを自分に挿して心臓の音を体中に響かせる感じだ。
「はぁ!」
「グッ!」
上鳴は耳郎から蹴り上げられ場外に出そうになるが尻尾でバランスを取りギリギリ踏みとどまる。
だが彼女による容赦ない連撃は続く。
「ピィカァ!ヂュ!」
上鳴も『10まんボルト』で応戦するが、彼女の素早さと特防は1段階上がっているので躱されるし当たっても効き目が薄い。
絶え間ない連撃が彼を襲う。
「これでトドメ!」
そう言って耳郎は上鳴にプラグを挿した。
彼女の爆音の威力は『りんしょう』にも匹敵する。そして特攻は1段階、つまり1.5倍の火力が出る。
紙耐久の上鳴にはキツイ一撃だ。
「ピカァァァァァ!」
「おっとぉ!耳郎の一撃が決まったぁ!」
会場の誰もが耳郎の大番狂わせが起きたと確信した。
だがそうは簡単にはいかない。
「『アイアンテール』!」
プラグが刺さったまま耳郎に『アイアンテール』を喰らわせる。
彼女は吹き飛ばされた。
爆音を受けたはずの上鳴にはそこまでダメージはない。
「なんで平気なのよ」
「『ひかりのかべ』だ」
上鳴が使ったのは例の新技『??????』こと『ひかりのかべ』だ。
彼はそれを体の中に展開し防御していた。
ちなみにこの技は爆豪の爆発と轟の炎などの特殊技対策の為に編み出した技だ。
「なにそれ?」
「特殊攻撃の威力を半分にする技だ」
「なるほど」
突然の新技だが彼女は慣れたのか何も言わない。
この技は『エレキボール』からの派生だ。
電光の球の形状を変化させ壁にした、いわば電光の壁である。
「『ちょうおんぱ』で『こんらん』させれば良かったかな」
「かもな。でももしもあの時なんて世界はない。さあこれでトドメだ!」
彼女は運の悪いことに『アイアンテール』の追加効果、防御が1段階下がるを引いてしまった。
つまり『ソウルビート』で得たバフ効果は相殺されてしまった。そしてバフの代わりに犠牲にしたHPと『アイアンテール』のダメージは残っている。
「ハッ!近づけさせなきゃいい話!」
そう言って耳郎は距離を取り地面にプラグを挿した。
すると地面は振動し揺れる。つまり『じならし』だ。
彼女はこの2週間で『じめん』技を習得していたのだ。
そしてそれは『でんき』タイプである上鳴にとって効果抜群だ!
しかも『じならし』は物理技なので『ひかりのかべ』の効果の対象外だ。
「ピカッッッ!」
上鳴は大ダメージを受ける。
そして素早さが1段階下がる。そのせいで中々、耳郎に近づけない。
このままでは負けてしまうだろう。
(負けてたまるかよ!ここで使いたくなかったが………)
上鳴は『あなをほる』を使い一旦、地中に退避する。
『じならし』は『じしん』とは違い地中に攻撃することは出来ない。
そして一息置いてから耳郎の背後に近づいて、『アイアンテール』を喰らわせる。
「ピカァッ!」
「グッ!」
『ソウルビート』による自傷ダメージと『アイアンテール』2回のダメージは流石に大きく、耳郎は瀕死になった。
彼女もまた紙耐久なのだ。
「勝者!上鳴くん!」
会場に『じならし』のような歓声が響いた。
「ウ、ウチ。負けた?」
「ああ、強かったぜ」
上鳴と耳郎は保健室のベッドでリカバリーガールから治療を受けている。
まさしくギリギリの戦いだった。
紙耐久の上鳴ではこれ以上、攻撃を喰らえば負けていただろう。
「悔しいなぁ。でも嬉しい」
「ん?」
「上鳴に強かったって言われて。ずっと助けられてばっかだったしさ。対等になれたなって感じがした」
「……………そうか」
その言葉を最後に彼らは『ねむる』。
彼らが休んでいる間も戦いは続く。
第4試合:飯田VS発目。
発目の策略によってアイテム解説つきの鬼ごっこは10分もの間、繰り広げられ発目が自分から場外に出ることで飯田の勝利。
Bブロック第5試合:芦戸VS峰田。
峰田が胸をさわろうと奮闘するも、もぎもぎが芦戸の酸で溶かされてしまい個性を封殺されて芦戸の勝利。
第6試合:常闇VS八百万。
常闇が八百万に隙を与えずに勝利。八百万が常闇の弱点が光だと知っていれば結果は違っただろう。
第7試合:切島VS障子。障子と切島の『インファイト』での殴り合いが始まるが、切島を殴れば殴るほど障子は傷ついていき切島の勝利。
第8試合:麗日VS爆豪。
爆豪は女相手でもモロに攻撃を当て続ける。
麗日も何度も突撃を繰り返し爆豪に迎撃され傷つく。
結果、爆豪へのヘイトが集まり一部ヒーロー達は彼へブーイングを行う。
しかし……………
「今、遊んでるっつったのプロか?何年目だ?素面で言ってんならもう見る意味ねぇか帰れ。そんで転職サイトでも見てろ。本気で勝とうとしてるからこそ手加減も出来ないんだろうが」
相澤がブーイングを黙らした。
なぜならば………
「ありがとう爆豪くん…油断してくれなくて」
麗日はそう言うと能力を解除して空に浮かしていた瓦礫を落とす。
まるでその様は『りゅうせいぐん』だ。
逆転勝ち、誰もがそう思う。だが爆豪は天才だ。
巨大な爆破で『りゅうせいぐん』を粉砕、それを見た麗日は限界を迎えて瀕死になった。
つまり爆豪の勝利だ。
そして1回戦は終わり次の2回戦のトーナメントの組み合わせは以下の通りになった。
Aブロック
第9試合:緑谷VS轟
第10試合:上鳴VS飯田
Bブロック
第11試合:芦戸VS常闇
第12試合:切島日VS爆豪
(次は飯田か。『あなをほる』を見せてしまったのは痛いな)
上鳴の策はトルクオーバー・レシプロバーストを『あなをほる』で躱してエンジンが使えなくなった隙に技を撃ち込むというものだった。
しかし耳郎との戦いで『あなをほる』の戦いでの利用というカードを露わにしてしまった。
(耳郎も強かった。飯田も強いだろうな。舐めプは出来ない。………………技を変更するか)
上鳴は技を変更する。
未来の勝利よりも今の勝利を優先して。
(⚫︎◕ ‧̫ ◕⚫︎)ピカチュウの技
『10まんボルト』『アイアンテール』
『あなをほる』『ひかりのかべ』
アニメで『エレキボール』が『エレキネット』になったことだったり『??????』『エレキネット』『ひかりのかべ』が全て同じ文字数だったりは全てミスリードです。
後はSVピカチュウが『10まんボルト』の次に習得するレベル技は『ひかりのかべ』なんで推理できる証拠は一応あったり。
職場体験どうする?
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ポケモン世界からの刺客と戦う
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ステインと戦う
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どっちもやろう