転生特典に量産型の機体のみという縛りがあったのでジェイアークを選んでやった件   作:友(ユウ)

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♯20 エピローグ

 

 

【Side 三人称】

 

 

 

 

 

戦いが終わり、世界は再び再生に向けて動き出した。

ジェイ達もまた、この世界で原種を倒し、次の世界への移動を待つだけとなる。

その間のそれぞれの出来事があった。

 

 

 

 

ニールは、フェルトを呼び出していた。

 

「ニール……話って?」

 

呼び出されたフェルトがニールに尋ねると、

 

「ああ………ジェイの話じゃ、GGGはあと1週間もしないうちに、この世界から追い出されるらしい。前にも言った通り、俺もあいつらについて行くつもりだ」

 

「……………そっか」

 

フェルトは悲しそうな顔で俯く。

すると、

 

「…………でだ。もしフェルトが良かったらでいいんだが…………」

 

ニールは少し歯切れ悪そうに頭を掻く仕草をした後、

 

「…………フェルトも…………ついて来ないか?」

 

そう言った。

 

「………えっ?」

 

ニールの言葉に、フェルトは虚を突かれた様な表情で顔を上げる。

 

「まあ、なんつーか…………これからも、俺の傍にいて欲しい」

 

ニールは少し言いにくそうにしながらも自分の気持ちをフェルトに伝える。

 

「ッ……………!」

 

その言葉を聞くと、フェルトはポロポロと涙を流し始め、

 

「……………うん!」

 

泣きながら笑みを浮かべて頷いた。

 

「ッ………! ありがとう」

 

ニールも笑みを浮かべる。

2人の影はゆっくりと近付いていき、やがて一つとなった。

 

 

 

 

 

 

宇宙空間に2つの光が何度も交差しつつ、飛び回っていた。

それは2機の戦闘機。

1つは赤と白に彩られたYF-29。

もう1つは黒を基調としたヴァリアブル・フラッグ、VF-5であった。

 

「流石だな! 早乙女 アルト! そしてバルキリー!!」

 

VF-5のパイロット、グラハムが嬉しそうに叫ぶ。

 

「お前こそ! その機体で良くやる!」

 

アルトも楽しそうに笑みを浮かべながら言葉を交わす。

これは、GGGが1週間も経たずにこの世界から居なくなるとの情報を聞きつけたグラハムが、最後にアルトとの一騎討ちを申し込んできたのだ。

その申し出に対し、アルトは模擬戦の上、YF-29にリミッターを掛けて、改修前と同等のスペックにした状態を条件として受けることにした。

改修前と同等のスペックとはいえ、それでもこの世界のどんな兵器よりも上回っているが。

グラハムは真剣勝負を望んではいたが、戦えないよりはマシだと割り切り、模擬戦を行う事になった。

その勝敗は…………ここで語るのは無粋だろう。

 

 

 

 

 

その模擬戦の様子は、別の宙域からソレスタルビーイングのプトレマイオス2からも確認できていた。

 

「改めてみても、凄い性能ね。どっちも」

 

スメラギが呟く。

YF-29は元より、VF-5もガンダムに引けを取らない、いや、機動性だけで言えばアリオスガンダムをも上回る性能に舌を巻く。

 

「そう言えばフェルトさん、初代ロックオンさんについて行くことにしたですよね?」

 

ミレイナが空席となった後ろのオペレーター席に目をやりながら呟く。

 

「そうみたいね。でも、フェルトが決めた事なら私達が口出しする事じゃないわ」

 

「それに、アレルヤさんとマリーさんも………」

 

副操舵席のアニューも少し寂しそうに呟いた。

すると、

 

「俺としちゃ、フェルトやアレルヤはともかく、まさか刹那までソレスタルビーイングから離れるとは思わなかったぜ。あいつは最後までソレスタルビーイングに残ると思ってたからな」

 

ラッセが背もたれにもたれ掛かりながらそう口にした。

 

「変わったのよ。刹那も………」

 

スメラギがそう呟くと、

 

「それに、ソレスタルビーイングから離れたとは言っても、有事の際には力になると言っている。自分の力が必要な時には、いつでも呼んでくれ、とな」

 

ブリッジに入室して来たティエリアが言う。

 

「そういやあいつ、行く当てあるのか?」

 

二代目ロックオンのライルが声を漏らす。

すると、スメラギは含み笑いをして、

 

「それがね……………」

 

 

 

 

 

 

 

 

地球のアザディスタンの地に、マリナは戻ってきた。

連邦によってアザディスタンという国は解体され、サーシェスによって街を焼かれ、甚大な被害を被った。

そんなアザディスタンを復興するために、マリナは再びこの地に戻ってきたのだ。

マリナは荒れ地に咲く一輪の花を見つけ、しゃがみ込みながらその花に手を添える。

 

「ここから再び国として復興を果たすのは、簡単な事じゃない…………それでも、私は皆に教えてあげたいの………『希望はある』って…………」

 

マリナは立ち上がると後ろに振り返り、

 

「あなたも、手伝ってくれる?」

 

マリナは微笑みながら後ろにいた人物に問いかけた。

それは、

 

「刹那…………」

 

刹那だった。

その問いかけに刹那は、

 

「……………俺で…………力になれるのなら…………」

 

少し自信なさげにそう答えた。

その問いかけに笑顔を浮かべるマリナ。

すると振り返ってマリナは歩き出す。

刹那と共に。

希望の未来へ向かって。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから数日後。

オービットベースの近くに別の世界への空間のゲートが発生した。

見送りは、プトレマイオス2のソレスタルビーイングのメンバーだ。

 

「それでは、俺達は行く」

 

ジェイがそう言うと、

 

「ええ。あなた達には随分と世話になったわ。ありがとう」

 

スメラギがそう返す。

 

「俺達は、俺達のやりたいことを成しただけの事だ」

 

ジェイの言葉に、スメラギはフッと笑みを零す。

 

「それから、フェルトとクリス、リヒティとロックオンの事はよろしくね」

 

スメラギはGGGに入ることになったメンバーの事を口にした。

 

「ああ。仲間となったからには見捨てない。それがGGGだ」

 

「お願いね」

 

ジェイの言葉にスメラギはそう返す。

ジェイは頷くと、

 

「マクロス・ブレイバー及びオービットベース発進! 空間ゲートに突入する!」

 

ジェイが号令を掛けると、

 

「了解しました。マクロス・ブレイバー発進。進路を空間ゲートへ」

 

ルリが復唱し、

 

「合点承知っス!」

 

リヒティがマクロス・ブレイバーの操舵席で返事をした。

GGGが空間ゲートに突入すると、ゲートが閉じていく。

GGGは再び旅立つ。

次の世界へ向かって。

 

 

 

 

 

 

 





はい、ガンダム00編エピローグでした。
エピローグなので短いです。
結局フェルトはニールについてGGGに参加することに。
そんで刹那はなんとマリナと共に………!
グラハムさんは最後にアルトと大暴れしました。
次の世界はネタバレですがマクロスΔです。
お楽しみに。



↓に今まで倒した原種一覧。


巨腕    ×
鉄髪    ×
顎門    ×
巨脚    ×
脊髄    ×
頭脳    ×



瞳     ×

肋骨
肝臓    ×
胃     ×
鼻     ×
翼     ×
肺     ×
肘     ×

足     ×


臍     ×
尻     ×
生殖器   ×
腎臓
肩     ×
膀胱    ×
神経    ×
筋肉
心臓

マクロスΔ編でフロンティア勢は参加する?

  • 参加させてウィンダミアを涙目にしてやろう
  • いやいや、ウィンダミアが可哀想でしょ?
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