転生特典に量産型の機体のみという縛りがあったのでジェイアークを選んでやった件   作:友(ユウ)

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PHASE―03 ゾンダー現る

 

ユニウスセブンを破壊したジェイアークは、いつの間にかその宙域を離れて姿を消していた。

ミネルバはギルバートをボルテールに移し、カガリとアスランをオーブに送り届け、更に修理を受けるために地球に降下した。

オーブのモルゲンレーテで修理と補給を受けるミネルバ。

乗組員たちにも各々休暇が与えられ羽を伸ばしていた。

だが、唯一シンだけは二年前の大戦時にこのオーブで家族を失っており、その悲しみを思い出していた。

一方、アスランは自分にも何か出来ることがあるかと思い、1人プラントへ向かう。

そんな中、世界もまた急変を迎えていた。

ユニウスセブンが動いた原因であるテロリストのジン達の映像が何処からか流出し、地球の反コーディネイター感情が再び高まってきていた。

それを増長していたのが、反コーディネイターを掲げるブルーコスモスの新盟主、ロード・ジブリールの暗躍があり、プラントへの開戦を大西洋連邦に促す。

ユニウスセブンの破壊作業もプラント側による自作自演という情報が流され、世界情勢は一気に傾きつつあった。

ミネルバとの戦いで全滅したザフト脱走兵の引き渡しと、国家の主権移譲の二択を迫られたプラントは徹底抗戦の意思を示し、ここに連合とプラントの戦争が再開された。

プラント本国攻撃のために核攻撃までも敢行した連合軍であったが、プラントが開発していた対核兵器用の兵器、ニュートロンスタンピーダ―により失敗に終わる。

さらにプラントは連合軍の攻撃に対する積極的自衛権を行使し地球に部隊の降下を開始した。

オーブの首長であるカガリも連合への参加を求められていたが、オーブの持つ中立の理念からそれを認めようとはしなかった。

しかし、親連合派であり、実権を握っていたセイラン家たちの意向によって連合への同盟が結ばれようとしていた。

 

 

 

 

そんな中、俺達は……………

 

「んあ………? 朝か…………?」

 

ジェイアークの居住区画でベッドから身を起こす。

俺の隣には、ハルが一糸まとわぬ姿ですやすやと寝息を立てていた。

 

「フッ…………」

 

その様子を微笑ましく見つめる俺。

前の世界でも暫くはジェイアークの中で生活していたが、時折寂しさを感じる時があった。

だが、今は隣にハルが居る。

それだけで、ジェイアークでの生活はとても満ち足りていた。

 

「う………ん…………」

 

ハルが身動ぎして目を開ける。

 

「………あ………おはよう、ジェイ」

 

ハルの視線が俺を捉えると、笑みを浮かべて挨拶をした。

 

「ああ………おはよう、ハル」

 

俺も挨拶を返す。

これだけのやり取りが、とても幸せだと感じた。

 

 

 

現在ジェイアークが居る場所は、地球の太平洋海上。

宣言通り、俺達は何処の組織にも所属せず、地球の情勢には我関せずを貫いていた。

 

「さて…………そろそろオーブも拙い頃か…………」

 

ハッキングで集めた情報と、自分の記憶を照らし合わせながら、そろそろオーブが連合と同盟を組む頃かとそう呟く。

 

「ミネルバの皆は大丈夫かな………?」

 

少ないながら交流を持ったミネルバの乗員達を心配するハル。

 

「ミネルバが居るオーブは連合との同盟まで秒読みと言ったところだ。もちろん同盟が締結される前に出港するとは思うが、その情報は連合に流されていて、ミネルバは実質連合とオーブの挟み撃ち状態になる可能性が高いだろうな」

 

「そっか……………」

 

ハルは素っ気ない様にそう言うが、その表情は少し曇っている。

何だかんだで心配なんだろう。

だが、これが人同士の戦いである限り、ジェイアークによる介入は避けなければならない。

そう思っていた。

しかし、

 

「…………………ッ!」

 

ハルが何かに気付いたように顔を上げ、何かに反応するように髪の毛が赤く染まった。

 

「ハル……? どうした?」

 

「………やな感じがする…………原種に似てるけど………それよりも弱い感じ………? これは…………ゾンダー!」

 

ハルの言葉に俺は驚愕する。

 

「ゾンダーだと!?」

 

護や戒道には原種やゾンダーを探知する能力がある。

その能力がハルに備わっていないはずが無い。

 

「それは何処から感じる!?」

 

俺がハルに問うと、

 

「……………ここからもっと南………オーブの近く………」

 

そう答えるハル。

 

「オーブの近く………? まさか!」

 

 

 

 

 

 

【Side 三人称】

 

 

 

 

 

オーブを出港したミネルバだったが、その先には連合軍の艦隊が待ち構えていた。

唯一空戦が可能なシンのインパルスを中心に迎え撃つミネルバだったが、連合軍の新型MA『ザムザザー』により陽電子砲が防がれ、その圧倒的な火力と防御力にピンチに陥っていた。

超振動クラッシャー『ヴァシリエフ』に脚部を掴まれるインパルス。

 

「しまった!?」

 

そのまま勢いよく振り回されると同時に、既に危険域に入っていたインパルスのエネルギーが残り僅かとなってフェイズシフト装甲がダウン。

機体色が灰色に染まると同時にクローに掴まれていた脚部が捥ぎ取られた。

 

「うわぁああああああああっ!?」

 

そのまま海面に向かって落ちていくインパルス。

フェイズシフト装甲が機能していない状態で、その勢いで海面に叩きつけられれば大破は免れられないだろう。

コクピットの中、シンは走馬灯のように家族が死んだときのことを思い出していた。

あの時感じた無力感と絶望感。

そんなものを二度と味わいたくないとシンは気力を振り絞った。

 

「こんなことで………………こんな事で俺はぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

その瞬間、シンの中で『種』が弾けた。

シンの視界がクリアになり、思考が加速する。

シンは残ったエネルギーでインパルスのブースターを吹かし、体勢を立て直して海面への激突を免れると、ミネルバへ向かって飛ぶ。

 

「ミネルバ! メイリン! デュートリオンビームを!」

 

ザムザザーの攻撃を躱しながらシンはミネルバに要請する。

 

『それから、レッグフライヤー! ソードシルエットを射出準備!』

 

「シン!」

 

『早く! やれるな!?』

 

「は、はい!」

 

ミネルバでシンの通信を受け取ったメイリンは、いつものシンらしからぬ指示に困惑しながらも返事を返す。

メイリンはタリアに確認を取る様に視線を向けると、

 

「指示に従って!」

 

タリアはそう判断した。

 

「はい! デュートリオンセンサースタンバイ! 捉的追尾システム、インパルスを捕捉! デュートリオンビーム照射!」

 

ミネルバからレーザーのような光が放たれ、インパルスはそれを額のアンテナ中央部で受ける。

すると、枯渇寸前だったインパルスのエネルギーがフルパワーまで回復。

フェイズシフト装甲も復活し、機体色を取り戻す。

 

『な、何だとぉっ!?』

 

着艦も無しにエネルギーを回復させたインパルスにザムザザーのパイロット達は驚愕の声を上げる。

インパルスは背中のビームサーベルを抜くと、ザ厶ザザーに向かって飛翔。

 

『てぇぇぇっ!!』

 

ザムザザーは高出力のビーム砲を放つ。

インパルスはアンチビームシールドで受け止めるが、その威力はシールドでは完全に防げない。

ビームの威力でシールドが弾き飛ばされるが、そこには既にインパルスは居なかった。

ザ厶ザザーの上空でビームサーベルを振り被るインパルス。

 

『『『うわぁああああああああっ!?』』』

 

ザムザザーの3人のパイロットは悲鳴を上げ、直後にインパルスはコクピット部分にビームサーベルを突き刺した。

リーダー格のパイロットはビームサーベルの直撃を受け蒸発。

ザムザザーはそのまま海に墜落し、沈んでいった。

ミネルバの乗員はあれほど苦戦したザ厶ザザーを瞬殺したシンに呆然としていたが、

 

『シルエット射出!』

 

「は、はい!」

 

シンからの指示にハッとなり、メイリンは返事をする。

ミネルバからレッグフライヤーとソードシルエットが射出され、シンはフォースシルエットと破損した脚部をパージ。

新たに射出されたレッグフライヤーとドッキングし、完全な姿を取り戻す。

そして、ソードシルエットに換装し、機体色が赤を中心にしたものに変化した。

そこから、シンの鬼神の如き快進撃が始まった。

無数に放たれるミサイルを物ともせずに搔い潜り、敵戦艦に降り立つと、2本の対艦刀で次々に滅多切りにする。

次から次へと敵戦艦に飛び移っては対艦刀で容赦なく切り刻む。

最早シン1人で艦隊を壊滅させそうな勢いだった。

空母2隻を含む計6隻を沈めたところで連合軍艦隊は撤退していった。

ミネルバの乗員たちも、呆気に取られながらも、何とか状況を切り抜けられたとホッとする者達が出てきた。

だが、

 

「ッ!?」

 

シンが悪寒を感じて半壊させた空母から飛びのいたとき、水中から2条のビームが放たれ、空母を貫いた。

爆発し、沈没する空母。

 

「ビーム攻撃!? 水中から!?」

 

シンはその事実に驚愕する。

ビーム兵器は水中では使えない。

使えたとしても、威力は減衰され、まともなダメージが入らない。

それなのに、今のビームは水中から放たれたにも関わらず、空母を貫く威力を持っていた。

すると、水面が盛り上がり、水中から何かが浮上してきた。

それは…………

 

「さっきのMA!?」

 

シンが驚愕の声を上げた。

海中から浮上してきたのは、先程シンが撃墜したはずのザムザザーであった。

ザムザザーのコクピット部分には、深い切れ目があり、それが先ほどと同一機体であることを示していた。

 

「そんな………何で………あの状態で動いてる………?」

 

シンは信じられない声を漏らす。

あの状態では爆発してもおかしくない。

よしんば爆発しなくても、コクピット部分の操縦機器は滅茶苦茶だ。

どちらにせよまともに動かせるはずが無いからだ。

だが、次の瞬間、信じられないことが起こった。

 

『ゾンダァァァァァァァァァァァァァァッ!!』

 

何か獣の唸り声のような叫びが響いた瞬間、ザムザザーが紫色の光に包まれ、人型を成した。

しかし、システムに則ったような変形ではなく、各部を強引に組み替え、無理矢理人型を成したような変わりようだった。

 

「何だよ………コイツ………!」

 

シンは驚愕していたが、気を取り直してザムザザーが変形した人型へ向かった。

 

『ゾンダァァァァァァァァァァァァァァッ!』

 

人型のザムザザーは両腕をインパルスに向けると、高出力ビームを発射。

インパルスは躱すが、そのビームは海面に直撃。

水蒸気爆発と共に大きな水飛沫を上げた。

 

「ビームの出力が上がってる………!? だけど!!」

 

ビーム発射直後の隙を狙ってシンはビームライフルを連射する。

その閃光は人型ザムザザーの直撃コースだったが、直撃する寸前、紫色のエネルギーフィールドに阻まれ、ビームが四散した。

 

「ビームライフルが効かない!?」

 

シンは試しにもう数発撃ってみるが、その全ては同じようにエネルギーフィールドに阻まれ、四散する。

 

「ッ………! だったら!!」

 

シンはビームライフルを仕舞うと、背中の2本の対艦刀を抜き、柄同士をドッキングさせてツインソードにした。

その状態で人型ザムザザーに突撃し、大きく振りかぶった。

 

「直接叩き切ってやる!!」

 

人型ザムザザーの肩口目掛けて対艦刀を振り下ろした。

その一撃は、すんなりと肩口に入り、そのまま胴体中心近くまで切り裂く。

 

「はっ! どうだ!」

 

シンは思った通り攻撃が通じたことに笑みを零すが、その直後に異常が起きた。

切り裂いた人型ザムザザーの肩口から胴体までの傷が瞬く間に塞がり、それどころか、食い込んでいた対艦刀すらも飲み込み始めた。

 

「なっ!?」

 

シンは反射的に操作して対艦刀を手放す。

シンは即座にインパルスを退避させたが、残された対艦刀は、まるで生き物に飲み込まれるように順番に取り込まれていった。

 

「何だよ……何なんだよ………こいつは!?」

 

見たことも無い兵器にシンは未知の存在に対する恐怖を覚える。

 

『ゾンダァァァァァァァァァァァァァァッ!!』

 

再び人型ザムザザーが獣のような咆哮を上げながらインパルスに向かってビームを放つ。

 

「くっ!」

 

シンは咄嗟にインパルスを操作して躱したが、次の瞬間コクピットに衝撃が走った。

 

「うわぁああああっ!?」

 

シンは何事かと確認すれば、人型ザムザザーの腕がクローモードになって射出され、インパルスの脚部をガッチリと掴んでいた。

そのまま腕が人型ザムザザー本体に戻っていくと共に、インパルスも引きずられて行く。

 

『シン!』

 

『シンッ!!』

 

レイやルナマリアがシンを助けようと、ビームライフルや、それよりも高威力の高エネルギー長射程ビーム砲を放つ。

しかし、それらの攻撃もエネルギーフィールドに阻まれる。

そして、遂にインパルスを掴んだクローが本体とドッキングすると、まるで侵食するように掴まれた脚部から順番に同化していく。

 

「くそっ!」

 

シンは何とか脱出しようとブーストを吹かしたり、空いていた足で蹴りつけようとする。

しかし、ブーストでもビクともせず、蹴りつけた足に至っては、蹴りつけた部分からも同化していく羽目になった。

 

『シンッ! レッグフライヤーを切り離して脱出しろ!』

 

レイがそう呼びかける。

シンはすぐに操作しようとしたが、

 

「駄目だ! 機体が操作を受け付けない!」

 

シンは悲痛な声を上げる。

インパルスは既に両足の腿部分まで同化し、間もなくシンのいるコクピット部分まで迫ろうとしていた。

 

「うわぁあああああああっ!?」

 

シンは悲鳴を上げる。

 

『シンッ!』

 

『シン!』

 

ルナマリアやレイも思わず叫んだ。

そしてついにシンが乗っているコクピット部分………コアスプレンダーに浸食が及ぼうとした。

その時、

 

『反中間子砲!!』

 

8条の赤き閃光が人型ザムザザーを貫き、バラバラにした。

 

「なっ!? うわぁああああああっ!?」

 

突如解放されたシンは、下半身を失ったインパルスと共に落ちていく。

そして、赤き閃光が放たれた大本には、海面がへこむ程の高速移動で向かってくる白亜の戦艦。

 

『あれはジェイアーク!?』

 

レイが叫ぶ。

すると、

 

『フュゥゥゥゥゥゥゥジョンッ!! ジェイバード、プラグアウト!』

 

ジェイアークの艦橋と砲台部分が分離、人型へ変形する。

 

「ジェイダー!!」

 

ジェイダーへと変形が完了すると、

 

「プラズマウイング!」

 

背中から10枚の光の翼を発生させ、落下していくインパルスに向かって飛翔した。

海面に激突する寸前だったインパルスを、ジェイダーは超スピードで拾った。

 

「無事か?」

 

ジェイダーがシンに問いかける。

 

「あ、ああ………」

 

シンは呆然としながら頷いた。

すると、ジェイダーはインパルスを抱えたままミネルバに向かい、ルナマリアやレイのザクが居る場所に降りると、インパルスを降ろす。

 

『シン! 無事!?』

 

「ルナ……! 何とか………!」

 

シンは無事を伝える。

すると、レイのザクがジェイダーに向き直り、

 

「感謝する。お陰で助かった」

 

レイは感謝の意を口にした。

ジェイダーは立ち上がり、

 

「お前たちは下がっていろ。奴の相手は俺がする」

 

そう口にした。

その言葉に、シン達は「えっ?」と言いたげな表情になったが、次の瞬間、紫の光と共に元通りに再生した人型ザムザザーの姿を見て驚愕した。

 

「嘘っ!? 元通りになった!?」

 

ルナマリアが驚愕の声を上げる。

 

「あれは本当に連合軍の兵器なのか………!?」

 

続いてレイが動揺した声を漏らす。

すると、

 

「違う。あれは連合軍でも、ましてやザフトの物でもない………」

 

ジェイダーが静かに口にする。

 

「奴はゾンダーだ」

 

「ゾンダー? 何だよそれ……?」

 

シンは聞いたことのない名前に怪訝な声を漏らす。

 

「奴は俺達の敵だ」

 

ジェイダーはそう言うと、人型ザムザザー、もといゾンダーザムザザーへと向き直った。

 

「待て! 奴に迂闊に近付くと取り込まれるぞ!」

 

シンが警告するようにそう言う。

だが、

 

「知っている。そして、奴らに対抗するためのジェイアークであり、ジェイダーだ」

 

ジェイダーはそう言うと空中に飛び立ち、

 

「プラズマソード!!」

 

その手に赤い光の剣を発生させた。

ゾンダーザムザザーは両手を構えてビーム砲を放とうとした。

だが、

 

「遅い!」

 

ジェイダーはゾンダーザムザザーがビーム砲を放つ前にゾンダーザムザザーの後ろに回り込んでおり、プラズマソードで片腕を切り落とす。

 

『ゾンダァァァァァァァァァァァァァァッ!!』

 

ゾンダーザムザザーは頭を180度回転させてジェイダーを視界に捉えると足の裏をジェイダーに向けてビーム砲を放った。

しかし、消えるように瞬時に移動したジェイダーには掠りもせず、逆に両足を切り落とされる。

 

『ゾンダァァァァァ…………!』

 

そして、ジェイダーが真正面に現れ、プラズマソードを真っすぐに振り上げていた。

 

「終わりだ!」

 

そのままプラズマソードを振り下ろし、ゾンダーザムザザーを真っ二つにしながら後ろに斬り抜けた。

ゾンダーザムザザーは爆発と共に粉々になるが、ジェイダーのその手にはいつの間にか紫色の球体――ゾンダー核が握られていた。

ジェイダーはゾンダー核を持ったままミネルバの甲板に降り立つ。

 

「それは………?」

 

シンが問いかける。

 

「ゾンダーの核だ」

 

ジェイダーはそう答える。

 

「なら、そんなもの早く壊さないと!」

 

ルナマリアが急かす様にそう言った。

すると、

 

「少し待て」

 

ジェイダーがそう言うと、ジェイダーの胸部から浄解モードのハルが飛んできてゾンダー核の前で浮遊する。

 

「えっと………確か、ハルって名乗ってた人………」

 

浄解モードを改めて見たルナマリアがボーっとしながらハルを見る。

すると、

 

「テンペルム…………ムンドゥース………インフィニ………トゥーム………レディーレ!!」

 

ハルは浄解の言霊を唱え、赤い光と共に放たれる波動がゾンダー核を光に包む。

光に包まれたゾンダー核は徐々に形を変え、まるで機械の身体で出来た生物のような姿に変貌する。

 

「何だ……こいつは………!?」

 

その姿にレイが驚愕の言葉を上げるが、それはさらに姿を変え、最終的に連合軍のパイロットスーツを着た男に変化した。

その男は、涙を流しながら感動した様子を見せていた。

 

「人間っ!?」

 

シンが思わず声を上げる。

ジェイダーがその男を甲板に降ろすと、

 

「この男の処遇は任せる」

 

そう告げた。

その時、

 

『ちょっといいかしら?』

 

タリアがジェイダーに通信を繋げる。

 

『悪いのだけれど、今のが一体何なのか説明してくれないかしら? 正直、どう判断していいのか分からないのよ』

 

タリアが正直にそう言う。

 

「……………いいだろう。説明くらいはしよう」

 

ジェイダーは割とあっさり頷く。

 

『頼むわ。乗艦許可は出しておくから、準備か出来たら来て頂戴』

 

「了解した」

 

タリアの言葉に、ジェイダーは再び頷くのだった。

 

 

 

 

 

 





ガンダム種死編第3話です。
いきなりアニメの12話まで話がすっ飛びました。
だってこの間絡ませるところないし…………
で、何とザザムザーがゾンダー化。
やっぱりこの世界にも何かいるんですねぇ………
それでは続きをお楽しみに。


この小説のヒロインについて

  • ハル1人だけで十分
  • 異世界毎にヒロイン増やしてハーレム戦艦に
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