転生特典に量産型の機体のみという縛りがあったのでジェイアークを選んでやった件   作:友(ユウ)

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第11話 電磁投射砲

 

 

 

【Side ユウヤ】

 

 

 

 

 

 

ブリーフィングが終わってヴィンセントと車で移動していた時、

 

「なあ、これから俺達が向かうミリコボ地区って言ったら、エヴェンスクハイヴのすぐ近くの、完全な最前線だよな?」

 

「ああ」

 

「忘れ物無いか? 俺なんかうっかり電磁投射砲忘れそうになっちまってさぁ。あははははは!」

 

こいつなりに俺に気を使ってるんだろう。

初陣に対する緊張を解そうとしている。

まあ、俺は実戦なんぞこの2年で数えきれないほど経験したが。

GGGはこの2年、世界中の彼方此方の戦場に介入し、BETAの進軍を止めていた。

特にGNドライブ搭載型が無い戦場ではZETAに対する抑止力がGGGしかいないからなおさらだ。

 

「お気遣いどうも。けど心配すんな。実は実戦は既に経験してるからな」

 

「ぶっ!?」

 

俺の言葉が思った以上に意外だったのかヴィンセントは思いきりブレーキを踏んだ。

 

「な、何ぃ!? お前実戦に出た事あんの!?」

 

「ああ。前に居た部隊でな」

 

「何だよ。初陣を前にナーバスになってるかと思えば、余計な気遣いだったみたいだな?」

 

「気持ちは受け取っておく」

 

ヴィンセントは再び走り始める。

少し走った後、

 

「ッ! 止めろ!」

 

俺はヴィンセントに呼び掛けた。

今一瞬見えたのは………

俺は車から飛び降りてそちらへ向かう。

金網のフェンスで仕切られた向こうに見えたのは、クリスカとイーニァに絡む昨日のガキ共だ。

だが、

 

「うわぁああああああああああああああっ!?」

 

悲鳴を上げていたのは昨日のガキの方だ。

クリスカに腕を捻りあげられている。

少ししてクリスカは腕を離したが、ガキは懲りずにナイフを取り出した。

 

「止めろ!!」

 

俺は思わず叫ぶ。

その言葉は、クリスカを守るためじゃない。

今のクリスカはあのガキにも容赦なく反撃する。

下手をすれば怪我じゃすまない可能性もある様に感じたからだ。

ガキ共は俺に気付くと、負け惜しみを口にしながらその場を去った。

すると、

 

「ユウヤ!」

 

イーニァが笑顔で駆け寄ってくる。

 

「大丈夫だったか?」

 

金網越しに声を掛けると、

 

「うん! クリスカが居てくれたから!」

 

その様子からは、不安は感じられない。

 

「そうか、よかった」

 

俺がそう言うと、

 

「一体何の真似だ? ブリッジス」

 

クリスカが歩み寄ってくる。

 

「いや、お前らがあいつらに絡まれてると思って………」

 

「貴様の助けなど必要ない! あの程度の状況なら、私だけでどうとでも出来る!」

 

「ッ………!?」

 

その表情からは昨日のような怯えは感じられない。

 

「…………そうか。でも気を付けろよ? あいつら次はもっと大人数で来る。昨日みたいなことになったら………」

 

「昨日? 何の事だ?」

 

「何言ってんだよ………?」

 

「貴様こそ何を言っている? 何か良からぬことでも企んでいるのか?」

 

その言葉と表情からは、嘘やごまかしを言っているようには見えない。

まさか、本当に昨日の事を覚えていないのか?

 

「そういえば、貴様達も前線に出るんだったな?」

 

「ああ」

 

クリスカの言葉に俺は頷く。

 

「そうか………では頃合いを見計らって後退すると良い………」

 

「後退? 逃げろって?」

 

「貴様たちの薄汚れた血で、偉大なる祖国の大地を汚されたくないからな」

 

「……………………」

 

そのままクリスカはイーニァを連れて去っていった。

昨日の怯えた様子とは違う自信を持ったクリスカの言動。

しかも昨日の事を覚えていないときた。

 

「一体どういう……………ッ!?」

 

俺はその瞬間、シンから聞いた話を思い出した。

シンとステラは、元々敵対する勢力に属しており、何度もMSで戦っていたという。

ある時、シンの乗る戦艦が寄港した海辺の町で海に落ちたステラを助けた事が最初の出会いだったそうだ。

しかしある時、シンは敵対していたMSの無力化に成功たが、乗っていたのがステラと知り、治療をするために医務室に運んだが、目を覚ましたステラはシンの事を覚えていなかったという。

ステラはエクステンデッドと呼ばれる、特殊な調整や投薬、訓練を施された人間であり、定期的に特殊な措置が必要で、その際に不要な記憶も削除されていたという。

もし、この世界でも同じような事が行われているとしたら…………

もしかしてあいつらも…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

作戦が開始され、俺達は指定座標に戦術機で待機している。

不知火弐型には例の新兵器である電磁投射砲が装備されていた。

後はBETAの上陸を待つだけだ。

 

「……………………」

 

俺が戦術機コクピット内でBETAの出現を待っていると、

 

『やけに静かだけどよぉ? お客様はお寝んね中でございますかぁ?』

 

『『『『あっははははははは!』』』』

 

『甘ちゃんのお守なんて、貧乏くじも良いとこよ! あ~ウザッ!』

 

『頼むわ~。流れ弾にでもあたって逝ってくれ』

 

いきなりジャール大隊のガキ共から通信が入った。

何処までも人をコケにしないと気が済まない奴らなのかね?

 

『クスクス!』

 

『あはは!』

 

『ったく、礼儀知らずなアメ公だぜ。こっちは護ってやるってのに無視かよ?』

 

礼儀知らずはどっちだよ?

 

「はぁ~…………」

 

俺は深くため息を吐く。

そして、

 

「いくら実戦を潜り抜けてきたとしても、不安になるんだな? やっぱり子供か」

 

『何っ!?』

 

「そうやって誰かを扱き下ろして自分が強いと思い込まないと不安なんだろ? そう言う役目ならちゃんと受けてやる。俺は大人だからな?」

 

『てめぇ! 馬鹿にするのも………!』

 

ガキの1人が言い返して来ようとした瞬間、アラートが鳴り響いた。

BETA接近の合図だ。

ブレーメルが支援砲撃開始のカウントダウンを開始する。

 

『―――5、4、3、2、1……ゼロ』

 

その瞬間、水上艦隊と戦車部隊、前線の戦術機部隊から砲撃が開始される。

BETA群に砲弾が雨霰と降り注ぐ。

BETAは数を減らしているように見えるが………これは………

俺は送られてくるデータを見ながら懸念を感じていた。

想定より中央の火力が薄い………このままでは押し込まれる!

 

『何だ!? どういうことだよ!?』

 

『やっぱりだ! 戦車の数が足りてねえんだ!』

 

ヴァレリオとタリサも気付いたか。

レーダーから味方の戦車隊を示す青いマーカーが次々と消えていく。

前線の戦術機部隊にも被害が出始めていた。

 

『ヤベェな………結構押し込まれてるぞ!』

 

『何でソ連軍は動かねえんだ!? このままじゃ機甲部隊が喰われるっての!』

 

ヴァレリオとタリサが焦り始める声を漏らす。

………これは、こちらのテストを失敗させるための圧力がかかってるのかね?

相変わらず上の方は事態を甘く見ているな。

 

「アルゴス1よりジャール1。機甲部隊へ直接支援の必要を認む」

 

俺は支援要請をラトロワ中佐へと進言する。

だが、返事は返ってこない。

 

「アルゴス1よりジャール1! 応答してくれ! 今支援しなければ………!」

 

『数が足りない位で喚くな坊や』

 

こちらを馬鹿にするような物言いで返事が返ってくる。

 

『ジャール1より大隊各機。機甲部隊の後退を支援する。直掩の各小隊は荷物番だ。あまりウロチョロさせるな』

 

「……………………」

 

『お客さん達に、本物の戦いというものをお見せしろ!』

 

『『『『『『『『『『了解!!』』』』』』』』』』

 

ラトロワ中佐を始めとした、ジャール大隊の戦術機が飛び立つ。

ラトロワ中佐の機体は疑似GNドライブ搭載型のチェルミナートルだが、他は非搭載型のSu-27SMジュラーブリクだ。

 

『国連の各試験小隊に告ぐ。貴様たちは勝手にするがいい。ただし邪魔だけはするな!』

 

最後にラトロワ中佐がそう言って通信が切れる。

 

「…………はあ。何考えてんだよラトロワ中佐は………」

 

俺は思わずため息と共に呆れた声を漏らす。

国連の試験小隊を勝手にお荷物と決めつけ、協力する意思すら見せない。

こんな状況で試験なんざ出来るわけねえだろ。

こちらに向かってくるBETA群が居た為、タリサ、ヴァレリオ、ブレーメルが近接防衛の為に向かって行く。

俺は機甲部隊の援護に行ったジャール大隊の面々を見据える。

つっても空中掃射が基本で、真面な近接戦闘を行うものは少ない。

光線級が居ないこの戦場だから許される戦術だ。

と、その時、戦車の撤退を援護していたジャール隊の戦術機の1機が戦車の後退に気を取られて突撃級の突進を受けた。

あのバカ!

大口叩いて油断するからだ!

転倒したジュラーブリクに戦車級が群がる。

助けてやりたいが、電磁投射砲を装備しているこの機体では無理だ。

戦車級がその口を大きく開き喰らい付こうとした瞬間、

 

「シルバームーン!!」

 

何処からともなく飛んできた銀色のブーメランに戦車級が切り裂かれた。

 

「ッ!」

 

来てくれたか!

銀色のブーメランが戻っていくと、ボルフォッグが現れてそのブーメランをキャッチする。

そして、

 

「ガングルー!」

 

何処からともなく黒いヘリが飛んできて、

 

「ガンドーベル!」

 

これまた何処からともなくバイクが走ってくる。

 

「各機! システムチェンジ!」

 

ボルフォッグが叫ぶと、ヘリとバイクのそれぞれが変形を開始。

それぞれが10m程の人型ロボットへと姿を変える。

にしても、相変わらず全く分からない変形パターンだ。

ガングルーはともかく、ガンドーベルに関してはどう考えても変形前と変形後の体積が合わない。

それを言ったらボルフォッグ自身もそうなのだが。

 

「攻撃!」

 

ボルフォッグの指示でガングルーとガンドーベルは胸部に付いているイーグルガンとドーベルガンを発射。

倒れた戦術機の周囲の戦車級を始めとしたBETAを掃討する。

 

「今の内に立ちなさい! 早く!」

 

ボルフォッグが促すと、ガキの1人が戦術機をよろよろと起き上がらせた。

 

『あ、アンタ達は………?』

 

「話は後です! 後退しなさい!」

 

ボルフォッグが前を見据えると、その先には機械要撃級の姿。

 

『ひっ!? メ、機械要撃級!? ちゅ、中佐!』

 

通常の戦術機ではZETAに対抗できないため、ガキは情けない声を上げる。

しかし、

 

「シルバークロス!!」

 

ボルフォッグは2本のブーメランをドッキングさせ、巨大な十字手裏剣とすると、それを機械要撃級に向けて投げ放った。

その一撃は機械要撃級を真っ二つにして爆散させる。

 

『め、機械要撃級を一撃で……!?』

 

すると、ボルフォッグはガンマシンと共に飛び上がり、

 

「三身一体!」

 

ガングルーが左腕に、ガンドーベルが右腕に瞬時に変形。

ボルフォッグも変形し、両腕の無い巨人の姿へと変わると、ガンマシンが変形した両腕とドッキングした。

 

「ビッグボルフォッグ!!」

 

全長20mの人型ロボットになる。

 

「4000マグナム!!」

 

右腕に装備されている4つの銃口からガトリングガンを発射。

近付くBETA群を殲滅する。

 

『何だ!? あいつは!?』

 

ヴァレリオが声を上げると、

 

『おい! あっちからも何か来るぜ!?』

 

タリサが別方向から接近してくる物体を捉えた。

それは、青、赤、緑、黄、ピンク、黒の6台の巨大なトレーラー。

青がクレーン車。

赤が消防車。

緑がミキサー車。

黄がダンプカー。

ピンクがアンテナ車。

黒がコンテナ車だ。

次の瞬間、

 

「「「「システムチェーンジ!」」」」

 

「「組織交換(ズージィジャオファン)!」」

 

それぞれトレーラーが変形を開始。

瞬く間に人型になる。

 

「氷竜!」

 

「炎竜!」

 

青と赤。

 

「風龍!」

 

「雷龍!」

 

緑と黄。

 

「光竜!」

 

「闇竜!」

 

ピンクと黒のロボットへと変形する。

そして、

 

「こちらはGGG機動部隊! これより援護に入ります!」

 

氷竜がそう言うと、

 

「フリージングガン!」

 

氷竜が持つライフルがエネルギー弾を放ってBETAを凍り付かせる。

 

「メルティングガン!」

 

炎竜が持つライフルから灼熱のエネルギー弾が放たれ、BETAを焼き尽くす。

 

堤高(ティガオ)2! 風道弾(フォンダオダン)!!」

 

風龍が胸のダイヤルゲージを2つ上げ、背中に装備されている攪拌槽(ジャオダンジィ)をバズーカの様に肩から前面に向かって担ぐと、そこから酸素と水素を超圧縮させた超圧縮空気弾を連続で発射し、前面のBETA群を大量に吹き飛ばす。

 

堤高(ティガオ)4! ヴァンレイ!!」

 

雷龍が両手から雷撃を放ち、密集しているBETA群に次々と感電し、まとめて黒焦げにする。

 

「プライムローズの月!!」

 

光竜の背面に装備されていたパラボラアンテナが肩から前面に展開し、両手で支えながら構えると、その先端から高出力レーザーが放たれた。

そのレーザーは次々とBETAを貫き、多くのBETAを巻き込んだ。

 

「シェルブールの雨!!」

 

闇竜が背中の大型コンテナを頭上に展開。

蓋が開くと無数のミサイル発射口が姿を現し、一斉に発射される。

支援砲撃もかくやという量のミサイルが降り注ぎ、無数のBETAを吹き飛ばした。

 

「GGGか!」

 

「世界中の戦場に現れては、勝手に人類側を援護してくれるって噂は本当だったのね」

 

ヴァレリオが叫び、ブレーメルは納得しながらもどこか警戒している。

俺は内心ホッとしていた。

あいつらが来てくれれば、余計な犠牲は減らせるだろう。

 

「おらおらおらおら!」

 

炎竜がメルティングガンとメルティングライフルの二丁持ちで次々とBETAを撃ち抜いていく。

 

「協力も出来ねえような素人達はさっさと下がりな!」

 

続いて雷撃を放ちながらそう叫ぶ雷龍。

 

『何だと!?』

 

ジャール隊の1人が声を上げるが、

 

「言葉が悪いぞ! 雷龍!」

 

風龍が雷龍を窘める。

 

「ですが、雷龍の言葉も間違ってはいません。これほどの戦いの中、協力が出来ない者は無駄死にする可能性が高い。下がるのが賢明です」

 

『協力だって!? あんなお荷物共と協力なんかできるわけねーだろ!』

 

相変わらずのガキ共が喚く。

 

「何故お荷物だと決めつけるのですか?」

 

氷竜が問いかけると、

 

『はっ! 後方の安全な場所でぬくぬくとしてた奴らが開発してたものなんて、役に立つわけねーだろ!』

 

またガキの1人がそう返す。

 

「ちょっと! だから何でそうやって決めつけるのよ!?」

 

光竜が叫ぶ。

 

『だから後方で………!』

 

「確かにあなた方の言う通り、命惜しさに後方に逃げて安穏としている者も居るでしょう………しかし、BETAに勝利するために真剣に研究、開発に取り組んでいる者も確かに居るのです。お荷物だという前に、試させればいいのです。その結果本当に使えないモノであったなら、その時に文句を言えばいいのです」

 

闇竜がそう言う。

尚、そう言いながらもBETAに対する殲滅スピードは落ちていない。

 

『ッ…………! そ、そんな事をして、結局役に立たなかったらどうするんだよ!?』

 

「元々期待してねーんだろ!? だったら使えようが使えなかろうが一緒じゃねえか!」

 

その言葉にも炎竜があっさりと言い返した。

俺はビーグルロボ達の言葉にごもっともと言う他無かった。

だから俺は、

 

「アルゴス1よりGGGのロボットへ。俺達は電磁投射砲の試射を行いたい。射線を開けてくれると助かる」

 

俺はそう呼びかける。

 

『おいユウヤ……!』

 

ヴァレリオがマジかよと言いたげな表情になる。

 

「物は試しだ。それに、ソ連の連中より話は通じそうだ」

 

俺はそう返す。

すると、

 

「了解しました。機甲大隊の退路の確保も完了しています。万一の時は我々がカバーに入りますのでお気になさらず」

 

氷竜からそう返ってくる。

 

『マジで!?』

 

タリサが驚愕の声を上げた。

話が通じるとは思わなかったんだろうな。

 

『貴様ら! 何を勝手に!』

 

ラトロワ中佐から割り込みの通信が入ってくるが、

 

「アンタは言ったな? 勝手にしろと。だから勝手にさせてもらう。あと、さっさと退いてくれ。機甲大隊の撤退が完了した今、アンタらがそこに居る理由は無いだろう」

 

『ッ………!』

 

「俺達はあんた達の邪魔をしていない。だからあんた達も俺達の邪魔をするな」

 

俺は通信に映るラトロワ中佐を見据えてそう言った。

 

『………………ジャール大隊、機甲大隊の撤退を確認した。これより後退する』

 

すると、ジャール大隊の戦術機が後退していく。

 

『CPよりアルゴス1! ジャール大隊が後退命令を受諾! 砲撃を許可する!』

 

「了解! 超電動モーター起動! カートリッジロード! マウントアーム固定!」

 

ここまでは通常と同じ流れ。

ここから更に、

 

「GNドライブ接続! GN粒子供給開始!」

 

GNドライブからGN粒子が電磁投射砲に流れ込んでいく。

砲口が赤く発光し、

 

「発射準備完了! 行くぜ!!」

 

俺は狙いを定めて引き金を引いた。

砲口から赤く発光する弾丸が無数に発射される。

その弾丸は突撃級の甲殻やZETAすらも撃ち抜き、粉砕していく。

通常の戦術機であれば、その反動で照準を修正するのも一苦労だろうが、GNドライブのお陰で反動は少ない。

 

「おらぁああああああああああああっ!!」

 

そのまま薙ぎ払うように角度を変え、BETA群を一掃する。

尚、要塞級ZETAだけは耐久力が高い為、砲口を僅かに止めて倒せるまで弾丸を叩き込むようにしていたりする。

やがて大型マガジンの弾を全て撃ち尽くすと、目の前には黒煙が上がる荒野だけが映った。

周りからは呆然とした声が漏れる。

 

「ヒュ―! 中々の威力だ」

 

炎竜がそう言った。

 

「これで、BETAに対し有効な兵器であると証明されたわけですね」

 

氷竜が若干皮肉めいたことを言う。

まあ、散々お荷物呼ばわりされたから、俺としても良い気分だ。

こうして、電磁投射砲の試射は大成功を収め、俺達は撤退。

GGGもBETAの増援が無い事を確認し、撤退していったのだった。

 

 

 

 

 






はい、マブラヴオルタネイティヴAnother編第11話でした。
何かラトロワ中佐アンチ……つーかジャール大隊アンチっぽくなってしまった。
ラトロワ中佐にも理由はあるっぽいですが自分にはどうにも共感できないので。
そしてユウヤの掛けた保険とはGGGの救援部隊でした。
ホントあのシーン協調性が欠片も無い戦いなんで。
後は仲間がやられた事を人の所為にしたりとか。
次回から基地襲撃編になるのかな?
お楽しみに。
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