転生特典に量産型の機体のみという縛りがあったのでジェイアークを選んでやった件 作:友(ユウ)
【Side 三人称】
木星蜥蜴の正体が同じ人間だと分かり、ナデシコクルー達の多くはイネスにカウンセリングをしてもらっている。
そんな中、ウリバタケが使途不明金を大量に使っているという情報が入り、ユリカは調査を開始する。
まあ、ウリバタケオリジナルのエックスエステバリス………略してエクスバリスを作っているから何だろうな~、とユリカは思っていた。
そこは『前』の記憶の通りで、ウリバタケに問い詰めたところ、やはりエクスバリスを作っていた模様。
その後も、ムネタケがそれを発見し、完成させるように指示。
ウリバタケはそれを了承した。
ムネタケがそう指示したのは、ムネタケの立場からだ。
ムネタケは現在、ナデシコクルーに木星蜥蜴の正体を知られた責を負わされ、降格の危機にあったのだ。
それをエクスバリスの完成の功で打ち消そうという目論見があった。
一方ナデシコは、本来シャクヤク用のYユニットを無理矢理付けたために、色々と無理が生じており、一度メンテナンスをするためにドック艦コスモスと合流しようとしていた。
暫くして、エクスバリスが完成するが、ウリバタケはこれを失敗作と評した。
理由は、簡単に言えば必殺武器のグラビティブラストを撃とうとすると、チャージ中のエネルギーに機体フレームが耐えきれずに爆散するというのだ。
進退窮まったムネタケは呆然自失となり、自暴自棄を起こして自らにIFSのナノマシンを注射。
ナノマシン処理中の副作用により、意識が朦朧となり、一種の幻覚作用まで引き起こしていた。
その為、合流しようとしていたコスモスを木星の兵器だと誤認。
自らエクスバリスで出撃するという意味不明な行動を起こした。
それを追って出撃するエステバリス隊及びブラックサレナとMS2機。
『急がないとコスモスがヤベーぜ!』
『けど、どうすんの!?』
『墜とすわけには行かないでしょう』
『提督殿は保護しろとさ』
『保護しろって言ったって………』
エステバリス隊のメンバーの言葉にシンは愚痴る。
これがキラやアスランであれば、コクピットを避けて無力化する事など容易いだろうが、生憎シンはそう言う手加減は苦手で、相手を一撃で仕留める戦い方を得意としている。
『……………』
一方アキトは何も言わない。
そして、エクスバリスはコスモスを射程内に捉えると、
『護るべき正義は厳然として存在する! そして、それを阻まんとする悪もまた然り! 正義の力を思い知れ!!』
グラビティブラストの矛先をコスモスに向けた。
『あっ!?』
『おい! マジかよ!?』
『如何する!?』
ガイやリョーコ、アカツキが焦る。
『ぁああああっ! こいつを放っておいたら東京は壊滅よ………! 耐えて! 耐えてエステバエックス!!』
ムネタケが苦しむような声を上げた後、
『ゲキガンフレアーーーーーーッ!!!』
その叫びと共に引き金を引いた。
そして…………………………………………何も起こらなかった。
『如何!? 思い知った!? これが正義の力よ!!』
ムネタケはまだ幻覚を見ているのかそう叫ぶ。
『一体どういう事だ?』
アカツキが怪訝な声を漏らすと、
『………ったく、本当にこうなるとは思わなかったぜ………』
通信でウリバタケがそう言う。
『どういう事? ウリピー?』
ヒカルが疑問の声を漏らすと、
『アキトと艦長に言われたんだよ。もしもの時の為に、エクスバリスのエネルギーチャージが出来ない様にしとけって…………どうなってんだ? 2人の先見の明はよ』
ウリバタケは呆れたようにそう言う。
すると、
『これよりムネタケを確保する』
アキトがそう言ってエクスバリスに近付いていく。
ムネタケは、まだ幻覚の中で喜びに浸っていた。
ブラックサレナがエクスバリスに手を伸ばす。
その時だった。
何処からともなく紫の流星が向かってきて、エクスバリスに直撃する。
「これはっ……!?」
アキトが咄嗟に飛びのくと、エクスバリスが紫の光に包まれ、
『ゾンダァァァァァッ!!!』
エクスバリスがゾンダーと化した。
「くっ………ゾンダー!」
『またコイツかよ!?』
『いい加減にしてほしいよ、全く!』
愚痴るエステバリス隊の面々。
すると、ゾンダーエクスバリスが再びコスモスの方を向き、グラビティブラストをチャージし始める。
『なっ!? グラビティブラストは撃てないはずじゃ……!?』
チャージを開始したゾンダーエクスバリスにアカツキが驚愕する。
「ゾンダーなら何でもありですよ! 全く!」
シンがそう言うと、
「Jパワー解放!」
デスティニーが赤い光を放ちながら装甲が赤く染まる。
「ここは俺が……!」
コスモスに向いていたゾンダーエクスバリスのグラビティブラストの発射装置をアロンダイトで切り裂く。
爆発して損傷するが、ゾンダーエクスバリスは即座に再生。デスティニーに向き直る。
「さあ、こっちだ!」
デスティニーはビームライフルで牽制しつつ、標的を自分に向けさせる。
すると、ゾンダーエクスバリスはグラビティブラストをチャージし、
「ッ!?」
シンは咄嗟に回避行動を取る。
その直後、ナデシコのグラビティブラストと同等の威力のそれが放たれた。
「ッ………なんてパワーだ………! それだけストレスが溜まってたって事かよ………!」
ゾンダーエクスバリスは、今度は外さないと言わんばかりにデスティニーに照準を修正する。
その矛先を向けられるシンだったが、
「俺にばかり気を取られてていいのかな?」
ニヤリと笑みを浮かべながらそう言った瞬間、ゾンダーエクスバリスは背後から赤い光の剣によって貫かれた。
そこには、プラズマソードでゾンダーエクスバリスを貫くジェイダーの姿。
直後にゾンダーエクスバリスは爆散し、ジェイダーの手にはゾンダー核が握られている。
「ナイスタイミングです。ジェイさん」
「フッ………」
シンの言葉にジェイダーは口元に笑みを浮かべる。
そして、
「テンペルム…………ムンドゥース………インフィニ………トゥーム………レディーレ!!」
ハルによってゾンダー核が浄解された。
ゾンダー核が変化し、ムネタケの姿に戻ると、
「ありがとう………! ありがとう………!」
涙を流しながら礼を言うムネタケの姿があった。
その後、
「さて………アタシが地球連合軍提督改め、少将のムネタケ・サダアキよ。改めてよろしく頼むわ」
ブリッジにてそう挨拶するムネタケ。
「「「「「「「「「「誰ッ!?」」」」」」」」」」
ブリッジの誰もが口をそろえてそう言った。
それも当然だ。
今のムネタケには、以前まであった高圧的で見下したような態度が奇麗さっぱり消え、逆に相応の貫録を感じさせるように背筋を伸ばし、真っ直ぐな瞳を持った人物となっていたからだ。
「あの~、ムネタケ提督………?」
そんなムネタケに、ユリカが遠慮がちに声を掛ける。
「艦長。今の私は提督ではなく、降格されて少将になったわ。間違えないで頂戴」
「し、失礼しましたムネタケ少将!」
思わず敬礼しながら訂正するユリカ。
「それで、一体どうしたのでしょうか? 以前までとは態度がまるで違うように思えるのですが………」
ユリカがそう聞くと、
「そう………そう言われるのも仕方ないわね。自分でも何故って思ってるぐらいだから………これがストレスからの解放って奴なのかしら? 今まで階級や権力に執着していた気持ちが奇麗サッパリ無くなってるのよ。こんな清々しい気持ちは子供の時以来かしらね?」
ムネタケがそう答える。
「そ、そうですか………」
「今まであなた達に迷惑を掛けた詫びは、これからの働きで返していくつもりよ」
今までのムネタケでは絶対出てこないであろう言葉に、一同は唖然となるのであった。
ナデシコ編第19話です。
何となんと、ムネタケ生存です。
まあ、殺す理由も無い………かな?
多分コイツはストレスで性格ねじ曲がったと思うので、ゾンダー化からの浄解で真人間にしてみました。
さて、次回はルリの帰郷?ですが既に知っているルリは果たして………?
あと、母艦についてチョイとアンケート取ります。
自分が思いつく母艦はスパロボよりハガネorクロガネ。
マクロスより、マクロスクォーター級。
位かな?
あんまりこれと言った戦艦が思いつかないのでこんなもんで。
多分艦長はルリになってワンオペで動かしちゃう感じになると思います。
入手方法はその時に適当で。
因みに自分のお気に入りはクロガネだったりする。
戦艦にドリル付けるとか最高でしょ!
あと、これ以外にリクエストがあれば、アンケートでその他に入れてメッセージなどで教えていただければ。
因みに、トップをねらえ等に出てくるエクセリオン級とかエルトリウムとかの規格外の大きさを持つ戦艦は、扱いに困るだけなので除外してます。
あくまで少数精鋭で戦う戦艦です。
あんまり戦艦が目立ちすぎてもアレなんで。
で、その時にメンテナンスとかの問題も出てくるので、とある方法で解決しちゃうのでご了承ください。
ぶっちゃけオリヒロ増やしてあいつらを連れ込む予定。
P.S 今日の返信はお休みします。
母艦をどうするか?
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クロガネ(スパロボ)
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ハガネ(スパロボ)
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マクロス・クォーター級
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その他