転生特典に量産型の機体のみという縛りがあったのでジェイアークを選んでやった件   作:友(ユウ)

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第2話 協力

 

 

襲ってきたインスペクターの無人兵器群を退けた俺達は、再びダイテツ艦長らと話し合いを行う事にした。

とはいえ、曲がりなりにも共闘した俺達に対し、ダイテツ艦長やレフィーナ艦長はかなり気を許したらしく、直接会って話がしたいと言い出してきたのだ。

まあ、こちらの反応を見る目的もあるのだろうが………

反対する理由の無い俺はその提案を受け、ハガネとヒリュウ改をオービットベースに停泊させることにした。

連絡路の規格が合わないのでちと苦労したが………

ハガネからは代表者としてダイテツ艦長とカイ少佐ATXチーム及びSRXチームが。

ヒリュウ改からはレフィーナ艦長とオクトパス小隊がやってきた。

 

「オービットベースへようこそ。ダイテツ艦長、レフィーナ艦長」

 

俺は歓迎の言葉を口にする。

 

「我々を招待していただき感謝する。ジェイ殿」

 

ダイテツ艦長がそう言い、レフィーナ艦長と共に敬礼してくる。

 

「我々は軍人ではない。そのような畏まった態度は不要だ」

 

俺はそう言うが、

 

「すまないが、我々も任務で来ているのでな」

 

ダイテツ艦長はそう言って態度を改めようとはしない。

まあ、完全にこちらを信用したわけではないのだろう。

当然のことだが。

因みにこちらのメンバーはルリ以外が揃っている。

ルリには万が一の時の為にマクロス・ブレイバーのブリッジに残って貰った。

 

「さて、まずは改めて自己紹介から始めよう。先ほども名乗ったが俺はジェイ。仮にではあるが、この集団の暫定代表だ」

 

「私はハルだよ」

 

「ガオファイガーのパイロットのルネ」

 

「シン・アスカです」

 

「ステラ・ルーシェ」

 

「早乙女 アルトだ」

 

「私はシェリル・ノームよ」

 

「ランカ・リーです」

 

それぞれが自分の名を名乗る。

 

「さて、俺達の身の上話だが…………」

 

俺は今までの出来事を掻い摘んで説明した。

 

「……………つまり、君達はそれぞれが違う世界の人間であり、各々の理由で世界を放浪するジェイ殿の旅についてきたと…………」

 

「そうなるな」

 

「君達はこれからどうするつもりだ?」

 

「本来であれば、今まで通りどこの勢力にも属さず、ゾンダーや原種の対処をするに留め、この世界の事柄には介入しないスタンスを取るつもりだった…………だが………」

 

「今回は違うと?」

 

俺の言葉の雰囲気から、ダイテツ艦長が先を読み取り、そう聞き返してくる。

 

「ああ。今回ばかりは、あなた達………ひいては地球連邦軍の傘下に入るべきかと考えている」

 

「そんな………!? どうして!?」

 

俺の言葉に驚いたのはシンだった。

まあ、今まで積極的に介入しない方針だった(エヴァの世界は滅びの巻き添えは御免だったので介入したが)のに、今回に限って1つの組織に協力体制を取ろうとしているのだから当然と言えば当然だが。

 

「大きな理由として、この世界では俺達単独では生き残れない可能性があるという事だ」

 

「ッ!?」

 

「今までの世界は、ジェイアークやガオファイガーが完全なオーバーテクノロジーであり、戦力としてもずば抜けていたから単独行動が可能だった………だが、この世界の戦力は今までの比じゃない。実際、先程の戦闘は如何だった? 勇者ロボ達はともかく、MSやバルキリーじゃ、かなり手古摺っていただろう?」

 

「それは…………」

 

シンも思い当たるのか口ごもる。

 

「確かにな………動き自体には対処できたが、火力不足は否めなかった」

 

アルトはそう言う。

 

「ああ。この世界でもジェイアークやガオファイガーは上位に入るだろうが、それでも絶対ではない。1度や2度の襲撃は退けられたとしても、物量で攻めてこられればその内押しつぶされる」

 

俺は、この世界に来て懸念していた事を口にする。

 

「だから、俺としてはハガネやヒリュウ改と協力体制をとり、作戦に協力する代わりにいざという時には助けてもらいたいと考えている」

 

「そうですか…………」

 

シンは若干悔しそうにしながらも、納得してくれたようだ。

 

「………と、言うのが俺達の考えですが、どうでしょうか?」

 

「つまり、別の世界に移動するまで我々に協力する。その代わり、他の敵勢力からこの拠点を含めた君達を守ることに協力して欲しいと?」

 

「その通りだ」

 

ダイテツ艦長の言葉に俺は頷く。

 

「こればかりは我々の一存で決めて良い話ではない………軍本部に報告の必要があるだろう。だが、私自身としては、受け入れても良いと思っている」

 

「そうか…………なら一先ず報告待ちといった所か。先程言った通り、仕掛けてこなければ敵対する理由は無いからな」

 

「うむ。その辺りもしっかりと伝えておこう」

 

艦長達との話が一区切りつくと、

 

「さて、軍本部からの返答が来るまで時間もあるだろうし、その間は如何する? 希望があれば案内もするし、何だったら温泉施設なんかもあるから十分に休息も…………」

 

「温泉!?」

 

俺が漏らした言葉に、ATXチームの1人、青髪の少女であるクスハ・ミズハが思いきり食いつく。

 

「温泉があるんですか!?」

 

「あ、ああ………入りたいのか?」

 

「是非!」

 

力強く頷くクスハ。

そう言えば、クスハは風呂好きという設定があったような………?

 

「はいは~い! 私も入りたいわ~!」

 

エクセレンまで便乗してくる。

 

「あ~………ハル、ルネ。女性陣の案内を頼めるか?」

 

「いいよ~」

 

「ん、了解」

 

俺の言葉に2人は頷くと、

 

「じゃあ、温泉入りたい人はついてきて~」

 

ハルがそう言いながら先導すると、クスハがそれに続き、

 

「ラミアちゃんも一緒に行きましょ」

 

「えっ? あっ! エクセ姉さま!?」

 

エクセレンがラミアの腕を掴んで引っ張っていく。

何気に他の女性陣達もそっちへ行ってしまった。

 

「やれやれ………」

 

カイ少佐が呆れたように頭を抱えた。

 

「さて? 残った男性陣は如何する?」

 

俺が聞くと、

 

「なら、他のパイロットも紹介してくれよ。これから一緒に戦う仲間なんだからさ」

 

「他のパイロット………あ~、そっちも紹介しておいた方が良いか」

 

リュウセイの言葉に、俺は頷くと、

 

「じゃあこっちだ。ついてきてくれ」

 

男性陣を案内し、ビッグオーダールームへ案内する。

 

「何だ此処? やたら広い空間だな………? 格納庫より広いんじゃないか?」

 

リュウセイがビッグオーダールームの広さに声を漏らす。

すると、

 

「俺達が纏まって作戦会議をするためには、この位の広さが必要だからな」

 

そんな声と共に、ガシンガシンと重い足音を響かせながら炎竜が歩いてくる。

その姿に、リュウセイ達は目を丸くした。

炎竜の後ろから氷竜も続き、

 

「初めまして、ハガネ及びヒリュウ改の皆さん。私は氷竜」

 

「僕は炎竜だ」

 

自己紹介をする。

 

「ロボットが喋った?」

 

キョウスケも驚愕の声を漏らす。

 

「彼らは超AIにより、自分で考え、自分の意志で行動できるロボットだ」

 

俺はそう説明する。

 

「自分の意志を持ち行動するロボットだと………!?」

 

ライディースも驚愕する。

更に、風龍と雷龍、ボルフォッグにマイクまでやってきた。

 

「僕の名は風龍」

 

「俺は雷龍だ」

 

「私はボルフォッグです」

 

「ミーはマイクだもんネー!」

 

それぞれが自己紹介する。

 

「うひょー! すっげぇ! カッコいいロボットがこんなに!」

 

リュウセイの興奮度が高まる。

すると、光竜と闇竜が現れ、

 

「失礼しちゃうわね。カッコいいなんてレディに対する誉め言葉じゃないわ」

 

「評価の再考を希望します」

 

リュウセイに向かってそう言う。

すると、

 

「……………か」

 

「「か?」」

 

「かっわいい~~~~~~っ!」

 

他のロボットとは違うベクトルで興奮した声を上げる。

リュウセイのツボに刺さったようだ。

 

「あら? よくわかってるじゃない」

 

「正当な評価です」

 

2人は満足そうに頷いた。

 

 

 

 

 

それからしばらくして、ダイテツ艦長が戻ってきた。

 

「軍本部の決定により、君達を正式な協力者として迎え入れることにした」

 

そう伝えてくるダイテツ艦長。

 

「感謝します」

 

「君達はとりあえず、我々ハガネとヒリュウ改に同行してもらう事になった」

 

「了解した。こちらから出す戦力は、俺とハルのジェイアーク及びルリのマクロス・ブレイバー。機動兵器はシンのデスティニー、ステラのガイア、アルトのYF-29を予定している。ああ、シェリルとランカもアルトとセットで同行するだろう。残りのメンバーはオービットベースの防衛に残す」

 

「えっ!?」

 

俺の言葉に声を上げたのはルネだ。

 

「ジェイ! どうして…………!?」

 

納得いかないのかルネが詰め寄ってくる。

 

「この世界の戦争に協力するという事は、人が乗った機体も相手にしなければいけない………つまり、人を殺さなければいけないという事だ………!」

 

俺はその理由を口にする。

 

「ッ!?」

 

俺の言葉にルネはハッとなる。

 

「お前や人の命を救う勇者ロボ達に、そんな真似はさせられない。それに、オービットベースの防衛にも戦力は要る。だから残れ」

 

俺は突き放す様にそう言った。

 

「………………ルリやシン、ステラ………アルトは分かるよ? 軍人だったし人の命を奪ったこともあると思う。けど、ジェイは如何なの?」

 

「…………少なくとも、人間相手に戦った事は何度かある。極力命は奪わない様にしてきたが、実際には分からん。それに人死にを間近で見たこともあるし、覚悟もしているつもりだ。どちらにせよ、お前よりはマシだ」

 

俺はそう言い放つ。

だが、

 

「……………ジェイが私の事を心配してくれるのは分かるよ? でも、今それを避けてもこれから先、いつか人間と戦う時が来ると思う。その時になって、人間相手に戦えないなんてことにはなりたくない。だから、私にも戦わせて………!」

 

ルネは真っ直ぐな瞳で俺を見つめる。

その瞳の輝きに、何を言っても無駄だと俺は察し、

 

「………………わかった」

 

「ッ! ありがとう!」

 

ルネはパッと表情を明るくする。

 

「話は纏まったかね?」

 

ダイテツ艦長が口を開く。

 

「ああ。ここに居るルネ、及びガオファイガーとゴルディマーグも同行する」

 

「了解した。これからよろしく頼む」

 

ダイテツ艦長はそう言って手を差し出してくる。

 

「こちらこそよろしく頼む」

 

俺はその手を握り返した。

こうして、俺達はハガネ、ヒリュウ改と共に行動を共にすることとなった。

 

 

 

 






はい、スパロボOG2話目です。
スパロボは主要メンバー多くて大変です。
全員にスポットを当てるのは難しいので一部メンバーが中心になると思います。
得体のしれない集団がこんなに早く同行を認められるのか疑問な所ですが、その辺はご都合主義という事で。
スパロボなら当然?
そうかもしれません。
次回からはアニメ本編に入ります。
先ずはリクセント公国奪還作戦から。
お楽しみに。



P.Sすみません。今週の返信もお休みさせていただきます。

ラミアはジェイのハーレムに……………

  • 入れて連れて行ってしまえ!
  • いや、流石にちょっと………
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