転生特典に量産型の機体のみという縛りがあったのでジェイアークを選んでやった件   作:友(ユウ)

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第20話 Air

 

 

カヲルとの和解(作戦司令部には倒したと報告した)の後、ネルフ本部の出入りが全面禁止という命令が下された。

そして、ゲンドウはSEELEと袂を分かち、自分の計画の為に動き出した。

その直後にMAGIへハッキングが仕掛けられた。

 

「侵入者は、松代のMAGI2号機か!?」

 

コウゾウが確認すると、

 

「いえ、少なくともMAGIタイプ5。ドイツと中国、アメリカからの侵入が確認できます!」

 

シゲルがそう答える。

 

「SEELEは総力を挙げているな……彼我兵力差は1対5………分が悪いぞ………」

 

オペレーター達が必死に対処するも、コウゾウの言葉通り次々とシステムに侵入されていく。

その為、ゲンドウはこの状況に対処するため、リツコの謹慎を解除。

MAGIの自立防御を命じた。

独房から出て作戦司令室に現れたリツコだったが、その様子はとてもリラックスしていた。

コーヒーの入ったマグカップを片手に状況を傍観していると言っていい。

オペレーター達の報告から、状況は悪くなる一方にも関わらず、だ。

 

「かなり押されています! このままでは………!」

 

マコトが切羽詰まった声で叫ぶ。

 

「先輩!」

 

マヤも縋るような視線をリツコに向ける。

しかし、リツコは余裕の態度を崩さず、

 

「…………そんなに慌てなくても平気よ…………私の予想ならそろそろ………」

 

相変わらずコーヒーを啜りながらのんきにそう言った。

その直後、

 

「ッ!? 別方面からのハッキングを確認! なっ!? この速さは!!」

 

シゲルが驚愕しながら報告する。

 

「………来たわね」

 

リツコが予想通りと言わんばかりの態度でそう呟く。

 

「新たな侵入者により、各MAGIシリーズのハッキングが停止………いえ! 逆ハックを仕掛けていきます!」

 

瞬く間にハッキングが停止したかと思うと、逆にMAGIシリーズに逆ハックを仕掛けていき、完全に制圧してしまう。

 

「各MAGIシリーズからのハッキングは完全に停止………沈黙しています……」

 

マコトが呆然と報告する。

 

「…………流石ね」

 

リツコが呟くと、メインモニターの画面が切り替わり、ツインテールの銀髪金眼の少女を映し出した。

 

『こんにちは皆さん。ホシノ・ルリです』

 

いきなり挨拶から始めるルリ。

殆どのメンバーは呆然としていたが、

 

「ええ、こんにちは。また助けてもらったわね。ありがとう。感謝するわ」

 

リツコは平然とそう返した。

 

『いえ。シンジ君達を危険な目に遭わせるわけにはいきませんので』

 

ルリはそう答える。

 

『各MAGIシリーズはしばらく使用不能にしておきました。そちらはご安心ください』

 

「流石ね。でも、MAGIの掌握が失敗したとなれば………」

 

リツコは本部施設の直接占拠に乗り出すのではないかという懸念があった。

すると、

 

『そちらの方もご安心を。SEELEから戦略自衛隊に『NERVこそが人類を絶滅させようとする陰謀の中心であった』という虚偽情報が流されようとしていたので、それはこちらで対処しておきました。戦自が動くことは無いでしょう』

 

「見事な手腕ね」

 

リツコは感心した声を漏らす。

 

『しかし、量産型エヴァシリーズが13機、空輸にて接近中です』

 

「エヴァシリーズが13機!?」

 

いつの間にか合流したミサトが叫ぶ。

 

「バカな!? エヴァシリーズの計画は13号機までの筈では!? 残りは9機の筈だ!」

 

コウゾウが叫ぶ。

 

『それは私達に対する保険の意味もあるのでしょう。秘密裏に建造を開始していたようです』

 

ルリは何でもない様にそう告げる。

 

『こちらでも対処しますが、A.T.フィールドを中和できるエヴァが居た方が楽なので、出撃させてくれると助かります』

 

「分かったわ」

 

リツコはルリの言葉に疑いもせずに頷く。

 

『では、よろしくお願いします』

 

モニターが消えると、ミサトはゲンドウの方に振り返ると、

 

「エヴァ全機を出撃させます。よろしいですね?」

 

確認を取る。

ミサトは断られるとは思ってなかったが、

 

「…………出撃させるのは初号機と弐号機だけだ。零号機は待機。それからレイを呼べ」

 

ゲンドウはそう命じた。

 

「……………了解」

 

ミサトは訝しむ表情をしたが、頷いた。

すると、ゲンドウは席を立ち、

 

「冬月先生、あとを頼みます」

 

「ああ。ユイ君によろしくな」

 

ゲンドウとコウゾウが小声で言葉を交わすと、ゲンドウは作戦司令室を出る。

 

「…………………………」

 

そんなゲンドウをリツコは冷めた目で見送った。

 

 

 

 

間もなくエヴァの発進準備が進められる。

シンジ、アスカ共に初号機、弐号機へと乗り込み、地上へと射出された。

すると、

 

『葛城三佐、私も出撃します』

 

待機状態の零号機から通信が入り、レイの姿が映る。

 

「レイ!? あなた命令は!?」

 

ミサトが思わず問いかけると、

 

『私の居場所は、シンジ君の隣…………あの人の所じゃない』

 

レイはハッキリとゲンドウを拒絶する言葉を口にする。

すると、リツコが口元に笑みを浮かべ、

 

「いいわ。出撃させましょう」

 

「リツコ!? 本当に良いの!?」

 

ミサトが思わず問い返すが、

 

「戦力は1機でも多い方が良いわ。それに………あなたも疑問を感じてたんでしょう? 碇司令の命令に………」

 

「…………まあ、ね」

 

リツコの言葉にミサトは言葉を詰まらせながらも頷く。

それからミサトは息を吐くと、

 

「零号機! 出撃!」

 

出撃の号令を下すミサト。

地上へと射出される零号機。

遅れて地上へと出てきた零号機に、

 

「レイ! やっぱり来たわね!」

 

アスカが分かっていたと言わんばかりの表情でそう言う。

 

「私も一緒に戦う! 2人だけに戦わせたりしない!」

 

「レイ…………」

 

レイの姿に微笑むシンジ。

 

 

 

 

その頃、地下のセントラルドグマでは、

 

「レイ………何故だ………? 何故来ない………?」

 

一向に来る気配の無いレイを待ち続けるゲンドウの姿があった。

 

 

 

 

 

 

その時、上空に13機の輸送飛行機が編隊を組んで現れた。

 

「来たっ! ルリ姉さんの情報通り!」

 

シンジが叫ぶ。

輸送飛行機から白いウナギのような顔を持つ量産型エヴァンゲリオンが投下され、それぞれが空中で初号機らには無い翼を広げてゆっくりと降下してくる。

その姿は、まるで天使が裁きを下すために降臨するかのようなイメージを抱かせた。

だが、その上空より急速に接近してくる物体があった。

それは、白と赤に彩られた戦闘機、YF-29デュランダル。

 

「アルトさん!?」

 

アスカが叫ぶと、

 

「先制攻撃させてもらうぞ!!」

 

YF-29の両翼に追加装備された2発の大型ミサイルを発射。

煙の尾を引きながら量産型エヴァの1機に向かう。

アルトはミサイルを撃つと、即座にUターン。

その場を離れていく。

そして、発射されたミサイルが量産型エヴァに直撃した瞬間、全ての量産型エヴァを飲み込む大爆発が起こった。

アルトが放ったミサイルは反応弾。

マクロスの世界でOTM(オーバーテクノロジー・オブ・マクロス)の技術により核兵器を改良されて作られた反応兵器である。

従来の核兵器と比べ、威力が格段に向上し、尚且つ核汚染も少なくなっている。

しかし、少なくなったとはいえ放射能汚染の危険は残る。

その為、

 

「超竜神! 頼む!」

 

アルトが呼びかけると、UターンしたYF-29の前方から降下してくるマクロス・ブレイバーの甲板に、イレイザーヘッドを構えた超竜神が見えた。

 

「了解! イレイザーヘッド…………発射!!」

 

イレイザーヘッドが発射され、反応弾の爆発エネルギーと放射能が宇宙へ向かって放出される。

爆発が消え去り視界が確保されると、爆発に巻き込まれダメージを負った量産型エヴァが地上に激突した所だった。

しかし、そのどれもが原型を留め、動き出そうとしている。

 

「チィッ! 反応弾でもあの程度のダメージか!」

 

アルトは予想していたとはいえ、大したダメージが無い事に舌打ちする。

アルトは再びUターンして地上へと向かう。

それと同時に、

 

「最強勇者ロボ軍団………出撃!」

 

「「「「「了解!」」」」」

 

マクロス・ブレイバーの甲板に待機していた超竜神を始め、ゴルディオンハンマー装備のガオファイガー、撃龍神、天竜神、ビッグボルフォッグ、ブームロボ形態のマイク・サウンダース13世が飛び立つ。

更にカタパルトデッキからデスティニーが現れ、

 

「シン・アスカ! デスティニー! 行きます!」

 

カタパルトから射出される。

続いてガイアがカタパルトデッキに現れ、

 

「ステラ・ルーシェ! ガイア! 出る!」

 

同じようにカタパルトで射出された。

すると、マクロス・ブレイバーの中央にドッキングしていたジェイアークが分離。

 

「フュゥゥゥゥゥゥジョン!!」

 

ジェイは指揮壇から飛び上がり、背後の鳥を思わせるエンブレムの場所からジェイアークと同化する。

 

「ジェイバード、プラグアウト!」

 

ジェイキャリアからジェイバードが分離、上昇する。

ジェイキャリアが艦首後方から直角に折れ曲がり、巨大な胴体と脚部を形成。

 

「メガッ……フュージョン!!」

 

ジェイバードの砲台部分が直角から垂直方向に変形。

その直後、艦橋部分と砲台部分が分離。

同時に砲台部分が左右に分離した。

艦橋がそのままジェイキャリアの艦首上部にドッキングし、艦首に取り付けられていた巨大な錨、『ジェイクォース』が分離。

更に分離した砲台部分の先が変形し、マニピュレーターが現れる。

そのまま砲台が艦首の両サイドに接続され、巨大な腕となる。

ジェイクォースが右前腕の内側に装着されると、最後に艦橋部分のJジュエルが輝いて上部にスライドし、デュアルアイが現れる。

 

「キングッ………ジェイッ………ダァァァッ!!」

 

キングジェイダーとなったジェイアークが降下。

他の勇者ロボやデスティニー、ガイア、バトロイドに変形したYF-29と共に地面に降り立った。

 

「凄い………壮観だぁ………!」

 

シンジが勢ぞろいするロボット達を見て感嘆の声を漏らす。

すると、ジェイが起き上がろうとする量産型エヴァを見据えると、

 

「各機、先に言った通り量産型エヴァンゲリオンは原型を残さず破壊しろ! 機能停止では足りない! 完全な『破壊』だ!」

 

キングジェイダーがそう叫ぶ。

 

「量産型エヴァはダミープラグで動いてる! パイロットは居ない! 遠慮なく破壊して!」

 

続いてガオファイガーが叫ぶと、

 

「「「「「了解!!」」」」」

 

それぞれが返事をした。

すると、比較的損傷の少ない量産型エヴァが走って向かってくる。

それを見ると超竜神が飛び上がり、

 

「ウルテクビーム全斉射!!」

 

両腕のダブルガンと、腰のクレーントンファーとラダートンファーに装備されているウルテクライフルを連射する。

絶え間なく放たれる閃光に、量産型エヴァは足を止め、仰け反り、各部を損傷させていく。

やがて、放たれるビームが一つに収束し巨大なビーム状となり、量産型エヴァを飲み込み、爆散させた。

 

 

 

「唸れ疾風! 轟け雷光!」

 

撃龍神が両腕に風のエネルギーと雷のエネルギーを集中させる。

 

双頭龍(シャントゥロン)!!」

 

その2つが龍の姿を形作り、量産型エヴァへと襲い掛かる。

量産型エヴァは諸刃の剣を振り回して双頭龍を薙ぎ払おうとしたが、逆にその刃に食いつかれ、直後に砕かれると、成す術なくその体を食いちぎられる。

そのまま体中を蹂躙され、バラバラに粉砕されるのだった。

 

 

 

 

「プライムローズの月!」

 

天竜神は右肩に装備されているパラボラアンテナ型の高出力レーザー砲を向ける。

 

「最大出力!!」

 

量産型エヴァには、光と闇の舞で翻弄するより、パワーで押した方が良いと判断したのだろう。

合体したことで出力が増した高出力レーザーが放たれる。

その威力に、量産型エヴァはあっさりと上半身を消滅させるのだった。

 

 

 

 

「必殺! 大回転魔弾!!」

 

全身にミラーコーティングを施し、高速回転することでミラー粒子を射出、攻撃するビッグボルフォッグの必殺技が放たれる。

散弾銃の如く放たれたミラー粒子が量産型エヴァの身体を傷つけていく。

しかし、決定打には至らない。

諜報、隠密活動を得意とするビッグボルフォッグは、他の勇者ロボと比べるとパワーで劣ってしまう。

量産型エヴァが攻撃の合間に咆哮を上げながら突っ込んでくる。

だが、

 

「迂闊です! 大回転大魔断!!」

 

今度はミラー粒子を射出せず、自らが突っ込んでいく。

他の勇者ロボよりパワーで劣るとはいえ、Gストーンをエネルギー源とするGSライドとウルテクエンジンを搭載したビッグボルフォッグのパワーは、『勇気』の心によってその出力を上げる。

ダミープラグという心無いシステムで動いている量産型エヴァに負ける道理はない。

迂闊に突っ込んできた量産型エヴァは、バラバラに切り裂かれることとなった。

 

 

 

 

「ディスクF! セットオン!」

 

マイクがスタジオから飛び出してきたディスクを掴むと、胸のハッチを開いてディスクをセット。

そのディスクにはガオファイガーの絵と『FIGHT』の文字が描かれている。

 

「ドカドカーンV!」

 

両膝に備えられていたマイク型のサウンドツールが射出され、頭上でコスモロボ形態の両手がキャッチ。

更にはギラギラーンVVもその手に持ち、

 

「ウェェェェェブ……ライザァァァァァァァッ!!」

 

その直後に勇ましい音楽が流れ出す。

 

「♪♪♪♪ッ♪♪♪♪~ッ♪♪♪♪ッ♪♪♪♪~ッ!!」

 

放たれる音圧により、量産型エヴァの表面に罅が広がっていく。

量産型エヴァは成す術なくその体を砕かれて行き、

 

「♪♪♪♪♪~ッ!!!」

 

ガオファイガーの形を模したグラヴィティ・ショックウェーブを放ち、粉砕した。

 

 

 

 

 

一方、デスティニーのシン、ガイアのステラ、YF-29のアルトは、シンジ達とタッグを組んで戦っていた。

MSやバルキリーは、A.T.フィールドを直接破る攻撃力は無い。

逆にエヴァには、A.T.フィールドを中和できても量産型エヴァを完全に破壊できる武装が無い。

A.T.フィールドを中和できるエヴァと共に戦うのは必然だった。

 

「行くぞシンジ!」

 

「はい! シンさん!」

 

2人が言葉を交わすと、デスティニーが真正面から量産型エヴァに向かって飛翔する。

量産型エヴァは諸刃の剣を振り被ってデスティニーを両断しようと上段から振り下ろした。

その直前、デスティニーが直角方向に残像を残しながら移動し、量産型エヴァの一撃は空振りに終わる。

その瞬間、

 

「はぁああああああああああっ!!」

 

プログレッシブ・ナイフを構えた初号機が突っ込んできて、量産型エヴァの右腕を切断する。

更に、

 

「うぉおおおおおおおおおおおおおっ!!」

 

上昇したデスティニーがアロンダイトを引き抜き、急降下と共に振り下ろし、量産型エヴァの左腕を肩の付け根から切り落とした。

 

「まだだっ!」

 

更にデスティニーは一度距離を取ると、アロンダイトの切っ先を突き出しながら突進。

量産型エヴァ腹部へ深々と突き立てた。

更にその状態でシンはアロンダイトの刃を返すとそのまま上昇。

脳天までを切り裂き、エヴァ量産機は上半身が真っ二つに切り裂かれ、コアを露にする。

デスティニーはダメ押しとばかりに反転し、

 

「こいつでっ………とどめっ!!」

 

右手のパルマフィオキーナをコアに押し付けると、そのまま発射。

下半身ごとコアははじけ飛んだのだった。

 

 

 

 

「どぉおおおおりゃぁああああああああっ!!」

 

弐号機のハイキックが炸裂し、量産型エヴァの頭が半分ほど捲れる。

 

「そこっ!」

 

ステラのガイアがビームライフルを放って追撃。

肩、胸、腹とビームが着弾し、損傷させる。

それでも量産型エヴァは諸刃の剣を振り回そうとする。

 

「甘いわ!」

 

アスカはその一撃を白刃取りで受け止めると、

 

「でぇえええええいっ!!」

 

ガイアがMAモードに変形し、ウイングのビームブレイドを展開。

そのまま量産型エヴァの足元を駆け抜けて、足を切断する。

 

「どりゃぁああああああああああっ!!」

 

バランスを崩した量産型エヴァから弐号機は諸刃の剣を奪うと大きく振り上げ、倒れた量産型エヴァの腹を串刺しにする。

本来なら、弐号機、ガイア共に量産型エヴァを跡形もなく破壊する武器は無いのだが、

 

「Jパワー起動!」

 

ガイアが追加されているJパワーを開放。

ガイアの装甲が赤い光を放ちながら赤く染まる。

この状態であれば、一時的に勇者ロボに匹敵するパワーを得ることが出来る。

 

「これでぇぇぇぇぇぇっ!!」

 

MA形態のガイアは跳躍すると、空中からビームキャノンとビームライフルを一斉に発射。

Jパワーにより赤く染まったビームが量産型エヴァへと降り注ぎ、爆発と共に粉々にするのだった。

 

 

 

 

「レイ! 援護を頼む!」

 

「了解」

 

アルトがガウォーク形態に変形しながら量産型エヴァへと接近。

零号機が後方からパレットライフルで援護射撃を行う。

足を止める量産型エヴァだったが、側面へと回り込んだアルトがビーム砲やガンポッドで攻撃を加え、損傷しながら仰け反る。

しかし、足を踏ん張り体勢を立て直す。

だが、直後に武器をポジトロンライフルに持ち替えた零号機の追撃が炸裂。

胸部を大きく損傷させた。

コアがむき出しとなる量産型エヴァ。

 

「そこだぁああああああああああっ!!」

 

アルトはそのコアへと多重ロックオン。

マイクロミサイルを全弾発射してコアへと集中させる。

ミサイルを叩きこまれたコアは罅だらけとなり、今にも砕けそうだ。

 

「ガンポッド バーストモード!!」

 

ガンポッドが展開し、高出力形態へと変形した。

アルトはそれを構え、

 

「くらぇえええええええええええっ!!!」

 

高出力ビームが発射されてコアを貫き、爆発によって量産型エヴァの身体を吹き飛ばした。

 

 

 

 

ガオファイガーと対峙するのは量産型エヴァ2機。

すると、2機の量産型エヴァは諸刃の剣を振り被ると、時間差で投擲して来た。

ガオファイガーに飛来する途中で諸刃の剣に変化が起こり、二股の捻じれた槍へと変わった。

これはロンギヌスの槍の複製品であり、アンチA.T.フィールドを持つため、エヴァンゲリオンに対しては特攻ともいえる武器だ。

だが、

 

「はっ! せいっ!」

 

元よりA.T.フィールドを持たないガオファイガーにとっては多少強力な槍に過ぎない。

ゴルディオンハンマーを切り返す様に二振りすると、ロンギヌスの槍はあっさりと光となって消え去った。

一歩踏み出すガオファイガー。

それを見た量産型エヴァがたじろいだ様な気がした。

その直後、ガオファイガーはスラスターを使って飛び出し、

 

「白ウナギは…………光になれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!」

 

量産型エヴァが逃げる間もなく纏めてゴルディオンハンマーを叩きこみ、光に変えた。

 

 

 

 

白き巨神キングジェイダーには、3機の量産型エヴァが襲い掛かる。

量産型エヴァの1機が翼を広げてキングジェイダーの顔目掛けて飛び掛かる。

だが、

 

「邪魔だ!」

 

キングジェイダーは左手で虫を払うように平手で量産型エヴァを叩き落とす。

キングジェイダーの右斜め前方に叩き落とされた量産型エヴァにキングジェイダーは右手を向けると、

 

「五連メーザー砲!!」

 

その指先からメーザー砲を発射。

その熱量により量産型エヴァは跡形も残らずに消し飛ばされる。

直後に2機目の量産型エヴァが正面から襲い掛かってきたが、

 

「うぉおおおおおおおおおおおおおっ!!」

 

キングジェイダーの豪快な回し蹴りが炸裂。

攻撃自体は唯の蹴りだが、その威力は量産型エヴァの原型を残さないほどに、バラバラに粉砕する。

そして、最後の1機に左腕を向けると、

 

「反中間子砲!!」

 

4条の赤き閃光が発射され、量産型エヴァを貫き、分子レベルまで粉々になった。

 

 

 

 

「エヴァシリーズを………あんなにあっさりと…………」

 

作戦司令室でその様子を見ていたコウゾウが震えた声で呟く。

 

「まあ、当然でしょうね」

 

リツコが分かっていたと言わんばかりの表情でそう言う。

 

「これで終わったんでしょうか?」

 

マヤが不安そうに尋ねると、

 

「………だと、良いけどね」

 

ミサトが警戒を緩めない表情で呟いた。

次の瞬間、振動と共に警報が鳴り響く。

 

「何っ!?」

 

ミサトが叫ぶと、

 

「地下セントラル・ドグマ付近で爆発を検知!」

 

「侵入者!?」

 

「分かりません! 状況不明!」

 

作戦司令室が一気に騒がしくなる。

その時、キングジェイダーの額、ジェイアークの艦橋に居たハルがゾンダーの出現を感じ取った。

 

「ゾンダーだ!」

 

ハルが叫ぶ。

その瞬間、エヴァの射出口の1つが吹き飛び、ゾンダーが地上に姿を現した。

 

『ゾンダァァァァァッ!!』

 

そのゾンダーは各部にエヴァの顔を付けたような体をしている。

 

「あれって、本部の地下にあったエヴァの墓場の………!」

 

見覚えのあったシンジが口にする。

 

『廃棄されたエヴァの残骸を吸収したのかしらね?』

 

リツコがそう推測する。

 

『ゾンダァァァァァァァァァッ!!』

 

そのゾンダーが零号機を見据えると、ミサイルを放ってくる。

 

「ッ!?」

 

レイは身構えようとしたが、

 

「させるか!」

 

アルトがガンポッドと頭部レーザー砲などでミサイルを迎撃する。

 

「バリアを解除します! メルティングサイレン!!」

 

ビッグボルフォッグがその隙に懐へ飛び込むと、胸のサイレンを鳴らしてゾンダーのバリアを解除する。

 

「一斉攻撃!!」

 

キングジェイダーが叫ぶと、それぞれが射撃武器を連射。

瞬く間にダメージが蓄積していく。

これだけの戦力が結集している場所にゾンダーが現れたとて、何か出来るものではない。あっという間にゾンダーはボロボロにされると、

 

「ガオファイガー!」

 

「了解!」

 

ガオファイガーがマーグハンドから光の杭を引き抜くと、一度上昇。

降下に合わせて杭を逆手に持った左腕を振り被り、

 

「ハンマァァァァッ………! ヘルッ!!」

 

杭をゾンダーメタルに突き刺すと共に、ゴルディオンハンマーで打ち込む。

更にマーグハンドから巨大な杭抜きが展開すると、

 

「ハンマァァァァァッ………!ヘブンッ!!」

 

光の杭に引っかけ、ゾンダー核を引き抜く。

そして、

 

「ゾンダーよ! 光になれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!」

 

ゾンダーの身体に向かってゴルディオンハンマーを振り下ろした。

光の粒子に分解され、消え去るゾンダー。

それを確認して、キングジェイダーの額から浄解モードのハルが降下してくる。

 

「ハル、お願い」

 

ガオファイガーはゾンダー核を差し出す。

 

「任せて!」

 

ハルが頷くと、

 

「テンペルム………!」

 

ハルが言霊を口にする。

 

「ムンドゥース………インフィニ………トゥーム………レディーレ!!」

 

光の波動がハルから広がり、ゾンダー核が人間へと戻っていく。

そして、

 

「えっ!?」

 

ハルはその人物を見て思わず声を上げた。

涙を流すその人物とは、

 

「と………父さん…………!?」

 

初号機のシンジが信じられないという声を漏らした。

ゾンダー核から浄解された人物は、シンジの父親であり、NERV司令である碇 ゲンドウその人だったからだ。

 

 

 

 

 

 






はい、エヴァ編第20話です。
旧劇場版の話となりましたが、まあ、負ける要素無しですね。
量産型エヴァ蹂躙RTAな回となりました。
量産型エヴァを増やしたのは、味方を活躍させるのに数が足らなかったからです(爆)
そんでオマケの如くゾンダーが出てきましたが、ゾンダーにされていたのは何と………
次回がエヴァ編の最終回になる………かもしれない。
お楽しみに。



ラミアはジェイのハーレムに……………

  • 入れて連れて行ってしまえ!
  • いや、流石にちょっと………
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