仮面ライダー鎧武 All For The Future   作:エクシ

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第3話 「復活!3人目のぶどうライダー!」

「なんであんたがアーマードライダーに!?」

「知ってのとおりおれは第3天樹高校を含む天樹学園の理事長の息子だ。そして天樹学園は呉島コーポレーションの教育部門に繋がっている。だから第3天樹高校の裏に呉島コーポレーションの本部があるのだ。」

「それがなんだよ!」

「頭が回るタイプではないようだな。どうせこんなベルトを作るのなんて呉島コーポレーションくらいしかない。だから少し突いてみたら口止めに戦極ドライバーを親父経由で送ってきたってわけだ。」

 

慧は後半の話よりも”頭が回るタイプではない”と言われたことを気にしていた。だから慧もバロンを挑発してみる。

 

「なーんだ、父ちゃん頼りか!生徒会長ってのも大したことないな!」

「ふん、血筋で選ばれたのは貴様も同じ。さぁ、始めるぞ!」

「変身!」

 

 オレンジ!ロックオン!ソイヤ!オレンジアームズ 花道 オンステージ!

 

鎧武は大橙丸、バロンはバナスピアーをそれぞれ構えながらお互いに近づいていき、接近すると刃を交える。バナスピアーで鎧武の装甲を突こうとするバロンだが、バナスピアーを持つ手に向けて鎧武は大橙丸による斬撃を繰り出そうとする。それに気が付くバロンは一歩下がり、また接近し攻撃を繰り出す。生徒たちは戦いが始まる前はバロンの勝利を確信していた。あの生徒会長が遅刻魔の男子生徒に負けるはずがない、というより圧勝で終わるだろう。もはや公開処刑のようになるだろうと。だが戦いのセンスを持つ鎧武はバロンといい勝負をしている。だんだん生徒たちはどちらが勝つのかわからなくなっていた。

 

 

 

 

 

二人の戦いは激化し、場所が体育館へと移った。生徒たちも体育館に移動し、校庭の時と同じように円を描くように立っている。鎧武もバロンも息が上がり、体力は限界に近づいていた。「そろそろ決める。」二人はカッティングブレードを二回ずつ下ろした。

 

 ソイヤ!オレンジオーレ!

 カモン!バナナオーレ!

 

大橙丸とバナスピアーが光る。お互いが最後の一撃を放とうとしたとき、体育館の窓やドアから黒ずくめの武装集団が入ってきた。彼らは窓やドアをすべて閉じるとガスを放出する。鎧武やバロン、生徒たちは逃げることは出来ず、そのガスを吸うと眠ってしまった。全員眠ったことを確認すると慧と零児の姿に戻った二人を持ち上げ連れていくのだった。

 

 

 

 

 

二人は呉島コーポレーション本部の地下に運ばれた。手や足を拘束され、動けない状態で目を覚ました慧はなんと言っているかわからないが必死に黒ずくめの男たちに何かを言っている。零児も目を覚ますが彼の方は落ち着いていた。やがて二人の前に白衣を着た青年が現れ、二人に話しかけ始めた。

 

「やぁこんにちは。私の名前は安土義秋。突然だが君たちの体をすこ~し診せてもらいたい。まぁ健康診断だと思ってさ?」

「ンーーーー!ンーーーー!」

「織河慧くんか。ちょっと静かにしててもらおう。」

 

黒ずくめの男たちの一人が慧に注射をうつと再び慧は眠りについた。

 

「天樹零児くん。君は物分かりがいいみたいだ。そのままでいてくれよ。」

 

義秋は目線で黒ずくめの男たちに合図を送ると黒ずくめの男たちは二人をCTスキャンの台まで連れて行った。二人のスキャンが終わるとエレベーターから信継が出てくる。

 

「おい義秋、何もこんな強引な手段を使わずとも他にあっただろ?」

「いやー、戦極ドライバーで喧嘩をされちゃったからねえ。ライダー同士の戦いで貴重な戦極ドライバーを壊されたら困るだろう。だから診断ついでに喧嘩を止めてあげたってわけ!」

「はぁ…。で、彼らの体はどうだ?」

「うん、体に負荷がかかっているのは確かだけど肉体にかなりの影響を及ぼすほどじゃあない。まぁ安全と言えるだろうね、現在のところは。」

「それならばよかった。あと二つ確認したいことがある。」

「なんだい?」

「龍玄の戦極ドライバーはどうだ?」

「うーん。量産化が出来ない今、戦極ドライバーは貴重なサンプルだ。そんなサンプルを他の者に盗まれ使用でもされたら困る。だから君はイニシャライズ機能を搭載したドライバーを作るように僕に言った。だがこの龍玄の戦極ドライバーをイニシャライズ機能を残したまま使用するのは無理だ。」

「なぜだ?」

 

義秋は龍玄のフェイスプレートがついている戦極ドライバーを取り出しながら話を続ける。

 

「いいかい。現在の予算で生産できる戦極ドライバーは5つ。それ以上は作れない。だが少しでもアーマードライダーは多い方がいい。だから貴虎の資料にあった”過去の”戦極ドライバーで唯一現存している龍玄のドライバーを使うことにした。しかーしこの戦極ドライバーは過去において貴虎の弟 光実が使用していた。つまり光実以外使えないんだ。これを使えるようにするにはイニシャライズ機能を切るしかない。んでもでも、イニシャライズ機能を切れば盗まれたときに面倒になる。さぁ、どうする!?ってわけだ。」

「なるほど…。背に腹は代えられん。イニシャライズ機能を切って使用してくれ。」

「了解。あともう一つは?」

「貴虎の資料にあったゲネシスドライバーのことだ。あれは…」

「あー!!やめてくれ!あの設計図を思い出しただけで吐き気がする!なんだい、あれは!あんなの作れるわけがない。わっけがわからなかった!無理無理!」

「そうか…。」

「あれが作れるのは戦極凌馬かゲネシスドライバー製作の助手だった明智真汰郎くらいだろう。よっぽど頭おかしかったんだな…そもそも」

 

義秋が話に夢中になりそうになる時、警報が鳴る。義秋がパソコンで確認してみるとニュー沢芽シティにクラックが出現したことがわかった。

 

「よし、私が行く。」

「待ってくれ信継。厄介なことに二か所同時にクラックが出現した。」

「なんだと!?…どうすれば…。」

「よし、私が行こう。龍玄のドライバーを調整したら西の方に行くよ。君は東を頼む。」

「お前が危険を顧みず行くなんて珍しいな。」

「健康診断でこのドライバーが安全だってわかったからね。」

 

 

 

 

 

東のクラックからは初級インベスが10体ほど現れ、人を襲っていた。そこにサクラハリケーンに乗った信継が現れる。サクラハリケーンでインベスのうちの一体の突き飛ばすとサクラハリケーンから降り、メロンロックシードを構える。

 

「変身」

 

 メロン!

 

信継はメロンロックシードを上に投げ、キャッチするとあらかじめつけていた戦極ドライバーに取り付けた。

 

 ロックオン!ソイヤ!メロンアームズ 天・下・御・免!

 

斬月へ変身した信継は無双セイバーを抜き初級インベスたちを次々と斬っていく。ものの数秒でインベスたちを殲滅した斬月は通信で義秋に終わったことを伝える。

 

「こちらは殲滅した。どうだ?」

「早すぎるよ。僕が仕事できないみたいじゃないか。安心してくれ、もうすぐ現場に着くよ。」

 

 

 

 

 

義秋を乗せたローズアタッカーは西のクラック出現場所に着いた。そこにはクラックらしきものはもうなくなっていたが、その現場の上で赤いインベスが飛んでいた。

 

「おやおやこっちは通常のインベスか。信継はこっちに来た方がよかったんじゃないか?まぁ…いいか。変身!」

 

 ブドウ!ロックオン!ハイー!ブドウアームズ 龍・砲・ハッハッハッ!

 

義秋はアーマードライダー龍玄に変身し、ブドウ龍砲で赤いインベスを倒したのだった。




第3話を読んでいただきありがとうございました。
本編と似たような展開なのですが、次回から徐々に変えられたらいいなぁなんて考えています。
これからの流れは大方決めているので、それにそってこれからすすめられたらいいとおもってます。よろしくお願いします。
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