仮面ライダー鎧武 All For The Future   作:エクシ

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第4話 「登場!友情のイチゴアームズ!」

慧は自分の部屋のベッドで目を覚ました。時計を見ると長針は5を、短針は8を示していた。

 

「やっべ!遅刻だ!!」

 

飛び起きるとともにジャージを脱ぐ。「ん?」慧は今までのことを思い出しはじめる。「あれ、おれ確か生徒会長と戦って…なんか変な奴らが体育館に入ってきて…えっと…。」

 

「そんなことより遅刻だぁ!!」

 

慧はとりあえず支度を優先することにした。

 

 

 

 

 

一限が終わると慧の席に日菜子がやってきた。

 

「まーた遅刻したんだね、慧。」

「だって仕方ないだろ…。っつーか昨日の変な奴らなんだったんだろうな?俺のこと縛ったりしやがってよ。」

「?? 何の話?」

「ほら、会長と決闘してたら変な奴らが来たじゃん。」

「決闘?何それ~!」

「本当に覚えてないのか?」

「そいや今日って十日だったっけ?私、九日だと思ってたんだけど…。」

「今日十日だろ。」

 

すると教室に零児が入ってくる。

 

「あ!お前!昨日の決着をつけるつもりか!?」

「黙れ。ついて来い、話がある。」

「んだとお!このぉ!」

 

 

 

 

 

慧は零児につられ、だれもいない生徒会室へ入った。二人はそこのイスに座り話しはじめる。

 

「なんだよ、話って。」

「昨日俺たちは決闘をした、そうだな?」

「あぁ、それで変な奴らに変なとこに連れていかれた。」

「やはりおれの記憶は正しいようだ。」

「どういうことだよ。」

「どうやら他の生徒たちは昨日の記憶を丸ごと消されている。」

「え!?」

「アーマードライダーのことはあまり人に広めない方がいいようだな。呉島コーポレーションも強硬手段に打って出たってわけだ。そして『こんなこともできるんだ』と俺たちを脅しているのだろう、自分たちに従えと。」

「おいおい、別に俺は人を助けるためにアーマードライダーになったんであって呉島コーポレーションのために動く気なんてないぞ。」

「俺も同じだ。むしろ呉島コーポレーションを従わせてやる。」

「そんなことできるわけないだろ、変なこと言うなって。」

「フン、まぁ貴様との決着はまた今度でいい。それと貴様のクラスのHR委員長に今日の3限から転校生が来るから準備をしておくよう言っておけ。」

「え?この時期に来るの?」

「いいからさっさと伝えておけ。」

 

 

 

 

 

3限が始めると担任が教室に入ってくる。その後ろに茶髪で欧米系の顔立ちをした青年がいた。

 

「LHRを始める前に今日は転校生を紹介します。ヴァルドネールくん、日本語で自己紹介は出来るかな?」

「もちろんです。みなさんこんにちは。ルイ・アントニオ・ヴァルドネールといいます。いろいろ長いので『ルイ』と呼んでいただけたら幸いです。よろしく。」

 

端正な顔立ちに女生徒たちは早くもメロメロになっているようで大きく拍手を続けていた。

 

「merci!merci!」

 

ルイは空いている席に座る。ちょうど慧の斜め後ろだ。彼の視線は慧の背中をとらえていた。

 

 

 

 

 

放課後になり、慧と日菜子はシャルモンに行こうとしていた。だがルイが慧に話しかける。

 

「あの…織河くんだよね?」

「あ、ルイくん。」

「ルイでいいよ。ごめん、部活を見に行きたいんだけれど校舎のどこに部室があるのかわからなくて…。申し訳ないんだけど教えてもらえないかな?」

「あぁ!全然いいよ!俺のことも慧って呼んでくれよ。」

「merci!慧!」

「あ、私のことも日菜子でいいからね!」

「日菜子!いきなり二人も友達ができてうれしいよ。」

「じゃあ行くか。部室のある棟はちょっと遠いんだ。荷物を持って行った方がいいぜ。」

 

三人は荷物を持つと呉島コーポレーションの本部の方角にある部室棟に向かった。そこまで行くのには校舎内だけでなく一度中庭を通る必要があった。慧と日菜子はルイにフランスについて質問をぶつけ、ルイは律儀に答えていった。「こいつのことを嫌いになるやつはいないんだろうな。」慧はそう思っていた。もうすぐ部室棟に着こうという時、日菜子は花壇を指をさし、慧の方を見ずに叫んだ。

 

「ねえ!あれクラックじゃない⁉変な植物出てるし!」

 

慧がその方向を見るとすでにクラックから三体の初級インベスが出てきており、植物に実っている果実を食べ始めた。そのうちの一体から羽が生え、飛行を開始する。慧はすぐに戦極ドライバーを装着し、オレンジロックシードを構える。

 

「二人とも下がってろ!変身!」

 

 オレンジ!ロックオン!ソイヤ!オレンジアームズ 花道 オンステージ!

 

鎧武はまず羽の生えていない二体から片づけることにし、大橙丸で斬りつける。だが飛行しているインベスは鎧武の背後を狙って攻撃を繰り返す。鎧武は羽の生えた初級インベスに翻弄され、その間に他の二体はヘルヘイムの実を食す。

 

「あ~!もう!これ以上パワーアップするつもりかよ!食うな!」

 

鎧武は二体の初級インベスから果実をそれぞれ取り上げる。初級インベスたちは怒り、鎧武と追突する。

 

「いて!くっそお…ってあれ?いつの間にかロックシードになっている!?」

 

鎧武はイチゴロックシードとドングリロックシードを持っていた。

 

「よっしゃ、これに変えてみるか!」

 

だがまたもや初級インベスたちは鎧武に追突する。その拍子に二つのロックシードを落としてしまった。そしてルイの足元に転がる。

 

「慧くん!」

 

ロックシードを拾ったルイはイチゴロックシードを鎧武に投げ、鎧武はそれをキャッチする。

 

「サンキュ!!ルイ!」

 

 イチゴ!ロックオン!ソイヤ!イチゴアームズ!シュシュっと スパーク!

 

鎧武はイチゴアームズにアームズチェンジした。イチゴクナイを飛行する初級インベスに投げつけ攻撃する。地上の初級インベスは無双セイバーで斬りつけ鎧武の勝利は確実なものとなった。

 

 ロックオン!イチジュウヒャク…イチゴチャージ!

 

クナイ型オーラのエネルギーを無双セイバーから放ち、三体のインベスを倒した。

 

 

 

 

 

「はい、ここが部室棟だよ。」

「merci!ありがとうございました。」

「こちらこそ!ルイのおかげでインベスに勝てたんだ。」

「喜んでもらえてうれしいよ!じゃあまた明日ね!」

 

ルイは部室棟に入って行った。慧と日菜子は校門の方へ帰ることにした。

 

「いやぁ、ビックリしたね。インベスでてくるなんて!。」

「全くあいつら出てくるところ選べって感じだよな!」

「でも鎧武の新しい鎧、かっこよかったね。忍者みたい!」

「だろだろ!もう一つのロックシードはどんな感じなのかな…ってあれ?」

「どうしたの?」

「あの時手に入れたロックシード、二個あったはずなんだけどルイに一個預けたままだ…。」

「まぁ明日返してもらえばいいんじゃない?」

「だな!」

 

二人は営業時間終了間際のシャルモンに行くために駆けはじめた。

 

 

 

 

 

その頃、ルイは茶道部の部室でトランシーバーに向けて話しかけていた。

 

「こちらルイ、兄さん聞こえるか?・・・・・・・。あぁ、アーマードライダー鎧武に会った、そしてロックシードを一つ手に入れたよ。・・・・・・・。了解、じゃあ警備員が来たら気絶させておく。すでに茶道部の連中は眠らせてあるよ。ここからなら呉島コーポレーションへの侵入は僕たちになら余裕だ。・・・・・・・。油断はしてないよ、とりあえず早く来てくれ。」

 




うーーん、展開を早めたいのですがなかなか進まない…。思えば本編も最初のエンジンがかかるのが遅かったですよね。。。
飽きずに読んでいただけたらうれしいな><
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