(習作)とある転生者たちが作ったさいきょうのニホンの異世界戦記   作:ハルゼー

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第2話 コンタクト

帝紀1343年 10月 メスス島沖 50㎞

 

海原に一機の飛行艇が飛んでいた。

 

「今日も何もありませんね」

と20台になったばかりの若い少尉が言った。

 

「気を抜くなよ・・最近ウラノス共が活発化しつつあると聞くからな」

20代後半の大尉が油断している様子の若い少尉を注意した。

 

「そんなことあまり聞きませんが?」

 

「本土の外務省に勤務している兄から聞いたんだ」

 

「ここで襲われたらひとたまりもありませんね」

 

「鈍足な飛行艇だからな」

 

「ホントですよ、まだ結婚もしてないましてや親より先に死ぬなんて嫌ですよ」

 

「そうだな・・親不孝者にはなりたくないものだ」

 

「そうですよ・・ん?」

不意に若い少尉は話を止めた

 

「どうした?何か見つかったのか?」

話をやめた少尉の様子を疑問に思いつつ何事かと聞いた

 

「あれ・・なんでしょう?」

そういって若い少尉は指をさした

 

「何?・・・あれは軍艦だな・・・」

 

「海軍の連中ここらで演習を行う予定なんてありましたっけ?」

 

「いやなかったはずだ…だとするとあれは!?」

 

「て・・敵襲ですか!?」

かなり慌てた様子で少尉は叫んだ

 

「とにかく基地に連絡しろ!それと「うわ!」

雲の隙間から突然戦闘機が急降下をかけ飛行艇の前を遮った。

そのことで会話が遮られた。

 

「どこの国の連中だ!?」

前を遮った戦闘機の主翼を見ると大きな赤い丸が描かれていた。

 

「あんな国籍のマークの連中なんて知らんぞ?」

 

「あ!」

と素っ頓狂な声を若い少尉はあげた。

 

「どうした?何か知っているのか?」

何か知っている様子の少尉に聞いた

 

「ほら!大尉殿!一か月前のあの未確認航空機と同じマークですよ!」

 

「何!?わが軍の最新鋭戦闘機をまるで相手にせずあざ笑うように簡単に振り切った奴らの仲間ということか…」

 

「とにかく基地に連絡だ」

 

こののち秋津連邦と大日本帝国の交渉が始まることとなる。

 

最初オデッサ要塞に本拠を持つメスス島守備隊司令部は最初この謎の集団(大日本帝国派遣艦隊)が、このメスス島を侵略しに来たと判断した。しかしこの一報を持ってきた飛行艇が戦闘機に包囲されながらも情報を流し続けることができていることでその判断に疑問を持つことになる。だが艦隊の規模が大きく目を離すことは到底できないためそのまま監視させることにし、全守備隊に臨戦態勢をとるよう命令した。

何しろ謎の艦隊の規模が戦艦1 巡洋艦4 駆逐艦16 空母1 軽空母1もあったからだ。

その後謎の艦隊から1隻の内火艇が発進し島に上陸してきた。その後付近の守備隊が包囲しどのような目的でこの島に来たのかと問うと大日本帝国という国から外交交渉のためにやってきたと謎の集団が説明したため

ひとまず謎の艦隊を港に入れ本国に指示を仰ぐこととなった。

その後秋津本国から外交交渉団がやってくることが決定しメスス島にて交渉が行われることとなった。

 

1週間後メスス島内の迎賓館において交渉が行われ、ひとまず互いのことをよく知るために互いの国に外交視察団を送ることとなった。

 

日本の視察団は、一昔前の自分たちの国の景観に似た光景を見ることとなった。自分たちと似たような文化を持つ秋津連邦と良い関係を持てそうだと希望を抱いた。何しろいきなり見知らぬ世界に放り出されつい最近まで予報に暮れていた中自分たちに似た存在と巡り合えたのだから。そして空飛ぶ船の存在に驚き情報を可能な限り収集することとなる。

 

見知らぬ世界に放り出され日本国民は孤独を感じたが、自分たちに似た文化を持つ国が存在することを知りとても喜び秋津連邦の外交視察団が訪問した際は大々的な歓迎式典を行った。

その後、元の世界でも一位2位を争う大国に相応しい幾つもの天高くそびえる摩天楼や鉄筋コンクリートのビルディングが並び立ち大量の自動車が行き交うとても大きく発展した帝都東京、全国に整備された高速道路網や鉄道網や巨大なタンカーや豪華客船を簡単に収容できる港湾、アメリカのニューポートニューズ造船所に匹敵する規模を持つ横須賀海軍造船所やアメリカにも劣らぬ巨大な工場が立ち並ぶ工業地帯などを見せつけられることとなった。

空中船を持っていないことを訝しんだがこの国が自分たちの国と比べ経済力や工業力、軍事力が格段に優れているを大いに見せつけられることとなった秋津連邦視察団

 

「これがこの国の底力ということか」

 

「ひとたび戦争となるとあの巨大な工場地帯から膨大な兵器が吐き出されることとなるのか・・」

 

「あんなに発展した都市や工業地帯はセントヴォルトにもないぞ」

 

「技術力だって半端ないものだった」

陸軍工廠や航空機工廠に立ち並ぶ数々の高性能戦車や航空機を思いだしながら言った。

 

「我々は対抗できるのか?」

 

「いや現状では仮にセントヴォルトと手を組んでも無理だろう。」

 

秋津連邦視察団はこの大日本帝国の強大な国力や軍事力を目の当たりにし恐怖した。

そして本国に戻りこのことを数々の資料とともに報告すると秋津本国も震撼することとなる。

 

数週間後

 

帝都 東京 某所

 

現在、視察団が秋津連邦から持ち帰った資料や報告書を見つつ評議会が開かれていた

 

「ふむ・・まるで戦前の日本のようだ」

資料を見ながら大高が言った。

 

「最近は経済政策に失敗して軍部が影響力を拡大しつつあるらしい」

若干表情を歪め嶋川が言う

 

「我々への脅威度は?」

 

「この空飛ぶ軍艦には驚きましたが速度はそんなに速くないそうです。」

 

「それに空中艦は水上艦に比べ装甲が薄いそうです。まあ某デブの元帥のごとく急降下爆撃や現在試験中の対艦ミサイルで対応可能です。」

鳩川が問い高野達が応答する。

 

「だが空飛ぶ空母というのは是非ともほしい、遠くへの航空戦力の投入が容易になる。」

 

「ほかの兵器については?」

 

「だいたい1930年代程度の兵器レベルです。各種技術も我々が圧倒していますし脅威にはあまりなりえないかと」

 

「彼らと技術交流はすべきでしょう。井の中の蛙ではいずれ我々は追い抜かれることとなる。」

 

「貿易相手としても魅力的です。交流はすべきでしょう。」

 

その後も議論を続け一定の方針を定めると評議会は閉会した。

 

数週間後 再びメスス島において再び外交交渉が行われ、様々な取り決めを決めると大日本帝国と秋津連邦間で交流が始まった。

 

 

 

 

 

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