(習作)とある転生者たちが作ったさいきょうのニホンの異世界戦記   作:ハルゼー

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第5話 イーグルデー

帝紀1346年 7月

 

今日もメスス島周辺では熾烈な航空戦が行われようとしていた。

 

 

『レーダーに感あり!方位12 数およそ200!』

 

レーダーサイトから情報が入るとすぐに迎撃隊が発進の準備を始める.

 

「敵襲!敵襲!」

 

「回せ!回せ!」

 

次々とパイロットたちが機体へ向かって走り梯子を上って次々と飛び込むように操縦席に座っていく

エンジンをかけると轟音と共に同軸2重反転プロペラが回り滑走路から次々と迎撃隊の機体が離陸していく。

 

エンテ型の形状に推進式のプロペラが特徴的なこの95式局地戦闘機『蒼莱』は最高時速900㎞オーバー

武装も30㎜4門ととても強力である。

 

メスス島各地の飛行場から次々と迎撃隊が飛びあがっており上空で各迎撃隊が合流しその数は、100機を超える数となった。

 

そして地上の司令部の指示に従い敵を迎撃する最適のポイントへ移動を開始した。

 

「すごい数だな」

 

「ああ最近敵さん再び気合を入れて此処を攻め始めたからな」

 

「だが何度でも返り討ちにしてやるぜ」

 

与太話を続けていると司令部の指示したポイントへ到着した。

 

「敵機発見」

 

「突撃陣形をとれ」

 

陣形を構築し終えると

 

「攻撃開始!」

一斉に迎撃隊が敵爆撃機体へ急降下を開始した。

 

ハイデラバードはウラノスから再度大規模な増援を受け取り、今度こそメスス島を攻略すべく大規模なメスス島攻略作戦を立てた。その露払いとして絶え間なく攻撃を仕掛け日本=秋津の航空戦力を漸減しようとしていた。

 

「全機警戒を怠るな!」

ウラノス戦闘機隊隊長は、そう言って部下たちに警戒を促した。

爆撃機を守るように戦闘機が布陣していた。

 

「了解!」

 

「どこにいる?」

 

「どこからくる?」

 

「ん?」

一瞬上空に太陽光が反射したような光が見えた!

 

「敵機だ!」

そのあとすぐに敵機の群れがまるで一本の矢のように爆撃隊に突入していくのが見えた。

 

「潜り込まれるぞ!迎撃しろ!」

何とか伏せh号とするが敵機の方が早く機関砲の掃射により次々と爆撃隊が解けていくのが見えた!

 

「くそ!」

 

「何としても奴らを叩き落とせ!」

そう言って敵戦闘機隊の方へ機体を繰り出していった。

 

数ではウラノス戦闘機隊が勝っているが、質では日本戦闘機隊の方が勝っていた。

ウラノスの戦闘機が後ろをとってもいとも簡単に逃げられ、その逆だと決してウラノス戦闘機体は逃げることができなかった。最高速度が200キロ以上も違うし加速力も歴然とした差があるからだ。

しかし空戦を生業としているだけに錬度は高くよく食らいつこうと頑張ったがしかし精神論では埋めがたい差があった。

 

この日の損害はウラノスは7割近い損害をだし、迎撃隊は3割(故障機や修理不能機)を含むの損害を出した。

日本側も連日の襲撃で疲労が蓄積しかつハイデラバード海軍の意地の通商破壊戦で修理するための部品も不足するようになった。ちなみに一度潜水艦部隊で義勇艦隊に襲撃をかけたことがあるがソナーによって簡単に発見され改良ヘッジホッグや対潜誘導魚雷そして艦載機によってほとんど何も出来ぬまま全滅している。

メスス島周辺は義勇艦隊によってカバーできるが道中は秋津海軍によって護衛されていたが大戦中の日本海軍ほどではないが次々と撃沈されていった。そのため稼働機が次第に少なくなっていった。

 

そしてついにハイデラバードはメスス島の海上および航空戦力の撃滅作戦「アドラー・ターク」

を開始した。ウラノスの持つタ東海方面の兵力の半分以上を投入する大作戦だった。

飛空要塞 1

正規空母 5

軽空母 5

巡洋艦 12

駆逐艦 30

基地航空隊 500機

参加航空機数 1500機

凄まじい兵力である。これをメスス島に叩き付け一気呵成に敵戦力を撃滅させることが目的である。

 

対する日本義勇軍=秋津連邦だがそこまで兵力を集中させることができなかった。

ハイデラバード潜水艦隊が捨て身の秋津の主力艦への攻撃を行った結果多くの空母や戦艦がドッグへ

向かうこととなったからだ。

それでも何とか戦力を抽出した。メスス島が陥落すると絶対国防圏の一つであるツルギ島が攻められることになるからだ

戦艦 2

正規空母 4

軽空母 4

巡洋艦 10

駆逐艦 24

基地航空隊(実働) 250機

参加航空機数 550機

敵との数の差はおよそ3倍!絶望的である。

 

そして「第2次メスス島沖海戦」が起きることとなる。

 

まずウラノスのメスス島攻略艦隊に先立って基地航空隊がメスス島へ襲撃をかけたことから始まった。

およそ500機もの大編隊がメスス島へ向かっていることを知り空母部隊の戦闘機隊の3分の一が基地航空隊の救援へ向かった。この時を狙い澄ませたかのようにウラノス艦隊から発艦した攻撃隊約500機が日秋艦隊へ襲い掛かることとなる。

 

日秋艦隊の輪形陣は2つありそれぞれ所属国家ごとに分かれていた。

 

「レーダー感あり!方位12 数およそ500!」

かなり驚いた様子でレーダー観測員が言った。

 

「何!?500だと!?」

 

「連中・・我々を本気で潰しにかかったな」

 

ウラノス艦隊第一波攻撃隊は義勇艦隊に狙いを定め向かいつつあった。

 

「何としてでも敵機の艦隊への侵入を阻止するぞ!」

 

「「了解!」」

 

「9時の方向下方に敵機の編隊を発見!」

 

「よし!これより突撃を開始する!戦闘機の相手はできる限りするな!艦爆隊や艦攻隊を狙うんだ!行くぞ!」

直掩機隊が敵編隊に奇襲を仕掛けるが多勢に無勢でありそこまで効果はなかった

 

「くそ!邪魔をするな!」

そしてウラノスの戦闘機隊が攻撃を阻止しようと必死に喰らいついてきた

敵戦闘機との数の差は、2倍ほどありなかなか敵攻撃隊に打撃を与えることはできなかった。

 

「やはり数の差は大きいか…」

 

「対空戦闘用意!」

 

直掩機隊の迎撃をくぐり抜けたウラノス攻撃隊のパイロットたちが見たのは中心に戦艦1隻 正規空母2隻

軽空母1隻を中心に輪形陣を組んでいる20隻の艦隊であった。

 

「この前の仕返しだ覚悟しやがれ!」

 

「全機突撃陣形をとれ!」

 

「すべてここで海の藻屑にしてやる!」

 

「仇討だ!」

 

ウラノス攻撃隊はこの前の空母6隻を失った戦いの仕返しができると戦意旺盛であった。

しかしそう簡単にやられるほど日本艦隊も軟ではなかった

 

「うわ!?」

いきなり閃光が上がったと思うと10機近くの爆撃機や雷撃機がバラバラになったり翼をもがれ水面へ落ちて行った。戦艦比叡から発射された改良型3式弾の斉射だった。改良型3式弾は近接信管が装備されておりかつ

着火性を大幅に向上させた焼夷弾子が搭載されていた。

 

さらに近づくと20.3cm砲の3式弾も次々と着弾していきウラノス攻撃隊は数を削られていった。

 

「ひるむな!敵空母へ向けて突撃!」

 

この地獄の空の道を進みつつ敵空母へ急降下爆撃を試みるだがここから先の道は更なる苦難が待ち受けていた。そう高い技量を持つ優秀な日本海軍将兵が対空砲座につき手薬煉を引いて待ち構えていたからだ。

 

「来るなら来い!まとめて撃ち落してやる!」

 

「覚悟しやがれ!」

 

「撃ち方はじめ!撃て!」

指揮官の号令のもと対空射撃が始まった。義勇艦隊すべての艦はレーダーおよび優れた防空火器が大量に装備されており防空能力はとても高いものであった。

 

「くそ!なんだ!この対空砲火は!」

 

「まるで火の壁だ!「うわ!?」」

 

「連中の砲弾は目でも着いていてかつ超人的な技量を持つ対空砲手が無数にいるのか?」

そうウラノスの急降下爆撃隊のパイロットが言うくらい次々と爆撃隊が対空砲火に絡め捕られ

海面へ落ちて行った。彼らの想像する対空砲火の砲弾はタイマー信管であり滅多なことでは命中しない

しかし日本軍は近接信管であり砲弾の命中性はとても高くかつ優秀なレーダーや射撃管制装置そしてそれを扱う優秀な将兵もいるためウラノス急降下爆撃隊に命中していった。

 

「しかしここで止まることはできん!突撃!皆の犠牲を無駄にはするな!」

 

12.7cm砲弾の洗礼を潜り抜けると次は7.6cm砲弾や40㎜弾の洗礼を浴びることとなる。

次々と対空砲火に絡め取られ堕ちていくウラノス爆撃隊しかし無数の味方の屍を超え着実に日本空母へ近づいていき、ついにその眼下に日本空母をとらえた!

 

「喰らえ!」

 

500㎏爆弾が日本空母へ投下され近づいていく・・・・しかし日本海軍の優れた操艦でその爆弾をかわしていく!

 

「くそ!ちょこまかと!」

 

何とかかわし続けたがついに限界が訪れた!

 

「喰らえ!」

ウラノス急降下爆撃隊員の執念のこもった一撃が日本空母を捉えた!

 

「蒼龍被弾!」

命中した蒼龍は飛行甲板に穴をあけられたが戦闘の続行に支障はなかった・・

その後も攻撃は続き、最終的に蒼龍に6発、飛龍に2発、龍驤に2発、比叡に1発爆弾が命中した。

他にも巡洋艦妙高、最上に1発ずつ命中した。

爆弾を6発受けた蒼龍は傾斜が拡大しており予断を許さない状況であった・・

 

そんな状況の中ウラノス艦攻隊が突入を開始した。

急降下爆撃隊以上の苦難をウラノス雷撃隊は味わうこととなった。

 

「は!鴨撃ちだ!」

 

「撃て撃て!撃ち落せ!奴らを空母に近づけるな!」

 

雷撃隊は魚雷が確実に作動するようにある程度落とさざるを得ず(改良によって改善は可能)かつ

まっすぐに飛ばざるを得ないため、まるで射的ゲームの的のように次々と翼をもがれ撃ち落されていくこととなる。

 

「くそ!進め!進め!急降下爆撃隊の努力を無駄にするな!」

 

無数の仲間の屍を超えついに空母を射程に捕らえた!

 

「よし!喰らえ!」

艦攻隊の投下した魚雷は蒼龍を捉え次々と命中した!

 

「ああ!蒼龍が!」

蒼龍は左右に5本の魚雷が命中し急速に傾斜を拡大させていった

その後龍驤、妙高に2発、比叡、飛龍、駆逐艦1隻にも1本ずつ魚雷が命中した。

蒼龍は乗員の必死の努力もむなしく海中に没しようとしていた。

 

「総員退艦!」

 

ウラノス攻撃隊が去った2時間後蒼龍は海中に没することとなった。

 

ちなみにウラノス攻撃隊は爆撃隊は五割強、雷撃隊は8割近くが撃墜され双方ともに損傷していない機体はないというくらい甚大な被害を受けていた。

 

「なに!?あれほどの攻撃隊を出して空母1隻、駆逐艦1隻しか仕留められなかっただと!?」

 

「砲弾に目がついている?馬鹿も休み休みにいえ!」

 

「第2次攻撃隊はどうしますか?再びニホン義勇艦隊を攻撃しますか?」

 

「いや次は秋津艦隊だ!準備は?」

 

「すでに完了しています!」

 

「よし!向かわせろ!」

 

第2次攻撃隊500機が秋津艦隊へ向けて出撃していった。

 

秋津艦隊は、将兵は高い錬度を持っていたが日本艦隊のようにVT信管も優れた電探と射撃管制装置も持っていないため日本艦隊ほど濃密な対空砲火を形成することはできず甚大な被害を被った。

 

最終的に秋津艦隊は正規空母2隻 軽空母2隻 戦艦1隻、巡洋艦2隻、駆逐艦4隻を失うこととなる。

秋津艦隊は事実上壊滅状態となった。

 

日本艦隊は、その後龍驤と妙高は機関室に浸水をゆるしたため自沈処分となり、魚雷が命中した駆逐艦も静かに海中に没しようとしていた。

 

最終的には正規空母1隻、軽空母1隻、駆逐艦1隻、巡洋艦1隻を失い

飛龍が大破、比叡、最上が中破、駆逐艦3隻が小破した。

義勇艦隊は事実上壊滅状態となり真珠湾への帰還を余儀なくされた。

 

メスス島上空の航空戦も、ウラノス戦闘機体が何とか迎撃隊を抑えているうちに迎撃隊の迎撃をくくりぬけた爆撃機数十機が飛行場を爆撃、飛行場も甚大な損害を被った。しかし2週間後には機能が復旧した。

航空隊自体も3割以上損耗した。全滅判定だった。

 

ウラノスは、艦船の被害こそなかったものの航空隊の損耗は甚大なものだった。

修理不能機を含めると7割以上の航空機を失うこととなったからだ。パイロットの損耗も決して無視できるものではなかった。

 

しかし作戦目標である航空及び海上戦力の撃滅は、自身も壊滅的被害を受けたが達成しており

ウラノス=ハイデラバード連合の勝利と言える。

 

2か月後

海上の邪魔する戦力を排除したウラノス=ハイデラバード連合軍はついにメスス上陸作戦を開始することとなる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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