ブルーアーカイブ – Remake Keys of the Brave – 作:ゆーざーねーむ
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アリスには、よく、分かりませんでした。
この心が、感情が、本物なのか。
そんなこと、考えたこともありませんでした・・・。
ブルーアーカイブ – Remake Keys of the Brave –
– ゲーム開発部部室 –
「一通りテストプレイしてエラーなし、バグなし」
「うん、完成だ!」
「「「やったー!」」」
モモイのテストプレイが正常に終了したことで一気に部室の雰囲気が明るくなった。
テイルズサガクロニクル2とは別シリーズで作成を開始したゲームは、途中多くの壁がありつつも全てを越えてついに完成したのだ。
「早速web版をアップロードするね」
「お願いします!ユズ!」
「それにしても、アリスにシナリオ作成の才能があったなんてね」
「お姉ちゃん、シナリオライターはアリスちゃんに譲ったら?」
「なにをー、今度は私がみんなを驚かせるシナリオを書くんだから!」
普段はモモイがシナリオを担当していたのだが、今回のゲームのシナリオライターは本人の強い希望でアリスが担当することとなったのだ。
「初めはアリスちゃんが見た夢を下にシナリオを作りたいって話しだったからどうなるか不安だったけど、こんなにいい話になるなんてね」
「はい!アリスはそれこそ夢に出るほどこのゲームが完成するのが楽しみでした!」
「それにしても、正直意外でした。ユズがあそこまでおとぎ話について詳しいなんて」
「おかげでキャラクターのアイディアがまとまりました!」
「えへへ、ゲームキャラクターの元ネタにそういった話しが混ざってたり、あとバイト先の遊園地でおとぎ話が関わるものがあったりするからね」
「モモイはシナリオ作成スキルが未熟なアリスに先代勇者のようにイロハを教えてもらいました」
「おかげで脳内にあった話しがスッキリと出力できました!」
「ふっふっふ、もうお主に教えることはない」
「後は自らの脚でシナリオライターの道を歩むのじゃよ」
「そしてミドリ」
「ミドリのイラストはアリスが考えていた通りのデザインでした」
「ぼんやりとしていたあの『武器』がしっかりとしたデザインで見れて感動しました!」
「ううん、初めのアリスちゃんのアイディアが具体的でアレンジのしやすいものだったからだよ」
「私もオリジナルのデザイン考えるのがすごく楽しかった」
「本当にいいデザインだったよアリスちゃん」
「普段目にしてるはずなのに武器にするって考えたことがなかったからびっくりしちゃった」
「一番初めに作ったのがかなりシンプルだったから、隠しアイテムとして私たちをイメージしたバージョン
のものを考えるのすっごく楽しかった!」
「本当にグッドデザインだよ、アリスの考えたあの」
「「「「キーブレード!」」」」
各々の仕事の健闘を称えながらゲームについて話しているうちにアップロードが完了したようだ。
以前のミレニアムプライスで特別賞を受賞したことにより、ゲーム開発部の知名度は大きくなった。
そのおかげか、アップロードしたばかりだと言うのに早速遊んで感想を話しているユーザーもいるようだ。
今回のゲームは主人公である勇者がさまざまな世界を冒険しながら、闇に封印された世界を武器であるキーブレードを使って解除していくストーリーだ。
武器に鍵を採用し、ストーリーは王道な展開にしたことで始めの掴みは上々といったところだ。
「このゲーム、先生にも遊んでほしいです」
「そうだねアリス。じゃあ行こっか。シャーレに!」
そう言ってゲーム開発部の面々は自分の荷物と新作ゲーム『Keys of the Brave』を持ってシャーレへと向かった。
– シャーレオフィス –
「先生いるー?」
モモイを先頭としてオフィスに入ると、何やら作業を行っていた先生が見えた。
“モモイ?それにゲーム開発部のみんなまで”
“今日は一体どうしたのかな?”
今日は休日だったため先生がいるか心配だったが、どうやら休日にも出勤して働いていたらしい。
「すみません先生、実は…」
「新しいゲームができたので、先生にもプレイしてほしくて持ってきました!」
「もしお忙しいようでしたら、あとでもいいので遊んでくれると、嬉しい、です…」
そう話すと、先程までどこかダルそうにしていた先生が目を輝かせ作業をやめこちらにやってきた。
“新作ゲームできたんだね!”
“いますぐやろう!”
先生と一緒に遊べることになり、ウキウキで準備をしていたその時、ここにいる全員のスマホが一斉になりだした
「先生!謎の生命体がそちらへ向かっています!襲われる危険性があるので脱出の準備をしてください!」
この声はヒマリ先輩だ。
「ええ!ヒマリ先輩どうしたの!?てかスマホハッキングしてるし!」
「久しぶりですモモイさん、申し訳ないのですが説明している暇はありません」
「すぐに先生とともにオフィスから脱出してください!」
ヒマリ先輩は今までに聞いたことがないくらい焦っている。
いったい何が起こっているのだろうか。
そんな風にみんなが混乱していると、オフィスのドアが乱暴に開かれた。
「なに、あれ?」
そこにあったのはどこまでも黒い生き物の群れだった。
「先生!逃げて!」
「先生!危ない!」
ヒマリ先輩が叫ぶのとほぼ同時にアリスが先生たちの前に出た。
「「「「アリス!」」」」
瞬間、アリスを中心として光が広がった。
– アリスの心の中 –
ここはどこなんだろう
アリスは、先ほどの黒い生物に飲み込まれたはず
「君が好きなものは?」
アリスが好きなもの
アリスはゲームが好きです
アリスはモモイ、ミドリ、ユズのゲーム開発部のみんなが好きです
アリスはネル先輩やヒマリ先輩、ヒナ先輩たち友達が好きです
アリスは先生が大好きです
「君が望む力は?」
アリスはみんなと一緒にゲームがしたいです
そのみんなを守れるだけの力が欲しいです
「君は何になりたい?」
アリスは勇者になりたいです
アリスはみんなを守り、みんなを笑顔にできる勇者になります!
「そっか、じゃあアリス、俺が力を貸すよ」
「覚えておいて、みんなとのつながり、つながる力が大切なんだ」
「つながる力が、君の力だ」
つながる力
みんなとつながる力
分かりました、絶対に忘れません
ところで、あなたのお名前は?
「俺?俺は–––」
– シャーレオフィス –
さっきの光が収まったおかげでようやく目を開けることができた。
ミドリは隣にいたし、後ろに先生がいる。
さっき前に出たアリスは大丈夫なの?
「うう、さっきの光はいったい何なの?」
「ってアリスちゃんは?」
アリスの方を見てみると、その手には大きな鍵が握られていた。
「それって、キーブレード?」
“みんな大丈夫?”
“キーブレードっていったい?”
先生に説明しようとしたとき、ドアからさっきの黒い生物が出てきた。
先ほどの大群とは違って数匹だが、見ているだけで不安感が湧いてくる。
「みんな、今はアリスに任せてください」
そう言ってアリスが前に出てキーブレードを掲げた。
「光よ!」
– ??? –
黒い渦の中から人が出てきた。
「やっほー黒ちゃん、どうよそれ?」
出てきたのはゲマトリアの黒服だった。
「いらしたんですね、お茶でもお出ししましょうか?」
「いいよいいよ、近くに来たから寄っただけで、すぐにまた出るから」
「で、どうよその力は」
「闇の回廊でしたか、便利ですね」
黒い渦を見ながら黒服が話す。
「現実の距離を関係なしにつなぐことができ、さらに自身の力だからこそ特別な道具がいらない。
しいて言えばこのコートだけが必要ですが」
黒服はいつものスーツの上に黒いコートを着ている。
「そのコートを着ていないと心が闇に染まっちゃうからね、自分の力で心を守れるようになるまでは
脱がない方が良いよ」
「俺なんて怖くてずっと着っぱなしだけどね」
黒服と話していた、同じく黒いコートを着込んだ男は軽薄に話す。
「あなたが持ち込んだこの光と闇の概念には驚かされてばかりです」
「そして、光と闇の本質は私たちに教えてくださったことだけではないのでしょう?」
「本質所か、まだ触りの部分だけではないのでは?」
黒服が探りを入れると、黒いコートを来た男はまた軽薄に話し出した。
「すぐにすべてを教えてあげてもいいんだけど、君たちだって学者なんでしょ?」
「だったら、段階的に明かしていった方が良いかなっていう俺からの親切心って奴だよ」
「ククク、確かに我々があなたにすべてを聞いても理解できないでしょう」
「闇の回廊をキヴォトスでの移動でしか使えていませんが、これの本質は違うところにある」
「別世界への移動、違いますか?」
「さーね、じゃ俺はそろそろ出るから」
黒服からの追及から逃げるように黒いコートの男は席を立った。
「あなたの目的は果たせそうですか?」
「まーぼちぼちかな、黒ちゃんも頑張ってねー」
黒いコートの男は闇の回廊を開き、その中へと消えていった。
「あなたの目的は一体何なのでしょうね、ロストマスター」
「いえ、マスター・オブ・マスター」
この後アリスの心の中でケイと■■が会った場面や、ロクサス復活の時みたいにケイが復活してアリスを助ける展開とか誰か書いてくれ。
ソラとリクの合体技みたいなのをアリスとケイがやるシーンとかすっごい見たい。
生徒がどんなキーブレードを持つのかを考えるのも楽しいですよ。
誰か書いて欲しいなぁー、俺も書いたんだからさ。