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それとこのキャラ口調ちゃうぞゴラァって箇所があれば教えていただけると嬉しいです、めっちゃ助かります。
気に食わんかった。俺は『アレ』を見た時……気に食わんかった。ナンや分からんけど気に食わんかった。
ああ多分アレや、甚爾クンと同じ天与呪縛やったのに甚爾クンとは比べられへん程にザコやったからや。
俺が知る天与呪縛は甚爾クンみたいな絶対的強者なんや、やのにアレはそうやない。
気に食わんザコが来たな程度やったし、それにアレの見た目もキショイねん。
しかも親父を見た時に開いたアイツの目。
不気味だから気に食わんかった、でも……それだけやなかった。
俺がアレを……蓮クンを初め気に食わんかったんは、蓮クンが『アッチ』側やったからやって無意識に分かっとったんやろな、きっと。
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「クソクソクソ!! なんやアレ、なんなんやアレは。あんなキッショくの悪いヤツが!! なんでや!
しかも! 上から! 領域教えたる言うて、なんやねんクソが!! あのパッとせぇへんジジイ以上にパッとせぇへん家系のクセに!」
禪院直哉は肩で息をきらしながら叫んでいた。下に見ていた家の術師が自分でも到達出来ない頂にいる事が許せなかったからだ。
だから彼は今、何も関係の無い躯倶留隊の者達に苛立ちをぶつけていた。
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「はぁはぁはぁ……クソが! それでも、それでもアレは俺が習得できる言うとったな。俺の何が分かるんやアレに……甚爾クンに気に入られるだけでも気にか食わへんのに……クソ……タレがぁ!!
……ホンマに俺にも覚えられるんやろか……領域」
「はい、覚えられるかと」
禪院直哉は真後ろから聞こえてきた声に驚き振り返る。
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「!? なんや、いつからソコにおんねや」
「つい今しがた、直毘人様にお聞きしたらおそらくココだろうと」
晴蓮はまるで他人事のように「荒れてますね」と事も無げに言いはなつ。
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「誰のせいや思とんねん」
「まぁ、僕でしょうね」
「そうや! お前のせいや! 何様のつもりや!」
感情のままに声を荒げ恫喝するが、晴蓮は意にも介さず、言葉を返した。
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「何様……そうですねぇ、呪術師様……でしょうかね」
「なんや、お前。喧嘩売っとんのか? 買うたるで、なんぼでもな」
「あっはっは、僕が貴方に喧嘩を売る? ……何故? そんな事してなんの意味があるので? 僕より
禪院直哉は「ブチィ」と音をたてるが如く青筋を立て術式を使い殴ってくる。
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「!? へぇ成る程……コレが投射呪法ですか……」
コレは『視えて』いても避けるのが難しい、中々どうして面白い術式だな。
「いきなりですか……乱暴ですね、君は。殴るモノだから腕が痛いじゃないですか」
防げはするけど。
「なんでや……なんで防げんねや、お前」
「さぁ? 何故でしょうね。僕には答える義理はありません。しかしやられてばかり……と言うのは癪ですので」
その言葉を皮切りにお互いが術式を使う。禪院直哉はおおよそ人間が出していい速度を超えて拳を振り抜き晴蓮のクロスさせた腕を殴る。
その時の衝突音は、肉と肉・骨と骨がぶつかり合う音を遥かにか越えた鈍い音をなり響かせていた。
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「今のは中々に驚きましたね。ですが、そちらも無傷では済まなかったようで」
しかし、禪院直哉の拳が晴蓮の腕に衝突した瞬間に晴蓮は既に、『〈
一秒止まるのならば、一秒速く動けば良いだけの事……最も、それは晴蓮にしかできない芸当だが。
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「なんや……今のは、なにしたんや!!」
両肩と両脇腹から血を滲ませながら叫ぶ。
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「おや? ご存知のハズでは?」
「ンなもん知らんわ!」
「
頑張ったら拡張出来たからね。しておきながら自分でも出来ると思わなかったけどさ、やってみるものだねなんでも。
事も無げに晴蓮は「穿血を僕なりにアレンジしまして」と宣い次に発した言葉が……
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「禪院直哉くん。
貴方は今の穿血を受けた時点で今から何をなさろうが、もう僕には勝てません」
「はぁ? なにゆーとるンやお前、俺がお前に勝てへん? 何を根拠に」
「ははは。まぁ、そう言うでしょうね。ですのでお好きなようになさりなさい、禪院直哉くん」
冷やかな視線を禪院直哉に送り「精々足掻きなされよ」と晴蓮が言い終わる前に禪院直哉は術式を行使した、が。何故か……自分の体が一秒間止まった。
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「ああ。今の、術式使いましたね。でも何も出来なかった……その証拠に今の君は動きが止まった。
御三家の術式は有名ですからね、知らぬ者はおらぬ程に知れ渡っておりますし、勿論、禪院の投射呪法の事も……ね」
「なんや……何したんや!! お前は!」
「潜血……僕の
とは申しましても術式反転の技の内の一つですが。ああ、ご安心を術式開示等と言う小賢しい真似はしませんよ」
そう晴蓮が言うようにこの時点で勝敗は決していた、晴蓮が使った術式反転〈拡張〉
この術式は被弾した者の中に晴蓮の血漿が入り込み、脳機能の誤作動を引き起こす。
これを喰らった禪院直哉の目には世界が『前後左右が逆転し、尚且つ五感が乱れて』いる。
もう禪院直哉は晴蓮の術中から逃げ出せない。
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「何を、アホな事抜かしよんねん!」
「ですので貴方のお好きなように……ご自由になさいませ」
「(なんでや! なんで俺の動きが止まるんや! あり得へんやろ。
これは……コレは投射の……術式のデメリットと同じやないか!! なんで、こないなコトがおきンねん……なんでや……)」
うーむ、面白い動きするなーマジで。成る程、この現象が投射呪法のデメリットか。
えぇと、何だっけ。想定した動きをトレースする事で高速移動を可能にする……しかし、出来なければ術者であってもデメリットを受けてしまう。
意外とピーキーなんだねこの術式って。特に俺みたいな搦め手の術者には良いオモチャだ。
天地がひっくり返らない限り俺には届かない、俺には勝てない。それにしてもホントに面白いコマ送りで見てるみたいだなコレ。
「禪院直哉くん。いい加減諦めたらどうだい? 今の君は何をしても術式のデメリットからは逃れられない。
君は既に僕の術中……掌の上だ、足掻いたところで、何もできない何も変わらない。もう……諦めなさい」
本当に、見るに耐えない。
「あ"あ"あ"やかましぃねんクソカスがぁ!! はぁはぁはぁ……せやなぁ確かに今の俺には術式は使えへんのやろな。でもな? そないなモン使わんでもお前に勝てんねや!」
しかし、禪院直哉の拳は見当外れの場所の空をきる、何度やっても結果は同じたった。
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「なんでや、なんで当たらんのや! クソカスが!! どこに行きよった! そっちか!」
怒号。
絶えず叫び続けながら、目の前にいるハズの晴蓮に拳を振るうが当たらない。そして気が付けば誰もいない場所に拳が空をきる。
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「だから言ったでしょうに、君は既に僕の掌の上だと。今の君が何をしたところで僕には届かないんだ、何度も同じことを言わせないでください。
はぁ、もういい……流石かわいそうだ。仕舞いといきましょうか禪院直哉くん」
禪院直哉は薄れゆく意識の中で『パン』と渇いた音を微かに聞きながら、意識を失った。
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「哀れ、実に哀れ。禪院直哉くん。今の君程度では僕には遠く及ばないんだよ。
今の君には僕の影すら見えていない……実力を、彼我の差を知りたまえ。もっとも、もう聞こえて無いだろうけどね」
僅か数十分の出来事、その数十分でさえ禪院直哉は何もできずに地に倒れた。
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「直毘人殿、この様な場所……あまり良い趣味とは言えませんな」
「仕方ねぇだろ、ウチはデケぇんだ。デカけりゃ当然人間も多い。
人間が多けりゃ必然……こういった代物もできちまう。まぁ、禪院の煮こごり、いいや……」
「蠱毒……ですか。……たちの悪い事をなさっておられるようで、私は理解できませんな」
禪院直毘人はからからと笑いしかし低い声で「お前たち程ではない」と確かに言った。
それの意味する事が何であるかを明言せずに。が、加茂■■も気付かぬ程バカではなかった。
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「上の方々ですか……私は所詮外様です。上の方々が何を考えているかなぞ分かりませぬとも。
それに今の私が当主でいられるのもあの子の……晴蓮のおかげですからな。
あの子が相伝を発現させていなければ私は今頃更迭されていたでしょう。あの子には助けられてばかりです」
と小さな声で消え入るように呟いた。
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「……お互い大変だな、今度加茂の家で呑もうじゃねぇか」
「……直毘人殿の奢りでなら」
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「でも、君の諦めの悪さは嫌いではありませんよ。
……さて、次はそちらの方………
ええはい、物影に隠れこちらを覗き見ていらっしゃる貴方にございます。僕の近くで隠れ続けられる……と思われるのでしたらそのままでも構いませんが……先手はいただきます」
言い終わる前に何者かが潜む柱に向けて
轟音と共に柱は砕け崩れるのと同時に人影が飛び出す。
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「術式解放・
「はは、温い、
炎を纏った刀の斬撃と燃え盛る血の刃が斬り合う……事はおきず、人影の持つ刀が焼き切れ落ちた。
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「(!? コヤツいったい何を!)」
「だから、温いと申し上げたでしょうに……」
どれだけ足掻こうが
全盲とオッドアイって同時に起こりえるんですかね、私は知りません。
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拡張術式反転『潜血:
原作で術式反転が拡張出来ないとは明言されていない、だから拡張出来るかもしれない。
だから晴蓮くんはやってしまった、そして出来た。