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パパ上が晴蓮と名付けた理由は加茂家の当主になってから老害どもを知り、せめて我が子は清廉潔白であれと願いを込めて、陰謀渦巻く呪術界を晴らす美しい蓮と成れと思い名付けてます。
蓮は濁った泥水の中でも美しい花を咲かせるからね。
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それとこのキャラ口調ちゃうぞゴラァって箇所があれば教えていただけると嬉しいです、めっちゃ助かります。
その日……私は天使と悪魔どもを見た。
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私の家は古くから続く歩き巫女の家系だった、特定の
私の一族。庵一族は他の呪術師がいないと
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「歌姫! 歌姫、アンタ何したの!?」
「な、何よお母さんいきなり、何かあったの?」
「大有りも大有りよ!! 御三家が、御三家が来たのよ、しかも全御三家の方々が!!」
「え、は? ……ご、御三家が……家に!? 何で!?」
「し、知らないわよ! そんなの私が聞きたいくらいよ!」
庵の母は両手で顔を覆いながら膝から崩れ落ちた。
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「(お母さん……わ、私が何とかしなきゃ! 気後れするな! 庵歌姫!!)は、初めまして。庵歌姫です(お、うぉぉ、本当に御三家が揃い踏み、えっと、短髪で
「……やっぱりザコじゃん、コイツ」
「当然や、蓮クンに釣り合わへんのは分かりきっとったわ」
「(推定五条家と推定禪院家の二人がいきなり私をディスってきたんだけど、は? なにコイツら。
顔は良くても性格ゴミカスじゃん……だとしたら加茂の人もこんな性か……へ?)」
庵歌姫が性格ゴミカス三人集か……と、思ってたら、いきなり庵歌姫をディスっていた二人の後頭部をおもいっきり叩いた加茂晴蓮が目についた。
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「悟君、直哉君。今すぐ帰るか謝りなさい。それか僕にノされるかを選びなさい」
推定加茂家の人にそう言われた二人は不貞腐れながらも、庵歌姫に謝った。
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「「すんませしたー。
はぁ、この二人は全く。
「彼女が許したらね」
推定五条家と推定禪院家の二人が私を見て「許してくれるよね」と同時に言ってきた。
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「え、あ、はい。許します? (何この状況、ただ一つ確かな事は推定加茂家の人はマトモだと言う事ね、良かった)」
「庵歌姫さんですね? 僕は加茂家当主、加茂晴蓮と言います。
それで、この二人は五条家当主の五条悟と禪院家次期当主の禪院直哉です。すみません、いきなり訪ねたりして」
加茂家当主の人が「先輩になる人がどんな人か見たくて来させていただきました」と懇切丁寧に説明してくれた。
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「(へ、はぁ!? それだけの理由で五条家の当主に加茂家の当主が!? しかも禪院家の次期当主もここに来てるの!? しかも先輩ってどう言う事なのよ!?)」
加茂家当主の加茂晴蓮さんが困った表情で「混乱するのも分かります。先ほど言った通り庵歌姫さんは僕と悟君の先輩になるんです」と付け加えてきた。
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「私が……先輩? ……えっともしかして高専に入るのですか?」
「はい。と言っても僕達は東京高に入る事になりますが」
「えっあ、そのよろしくお願いします?」
「はい。これからもお世話になると思いますのでよろしくお願いしますね。
それと僕の事は晴蓮とお呼びください、僕の方が年下ですから」
「(こ、この人天使だ、マジもんの天使だ! ヤバい……ファンになりそう)」
「はぁ! ナニ言ってンだよハル! こんなザコに下の名前で呼ばせるとかマジであり得ないンだけど」
「せやせや、こないなザコに下の名前で呼ばせるんは論外や! 様付けや! 様付けで呼ばせんのが妥当やで蓮クン」
「(代わりこっちの二人は悪魔どもだ、悪魔退散。 どっか行け)」
「悟、直哉。悪態吐くなら今すぐ帰りなさい、初対面の人に失礼が過ぎる」
後に庵歌姫は晴蓮の後ろに阿修羅がいるように見えたと述べていた。
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「庵さん。二人に代わり謝ります。二人が申し訳あれません、後できつく言っておきますので許してくださいますか?」
「「ごめんなさい」」
「(あ~、なるほど。悪魔どもの手綱を握ってるのは
「ありがとうございます、庵さん」
「(ん? そう言えば、五条家と禪院家って仲良くなかった様な気がするんだけど、なんで一緒に……それも晴蓮くんのおかげなのかしら、それこそ千年単位の不仲を解消? させたの本当にスゴい。
流石天使、いえ大天使ね)」
「今さらになりますが、心ばかりの品です。是非茶菓子として召し上がっていただければ幸いです」
「(あーもう、マジ天使。晴蓮くんマジ天使、こんな善い子が私の後輩になるのね)」
「それと庵さん。おそらくですがこの先、一緒に依頼をこなす事にもなると思いますのでその時もよろしくお願いしますね、足をっぱらない様にします」
「そ、そんな事がある訳無いわ。それどころか私が足を引っ張らないよう気を付けなきゃいけないくらいよ、知ってると思うけど私の術式はサポート系の術式、一人じゃナニもできないから」
「それは心強い、ご一緒したら助かりそうだ」
「あ、はは。そう言ってくれると嬉しいわね(心強い……か、そんな事初めて言われた、心強い……本当に嬉しいな)」
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「(あの出来事があった二週間後に窓を通して管理部から依頼がきた、まさか高専に入る前に
大丈夫、私はいつもの役割りをするだけでいい、よし、頑張れ私)」
「庵さん。お待たせしました」
「大丈夫よ、私も来たばかりだから」
「(まって! 今の恋人やり取りみたいじゃん! な、何か言わなきゃ……)」
「あはは、まるで恋人の待ち合わせみたいですね」
「(かふっ……なにその天使スマイル、マジヤバいんだけど。
……き、気をとりなおせ私、大丈夫。平常心、平常心よ……ふー)」
「平野さん、状況を教えてもらえますか?」
「は、はい。分かりました、この先にある廃墟にて多数の行方不明者が続出したため我々に依頼がきました」
「ん"ん"。大方、肝試しでもしてたんでしょ、なんでそんな事するのかしらね、気が知れないわ」
「彼らからすれば娯楽のひとつなんでしょう、だからこんな事をした、知らないが故の蛮勇……とも言えるかもしれませんね」
そう、なにも知らない一般人からすれば肝試しは娯楽や余興程度の認識でしかない。だからこんな事になる、かと言って呪霊の存在を広めるワケにはいかない、なんとも……もどかしい事柄だ。
「では平野さん。帳、お願いできますか?」
「分かりました、今降ろします。
闇より出でて闇より黒く、その
「ありがとうございます。ああそうだ平野さん、車の中にお土産がありますので、是非食べてください」
「あ、ありがとうございます!! 是非いただきます!」
「(はへー、本当にスゴい。そんなところまで気を回せるなんて、人間としてできてる、私も見習おう)」
「(あぁ、皆から聞いてはいたけど、本当に良い人だ、私達みたいな補助監督にも気を使ってくださるなんて)」
晴蓮達が帳の中に入ろうとした時に晴蓮が「あ。勿論、安全な場所で、ですよ。では行ってきます」と声をかける、それに対して平野は「お気をつけて、ご武運を」と返した。
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「スゴいわね、呪力がこんなに濃いなんて、本当に一級案件なのかしら」
「この呪力の濃さから見て一級の中でも上位に類するかと」
晴蓮は、この状況を客観的に判断した、その上で歌姫に聞こえない程小さな声でボソリと「最悪……特級呪霊が出てきてもおかしく無さそうだ」と呟いた。
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「おかしい……この建物の中の呪力が薄い、ここに来るまでの道はあんなに濃かったのに……」
「おそらく、ですが呪霊はここにはいません、ここは呪霊がいる場所までのただの道だ」
「道? 道っていったい」
道……道……そうか! ここは。
「「霊道」!」
ほぅ。流石は巫女一族、その辺りの事は知ってて当然か。
「はい。この建物は呪霊にとっての道……おそらく、なにがしかの由緒ある物を潰して建物を立てた。
まぁ当然と言えば当然ですね、土地を余らせておくのは勿体無い」
そしてその
「土地神の類い。この依頼を受けた際にこの辺り一帯の事を調べたのですが、昭和初期の頃にこの辺りに集落と神社があったそうです」
「(そんな事まで調べるなんて、用意周到ね……それも考慮しての特級なのかしら?)神社……土地神とかかしら?」
「そこまでは分かりませんでした、ですが住民達には篤く信仰されていたみたいです」
「待って晴蓮くん、住民の人達が居たなら神社を守ったハズよ、なのにこんな建物が立つのはおかしいわ」
「ええ、そうですね。住民がいたらの話ですが」
「それはどう言うこと……さっき晴蓮くんは……」
晴蓮は少しの間沈黙し口を開いた、あまりにも悲惨な出来事を語る。
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「この辺り一帯を調べていた時、この辺りで大きな地滑りが起きた記録を見つけました。
その時に住民達の過半数が被害を受け、未だに行方不明者さえいるとの事です、そして神社も呑み込まれ半壊状態になったと……書かれていました」
「そんな事が……ここで」
歌姫は口元を覆い絶句する。
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「当時ではそう珍しくないそうです。治水工事や砂防堰堤……つまりは砂防ダムですね、そういった設備は少なかった。だから一度でも災害が起きれば被害は甚大になる」
「そして被災者の慰霊碑と小さな祠を造りそれで善しとして、その後にこの建物を立てた。そして怒りを買った……こんなところでしょう」
そう、事も無げに語りながら窓の外を見て「あれですね、慰霊碑と祠が。ほらあそこに」と手で示した。
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「ただ……疑問なのはこの建物の呪力が薄い事です。 何故薄い? 普通なら建物の方が濃くなるハズ……なのに濃かったのはここに来るまでの道……」
晴蓮は「いったい何故」とブツブツ呟き考えいた。
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「ねぇ、晴蓮くん。ここの集落の地図とかある?」
「地図ですか? ええ持っていますが、それが……どうかし……」
晴蓮はハッとした顔で手に持つ
そして晴蓮は気付いた、ここがどこなのかを。
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晴蓮くんと同行依頼に心ここに在らず状態の庵歌姫。
何故かヒロインチックな庵歌姫、ホントに何故か。
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皆が口を揃えて言う晴蓮くんの色白さ、そして直哉だけが見た左右で違う目の色。おや?これはまさか……