その血が歩む道すじ:修正版   作:亞忌羅

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 荒御魂・荒神様と真正面からバチクソ殺し愛すればそりゃね、気に入られるよねって話。





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 それとこのキャラ口調ちゃうぞゴラァって箇所があれば教えていただけると嬉しいです、めっちゃ助かります。


十八話

 俺! 復活!! いや~長かった。特に自由になるまでが長かった、主に二人のせいで。

 過保護すぎんよねあの二人、アレ駄目コレ駄目、コレ身体にエエでこっちの方が良いに決まってんだろう等々。

 ナンででしょうね分からない事にしときましょう。そうしよう。

 そう言えば庵さんが来てたな、まだ自分を責めてるみたいだけど、どーすっかなー……手伝うか? 

 もし、手伝うとしたら……アレか、シン・巌流を教えてみるか? できるかどうかはこの際良いとして、物理を鍛える点ではありか。

 んー……悩ましい。教えるなら教えるで習得して欲しいし、あの三人はアレだから別として……デチューンして教える、それもアリか。

 今の内に準備しとくか、する・しないは本人の意志次第だな。

 あー……そう言えば先輩になる人もう二人いたっけ、どうしようかな、まぁまた今度考えようかな。

 後は……アレだよなー、まさか夢にまで出てくるとは……この晴蓮の目をもってしても読めなかった、何故来たのか、何故来れたのか不思議だ……ナンデカナー、ナンデキタノカナー

 

「よぉ、晴蓮。もういいのか? カミサマとヤり合ったんだって? 次ヤる時は俺も呼べよ」

「甚爾さん今日は機嫌がいいですね、競艇で勝ちました? 後あんなの二度と御免です、命が幾つあっても足りやしない」

 ホントマジで、二度とやるか。もしあったら悟にでもぶん投げよう。

 

「時に甚爾さん」

「んあ? 何だ、復帰祝いで俺とヤるか?」

「それもお願いしますがその前に、あの技……シン・巌流の秘剣はどうなりました? 甚爾さんならモノに出来そうなので教えましたが」

「アー、あれなぁ。剣術事態は問題ねぇんだが……少しは呪力がねぇとな呪霊には意味がねぇ」

 剣術は問題無いのか、流石ファジカルギフテッド「フム……ならこうしましょう」

 

 甚爾は不思議そうな顔をして「何する気だよお前さんは」と晴蓮に問い掛け……。

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「簡単な事ですよ。無いのであれば有るところから持ってこれば良いんです。例えば特殊な呪具とか」

 そう、実に単純なことそれができる呪具を手に入れればいい。

 

「てなワケで、付いてきてください」

「どこ行くんだよ」

「加茂家の武器庫です、あそこなら何か良いものが有るかもしれませんし」

「お前マジかよ、ソコまですんのかよ」

「そりゃもう当然ですよ、甚爾さんは僕の師匠なんですから、相応のモノを持っていただかなくては」

「そー言うもんかねぇ」

 

 グチグチ言う甚爾に「当然の対応です。もっとご自身の強さと貴重さを知ってください」と甚爾に言う、それを聞いた甚爾は「強さは分かるが貴重さは分からねぇな」と返す。

 加茂に来て対応は格段に良くなったが、彼はまだ禪院家でされてきた出来事が薄れていない……『自分は人ですら無い』と自分は所詮『猿』なのだという固定観念がほどけていないのだ。

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「ここが武器庫ですね。来るのは初めてかな? 僕には必要無いですからね。

 はてさて………な、に、か、良いの無いかな~、と。まぁ何も見えないんですけど」

「返しに困る事言うんじゃねぇよ、流石に俺でもナニも言えねぇっての」

「あっはっは、優しいですね甚爾さん。師弟なんですから、これくらい砕けても良いじゃないですか 」

 

 (凝血棍)を使い様々な物に当て呪具を確認しながら「こう言う時に目が見えないと不便だなって思いますよね」とこぼすが甚爾は「そうだな」と短く返した。

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「んー、そうですね……幾つか選びましょうか。一つ……いえ二つ程、甚爾さんが好きなモノを選んでください、僕は一つ選びますので」

「お前マジか、ココにあんの貴重(高価)な代物だろうが、良いのかよそれで」

 

 甚爾が呆れながら晴蓮に忠告したが気にする素振りさえせず「相手が甚爾さんですし、僕は当主ですから。当主権限ですよ」とカラカラと笑いながらあっけらかんと言い放つ。

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「ですので、お好きなモノを選んでください」

 それじゃ僕はあっちで探してきますね~と軽い声色で甚爾に声をかけて奥に消えた。

 

「アイツは……はぁ……ま、当主様が好きに選べって言ってんだ、好きにさせて貰いますかね」

 

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「お? これは良さそうだな。 んー、形的には太刀かな? 甚爾さんに合いそうだ。

 それにしても纏ってる匂い(呪力)がなんか変わってるな」

 晴蓮はいいモノを見付けてルンルン気分で甚爾の元に向かう。

 

「甚爾さん、何か良いの有りましたか?」

「ん? ああまぁな中々に良いのがあったぜ。

 にしても御三家ってのは良いモン持ってんねぇ、禪院の武器庫からもブン盗ってきた代物を持ってるが、それも面白い代物だったな」

「あぁ、直毘人さんが何か騒いでいましたがアレ甚爾さんの仕業だったんですね」

 

 晴蓮は何でもない様に話ながら手に持つ呪具をと甚爾「はいコレをどうぞ、面白そうなのがあったので持って来ました」と軽く渡す。

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「おう、あんがとよ。どれどれっと……おい、晴蓮お前マジでこれ俺に渡す気か?」

 

 晴蓮は短く「はい」と軽く言いのけた。

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「大太刀。ゞ子斬安綱(どうじぎりやすつな)……当たり前だか特級呪具だ、それもかなりの上等なヤツだな。それをなンで加茂が持ってんだよ」

 

 晴蓮が両手を肩まで上げ「さあ、何ででしょうね、僕も知りませんが歴代当主の誰かが回収(押収)したんじゃないですかね。

 それにしても……良いの持ってきましたね。流石は僕」と意気揚々と答える。

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「では甚爾さん、それらの呪具どうぞお好きに使ってください」

 

 甚爾は少し考えた後「ありがたく使わせてもらうよ」優しい声で晴蓮言った。

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「ところで甚爾さん、何本まで出来ました?」

「今んとこ二本が限界だな」

 2本も出せるのか、流石フィジカルギフテッド、流石新人類。この人が三本出せたら鬼に金棒だな。

 対処出来るの俺くらいだろ、コレ。この人コワイ。

 

 

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「すみません、忙しい中お呼び立てして」

 

 申し訳なさそうに歌姫に謝るが「いいのよ、気にしないで私もこの前の事お礼を言いたいし」と晴蓮に返す。

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「あ、これ。おもたせだけど一緒に食べましょう」

「いただきますね、コレ美味しいですよね。呵呵御五六四祇園店のチョコレート」

「私も好きなの、それで今日は何をしに?」

 

 晴蓮はもっきゅもっきゅと食べていたマドレーヌ・ショコラを飲み込み「はい。今日は庵さんに強くなっていただこうかと思いまして来ました」と事も無げに歌姫に言った。

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「つよ……く? それは術式の拡張? でも私の術式はアレ以上拡げ様は」

「そちらはまた今度にでも。してもらうのは純粋な戦闘能力……近接戦を覚えていただこうかなと」

 

 晴蓮は言い終わると出されたお茶を飲んで「ふぅ」と一息つく。

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「近接……戦を私に? それは、確かにできるにこした事はないけど、難しいわ」

「『難しい』だけであって『不可能』ではありません、今日から高専に入るまで……おおよそ3ヶ月間、僕が責任とって稽古をつけます」

「せ、晴蓮くんが直接!? それも三ヶ月も!?」

 

 思わぬ発言に歌姫は混乱したがすぐさま頭をふるい、晴蓮に意識をむける。

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「この話は断っていただいてもかまいません、これは僕の我が儘ですから」

「我が儘? どうしてそうなるの? 私が戦えないのは私の責任よ」

 

 俯きながら絞りだした声は微かに震えており、机の下で手を強く握りしめる。

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「確かに、戦闘訓練を怠ったてきた庵さんにも責任はあります」

 

 晴蓮は「ですが」と一拍区切り。

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「だからと言って僕が協力してはいけないと言う事にはなりません。

 庵さん……僕にも手伝わせてください。貴女はまだ強く成れる、僕が保証します」

「(私が……強く、成れる? 今よりもっと強く成れる……私も今まで戦闘訓練はしてきた、でもそれは一般的な武術を我流でしたきただけ……誰かに師事したワケじゃない、だとしたら本当に私が?)ねぇ、晴蓮くん。私は……私は戦えるように成れるの? 本当に?」

「はい。僕が強くしてみせます、絶対に」

「お願い……します。私は、私はもっと自分だけで戦えるようになりたい……準一級を、いいえ。一級呪霊を一人で、単独で倒せるように……」

 その覚悟。確かに受け取りました。

 

「せっかくなら、一級どころか特級下位の呪霊くらい、けちょんけちょんしてやりましょう庵さん」

「あはは、流石にそれは難しいかなぁ」

「大丈夫です、僕が(甚爾さんも)できる様にしてみせますとも」

 

「(ん? 今なんか含みがあったような……)」

「それで、ですね……庵さんには『ある技術』を習得していただきます」

「ある技術? それはいったい……」

「僕は昔、シン・陰流の使い手の人に稽古をつけていただいていました」

「もしかして私にもシン・陰流を? でもアレは」

「アレって入門しないと覚えられないですからね、面倒くさいですよね」

 性能の上げるためとは言えあの縛りは巫山戯すぎだと思うが意味は確かにある、それは俺が実感した。

 

「シン・陰流じゃないので安心してください、それに僕も入門してませんし」

 

 晴蓮がボソリと「僕は見て勝手に覚えただけですので」と爆弾発言をしたが歌姫には聞こえていなかった。

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「入門してないの? それにシン・陰流じゃないってどう言う……」

「シン・陰流を実際に見て基本骨子に、僕が開発した技術。『シン・巌流』です」

 これ作るのマジ大変だった、何だよTUBAMEを斬るって、変態だろあのNOUMIN。

 

「それはどんな技術なの?」

「庵さんは一度見ていますね、ほらこの前の呪霊(夜叉神)の時に」

「あの時に?」

 

「(な、何かあったかしら、私が見てたのは晴蓮くんが領域を張る前まで……その間にあった……こ、と)も、もしかして最初の……荒神殿を壊した時に使ったヤツ?」

「はい。アレですね」

 

 まるでペカーと光って見える程にニコニコしながら頷く

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 歌姫は顔を青ざめながら「む、む、無理よ! あんなワケわからない業を私が覚えられるワケ無いわよ!」と騒ぎだす。

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「それは分かってます。それにあの時使った業は僕にしかできないモノなので覚えたくても覚えられませんよ」

 例外が一人居るけど。あの人はアレだ、新人類だから出来るんだよきっと。

 

「そ、そう? それなら良かった……いえいえ良くないわあんな技を使う技術を習得なんて……ッ……私にも、私にもそのシン・巌流は習得できるの?」

「勿論、習得できるまでヤりますから」

「え"、今なんて言ったの」

「習得するまでヤれば習得できるじゃないですか」

 どこぞの誰かが使いそうな言い方で事も無げに歌姫に言う。

 

「そ、そんな当たり前の事を自慢げに言われても」

「まぁそうですね、当たり前な言い方ですね。

 でも庵さんやれるとこまで、ではなくやり遂げるまでやるんです、ですので庵さんやり遂げましょう」

 流石にあのままでは無理かもしれないから調整したし、いけるでしょ

 

「(わ、私。大丈夫かな、これ)」




 庵歌姫のポテンシャルは不明、だから盛る。

 燕返しの元ネタが魔力が無い?農民(NOUMIN)が棒を振ってたら至った技なので、呪力が無い甚爾さんでも出来るんじゃね?と思いました。
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