その血が歩む道すじ:修正版   作:亞忌羅

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 晴蓮くんは甚爾とは別ベクトルの反則的存在。
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 ふいんき(←なぜか変換できない)は古のネタですので、誤字ではありませんご安心ください。

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 それとこのキャラ口調ちゃうぞゴラァって箇所があれば教えていただけると嬉しいです、めっちゃ助かります。


二話

 さて、と。肉体鍛練のためには天与の暴君を引き入れる、しかしいくら早くても数年後になる。

 なら今は術式の解釈を拡大し術式の拡張……か。ふぅーヤりますか……ひとまず書庫に行ってみるか………今の歳で理解できるかなぁ。

 

 

 加茂家の、尚且つ直系の長男として生まれてしまった俺は波乱万丈な人生なのは決まっているも同然。

 しかも腐ったミカンを多く排出している家系でもあるし、羂なんとかさんとか言う黒幕とも繋がっている家らしいし……マジでクソ、クソオブクソ。

 マジで逃げたい。でもこの家に生まれた時点でもう逃げれない、ならとことんまでやりきるしかない。俺が生き残るために何をしてでも! 覚悟を決めろ俺。

 ふぅ。よし今は術式の事を深く知ろう俺の生得術式は相伝術式の原型の一つらしい術式。

 

 

生得術式『血漿操術(けっしょうそうじゅつ)

 

 

 父親が言うにはだが、喜ばしい事ではあるが手放しで喜んでばかりではいられ無いとの事。

 理由は単純、この術式の記録が少ないからだ。失われてしまった……と言う訳では無いらしいが………その詳細は不明。そして……もう一つの喜べない? 理由、それはーー

 

俺が 『天与呪縛』だからだ、それも重度の。

 

 生まれながらに強大な力を得る代わりに何かを強制的に犠牲にする“縛り”を科せられた悲運の呪術師ーーそれが俺だった。

 

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 今現在で判明している天与呪縛は3つ。

 

一つ目は『全盲』

 目が完全に見えない、光の一筋さえ全く見えない。

 

二つ目は『完全な無痛症』

 痛みを感じないのだ何も、何一つ感じ無い。

 どんな怪我だろうが感じない、試した事が無いから分からないが……おそらく腕がひしゃげようが、それこそ千切れようが何も気付かないし何も分からないだろう。

 

そして最後の三つ目は『味覚鈍化』

 前2つに比べればまだマシだがこれが結構キツイキツイ、ただ鈍いだけ。鈍いだけだが鈍くて味が薄いと殆ど分から無い。

 全く分からないわけでは無いが……味が薄いと何か感じるなー、レベル。

 かといって味を濃くしたりすれば体に悪いだとかで薄くさせられる……だから食事が旨くない。

 旨くないと楽しくない、楽しくないとつまらない、俺にとって食事はある種の苦行だ。

 それなら辛くする? これも意味はない、辛みは味覚、味蕾ではなく痛覚で感じるモノ。

 そして俺は無痛症……つまり……辛くしてもなンにも意味がない。やはり食事は苦行だ、せめてもの救いは匂いを楽しめる事だな。

 

 はぁ……二度目の生は何もかもが味気無い。モノを見る楽しさも、本心から旨いと思える食事にありつきたいモノだ。

 それかただ単に味が濃い食べ物と言うだけでもいいから食べたい。願わくば……叶うのならばいつか旨いと言える思えるモノを食べたみたいな。

 あとは………一度、一度でいいからキレイな景色も見てみたいな。

 うん、だから生きよう。生きて生きて何がなんでも生き抜いて魅せるそして――

 幸せになるんだ呪術師としての幸せではなくただの人間として。

 

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 ………さて、天与呪縛を振り返ったのなら次は天与呪縛の還り(恩恵)も振り返ろう。

 

 

一つ目の還り(恩恵)は 『超スポーツ心臓』

 通常のスポーツ心臓とは隔絶するほどのモノであり、尚且つデメリット無し(当然だが)

 血を操る加茂一族にはぴったりで最高な還り(恩恵)だと言える。

 

 

二つ目の恩恵は『血中酸素濃度が常人の通常時でニ乗、呪力励起時は四乗まで増える』

 この還り(恩恵)を初めて知った時はコレが天与呪縛だろうと思ったが、女中さんに良く良く調べてもらうと単純に酸素濃度の許容量が高いだけった。

 つまり血液が運ぶ酸素量とかその他諸々が多いという事になる。コレがもたらすメリットは加茂一族に俺にとってかなり大きい。

 1つ目と2つ目共にシンプル・イズ・ベストと言ったところか、純粋嬉しい。

 

 

そして問題の三つ目ーー『音と呪力による反響定位での四次元世界(五次元世界)を認識し知覚・理解』

………なぁにこれ(もしかして:バグ)

 あ~要約すると。よく目が見えないと聴覚が発達する………と言われているモノの超絶凄い版……でいいのか? 

 何せ四次元世界(五次元世界)を認識し知覚・理解する……だぞ。こンなんあり得んだろ普通……まぁそれを可能にするのが天与呪縛なンだろうけど。

 

 この還り(恩恵)で一つ目の全盲の『全く見えない』をカバーする様に『目では見えないが音での反響定位で立体的に空間認識できる』様になる……だけでも充分メリットなのに、それに加えて四次元世界(五次元世界)さえも認識し知覚・理解するとか言うぶっ飛んだ事が出来ている。人間の枠を越えた代物だ。

 

 ただそのなんと言うか、この還り(恩恵)……今の体では負荷が重すぎて十全に扱いこなせていない気がする。

 つまり成長すればいずれ使いこなせる様になる……はず、きっと、たぶん、おそらく、めいびー。

 

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 さて、話を戻そうか。

 本来の反響定位は『音や超音波を発し、その反響によって物体の距離・方向・大きさなどを知ることができる』 これだけでも充分だが俺の持つ恩恵はコレだけでは無い。

 俺のは『音と『呪力』による反響定位での四次元世界(五次元世界)さえも認識し知覚・理解する』

 …………ちょっと何を言ってるのかさっぱり分からない、が。

 おそらくは音の反響で本来の反響定位を行い立体的な三次元空間を認識し知覚・理解する。

 次に自身が発した呪力の反響で四次元世界(五次元世界)縦の時間軸(横の時間軸)を認識・知覚し理解する………

 

 やっぱりなに言っているのか分からん。ただ言える事があるとすれば、反則的な天与呪縛の還り(恩恵)である事だ。

 ……んーと、よし少し噛み砕こうか。

 解りやすく考えよう。四次元世界(五次元世界)が分かる。

 ふむふむ………四次元世界(五次元世界)とは何ぞや? だ、勿論女中さんに調べてもらったが……ふいんき(←なぜか変換できない)で何となく? は分かった。

 

 

四次元世界(五次元世界)とは

 三次元世界に時間が加わり時間を変化させる(無数の横の時間軸を知る)事のできる世界らしい。

 うん……俺バカだからよ理解できねぇのよ………ま、まぁ今の俺五歳だし分からなくてもおかしかねぇし……クソぅ。

 いいんだよ。こう言うのは自己流で拡大解釈をすりゃいいんだよ、うん。そうだそれで良いのだ。で、だ。

 

 俺がバカかどうかはどうでもいい、重要なのはこれをどう自己解釈するかが大事なんだ。

 

 

 ……立体空間(三次元世界)に時間が加わるとどうなるのか……。

 そしてこの世界(呪術廻戦)では解釈の仕方がモノを言う世界。

 もっと柔軟にもっと自由に……己の世界を拡げろ難しく考える必要は無い。

 

 俺が『こう』だと言うのなら俺の世界は『そう』なのだ。拡げろもっともっと世界を拡げろ……目が見える奴らの限界は世界の立体視……なら俺が視る世界の限界は? 

 

 四次元世界(五次元世界)を知覚出来る俺は、三次元世界に加わった時間を変化させる(操る)ことができる? それはつまり、俺は時間経過(多次元世界)分かる(見れる)のか? 俺は未来視(別世界視)? が出来……る? 

 俺は……物体Aが行う動き(幾つもの動き)が視える? 

 

 

一瞬……一瞬だが世界が凪いだ気がした。

 

 

 そして視えた、葉が落ちる道筋(幾つもの道筋)が……庭先にいる鳥が飛び立つ(或いは飛び立たない)光景が……数秒早く(或いは違う動きが同時に)俺の目に……あぁ俺は、俺の眼は万人の数秒先(或いは別の世界)を見ているのか! これが四次元の世界(五次元の世界)!! なんと……なんと恐ろしくも美しい世界だ! 

 ……あぁ素晴らしい……全て(星の始まり)が視える気さえしてしまう。今なら、今ならなんでも出来る。

 そんな万能感に全能感すらも抱いてしまいそうなほどに、お、おおおお!! 俺……超絶スゲェ!! 

 

 

その時、体に異変がおきる。

 

 




 この作品において四次元世界及び五次元世界はこの様に解釈しております、これ以上の考え方は私の足りない頭では無理なので。
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 晴蓮くんは理論上過去視もできたりするけどあまり使わない。

 早い話が晴蓮くんは千里眼EX持ちの呪術師、つまりグランドキャスター。
 その代わり目が見えないので自分が居る世界の現在は視る事が基本的には出来ないが、抜け道(裏技)である程度出来る模様。
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