その血が歩む道すじ:修正版   作:亞忌羅

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 けちょんけちょんされた傑くん、意気消沈中。






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 それとこのキャラ口調ちゃうぞゴラァって箇所があれば教えていただけると嬉しいです、めっちゃ助かります。


三十一話

「アー……俺は加茂甚爾、あそこで気持ちわりぃ顔してるヤツの兄だ、つっても義理だがな」

「ぎ、義理の兄!? ………えっと、私は夏油傑と言います」

「へー、セイに義理のお兄さんいたんだ、なんか意外。んで、はーい私は家入硝子です、宜しく」

「ハイハイ、宜しくな。あと色々アンだよ、色々とな」

「(何か言えない深い訳がある、と……晴蓮、君は波瀾万丈な半生をおくってきたんだね)」

「はいはーい、色々って何ですかー」

「!? 硝子! それを聞のくかい普通は聞かないだろう)」

「……嬢ちゃん、意外と肝が据わってんな。言うワケねーだろ、バカかお前」

「じゃあ、セイと一緒にいる子達は聞いていいの?」

「ああ、ソイツは構わねぇよ。女の双子居んだろ? アレは義理の妹、もう2人は俺の息子だ可愛いだろ」

「(い、妹まで義理なのかい晴蓮、どんな人生をおくったらそんな事になるんだ)」

「ふーん、義理の妹に男の子2人はおにーさんの息子さん………なんでいんのここに?」

「あん? 家に置いてきたら可哀想じゃねぇか。それに2歳とまだ1歳の子供だぞ、危ねぇから晴に許可取らせて連れてきた」

 

「せ、晴蓮はそんなこともできるのかい」

「アイツは御三家の当主で特級術師だからな、ある程度の無理無茶は通るんだよ、俺がココにいるのがいい証拠だ」

「あ、ソレ気になってた、おにーさんはなんでココにいんの?」

「教師だ教師、つか嬢ちゃん敬語くらい使え」

「教師、と言うと何を私たちに教えるのですか」

「シン・巌流。覚えてぇんだろ? ソレの教師だよ、晴の次に扱いこなせるのは俺だからな」

「(!? てっきり五条悟だとばかり思っていたが彼より強い人がいたのか)」

「あなたが私たちに? それはいったい何故」

「晴でも構わねぇっちゃ構わねぇんだが……アイツは無理をしたせいで依頼で忙しいみてぇだからなァ、この後もどっか行くみてぇだぜアイツ、どうやら特級様は忙しいみてぇだ」

 

 呵呵と笑いつつ「それにアイツは天才型の感覚派の上アレだからな。教えんのが下手過ぎんだよ」と付け加えながら「その代わり俺はスパルタだがな」と2人に補足と忠告をした。

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「(マジかー、五条でも化け物なのにソレ以上とかありえねー)……でもさ、お兄さん。呪力無くね?」

「(!? それは確かに私も思ってはいたが、硝子……君は遠慮と言うのを覚えた方がいい)」

「ねぇぜ。俺は呪力がゼロの天与呪縛だ、なに、てめぇらより俺の方が強ぇからな安心しろ。

 それとも……呪力がねぇヤツに教えられたくねぇってか、呪術師様方よ。(どんな反応すんだ、コイツ等は)」

「呪力が無い……そんな事があり得るのか? (呪力は例え一般人でも持っているモノ、なのにこの人はソレが無い、そんな事は聞いた事が無い)」

「実際いるじゃねぇか、目の前に」

「ふーん。何でもアリじゃん、天与呪縛って」

「全くだ、つっても平安から続く呪術界でも俺が初めてらしいがな。

 アー、あと誰だったか……昔、晴を通して会いに来たこともあったな、何でも前例の無い呪力ゼロの人間だからサンプルが欲しいとか何とか言ってきた特級の姉ちゃんがな。ンで? どうする」

「どう……とは、何がですか?」

「俺に鍛えられるか、それがイヤか。オメェさん等が決めろ、俺はどっちでもいい。

 アーイヤ、拒否してくれた方が恵と東京観光できっからそっちの方が俺としては嬉しいね、もっともソレを選べば晴の善意を否定する事になっちまうがな」

「? 呪力の有り無しでそんなん決めんの? 関係無くね?」

「そうだね。晴蓮が選んだ人だ、何も問題は無い」

「(マジかコイツ等、ドンだけアイツを信じてんだよ、まだ会って数ヶ月程度だろ……相変わらずの人たらしだな、アイツ)」

「んじゃ、やるか。ま、死ぬ気でやりゃすぐ習得できんだろ」

「「え?」」

「ハッ、安心しろ。先ずは体力があるか確認からだ」

 

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「アー……兄ちゃんの方はそれなりだが、嬢ちゃんは……体力づくりからだな、幾らなんでも無さすぎんだろオメェは」

「わ、私は……治療要員なので……体力づくりとかしてこなかったし」

「ならやめろ、俺も晴も無理強いはしねぇよ。俺はなてめぇも覚えたい、と言われたから晴は俺を呼んでんだよ、方々手を回してな」

「加茂さん、晴蓮はいったい何をしたんですか?」

「甚爾でいい。それと安心しろ、別に違法な事はしちゃいねぇよ少しは無理はしただろーがな」

「無理をした……さっきも言ってましたよね? 何をしたかを教えていただいても?」

「アー………まぁ、いいか別にすぐ知るだろうしな。 アイツは御三家の1つ『加茂家』の当主だ。呪術界でもそれなりの権力を持ってやがる。

 イヤそれなりどころじゃねぇか、何せ呪術界の上層部には加茂家の人間がどこにでもいる、ソイツ等にお願い(・・・)をすりゃ大抵の事は通る。

 例えば俺みてぇな爪弾き者でも呪術界に席を置き続けられる様にしたり、ココに寄越しりな。

 アイツはアイツで相当の食わせ者だぜ? 俺から言わせりゃ晴は上層部(クソの吐き溜)以上の狸だ、上のクソどもを手のひらで転がせるレベルでな」

 

 事実、今現在の総監部を含めた上層部は既に晴蓮の手に落ちている、その為に長年に渡り手を回し(術式を重ね)てきた、例え何者かが操っていたとしてもソレさえもを上回る程に。

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「上層部に顔が利いて自由に人員の配置ができる……晴蓮はそんな事が……」

「優しいだけじゃこの世界(呪術界)は生きていけねぇんだよ」

「…………あの『弱者救済』はできているのですか? (呪術師は……呪術師は非呪術師を守るために存在する筈だ、そう……一般人たちを守るために)」

「弱者救済だぁ、んだそりゃ弱ぇヤツはな淘汰されてくんだよ。

 そういう世界なんだよココはな、弱ぇヤツ等を気にしてたら呪術師なんざできやしねぇよ。ま、晴がどう思ってるかは知らねぇがな。

 ……んで、だ。嬢ちゃんはまだくたばったままか、今日はココまでだな」

「(弱い者達が先に死んでいく? 淘汰される? そんな事あってはならない。

 私達の様な呪術師が守らなきゃ誰が彼らを……守るんだ、ああそうか……誰もしないのなら、私が彼らを守れるくらい強くなればいい、そうだそれでいい)」

「ま、まだやれるし、私だって自分ぐらい守れる様に……強く……」

「止めとけ嬢ちゃん、詰め込んでも何の意味もありゃしねぇよ。今日はココまでだ、次は2日後だ明日は別のヤツがくるんだとよ」

 

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「初めまして、私は冥冥。晴蓮くん雇われて来たフリーの術師だよ」

「フリーの術師? そんなのもあるんですか?」

「勿論いるともそれも沢山ね、ソコのお爺さんもフリーだよ」

「そうか、俺もフリー扱いか。

 まあその方がアイツにとって良いんだろうならソレでいいさ」

「今日は……なにアレ猫が子守りしてんだけど、可愛いー撮っとこ」

「アレは俺の孫だ可愛いだろ。それとあの猫は晴蓮の式神だそうだ」

「(晴蓮の式神? 彼は何体の式神を持っているんだ、これが『最優』の呪術師なのか)」

「それでその、ご老人。名前をお聞きしても?」

「俺はフィロだ、まあ爺でも爺さんでも好きに呼べ、呼ばれ方なんざ何でもいい。(どうせ偽名だからな、呼び方なんざ俺にはどうでも良い)」

「……ではフィロ(おう)とお呼びします、私は夏油傑です」

「私は家入硝子、じゃあおじいちゃんで宜しく」

「それで今日はお二方で何を……」

「(彼から何も聞いてないのね)」

「私は貴女の体力づくり、お爺さんは剣術と格闘術の担当。甚爾くんから聞いてるから安心しなさいな」

「(甚爾……晴蓮の義理のお兄さんと知り合いなのか、だとしたらこの人達も)」

「おかしな前髪の子、君が思ってる通り私達も晴蓮くんに呼ばれてココに来ているんだよ、彼は寝業師(ねわざし)だからねぇ」

「全くだ、ガキのクセに手癖のわりぃヤツだ」

「お爺さん、こういうのは政治が上手い(・・・・・・)と言うんだよ」

「ハッ、そうかい。イヤな業界だな呪術界ってのはよ」

「(晴蓮……君は何をどうやってココまでの事をしたんだ、君はいったいどんな立場に……)あの、フィロ翁。お聞きしたい事があるんですが……」

「ねーおじいちゃんその仮面なに? 怖いんだけど」

「(硝子、君はオブラートに包む事を知らないのかい)」

「晴蓮に言え、コレを持ってきたのはアイツだ、晴蓮曰くカッコいいんだとよ」

「なにそのセンス、ウケるんだけど」

「ま、まぁ好みは人それぞれだし、私はソコまで悪く無いと思うよ」

「夏油……ソレマジで言ってんの? 顔背けてんじゃん、無理にフォローしなくて良いんじゃない?」

「(晴蓮……もう少し何とかならなかったのかい)」

「ハイハイ、お喋りはおしまい。特別授業をやろうじゃないか」

「俺は……そっち兄ちゃんとだな、兄ちゃん。お互い術式は無し、先ずは体術だ。

 ヤりながらシン・巌流を教える。いいな? (晴蓮が言うにはどこか危うさがある……だったか。

 ソレを確認しろと言われたが……んなモンどうやって確認すんだよ。

 全く、やれるだけ……やってみるか)」

「お願いします、フィロ(おう)。(必ずモノにしてみせる)」

 

「私は貴女よ家入くん、聞いた話ではアウトプットの反転術式ができるそうじゃないか君」

「まあ、一応は治療要員ですので」

「治療要員が肉弾戦をねぇ、面白い事を考えるね。 ま、私はお金さえ貰えれば何だってするさ、君の体力づくりとかね」

「えーまた体力づくり? なんで」

「晴蓮くんに甚爾くん。彼等から貴女は体力が無いから先ずはソコを重点的に鍛えて欲しい……と言われていてね、うってつけ……と言い程じゃ無いが君を走らせるには丁度良いのさ、私の術式がね」

「はぁ、成る程? (今日も走り込みかー、ヤだなー)」

「何事も基礎から、これは晴蓮くんの口癖さ」

「基礎から……か、確かに、それじゃ宜しくお願いします」

「ふふ、私の方こそ楽しませてもらうさ(さて、この子はどの程度できるのかしらね)」




 倭助さん実はかなりのシン・巌流の使い手。
 上から、晴蓮≫高い壁≫甚爾≫五条≫かなり高い壁≫倭助≫とても高い壁≫歌姫。くらいな感じ。
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