因みに背景として五条と本来居る筈の無い晴蓮が初対面の時から反転術式を使えていたので原作程、関係が拗れない……かもしれない。
━━━━━━━━━━━━
それとこのキャラ口調ちゃうぞゴラァって箇所があれば教えていただけると嬉しいです、めっちゃ助かります。
某所・山奥の廃村
━
「悟、君はいつもこんなに面倒な依頼を受けているのかい?」
「ハルにさせねーよーにな、アイツすぐムチャするし、それに」
「(過保護だね、まあ分からなくもないけどね。しかしそれ以外に理由があるのか?)それに? 何かあるのかい」
「アイツ、特級相手だと手加減しねーからオレ以上に被害がでかくなる」
「!?
心底驚いたのか声は上ずり叫んでしまった。
━
「うっるさ!」
「あ、ああすまない。ここ最近君と依頼を受けてきたがその都度、被害が甚大だなと思っていたんだけど……そんな君以上に被害が?」
「マジも大マジ。まだオレたちがガキの時に初めてハルと特級案件に行った時があってさ、そん時にハルが廃病院含めた半径300m凍らせた事があったんだよ。
んで、ハルが持ってる杖で軽くつついたらオレとハルが立ってた場所を除いて崩れ落ちた」
「(は? 建物が凍って崩れた?)悟、それは本当なのかい? 蓮にそんな事が……」
未だに信じられないのか聞き返す。
━
「できんだよ、ハルには。それだけじゃねぇ、森の四方700mを焼け野原にしたり、底が見えねぇ大穴あけたり。丘をぶった斬った事もあったな。
ハルは『最優』の術師だ、できねぇ事は無いってくらいにな」
「(『最優』……高専に入ってから何度も聞いた『最優』の呪術師。『加茂晴蓮』にできない事は無い、か……)」
「1回、ハルと依頼してみんのも良いかもな。何か気付くかもしれねーし、知ってるか? 今の一級術師の何人かはハルのアドバイス聞いて呪術師の殻を破ってんだ」
「へぇ、それは……凄いね。(呪術師の殻を破る……私の殻も破ってくれるのかな、彼なら)」
「傑、見えてきたぜ、あそこだ。(あそこだが、呪霊の呪力がねぇ……その代わり残穢が在りやがる。
「本当に便利な眼だよね、ソレ」
「スッゲェ疲れんだぞこの眼」
眼前に有るのは家の残骸、瓦礫の山としか言えず以前の面影はどこにも無かった。
━
「悟、ココは家……で良いんだよね?
どう見ても瓦礫の山だ、何があればこうなるんだ? 誰かが壊した様に見える? いったい誰が……」
「そーなんじゃねーの、見る影もねーけど。(残穢が在る……だとすると)」
「よぉ、呪術師。俺は『壱ノ相』セラ。
アンタをぶっ飛ばしにきた術師だ。が、アイツがいるとか聞いてねぇぞ、ジークーン。女の筈だろ」
「私に言われてもね、困ってるのは君だけじゃない、私もだ。(本当に困ったな、まさか『最強』がいるとは。
何故だ? 気付かれたのか? それとも『拾』が嘘の情報を渡してきたのか?
だとしたら……私達に『最強』の相手ができるくらいに成れと暗に言っているのか、君がそう望むのなら私は乗り越えてみせよう君の意図を)」
ソコに居たのは呪霊では無く人間……2人の呪術師が居た。
1人は背丈程の十字架の様なモノを肩に乗せており、もう1人はフレームが細い眼鏡をかけ、その手には植物の様な槍を持つ呪術師。
その二人が瓦礫の山の上に立ち五条達を見下ろして立っている。
おそらくは彼らがココにいた呪霊を祓ったのだろうと五条は当たりを付けた。しかし五条は目の前にいる呪術師達に見覚えは無かった。
考えた末の結論はフリーの呪術師、或いは自分達を殺しに来た呪詛師のどちらかだろうと。
ただ1つ言えるのは彼らにとっても五条悟の存在は予想外の出来事だということだろう。
━
「悟。今、あの男……
「言ったな、多分硝子の事だ。(成る程、行く前に硝子と代われっつったのはこの事か。
「念の為に聞いておこうか、君達は呪詛師……で良いのかい」
「ハッ、巫山戯んなあんなクソどもと一緒にすんじゃねぇよ、ブッ殺すぞ」
「セラ、ソレは許可されてない」
「わぁーてんよ、殺さねぇって」
「ふーん、じゃあ何者?」
「言う訳ねーだろバカかお前」
「あ"あ"ブッ殺すぞ呪詛師」
「てめぇ、また俺達をあのゴミカスどもと一緒にしやがったな、ブッ殺……」
「セラ、君の相手は呪霊操術の使い手だ、役割りを間違えるな」
「チッ、分かった分かった。ちゃんとやるってのそれがオーダーだからな。
その代わりジークーン、お前はあのクソむかつく六眼を引き付けとけよ」
「ああ勿論、だけど……できても10分が限界だろうね。
何せあの『最強』だ、10分持てば良い方だね」
「えーと……取り敢えず君達は敵……で良いんだよね?」
「ああそうだよ、呪霊使い。俺がてめぇの相手だ、安心しろ殺しはしねぇから」
「あっちはあっちで始まりそうですね、では『最強』五条悟殿。
申し訳有りませんが……貴方を足止めさせていただきます、少なくとも目的が達成するまでは」
「ハッ、ザコが吠えるじゃん。まさかオレ相手に時間稼ぎできるとか本気で思ってんの?」
「そうですねぇ……可能であれば10分は足止めしたいですね」
「ふーん、じゃあやってみろよ呪詛師」
事実、あの『五条悟』相手に10分間足止めする事は不可能に近い。だが、彼はやらねばいけない事情が有った。
命を賭けて挑まなければいけない程に。
━
「ですから呪詛師では無いと言っているではありませんか。
我々は呪術界……
「(何者だ? コイツ等……呪詛師どもみてーな血の臭いはしねぇ、直感だがコイツ等はこっちの側の気配がする。
マジで分からねぇ……ま、取っ捕まえて吐かせればいっか)何が目的地か捕まえて喋ってもらうぜ?」
「それは困りますね、ですので時間稼ぎをした後にでも逃げさせていただきましょう」
「ハッ、逃がすかよ。術式順転『蒼』」
瓦礫を吸い込みながら巨大化していき目の前の謎の術師に放つ。
だが、それにバカ正直に喰らう訳も無く、術式を使う。
━
「成る程コレが……確かに喰らえばただでは済みそうにない、故に私は貴方を侮らない。
貴方を紛れもなく強敵……故に最初から最大火力の攻撃をさせていただきましょう。
ですのでフルスロットルでいかせてもらいます」
「(………その言い方まるでハルみてぇだな、どっかでカチ会ったのか?)」
そう言葉を言い終わる前に槍らしきモノを掲げると、男の後ろに12枚の不可思議な紋様が描かれている葉っぱが出現し、槍を振り下ろすと同時に紋様が描かれている葉っぱ全てから呪力の砲撃が放たれる。
━
「(!? なんだありゃあ、アレがあの男の術式か? 見た事がねぇな。
ねぇが……呪力消費は激しいみたいだな、短期決戦ってところか、それにアレはただ呪力砲……敵じゃねぇな)」
しかし、五条の予想に反して呪力砲は術式順転『蒼』と衝突し押し留めそして……破壊した。
━
「はぁ!? マジかよ、何しやがったてめぇ」
「特段、大した事はしていませんよ。貴方の術式が耐えられない程に呪力砲を当て続けただけの事。
どの様な術式であれ放出している時点で限界値は存在します、つまりキャパシティオーバー……といったところですな」
「(キャパオーバーだぁ、んなもん在るかよ。オレの術式は無限だぞ、上限はねぇ……が、壊された以上あの男の術式に何か在る。
ま、オレの六眼の前じゃ丸裸も同然だがな)……何だよその術式、見た事ねーぞ」
「六眼ですか。貴方のその眼でも解らない事があるのですね、良いことを知った。(『拾』が言っていた事、五条悟の六眼には気を付けろ……あの眼こそが『最強』を『最強』たらしめる要因の一つだと)」
「知らねー事をどう理解しろつーんだよ。
ま、何とかできるっしょオレ『最強』だから」
「その時点で反則でしょう、見ただけ術式が何となく分かるとか……何ですかその眼は冗談じゃ無い。(絵に描いた様な傲慢、しかしその傲慢さは実力に裏打ちされた事実。
……コレを相手に10分ですか……些か厳しそうですねぇ、セラには可及的速やかに目的を終えて欲しいですね)とは言え、懇切丁寧に術式を話すつもりは有りませんので悪しからず」
「別にかんけーねーし、ブッ飛ばせば良いだけだし。(今アイツがやったのはただ呪力をぶっ放しただけ、術式でも何でもねぇ、ねぇが。
おかしいのは相当量の呪力を消費した筈だ、なのに平然としてやがる。
それがアイツの術式とみて良いだろう、もう少し視る必要があるな)キャパオーバーか何か知らねーけどさ……コレはどうするよ」
手を拳銃の様な形にし放たられるはモノを弾き飛ばす衝撃波。
周囲の瓦礫を吹き飛ばしながらジークーン目掛け撃った。
━
「(コレが術式反転! さっきのモノとは真逆の性質を持つ現象! 私にできるかの、アレを防ぐ事が…………イヤするしかない!!)新緑の葉よ! 葉脈が如く拡げ盾と成せ!!」
槍を地面に突き刺すとジークーンの体と周囲に薄緑色に呪力が光る。
すると薄緑色に光る呪力は葉脈の如く拡がり、24枚の先程と同じ紋様が描かれた葉っぱが呪力障壁として術師を覆いつくす。
そして更に、同じ枚数の葉っぱを四層まで重ね、五条悟が放った『赫』と衝突し凡そ2分間、防いでみせた。
━
ジークーンの