その血が歩む道すじ:修正版   作:亞忌羅

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 スペシャル修行をやり終えた傑くんはどうなったのか。





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 それとこのキャラ口調ちゃうぞゴラァって箇所があれば教えていただけると嬉しいです、めっちゃ助かります。


四十三話

「さぁやって参りました、京都姉妹校交流会です。皆さん楽しんで行きましょう」

「加茂。それは教師である俺の役目だろう普通は」

「アッハッハ、まあ良いじゃありませんか」

 いや~当然だけど先輩居たのね、俺達。まあ2人だけしかいないけど、知らんかった。

 

「後はお前達で話し合え、俺は用事があるからな」

「交流戦で何をするかなんて言えませんからね」

「そう言う事だ、頭を捻って考える良い」

 

 そう言うと「じゃあな」と言い残し教室を出ていった。

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「お前らが例の呪術師コンビか………頼んだぞマジで。俺達弱ぇから」

「見りゃ分かるっての」

「悟君、先輩方に失礼だよ。やっぱり君は礼節を身に付けた方が良い」

 

 生返事を返し、既に興味を無くし交流会を早く終わらせるにはどうするかを思案し始めていた。

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「ははは、いいさ事実だからな」

「だな、俺達二級術師だし」

「そう卑下なさらないでください、先輩方も呪術界にとって大切な人材(財産)なのですから」

「『最優』の呪術師にそう言って貰えると嬉しいね」

 えぇとても大切な人材ですとも、ただでさえ万年人材不足の呪術界。わざわざ悪感情を持たれる必要も無いが、おべっかも必要無い。

 最低限の礼儀で対応すればそれで良いか、弱いのはホントだし。

 

「それで先輩方、京都高の人数は分かりますか?」

「ああ。2年に3人、1年に2人、内1人は禪院の人間らしいが誰かは分からない。3年は居ない」

「1年生は2人で1人は禪院の人間か……(電話で直哉に聞くか? 彼なら教えてくれそうだし)次は2年生……2年生の1人は庵さんで間違いないでしょう、後の2人は確か入学前に調べた資料の中に居た2人ですね」

「その資料の中にソイツ等の術式載ってなかったのかハル」

「書いてはあったね、当然だけど詳しい情報は書いて無かった。

 載っていたのは顔写真と名前、後は術式名。これだけでは2人の術式がどんなモノかは分からないね」

 とは言え術式と術式名はリンクする、悟の『無下限呪術』が『無限』を現実にさせられる様に、この2人も術式名から推測するに……。

 

「はは、流石は御三家当主。知っているなら話は早い、庵歌姫の説明はいるか? そうか、なら庵歌姫の事は省略しよう。

 それなら他の2人の事だな。1人は式神使いの弥永宗二(やながそうじ)、もう1人は接因術式でシン・陰流の使い手の千同幹也(せんどうみきや)だ」

「確認の為に聞きます。接因術式と言うのはどの様な術式か分かりますか」

「俺が知っているのは距離が離れていても気がついたら『斬られていた』くらいだな、どの程度の距離までかはすまないが分からない」

 距離が離れていても斬る……そして斬れる距離も不明、か。だとすると考えられるのは……

 

「おそらく、その人の術式は術式名から推測するに、『射線上の対象を斬る』。といった辺りだと思われます。

 だとしたら一級上位相当の術式かと思われます。

 残念ながら特級の条件に当てはまらないので特級にはなれませんが、術師のポテンシャルさえ有れば特級クラスですかね。

 警戒度を二段階程上げた方が良いでしょう」

「は、ははは。そんなになのか」

「はい……それと念のために式神使いの事も教えてもらえますか」

弥永(やなが)は伝統的な式神使いの筈だ」

「伝統的? ……と言う事は形代を使った術式だと?」

「ああその認識で良い」

 形代を使った式神使い……古くからある呪術(術式)だな、確かこの人の術式名はーー

 

「その人の……弥永さん? でしたっけ術式名は見立て式神方術と呼ばれる術式だった筈です」

 見立て……正直に受け取るのなら形代を何かに見立てる事になる。この『何か』はおそらく呪霊……だが、どうやって見立てる? それ次第で警戒度を上げたほうが良いかな。

 後は1年生、禪院家らしいし直哉に後で聞いてみるか。

 

「ふーん。ま、オレにはカンケーねぇな。何をしようが無限は超えられねぇだろ」

「イヤ……そうでもないよ悟君。

 距離に関係なく攻撃を当てられるのなら、君の壁を超えられる可能性は高い慢心しないようにね。

 それともし会敵したら六眼でどんな術式かを確認して欲しい、頼めるかい?」

「りょーかい。ハルがここまで言うんだ、オレも少しは気になってきた」

「そんでさー、何すんの? 交流会」

「初日は団体戦、2日目は個人戦になる。初日の団体戦がどんなモノになるのかは直前まで分からない」

「今作戦を考えても無駄になる可能性は大いにある、が。しないよりは良いだろう」

「先輩。去年と一昨年は何をしたか教えて貰えますか」

「ああ、勿論だ。去年はーーー」

 

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 団体戦……意外と面倒だな、宝探しと拠点防衛。先輩方が言うには今年は拠点防衛かそれに近い種目になるのでは? と言ってはいたけど……おそらく変えてくる。

 何せ俺達(加茂晴蓮と五条悟)が居るんだそんな簡単なモノにはしないだろうよ。

 となると現状考えられるのは………拠点防衛プラス他の要素が加わるとみて良いだとすると何がくるか……楽しみだ。

 正直なところ未来を視れば何をするかは分かる。分かるがそれでは面白くない、俺とてこういった催し物は楽しみたいし『ソレ』はフェアじゃない。

 年1回の交流会(お楽しみ会)、思う存分楽しまないとね。

 

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 直哉、すんなり教えてくれたね、俺としては嬉しいけど良いのかねソレで。

 今年入った禪院は二級術師で術式は『鎧皮(がいひ)呪術』。

 直哉曰く硬い、ただただ硬いだけの術式。呪力強化を併せればさらに硬くなるがそれだけの術式。

 直哉曰く硬くなるだけでパッとせぇへんとの事……うん、まあその通り過ぎて何も言えない。

 勿論油断はしないが警戒度は低い。

 そして、残りの1年生の術式は『竜頭暴爵(ドラルダ)』。何でも竜巻を模った鎧を纏い風を操り尚且つ呪力砲とは違った術式を使う昇級間近の準一級術師。等級はどうでも良い、今重要なのは術式の方だ。

 風を操るそして単純な呪力砲ではない術式……とは言え所詮準一級。俺や悟には通用しないだろうけど意外と厄介な術式かもしれん、要警戒だな。

 次は庵さん。う~ん、可能ならバッファーは早めに落としたいんだけど……悟は無し論外、となると傑か硝子……同じシン・巌流使いの硝子に対処してもらうか? 交流会の内容で臨機応変に変えていくしかないが今のところは硝子の予定って事で。

 そして問題の2年生、聞いた事が無い術式の接因術式。

 距離に関係なく斬られる……なら近づいてやり合う? ………ハッ、愚策だな。

 相手はシン・陰流の使い手。当然近接戦にも長けているやり合えなくもないが、わざわざ相手の土俵で………相手の土俵は中遠距離か? ……そうなると近接戦の方が良いのか? そうすれば術式を使わない可能性も在る。

 在るには在るがそもそもとして、その人物の術式は距離が関係無い、近くても使えるとみて良いだろうな。

 日下部さんに聞いたんだけど……日下部さん曰く同門だが知らんと言われた、残念。

 うーん、面倒くさい。もういっその事ゴリ押しでやった方が早いのでは? 内容によってはアリだな。

 後は悟に視てもらった後で対策を練るか、…………はぁ、きんつば食べたい。

 

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「あーあー。マイクテスト、マイクテスト。

 学生諸君、聞こえていると思うがこれより交流会初日、団体戦の内容を発表する」

 さあ、何がくるか……

 

「王取り合戦、それに陣取り合戦を加えた総合戦だ」

 将棋と囲碁を組み合わせたか正直面倒くさい、王取り合戦だけであれば俺や悟がブチかまして終わるが、陣取り合戦となれば話しは変わる。

 陣取り……傑の呪霊にやらせるか? イヤ、夜蛾先生の事だ、どうせその辺りは潰してくる筈だ。

 どうする、どうやる……

 

「詳しく説明しよう。王取り合戦は文字通り各校側で王を決める。

 決められた王は当然、自チームのみが知っている状態で行う。そして王だが専用の呪具を身に付けてもらう、そして奪われた時点で敗北とする。

 そして陣取り合戦だが今回選出された敷地内の至る所に陣地が配置されており配置されている陣地はそれぞれにポイントが割り振られている。

 そして勝利条件は次の2種類だ。

1つ、王が討ち取られる(呪具が取られる)

2つ、陣取りにより合計で100点を取得する。

 これらが勝利条件となる、それ以外の敗北条件としてはチームの全員が戦闘不能になる事だ。

 それと当然だがやり過ぎるな(殺さない)、特に加茂晴蓮、五条悟。お前達の事だ、いいな! やり過ぎるな! 

 以上を以て交流戦説明を終了する。各校頑張るように」

 ……俺ソコまでヤらないし、手加減が出来るようになったし夜蛾先生も心配性だね全く。

 ……まぁ、悟に関しては何も言えないけど

 

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「さぁて、作戦を考えようか。

 先ずは王を誰にするかだけど、意見のある人挙手をどうぞ」

「はーい。悟かセイが良いと思いまーす」

「うん、順当に考えれば2人のどちらかだ、でもだからこそ外す。というのもアリだと思うよ」

「う~ん、そうだねぇ………じゃあこうしようか。僕達の王はーーーだ」

「は? ハルそれ本気で言ってんの?」

「イヤイヤイヤ、ナイナイナイ。そんなんナシでしょナシ、あり得ないって」

「だからこそさ。

 皆、先輩方もそれで良いですね?」

「ああ、構わない。それでいこう」

「よし。じゃあ皆、交流会。張り切っていこうか」




 いったい誰が王なんでしょうね、順当に考えれば晴蓮か悟になるけど。
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