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それとこのキャラ口調ちゃうぞゴラァって箇所があれば教えていただけると嬉しいです、めっちゃ助かります。
「初めまして、先輩。先ずは名乗ろうかな。
僕は東京高1年生、加茂晴蓮。等級は僭越ながら特級を与えられている、今後とも宜しく」
「(しまった……時間をかけすぎた! 弥永からの連絡が無くなったからもしかしたらとは思っていたが、この男か来たか……どうする、やれるか? )」
「お、遅ーよ! 私がどれだけ頑張ったか!! マジでヤバかったんだから!」
「これでも急いで飛んできたんだから許して欲しいかな、それと傑君も来るから硝子は彼の側にいてね」
晴蓮の話を聞いた硝子は「分かった、絶対に側から離れない」と返して、今は晴蓮の隣に居ることにした。
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「……初めまして、僕は京都高2年生、
等級は準一級、君には遠く及ばない術師だよ」
準一級なのか、俺はてっきりは一級かと思っていたけど……術式に術師のポテンシャルが追い付いて無いのか、それとも………。
「セイ、気を付けて。アイツの術式は多分空間を繋げる。だからこの距離でも斬ってくる。
もう1つは私の推測だけど隠れていない限り使えないと思う。後は……近付いた時アイツは術式じゃなくてシン・陰流の簡易領域だけを使ってきた」
硝子って意外と観察眼あるよね、で、その硝子がこう言うんだ、近接戦は愚策かと思ってたけどどうやらそっちが良いみたいだな。
ならーー
「〈百斂〉穿漿」
握り込んでいた左手を開くと黄色い球体が僅かに膨らみ消える。
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「ッ!」
消えたソレは高速で撃ち出されていた赤血操術が『奥義・穿血』。それの血漿を用いたモノである穿漿を千同は寸前で躱す事ができ、直ぐ様反撃に出ようとするが目の前には既に晴蓮が居た。
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「(な! 速すぎる!! クソっ間に合え……)シン・陰流:簡易領域〈居合・夕月〉!」
「シン・巌流:簡易領域〈秘剣・燕返し〉」
両者の簡易領域同士がぶつかり合いお互いの簡易領域に入った瞬間……完全に同一の時間で放たれる3つの斬撃をシン・陰流・居合〈夕月〉で致命傷となる2つの斬撃を何とか防ぐも残りの一太刀が腹部を切り裂く。
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「(何だ……今のは……何が起きた、今この男はタイムラグが一切無い3つの斬撃を放った……あり得るのか? そんな事が……。
………歌姫から術式だけの術師では無いと聞いていたがここまで化け物なのか、この男は!
距離を、何としても距離を取らないと負ける! 1mで良い、それだけ離れられれば術式が使える。死ぬ気で距離を取れ!)」
離れる気か? どんな条件の術式かは分からないけど、硝子の言う通り近接でやり合おうか。
「シン・陰流:簡易領域〈抜刀・夕雲〉」
後ろに飛び退きながら高速で振り抜かれるブレて見える斬撃を放つ。
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「シン・巌流〈鬼殺し〉距離を取らせるとでも? シン・巌流〈秘剣・燕舞〉」
千同を追い掛けブレて見える高速斬撃を容易く受け流して、斬りつけを行いながら本来の〈秘剣・燕舞〉を流れる様に行う。
防ぐのが難しい〈抜刀・夕雲〉を簡単に受け流され更に詰め寄られて左薙の追い討ちを何とか防いだが、続け様に襲う下から斜め上に斬り上げる、6連続の斬り付けを躱しきれず、3つの斬撃を喰らう。
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「(ッ! ……速い、そして攻撃を繋げるのが巧い、恐ろしい程に剣術への造詣が深い、歌姫……ここまでとは聞いてないぞ!! こんな化け物に僕が通用するのか?
だが……やるしか無い、僕達の作戦が気付かれる前に少しでも時間を稼ぐ!!)シン・陰流:簡易領域・改〈抜刀・閃〉『接』!」
「………シン・巌流〈風流し〉」
自身が出来る最高速度の一閃を改造した簡易領域を用い行う、が容易く受け流される。
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何だ? 何か引っ掛かる、何故ソコまでして戦いを続ける? ………何かを忘れているのか? 俺が? 何を忘れてーー
『ハル! 京都高のヤツらなんか隠し持ってやがる』
「彼らが? ………彼らに何が………そうか! しまった! 悟、庵さんはもういい、すぐに残ってる陣地を壊してくれ」
「やってくれるね、そう言う事か」
「(まさか、気付かれたのか!? だとしたら何としてでも引き付けーーー)」
時間は掛けられない、使うか。
「
瞬間ーー千同の目の前から晴蓮の姿が消えた。
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「は? グォ、ガ……ァァ、カハッ」
そして気が付い時には既に腹部を殴られた後だった。
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「あー……来るの遅かったかな?」
「イヤそうでも無いよ傑君」
この人も王じゃない、やっぱり庵さんが王か、裏を読んだのが裏目に出たか。
「傑君。硝子と一緒に周辺の陣地を回って回収を頼めるかな」
「それは良いけど蓮はどうするんだい」
不敵な笑みを浮かべ「王を獲りに行く」と言い残し姿を消した。
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「……蓮は何でもアリだね、本当に」
「さっきもだけど何したのアイツ」
「さぁ、何だろうね。コレが終わったら教えてくれるかもよ。
それより硝子。蓮が言った通りに動こうか、先輩方も動いているとはいえ私達もやれば効率が良いからね」
疲れた声で「へーい」とだけ返し夏油の後を追う。
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「んー、やらかした。順当に考えれば庵さんが王になるのはおかしくは無い、それでも庵さんより戦える術式を持つさっきの人の可能性も捨てきれなかった。
だから悟君には陣地破壊を頼んだんだけど……奇をてらわずソレをしてくるのは1番低い予想でした、庵さん」
「(幾ら何でも速すぎやしないかしら晴蓮くん)晴蓮くんなら色々考えて私が王の可能性を低く見積もると思ったの、それがこうもハマってくれるとは意外でもあったわ。
それにしても、来るの……速かったわね。五条がどっか行ってからソコまで時間経ってないのに」
「急いで来ましたから、そちらの策が実る前に王を獲るために。ですので庵さん、すみませんが時間を掛けずに終わらせていただきます」
「ハイそうですかって言うと思う?」
「まぁ、そうでしょうね。でも終わらせます、準備は整いましたので」
「(!? いつの間に!)」
歌姫の周りには黄色い霧が立ち込め、気が付けば自身の体に6つの赤く斑の入った黄色い何かが動きを封じていた。
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「
「(クッ、壊……せない、硬すぎる! 何なのコレ! あっーー)」
「確かに、王の証。いただきました、どうやらタッチの差みたいですね、イヤー危ない危ない。
急いで来て良かった、僕のアレ結構疲れるんですよねー、なのであまり使いたく無くて……でも時間的余裕が無さそうでしたので全力でやった甲斐が有りましたね、良かった」
「因みにどうやってこんなに速く来れたのか教えてもらえるの?」
「ん? ああ
「術式……順転? 待って、晴蓮くんの術式は多岐にわたる血液変換じゃないの?」
「あれ、言ってませんでしたっけ? いつも使っているのは拡張術式ですよ、そもそも術式順転があんなに有る訳無いじゃないですか」
「確かに言われてみればそうね……。(じゃあ晴蓮くんはアレだけの数の拡張術式を作ったって言うの……これが『最優』の呪術師、高い壁ね)」
「さて戻りましょうか、初日・団体戦の結果を見に」
「東京高の勝ちでしょ?」
「んー、どうですかねー。かなり際どいんじゃないかなとは思ってます。
それにしても凄いこと考えましたね、まさか式神で陣地を回収するなんて、式神だからこその芸当ですね」
式神は術師の呪力を持っている、だから式神は陣地を占拠できる。
良く考えられた戦術だ、しかも悟の相手をしながらコレをしてたからねぇ……その式神使い、特級に成れるのでは?
「そう言う晴蓮くんこそ壊そうだなんて、普通考えないわよ」
「まぁ、取られるよりは良いかなって」
「それにしてもやっと1日目が終わったんですね、濃い1日だ」
「えぇ、本当にそうね」
晴蓮くんが使う汎用式? 式神術は形代や式札は使わず、晴蓮くんの血液が触媒になってますので血液と半ば同化してます。なので同じく妖怪を複数体召喚とか出来ちゃいます、式神使い達は怒って良いと思うの。
それと妖怪達は晴蓮くんの
なので式神を呼ぶと晴蓮くんの体からにゅるりと生えてきます、気持ち悪いですよね。
何故血液を触媒にしたかですが、禪院家相伝・十種影法術は自身の影を触媒にして式神を喚ぶ。それなら加茂家の自分は血液を触媒にしてナニか出来るのでは? と考えてしまい実行したら出来てしまいました、なので調伏した
まぁ、加茂家は血を操る一族ですので、例外とはいえお兄ちゃんは呪力を血に変換してたし、晴蓮くんなら血を触媒に式神使えるよきっと。
それにしてもなんで晴蓮くんは呪霊をそのまま式神化出来るんですかね。
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因みに千同が使った簡易領域・改は簡易領域を円形に張るのでは無く、扇状或いは直線に絞る事で範囲を伸ばしてます、天才ですよね。