その血が歩む道すじ:修正版   作:亞忌羅

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 とても楽しい五条くんと今は(・・)乗り気じゃない晴蓮くん。





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 それとこのキャラ口調ちゃうぞゴラァって箇所があれば教えていただけると嬉しいです、めっちゃ助かります。



六話

「よっしゃ、十分間だな。十分間のヤり(呪い)合い。思う存分楽しもうぜ、晴蓮」

 スッゴい嬉しそうこの人、めっちゃウキウキしてんじゃん。

 

「はぁ、僕としては気が進まないのだけど……仕方ない。君のワガママに付き合ってあげるよ」

「は~? 何言っちゃてるワケお前。気付いてないの? ……お前今、すげぇ楽しそうな顔してるぜ」

 は? この俺が? 楽しそうな顔を? そんなまさか、あり得ない。

 

「君は……何を言って……。君はいったい! 何を言ってるんだ。そんなワケ無いだろう。

 僕はね、のんびりと暮らしたいんだ。呪術なんか関係の無い場所でゆっくりと……」

 

 晴蓮の独白は五条悟に無慈悲に、されど当然だと言わんばかりに切り捨てる。

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「ハッ。ンな事できるワケねーじゃん。俺たち呪術師だぜ? しかも御三家の。

 なぁ晴蓮。オレたち呪術師ってのはな、呪いで生きてンだよ呪い無しで生きられねーンだよ。そんくらい分かってンだろ、お前も」

 あぁ、クソ……そうだよ、そんな事くらい分かってるんだよ。

 それでも、俺は、俺は………俺はどうしたいんだ? 今まで何をしてきた? 生きるためだ。そう、生きるために鍛えてきた。でも何でそんなに生きたいんだ? なんの……ために。

 あぁ。あぁ、クソ……そう、なのかもしれないな、正直なところ今まで全力を出した事はない気がする。

 イイヤ、無いんだ。

 全力を出した事が一度も、あの人も強いけどそこまで強い術式を持っていないから……おそらく無意識の内に力を抑えていた、心のどこかで全力でヤってみたいと思っていた俺がいる。

 あぁ、クソッ……その通りだよ、バラガキ。

 俺は心のどこかで全力を出せる相手とヤり(呪い)合ってみたかったンだ。

 癪だけど、ホンットーに癪だけど……認めるよ五条悟。

 

 

俺はーー

 

君とーー

 

「きっと俺は……君と全力ヤり(呪い)合いたいんだ!」

 

 俺は、無意識に呪力漲らせながら叫んでいた。

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「へぇ~……イイ顔てんじゃん、そっちが素か? 晴蓮。今のお前、ちゃんと呪術師してんぜ? (オレは、オレと同じヤツを見つけ出せた事が嬉しくて仕方がなかった。

当たり前だ

 オレにとってこの世界は有象無象の雑魚どもの吐き溜、オレの隣に立つ事どころか追い付くヤツなんざいないと思っていたんだ。

 でも、でもでも!! 

 オレに置いてかれず、オレに追い付けそうで、イヤ、違う。コイツは違う。

コイツは

違う!! 
コイツは……加茂晴蓮は!! オレの隣にいられる! 隣にいてくれる、呪術師なんだ!)なあ! 加茂晴蓮!! ヤり(呪い)合おうぜ! 全力でよぉ! 家の事なんざカンケーぇねぇ、御三家なんざどーでもイイ!

 今を! 全力で!  楽しもうぜ

「は、ハハハ。ハハハハハハ!! ああ! やってやンよ! 五条悟(最強)! 

 

 匂い(呪力)がさっきより近付いてきた、コレだと、すぐにここに来る……ならばこうするまで! 

 

 そう考えると同時に俺は屋敷に向け手刀(刀印)を振るう。

 すると、既に発現されていた血譴(けっけん)により屋敷が崩れる。

 ━

「これで……これでもう数分……イヤ、十数分は時間を稼げる。

 さぁ、五条悟(最強)! とことんヤり(呪い)合おうか」

「ハッ! イイねぇ! 晴蓮、オレ達気が合うぜ、ゼッテーによ」

 どうやら考えていた事はお互い同じだったらしい、確かに気が合いそうだよ、君とは。

 

「さぁ、構えろよ。五条悟! 俺も手加減は……しない。全力でいくよ!!」

「あ"あ"あ"! イイねぇイイねぇイイねぇ!! ヤり(呪い)合おうぜぇぇ晴蓮! どっちかが倒れるまで、トコトンさぁ!!」

 ハッ、このバラガキが。

 

「 上 ぅぅ!!」

「こいよ! 晴蓮んん!!」

 

鉄血:(てっけつ:) 轟剣・(ごうけん・)血譴(けっけん)

 

「術式順転 『蒼』

 

 ━━

 

 ━━━━

 

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「はぁはぁはぁ、やるじゃん。晴蓮」

「そう言う悟こそ……『最強』の称号は飾りじゃないみたいだね」

 

 お互いの術式の衝突により中庭が荒れ地宜しく所々抉れていた、それはココで何が合ったのかを示す証左であった。

 ━

 どうするか……血譴(けっけん)はこれ以上使えない、かといってソレ以外でアレを対処するのは難しい。

 アレを使うか? だがアレはまだ未完成……彼相手にどこまで通じる。しかし残るはコレしかないのも確かだ。

 俺……今、ここで、成してみせろ! それでこその呪術師()だろう! 

 

 

 加茂晴蓮は見えない眼を見開き、晴蓮にしか分からない『四次元世界(五次元世界)』を視る……それを意味するは……

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「ふぅ、はぁ、ふー……凝血棍〔凝血変異(ぎょうけつへんい)血位流動(けついりゅうどう)形態変化(けいたいへんか)〕〈血太刀〉…………シン・巌流………〈百斂(びゃくれん)鉄血:(てっけつ:)凝血刀(ぎょうけつとう)ーー秘剣・燕返し(ひけん・つばめがえし)

 

 刹那……理解しがたい現象がおきた。

 そして、望外の奇跡が同時に発生した、それは……黒い火花の祝福を斬撃で成して魅せた。

 打撃との誤差0.00001秒以内に呪力が衝突した際に生じる空間の歪み、黒閃が晴蓮の放った技を祝福したのだ。

 ━

「(あんなん……あり得ねぇだろ。

 六眼で視てもソレはバカげた技に黒い火花さえ乗った………思考を巡らせろ。

 避ける? 多分無理だ避けられない。なら防ぐか? 出来なくはないが致命傷……とまではいかずともケガを負う。

 どうする? ん? イヤ、あった。僅かな隙間が1つある。そこしかない、決めろオレ! 乗り越えろ! オレなら……できる!!)」 

 

術式……反転! 

 

 本来、ここでは使えない術式。しかし、例外が例外を呼び起こした。

 術式反転……それは反転術式の習得により使える様になる術式。

『最強』五条悟はこの土壇場で高い壁を乗り越えた。

 ━

 

「『赫』!!」

 

 

 指向性を持つ衝撃波が加茂晴蓮の……剃刀紅血姫秘剣・燕返し(ひけん・つばめがえし)一つの技術と一つの術式が衝突した結果、二人の周囲に血の刃が撒き散らされ、お互いを切り裂いた。

 ━

「お前、なンつーコトしてんだよ。フザけすぎだろ、ソレは」

「はは、やっぱりまだ届かないね。

 ま、未完成の技だからかな? 仕方ないよね。それにしても悟君、君って反転術式使えたのかい?」

「いンや、今初めてできた。だってオレ『最強』だから」

「……君も人のコト言えないでしょ、ソレ。

 でも……それでも僕も黒閃を経験できた、お礼を言うよ。ありがとう、悟君。おかげで……もう一つ上の段階(ステージ)に昇れた気がするよ」

「(! このやろ~何か気付きやがったな! まっ、当たり前か『黒閃』を経験した者は呪力の核心を理解する。

 そして『今』黒閃を極めた晴蓮なら、何やってくるかがわからねぇ)でもな晴蓮、オレもよ……ナンだろうな、今の……この感覚。

 今ならよ……ナンでも出来そうな気さえしてきてんだなんつーの? 天上天下唯我独尊ってやつ? だからさ……晴蓮……今、オレは……サイッコーに楽しいんだ!! なぁ、晴蓮! 続きといこうじゃねぇか!!」

 成る程、君は反転術式を習得し呪力の核心を掴めてハイになってるね、厄介な相手が更に厄介に成った! これは……全力でいくしかない! 

 

「ふー、はー……すぅ。フッ……シン・巌流百斂(びゃくれん)鉄血:(てっけつ:)凝血刀(ぎょうけつとう)雀刺し(すずめさし)〉」

「(はあ!? ンでその体勢から切ってこれるんだよ! コイツは!)術式順転『蒼』!」

 

 自身の後ろに『蒼』を放ち瞬間的に晴蓮から大きく距離をとる、ソレは正しい行動だった。

 何故なら……彼が今までいた場所の、尚且つ首があった箇所を晴蓮の黒い火花を纏った斬撃が通過した。

 ━

「はは、避けて正解だったな。(にしても、何でオレはさっきから回避を選ぶんだ? 無限があれば並みの攻撃なんざ当たらねぇ。なのにオレは避けるコトを選んでいる。

 おそらくそれは……本能! ……オレの本能が、コイツの技は防ぐなと囁いてやがンだ。

 防ぎきれねぇと……コイツに無限なんざ意味がねぇと)ハッ! ありえねぇ……ありえねぇが、実際におきてやがる! は、ハハハ。イイぜ、晴蓮……オレも乗り越えてやンよ! 今! ここでな!!」 

 

 いくぜ、晴蓮……ブチかます! 

「虚式」

 

 !? マズい、これはマズい『視えた』悟は……今の彼はアレを撃ってくる!!  

 

 視えた先にあるは吹き飛ぶ己が仮想の質量に押し潰される未来。コレを回避をするためにとるべき行動は力による相殺! 故に彼も躊躇わない。

 ━

「スー……フッ! シン・巌流百斂(びゃくれん)鉄血:(てっけつ:)……血譴(けっけん)ーー」




 黒閃を極めて若干ハイになってる晴蓮くん。
 初めて黒閃を極めてハイに成ったのと目を逸らし続けていた本心を暴かれて五条くんとガチのヤり合い(呪い愛)をしました。

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