その血が歩む道すじ:修正版   作:亞忌羅

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 うっかり口を滑らせた晴蓮くん、話さざるを得ない事になった。


七十二話

「…………。ああそうだ悠仁君、ちょっといいかな」

「何かあるんすか?」

「和尚が倭助さんの納骨の事で話があるみたいでね、虎杖家のお墓の有るから納骨の話だと思うんだけど……頼めるかな。こう言った話は家族とするのが当たり前だからね」

「分かりました。行ってきます」

「うん。頼んだよ」

 

 唐突に話を振られた虎杖だが疑問に思わずに部屋から出ていく。

 ━

「蓮、何故彼を外に?」

「一応念のためにね」

「中に居る宿儺か」

「うん。多分宿儺は悠仁君の中から僕達の会話を聞けるだろうからね。他の術式ならともかく、この術式を知られる訳にはいかない」

「そんな事が可能なのか?」

「念には念を、さ」

「成る……程」

「さて、と。話を戻そうか。

 2人は知ってると思うけど界無為(カムイ)って術式があるでしょ?」

「……あー、あのすり抜けるヤツか」

「アレは反則だよ。何やっても体をすり抜けるんだ、対処のしようがない」

「すり抜ける? 何がすり抜けるの?」

 

 思って当然の質問を投げ掛ける。

 ━

「まんまもそのまんま。何してもすり抜けんだよ」

「蓮の体をすり抜けるんだ。物理的に殴っても、呪霊で襲わせてもね」

「俺の術式もすり抜ける。『蒼』だろうが『赫』だろうが何でもすり抜ける。当然、『茈』もすり抜けるし、ただ呪力をぶっ放してもすり抜ける。

 アレマジで反則っしょ」

「あっはっは。頑張って創ったからね。

 それでね、その術式に色々と考えて生転術式(せいてんじゅつしき)って名付けたんだよ」

生転術式(せいてんじゅつしき)? 何それ聞いた事無いんだけど」

「そりゃ言っていないからね」

 

 ぶつくさ言う五条を横目に「それはどんな術式なのか聞いても?」と聞いてくる。

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生転術式(せいてんじゅつしき)は呼んで字のごとく、僕の天与呪縛を術式へと拡張した術式なんだ」

 

 誰もが唖然とし、言葉を失ってしまう。

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「なあ蓮クン、そないな事出来んの?」

「まあ普通は出来ないんじゃないかな、僕の場合は例外だよ例外。

 僕の天与呪縛は解釈次第で技や術式に転用出来そうだったし、与君の様に四肢欠損じゃない事も大きいかな。

 ほら、僕ってさ燕返しってヤツ使うでしょ? アレも生転術式(せいてんじゅつしき)の1つだよ。

 だから甚爾さんが使いこなせるのがおかしい、アレは隣の世界線から斬撃を引き寄せるから出来るのに、何で出来るんですか甚爾さん」

「知るかよ、やったら出来たんだよ」

 

 〈秘剣・燕返し〉は隣接する別次元の斬撃を引き寄せなければならない。それは晴蓮の言うように別次元を認識し知覚出来なければ使えない技、そのため本来であれば晴蓮専用の技なのだが、加茂甚爾はソレらを無視して自身のポテンシャル・フィジカルだけで次元の壁を超えてみせた例外中の例外の存在だった。

 ━

「燕返しや界無為(カムイ)を含めたその他諸々の術式は天与呪縛を基に創った術式であるため、生転術式(せいてんじゅつしき)と名付けました。名付けは大事ですからね」

 

 説明しながら鞄から取り出した紙に分かりやすく伝えるため術式名を書き、皆に見せる。

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「生が転ぶ……」

「はい、生は転じて術は式になる(せいはてんじてすべはしきになる)。僕達にとって天与呪縛は生そのものですからね」

「生……そのもの…………」

 

 そう、天与呪縛を持つものにとって天与呪縛とは生そのもの。天与呪縛を持って生まれた者達は多かれ少なかれ生き方を狭められる。

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「以前から気になっていたんです『天与呪縛とはなんなのか』。何故『天与呪縛は特別なのか』……なので研究する事にしました。

 それで研究するにあたって天与呪縛のサンプルが欲しかったので、僕が知っている天与呪縛の人達……僕を初めとして甚爾さんに真希と真依。それと最近ですが、与君からも細胞と血液を採取しました。

 ……どこから聞き付けたのか知りませんが、どっかの風来坊も来たのでこき使ってやりました」

「(風来坊?)晴蓮くん、いつから研究を?」

「本格的に研究し始めたのは5~6年くらい前ですかね」

 

 おおよその年数をさらっと言い、話を続ける。

 ━

「話を戻しましょうか。

 僕は御三家なので家に色々有りまして、例えば文献や古文書、それらを調べる事もしました。

 先ずは天与呪縛とは何か? それは生まれながらに架せられる強力な縛り。自身が架したのではなく、生まれる時にまるで世界から『そうあれかし』と与えられる縛り。

 そしてそれ故に縛りによる恩恵も強力です。例えば僕の未来(世界)()が良い例ですね。

 次に天与呪縛はどのような形として発生するのか? これは決して治らない・治しようが無い病気や怪我…………僕の全盲や無痛症、或いは与君の四肢欠損といった分かりやすい(・・・・・・)先天性の病気として現れる事が分かりました。

 同時に文献には真希達みたいに双子の記述も有りました。だから双子は凶兆と伝わっているんでしょうね。

 そして甚爾さんですが、呪術界において歴史上初の天与呪縛です。

 では次に今上げた人達の天与呪縛はいったいなんなのか。を、言っていきましょうか。

 先ずは甚爾さんの例からあげましょう。甚爾さんの天与呪縛は呪術界の歴史上初めての呪力0と言う天与呪縛です。

 そして呪力0の人間(術師)とした生まれた結果、人間離れしたフィジカルと五感。

 そして呪力が無ければ見る事も感知する事も出来ず呪い(呪霊)への耐性も無い筈なのに、一周回って呪い(呪霊)を見る事も感知する事も出来る超感覚を得て、呪いへの耐性も獲得しました」

 

 晴蓮の話した内容に「まあそうだな」と他人事の様に返す。

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「次に真希と真依。

 あの子達の天与呪縛は双子である事。いやまあ正直双子である事が天与呪縛なのかは分かりませんが、文献に載っている事と、少なくとも持って生まれる呪力や術式が分散していますので天与呪縛と考えていいでしょう。

 真希は一般人並みの呪力が有るため本来(・・)であれば甚爾さんの様な化け物じみたフィジカルも五感も有りません。

 そして一般人並みの呪力しかないため、こちらも本来(・・)であれば呪い(呪霊)を視認するためには特殊な眼鏡(呪具)をかける必要があります。

 その反面、真依は真希と違って術式とそれなりに呪力を持ってはいたものの、呪力量の少なさと術式の燃費の悪さが相まって基本的(・・・)に銃などの弾丸を術式で構築し打ち出す事しか出来ない状態です。尚且つ術式の燃費の悪さと呪力量も相まって一日に一個程度しか構築出来ない」

「しかし今は呪具を使って真希くんは呪力を0に、そして真依くんは呪具で呪力量を増やしている、と」

 

 真希と真依の現状を端的に話す夏油を見て「そう、その通り。そして同時に呪具を使えば天与呪縛を躱せる事を意味しています。

 甚爾さんも呪具さえあれば特級呪霊も容易く祓えますからね。与君は術式がアレですから除外していますけど」と付け加える。

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「そこで考えました。呪具で天与呪縛を躱せるのなら、術式にも転用出来るのではないか……と」

「イヤ普通考えねーよハル」

「そこは僕の十八番の拡大解釈と発想力だよ悟君。

 で、ですね。僕の天与呪縛は沢山有りますが、その中でも一番厄介なのは無痛症です。

 何せどんな怪我をしても気づきません、例えそれが致命傷であっても」

「それで何回も死にかけてっからなお前は」

 

 甚爾のツッコミに「あっはっは」と誤魔化す様に笑う。

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「いやまあソレは置いときましょう。

 それで僕は何かのきっかけがあれば天与呪縛であろうと術式になるのでは? と、思いまして、じゃあやってみよう、と」

「そして君は天与呪縛を術式にする事に成功した」

「ええですが、最初の頃は不安定な術式でした。

 使うのにそれ相当に集中しないと発動しないとか、呪力消費がバカにならない等々……実戦で使うには何かと面倒な術式ですね……何せ前例が無いので参考に出来る資料が有りませんから。

 燕返しと界無為(カムイ)を除けば実戦で使った術式は一つだけですね、アレは疲れた。

 それでも時間は掛かりましたが完成しましたけど」

「そこで完成させるのがハルだよな」

 あっはっは、術式を創る(拡張する)のは僕の得意分野だからね。『最優』の面目躍如ってところかな」

「で、だ。君が言う生転術式(せいてんじゅつしき)とやらは何が出来るんだい」

「えーとですね……よく使うのは燕返しですかね。

 燕返しは小さい頃から練習? していたので別物のような気がしますけど、突き詰めれば天与呪縛を利用しているので生転術式(せいてんじゅつしき)の1つですかね」

「荒神殿の……夜叉が出てきた任務の時に使っていたヤツよね?」

「そうですね、あの時使ったのが燕返しです。本当は僕専用の技の筈なんですけどね。

 何故か自力で次元を超えた人が居ますけど」

「何見てんだよ」

「いえ何も」

 流石フィジギフ、人智を超えた存在。控え目に言っても化け物だよこの人。囲い込めて良かった、あの時の俺よくやった。

 

「と、まぁコレら諸々の術式が生転術式(せいてんじゅつしき)ですね。

 あぁ、後調べている時に面白い記述がありました」

「面白い? ナニソレ」

「それがね、過去にも甚爾さんのような天与呪縛だろうと思わしき変わった術師が居る事が分かったんだ」

「変わった天与呪縛?」

「はい。正確性は定かではありませんが、江戸時代に江戸最強と言われていた老齢の術師……なので恐らく全盛期は安土桃山時代でしょうから戦国最強の方が合っているかもしれませんね」

「そいつの名前とか分かってんの?」

「うん。名前は『一桑原(にのまえくわばら)』。

 電気を使う術師で『稲妻が放てる・操れる』といった事が書かれていた。でも、文献の記述によればこれは術式ではないとの事だ」

「術式……じゃない? なんで術式じゃない事が分かっているの?」

「それは術師本人が『自身の術式は一発それっきり』と言っていた記述があったんです」

「一発それっきりの術式……だから晴蓮くんはその術師を天与呪縛だと考えているのね」

 

 文献に記された一発それっきりの術式、そして術式とは別に書かれた電気(稲妻)を操れる記述。

 もし、電気がどのようなものか判明している現代にこの術師が居れば、江戸時代より更に恐ろしい術師になっていただろう。

 ━

「はい。見方によっては天与呪縛の可能性が高いかなと思ってます」

「電気を操るが術式では無い、そして一発それっきりの術式……か。確かに天与呪縛に見えてくるね。

 蓮、その人物の詳しい事は残っているのかな?」

「それが何一つ載っていないんだ、そもそもどうやって会ったのかすら書かれていない。

 この人物の細部まで……年齢や稲妻が放てる事、そしてソレが術式ではない事は書かれているのにそれ以外が何一つ載ってないんだ」

 それともう一人、一桑原(にのまえくわばら)と同じ文献に書かれていた術師、『火立大筒(ひたちおおづつ)』。

 この術師は天与呪縛ではないけど術式は載っておらず、その代わり『大砲』と書かれていた。

 記録から察するに呪力砲を主軸にした術師か初めから術式が無かったかのどちらか。まあ400年前の術師達だ、疑問は残るが捨て置いていいか。

 

「んだよソレ、そこまで書いてんのにそれ以外書いてねーとか。…………わざとか?」

 

 加茂家の蔵に残されていた文献に様々な人物の術式やその他の事は書かれていても、人物像だけはどの文献にも書かれていなかった。

 であれば考えられる事は一つ、意図的に書かなかった、だ。

 ━

「恐らくはね。

 後もう一つ分からない事が有る。何故加茂家の蔵にこの人物の事が書かれた文献が有るのか、そして一番の謎は誰がこの文献を書いたのかだね」

 これら文献が何故加茂の蔵に有るのかと言う謎だが……考えうる中で可能性が高いのは羂索だが……何を思って残した? 何故加茂の蔵に置いた? そもそもどうやって加茂の蔵に置けた……理由も動機も方法も分からない。

 それに、まるで『知っておけ』と言わんばかりに丁寧に書かれていた。

 何が目的だ……何をするつもりだ。アイツには未来視(世界視)が通用しない、アイツに同行者が居れば間接的に視れるが同行者を知らないし、居ない可能性の方が高い……今は何も出来んか、腹が立つ。

 

「術式を使わずに電気(稲妻)を操るだけで年老いるまで生き続けられた術師か……()り合いたかったね、私の術式が通用するのか知りたいものだ」

「あはは。僕も|戦り合いたいですけど400年も前の術師ですよ? 出来ませんって」

「それくらい分かっているさ、だからこそ残念だ」

 冥冥さんも意外と戦闘狂だよね、まあじゃなきゃあんな武器使わないか。

 

「その人物の話しも興味深いけど晴蓮君、今私達が知りたいのはその生転術式(せいてんじゅつしき)とやらがお爺さんにどう関係するかだ」

 

 冥冥が取り仕切る様に話を進める。

 ━

「あー……えーとですね……。生転術式(せいてんじゅつしき)の一つに開発途中の術式がありまして、その術式を使い倭助さんを術師にしたんですけど……」

「君にしては随分と歯切れが悪いね」

「いやまあなんと言うか……さっき言った通り倭助さんを呪術師にした行為は人道的とは言えないんですよ。下手したら廃人一直線ですから」

「蓮。フィロ(おう)……倭助さんに何をしたのか、教えて欲しい」

 

 腕を組み天井を見上げて短く息を吐き、全員を見て口を開く。

 ━

「今使える生転術式(せいてんじゅつしき)の基本骨子は天与呪縛の還り(恩恵)の一つ、四次元世界(五次元世界)を認識し知覚……そして理解。これを拡大解釈し、新たな術式を開発しました。

 その術式は別次元の同一人物と存在構造を融合(・・・・・・・・・・・・・・・・)させると言うモノです」

 

 晴蓮が成した事を聞き、静まり返る部屋に誰かが呟いた脳が理解を拒む声が響いた。

 ━

「晴蓮くん、それは……いったい…………」

「この世界の倭助さんと、別次元(別世界)で呪術師として活動している倭助さんの存在構造……つまりは脳の構造を融合させ、この世界の倭助さんを呪術師にしたんです。

 当然問題は有りました。さっきも言った通り開発途中。ですので倭助さんにその術式を使った時の成功率は0%の未完成の術式。

 失敗すればどうなるか分かっていましたので、倭助さんにリスクが有る事を言おうとしたんですけど………倭助さんは何も聞かずに使ってくれと言ったんですよ」

「それで使った、と」

「うん。だからあの時に成功したのは奇跡そのものだ」

「失敗していたら倭助さんは……」

「廃人になっていただろうね、遷延性意識障害……分かりやすく言えば植物人間ってヤツだね」

 

 危険と隣り合わせ……イヤ、あの時の完成度での術式使用は殺人と言ってもいいモノ。

 故に忠告と警告をしようとした、しかし倭助は使えば自分がどうなるのか、失敗すればどうなるかを聞かずに即答し、そして晴蓮は何も言わずに術式を行使した。

 ━

「あぁ、融合と言いましたけど厳密に言えば融合したのではなく、脳の構造の共有……いえ、変造の方が正しいですかね」

「変……造?」

「術式を使う時に『脳の構造だけを術式対象にする』と言う縛りを科しました。その結果として融合させる術式ではなく、脳の構造を変造させる術式になりました。

 そして倭助さんのお陰でこの生転術式(せいてんじゅつしき)は安定し、完成しました」

「…………蓮。一つ聞きたい事があるんだけど、いいかい?」

 

 夏油の問いに「大体の察しはつくけど、いいよ」と返す。

 ━

「成功率は0%と言ったよね? それはつまり倭助さん以外にも使った事が有る……と、考えてもいいんだね」

 

 誰もが聞きたかった事を夏油に言われ、少しの間晴蓮は沈黙し「都合三度、倭助さんの前に使ったよ」と語り、更に「出来ればもう少しサンプルが欲しかったかな」と、実に呪術師らしい事を言う。

 ━

「三回……晴蓮くん。その……使った人達はどうなって…………いえ、聞く必要は無いわね」

「その三人は廃人になったつーワケか」

「悟君、大正解。

 その三人はそれそれはもう物の見事にね」

「やっぱお前も呪術師だな、晴」

「あっはっは。当たり前な事を言いますね甚爾さん」

「ハッ、何言ってんだよ。ハルは誰よりも呪術師らしい呪術師だっての」

 

 呪術師かどうか等と言う他愛もない会話をしている中、一人……一般人からスカウトされ呪術師となった人物が、静かで小さな声でありながらも怒気を孕ませた声色で口を開いた。

 ━

「蓮、そんな事をして何も思わなかったのか……」

「ん? ……あぁ、勿論僕にも使う事に躊躇いは有ったよ? 何せ未完成の術式で成功するかどうか分からない……イヤ、成功率0%の段階で使うんだ、呪術師として思うところが…………ああイヤ違うな、僕にとって『未完成の術式』を使う事は大声で性癖を叫ぶ程に恥ずかしい。

 でもね、万が一にでも成功して呪術師が増えるのなら立場(特別監査長)的に助かるからね、何せ呪術界は万年人手不足なんだから」

 

 確かに晴蓮にも躊躇いは有った、しかしそれ以上に晴蓮は自身が開発(拡張)した術式を使い、本当にそんな事が(呪術師に)出来るのか? ……と、呪術師としての好奇心が勝り、術式使用(実験)時には倫理的・人道的にどうこう等と言う考えは微塵も無かった。

 晴蓮という人物は五条が言うように骨の髄まで呪術師で、夏油に言った呪術師が増えるや、人手不足の解消等と言うのは建前でしかなかった。

 ━




 とうとう話した第三の術式、生転術式(せいてんじゅつしき)。自身に架せられた天与呪縛の還り(恩恵)を拡大解釈し術式に転用した術式。
 そしてその術式には非人道的な術式も存在している事を知り、夏油は何を思うのか。
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晴蓮くんの立場の特別監査は捏造です。そんな役職なんて原作に無いでしょうし。
 それと当然ですがカッシーの天与呪縛云々も捏造です。まあでも術式使ったら死ぬって天与呪縛でいいんじゃね?と、思ったのでこうなりました。
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カッシーと石流の名前をそれらしい名前が思いついたので変えました。鹿紫雲も石流も受肉体の名前ですし。

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旧版と修正版で結構違う所あるから加筆修正するの大変なんだよね。自業自得だけども。
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