とある記憶のマリアート(完全凍結)   作:ぷろとうぃんぐ

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翼「ということで、毎回恒例の作者さんとの対談コーナー!!」

ま、毎回恒例?

翼「バカテスで、ほら」

あぁ。でもこの小説バカテスじゃなくてとあマリなんですけど。

翼「いいのいいの。私も好きで来てるんだし、毎回」

あ、それはどうも………

翼「ってことで、第1話スタートだよ!」


第1章 Recrstury256
第1話 日常の一場面


--------------ここは、どこなんだろう。

 

 

--------------なんで私は地面に横たわっているの?

 

 

--------------なんで…こんなことに?

 

 

--------------誰か。

 

 

--------------誰か、助けてよ………っ!!

 

 

学園都市。

 

500万人を超える人口のうち8割が学生というトンデモ都市である。

 

東京・神奈川・千葉・山梨・埼玉、新たに茨城の一部を拡張することになったのだが、まさに巨大な都市であることは明白。何しろ関東地方を飲み込まんとばかりに拡大しているから。

 

しかも、他の街と比べて20年ほど進化しているらしく、試飲用の自動販売機や警備ロボが彷徨っている状態である。

 

学園都市という場所は、それだけではない。

 

裏で学生に能力開発をしていて、能力開発の授業が学校に含まれている。

 

分類は無能力者(レベル0)小能力者(レベル1)異能力者(レベル2)中能力者(レベル3)大能力者(レベル4)超能力者(レベル5)の6段階。だが、学生のうちの半分はレベル0認定されているというのだから、驚きだ。

 

「なのに、私はどうして超能力者の第1位になってしまったのか……」

「え、何?今更だよ?」

 

私………小林翼(こばやしつばさ)ははぁ、と溜息をつきながら私が通う常盤台中学に建設されている『学舎の園』を歩く。隣には私の友達、佐々歌音葉(ささかおとは)ちゃんが同じく。

 

色々都市伝説のようなものはあるが、実際上、1番上が不明瞭(アンノウン)も含めて8人しかいないと言われている超能力者(レベル5)。私はついこの間この学園都市に転校して来たばかりなのに、第1位の称号を得てしまった。

 

「私の能力は確かに希少だけど………なんか針のむしろにされてる気分」

「悪いことじゃないんだから、いいんじゃないの?注目されるのも無理はないし」

「いや、そうなんだけど。何の努力もしてない私が、第1位なんていいのかなって……」

「元第1位の人は頭っていうか、脳がやられたとかで降格されちゃったみたいだしね………」

 

無能力者の人も大能力者の人だって努力をして、さらに上の階級に上げようとする。

 

その点私は何にもせずに第1位をとってしまったことに罪悪感があった………

 

私がそんなことを悩んでいると、音葉ちゃんが私の顔を見ながら言う。

 

「やっぱり、世の中才能なのかな」

「……………」

 

確かに、いくら努力してもなかなか伸びなかったりすることはあるけど、「才能」は伸びることはあるのだろうか。

 

でも、この学園都市の学生は能力を得ることに執着心がある。才能というたった僅かな単語の壁に押しつぶされるほど、柔じゃないということ。

 

「まぁ、能力が幾らレベル5に上がったとしても、何にも出来ないんだけどね」

「そうだね………『外』から来た私たちにはその辺は分からないよ。でも日常的に便利じゃない?」

「日常的?」

「例えば『火』だったら、ライターいらずでいつでもどこでも炎を起こせる」

「しかし、それが火事の元になる………」

「電気だったら………」

 

 

『不幸だぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!』

 

 

学舎の園を抜け一般道に差し掛かると同時、眼下の河川敷のグラウンドから少年の魂の叫びが轟いた。それと同時、電撃が走るような音も。

 

河川敷のグラウンドには、少年少女合わせて2人。ちなみに、襲われているのは少女ではなく、少年の方という稀有な現場に出くわしてしまった。

 

しかもその少女は私と同じ学校「常盤台中学」に通う電撃姫。街灯を一撃で容易に破壊する程の威力といえば、レベル5くらいしかいない。

 

私はあえてその戦場に足を踏み入れる。少年で可哀想でならない。

 

「何してるの超電磁砲(レールガン)。男の人をリンチが趣味?」

「………アンタねぇ。私の名前は御坂美琴(みさかみこと)って名前があるんだから、能力名で呼ぶのはやめてくれない?」

「別にいいじゃん。………大丈夫?」

 

私は軽くスルーすると、制服がボロボロになっている少年に生死を聞いた。

 

「た、助かった…正直、今のはやばかった」

 

髪をツンツンにした年上そうな少年に無事を聞いて、私は再び美琴に目を移す。

 

「で、毎度毎度思うんだけどさ、何でこの人ばかりおいかけてるの?」

「そりゃ、コイツが気に入らないからよ」

「年上だよ?その人」

「敬うっていう字は、電撃姫にはないんだよ……」

 

理由を聞いてさらに私は肩を落とす。気に入らない人は誰でも追いかけるのが御坂美琴なんだよね………

 

ついでに、その気に入らない人の中に私も加えられているらしい。本人からすれば、迷惑以外の何者でもない。

 

私は、また溜息をついた。

 

「とりあえず、俺そろそろ帰らないと。ビリビリ、帰らせてくれなーー

「ビリビリじゃないって言ってんでしょーーーーっ!!!」

 

美琴の茶色の髪から発射された一筋の雷。少年の体には当たらなかったが、代わりに公園の遊具が被害を受けた。

 

それを一部始終目の当たりにした私は、叫ぶようにして訴えた。

 

「こーーーーのっ、レールガン女!!撃つならちゃんと撃ってよ!公共のものまで壊さないでよ!!」

「レールガン女って言うな!しかもアイツが避けたのが悪いんじゃない!」

「俺何にもしてないけど!?壊したのは間違いなくビリビリが原因だ!」

「だーかーら、ビリビリって言うなぁぁぁー!!」

 

茶色の髪から出現した電撃の槍は、いとも容易く遊具を吹っ飛ばすほどだ。正面から喰らえば、死に至るだろう。

 

「つか、ビリビリだってなぁ、俺のことアンタアンタって呼ぶけど、俺は上条当麻という名前がしっかりあるんだよ!覚えとけ、ビリビリ!」

「ビリビリじゃなーーーーーいっ!!ふぎゃーーーーっ!!」

「ついに壊れた!?」

 

再び放たれた電撃の槍だったが、今度は上条の元を大きく避け、何故か私の元へと一直線に駆け抜けた。

 

それを知らない私は、無防備ながら彼女の能力のことを考えていた。

 

(美琴の能力は超能力者の第3位。それを相手に、互角でやりあえるなん、てぇぇっ!?)

 

私は思考を中断させられた。思考最中に電撃が襲ってきたから。

 

数字でいうと10億ボルトほどの電撃。私は無意識にしゃがんだ。その槍は、見事頭上を超えて、木に衝突した。

 

またも全ての情景を1通り見た私は、不安定な電撃少女にまた、叫んだ。

 

「レーーールガンッ!!何でまた狂いなく私に攻撃が来るの!?」

「ぅ、今のはゴメン。今日調子が悪くて………」

「じゃあビリ中。今日はもう帰るよ、じゃあな」

「待ちなさいよ!ビリ中って何よビリ中って!」

「「ビリビリ中学生の略だけど」」

「ハモる理由が分からない!」

 

美琴との言い合い(と言う名の戦争)は、あと10分は続いたのだった。




翼「あら、ここでストップか」

あ、何か気になることありました?

翼「う〜ん…………いや、結局私って美琴のことなんて呼んでるの?」

基本美琴。で、今回のように若干翼がイライラしてたらレールガン。

翼「え、お、怒ってないよ………!?」

音葉「怖かったよ?」

翼「ぅぐ………音葉まで…………」

※ちなみに、設定のみの投稿は利用規約違反らしいんで、少し早いですが仕上げました。

では、次回もお楽しみに。
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