翼「よし、後書きで今回出てきた単語の詳しい説明でもしよう。間が持たない」
いや、私も詳しくないんですが!?
翼「そこはほら、調べて、がんばって…………」
まぁ、頑張りはしますけど…………
翼「今回は”あの”少女と遂に初対面だよ!」
☆
「はぁ、やっと解放されたよ…………なんか棒に振った気分」
「………お疲れ様。盛り上がってたからいいじゃん」
結局ずっと木の影で見ていた音葉ちゃんがそう言った。
そうして、また放浪し始めた私と音葉ちゃんだったが、そのうち不意に空を見上げた。
「…………雨、だね」
「え?」
私も空を見上げると、淀んだ曇天が空を覆うようにして拡がっていた。そして、私の額に雫が一粒、降ってきた。
これは本格的に降る予感。
「でも、おかしいよね。 今日の天気予報は晴れのち曇だったはずだけど」
「うん……」
普通の都市ならば外れることもあるんだろうが、学園都市の衛星上には『
ちなみに、この『
技術革新ってすごい。
しかし、短時間でさらに雨は強くなった。滝のような雨と家を飛ばすような強風が吹き荒れたのだ。
「うぁぁ、これまずい。飛ばされるかも。私軽いから」
「そ、それは困る!早いところ寮か雨宿り出来る場所を探さないと………!」
まるで洗車機に入れられているかの如く降り続く雨。私と音葉ちゃんは走り始めた。
しばらく走ってようやく学舎の園に辿りつこうとした時、私は足を止めた。
それを見て、音葉ちゃんもブレーキをかけて、何かをじっと見ていた。
「…………翼?」
音葉ちゃんは疑問がって聞いた。私が見ているのは
音葉ちゃんの疑問に気づいた私は、目線を変えず、指を差す。
「いや………ほらあれ」
私が凝視しているのは、公園ではなく、そこにうつ伏せで倒れている
「女の子………」
強風と豪雨の中、倒れていたのは少女だった。
その少女はピクリとも動かずに、全身で雨を受け止めていた。
まるで、大波乱の予兆のように、ついには雷すら鳴りはじめる始末だった………
☆
「だ、大丈夫だよね?死んでないよね?」
「……んー、心臓は動いてるから大丈夫。ただ、雨の中どれくらいの時間打たれてたかは分からないけど、体は弱ってるんじゃないかな」
大雨の中、ひと気の少ない公園で倒れていた謎の少女。私と音葉ちゃんは当然放っておくことが出来ず、何とか常盤台の寮まではこんできたのだった。
一応、厳しいと噂の寮監の許可も貰ってるわけだし。
「でも、あんなところで何をやってたのかな?」
「いや………何もやってなかったと思うよ。服に切り傷があるのが気にはなるけど…………」
「見た感じ、外国の人っぽいね」
その時、私は疑問に思う。
この学園都市は衛星上に『
と、すれば彼女は学園都市が招いた客となるだろう。
「……修道服っぽい服を着てるから、シスターかもしれないね」
純白ではなくて、漆黒に近い色だが、確かに彼女が着ている服は少しデザインが違う。
教会から来たのだろうか。外国には教会なるものが多いって聞くし、もしそうだとしても不思議には思わない。
「………ぅ、ん…」
すると、寮のベッドで眠っていた彼女が、小さい声を漏らしながら、すぅっと目を開けた。
「……………。あ、あれ......」
戸惑いながら、ゆっくりと起き上がる。瞳は水色で、今にも吸い込まれそうなほど澄んでいた。
「気づいた?ここは学生寮だよ。公園で倒れてて…」
「えっ、学生寮?ここまで運んできてくれたの?ありがとう!」
少し葛藤があったような気がしたが、私はツッコミを入れることなく少女に聞いた。
「で、貴女は一体……………」
「名前?……マリアート」
外国人でシスターであることは間違いないようだ。マリア、な訳だし。
「えっと、マリアートさん。何で公園なんかに倒れてたの?」
思わず敬語を使ってしまった私。しかしマリアートは気にすることはなく、はっきりと告げる。
「覚えてない………」
「「えっ?」」
予想外の言葉に、私と音葉ちゃんは凍りついた。
【KEY WORD①〜学舎の園〜】
翼「第1回目は、学舎の園について説明していきます」
音葉「よろしく〜!」
翼「コホン。………んー、テンガロンハットは邪魔かな。よいっしょっ………と…………」
音葉「何で準備されてたのかな」
翼「さぁ?………えっと、学舎の園って言うのは、場所にして学園都市第7学区に位置する『常盤台中学』の敷地だよ。だから、ここは常盤台中学の生徒や関わりを持つ人しか入れないようになってる」
音葉「基本は駄目だけど、許可を貰えばオーケーだよ」
翼「規模は結構広いし、敷地内にはショッピングモールやらコスメショップやら学生御用達の店がある程度ならんでるから、豪華な圏内ってことになるかな」
音葉「ちなみに常盤台中学は男子禁制だから、女性視点で必要なものしかないみたい。流石はお嬢様校」
翼「原作とは変わった設定もないから、これくらいかな。それじゃ、次回もお楽しみに」