とある記憶のマリアート(完全凍結)   作:ぷろとうぃんぐ

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翼「そんな訳で始まったとあマリだよ」

はぁ…………TAS投稿出来るかな………時間がなぁ………

翼「そう思うんだったら、せめて日にちずらそうよ………」

あとお腹痛いしなぁ…………

翼「それは私に言われてもなぁ…………しかもTASの方に追加されちゃ………ま、いいや……本編、始まるよ」


第4話 分岐地点

「はぁ、そんなことがあったのね………」

 

美琴と美琴の後輩に全て今起こったことを説明し終わった私は、また重い溜息をついた。

 

「………多分、唯一の手掛かりの『Recrstry256』って言葉が分かればいいんだけど……」

「明らかに日本語でもなければ、英語でもないわよね。そんな言葉、聞いたこともないし」

「恐らくどこかしらの言葉なんでしょうが………確かに謎ですわね」

 

完全に八方塞がりか、そう思っていた時、後輩が薄い携帯のようなものを出しながら呟いた。

 

「はぁ、仕方ありませんの。あのバカ(・・)には頼りたくありませんでしたが」

「って言うと?」

 

私は首を傾ける。

後輩さんは、携帯を打ちながら耳に当てながら、答える。

 

「………私と同じ風紀委員(ジャッジメント)ですの。しかも同じ支部の。体力は全く使い物にならないくらい駄目ですけど、情報処理に関しては、風紀委員きっての天才ですのよ」

「へぇ、風紀委員にそんな人がいるんだ。知らなかったよ」

 

音葉ちゃんは興味深々のように感心する。学園都市を取り締まる風紀委員(ジャッジメント)は、事件が起これば現場に駆けつけなければならない。

黒子もその中の一人で、腕に緑色で何やら文様が書かれている腕章をつけている。電話している相手は、同じ部署の人間らしい。

 

「…………後輩さんも、随分と大変なんだね」

「そうですのよ。役に立つのは情報処理だけで………あ、もしもし。私ですのよー」

『初春です。どうかしました?白井さん』

 

電話の向こう側から聞こえたのは、甘いような声の少女だ。後輩さんは早くもその声にイラッ、としつつ、要件を手早く伝える。

 

「ちょっと調べて欲しいことがありますの。しかも大至急で」

『はぁ、また突然ですねぇ。でも大至急って何の用ですか?』

「…………場合によっては、ハッキングも考えている程煮詰まってますの」

『うわ。それは深刻ですね。でも白井さんが煮詰まってるなんて相当ですね(笑)』

「……….」

 

突拍子のない声についに後輩さんはついに怒りを露わにしつつ、

 

「……貴女、今どこにいますの?」

『へ?えーと、例のファミレスで佐天さんといますけど。でもあと10分もしたら帰りますよ?もう暗くなってきましたし』

「よし。そこで待っていなさい。貴女には地獄を見させてあげますの(怒)」

 

ピ。

 

「ちょっと黒子!要件も言わずきってどうするのよ!」

 

美琴は叫ぶように訴えた。要件を全く知らない初春にとって、かなり苦痛な時間だろう。

そもそも、あんな切られ方されたんだし。

 

「直接会って話しますの。あのファミレスならばすぐですので、お姉様も来てくださいませ。門限の19時には戻りますわ」

 

美琴を引っ張って部屋を出て行こうとするツインテを私は呼び止めようとする。

 

「おーい。後輩さん」

「………何ですの?」

 

私は棚から徐ろに缶ジュース2本を取り出して、後輩さんに放り投げた。

 

「忘れ物」

「………用意周到ですこと。しかも、よりによって『ガラナ青汁』と『いちごおでん』のコンビ......これを飲めと?」

「その人にでも飲ませてあげなよ」

「鼻からかけてやりますわ」

 

後輩さんはそういって部屋から出て行く。最後、『アンタ本当にかける気なの』とか言う美琴の声を聞きながら、私は次の行動に移っていた。

 

「うるさい人たちだったね………突然宣戦布告させるし」

「うーん、うるさいって言うか……世話しないって言うのかな」

 

音葉ちゃんが紅茶をすすりながら言った。私は答えに詰まりながら携帯を開く。

まるで台風のように過ぎ去っていったけど、面倒ごとに巻き込んじゃったかな。

 

「そういえば、学園都市は変なジュースが多いよね」

「ま、試作品ばかりが並ぶ研究都市だからね。しょうがないよ」

 

この都市では、実地テストで自動販売機の中身も変わる。私が先ほど取り出したものは、学園都市で最も不味いと称される地獄の一品である。別に何もかも不味い、とは言えないし、好きな人は好むんだろうけど。

私はそんなことを考えながら所々剥げた白い携帯電話を取り出し、操作し始め耳に当てた。

疑問に思った音葉ちゃんは無表情ながら私に尋ねる。

 

「…………誰に電話してるの?」

「え?……あぁ、美琴たちも協力してくれてるんだから、私たちも何かしないと。助っ人を呼ぼうと思ってね」

『何?どうしたのよ?助っ人?』

 

美琴たちの情報探索役が初春という少女なら、私たちの切り札が、この少女だった。

 

「調べてほしいことがあるんだけど。今もう深刻な事態だから早急に」

『え?翼が早急な用件で私に頼ってくるなんて珍しいわね(笑)』

「………」

 

情報探索役など、誰しもこうなのかと私は嘆息しながら、顔には表さないが声のトーンを僅かに変える。

 

「………今度会ったら苺ソーダ飲ませてあげるから覚悟しといて。じゃ」

『わ、待って待って!!?私、そのコンビだけはどうしても無理ーっ!』

 

少女は見えないのに土下座を決行していた。

 

霧島蓮(きりしま れん)

 

私や音葉ちゃんと同じ年齢だけど、風貌はかなり大人びている。私の幼馴染で、能力は超能力者(レベル5)の第8位とされる。

しかし、世間一般には誰も知られていない。その証拠に『正体不明(アンノウン)』と呼ばれ、どんな能力かすら知らない人が大半である。

知っているのは、学園都市の偉い人か私たちくらいか。何せ私と同じこの学園都市ではまだ誰も持っていないのだから。

 

ついでに、そんな蓮も炭酸とフルーツは本当に苦手なのは幼馴染に所以か、そこを上手いことついて黙らせたというのが正確なのか。

その反応を見た私は満足そうにクスリと笑ってから、本題を出した。

 

「そんなことより、重要だけどちょーっと難しいこと頼んでいい?」

『……何よ。私に出来ないことは多分ないわ』

 

「学園都市の門の監視映像って、手に入ったりする?」

 

『は?え、ちょっと待って翼。私に深刻な危ない橋を渡らせるつもり?14歳で犯罪者になりたくないわよ?』

「散々パソコンハッキングしておいて、何行ってるの。とにかく、すぐそっちに行くから待ってて」

 

私はほぼ乱暴に電話を切ると、門限を気にしながらも上手く脱出をして、音葉ちゃんと2人、強引に外に出た。

外はまだしとしとと雨が降り続いている。こんな中外に出たマリアート。引き留めておくべきだった、と今更ながら後悔の念が押し寄せてくる。

歯を噛みながら、とにかく蓮の元へと弾丸の如く急いだ。




【Key Word③〜常盤台中学〜】

翼「今回は私たちが通う常盤台中学についてだね」

蓮「………やけに校則が厳しいことで有名ね。あとお嬢様校で」

音葉「そうなんだよ。何しろ中能力(レベル3)以上の女子しか入れないんだから」

翼「しかも宿題すらないっていう」

蓮「え、宿題ないの?」

翼「ないよ。あるのは予習とか復習だけで。しかも授業は高校レベルだし」

音葉「本当にお嬢様なんだから…………」

翼「外出時は常に制服とかいう………」

蓮「うわ…………」

音葉「じゃあ、また次回お会いしましょーね………」

蓮「テンション低いわね………」
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