STEINS; GATE ~抗い続けた者たちの執念のエピグラフ~ 作:明治アル蜜柑
2、ロシア世界線の最後で、『Amadeus』が出てきた理由・岡部が触れた瞬間に世界線が元に戻った理由
ロシア世界線では、ソ連が崩壊することなく存続しています。現実の歴史では、ソ連が崩壊するのは1991年のこと。つまり、ロシアが過去改変実験で干渉したのは、それ以前、ということになります。
それなのに、リーディングシュタイナー保持者の話が話題に上がったのが、ここ最近、という描写になっていました。では、どうして、もっと早くにリーディングシュタイナーが話題にならなかったのでしょうか。
それについては、このロシア世界線がアクティブになったのが、2010年12月24日だからだと考えられます。
その日を境に、リーディングシュタイナー保持者が、別の世界線のことを話すようになり、ロシア世界線における歴史とつじつまの合わない情報を米軍が入手したのでしょう。だから、岡部を沖縄まで移送することが急遽決まった、という形になっていたのだと考えられます。
では、もっとそもそもの話として、どうして米軍が『Amadeus』を支配していたのでしょうか。
ストラトフォーとDURPAが対立しているのはβ世界線の大前提です。『Amadeus』は本来、レスキネンの属するストラトフォーが支配しています。ですが、ロシア世界線では米軍が支配していました。
ロシアの過去改変によって、米軍がストラトフォーに優位をつける、という形になったのでしょう。ストラトフォーは軍事情報の会社とはいえ、民間企業であることには変わり有りません。戦争真っただ中のロシア世界線では、ストラトフォーも米軍に従わざるを得ない状況になってしまったのだと考えられます。
それでは、岡部が触れた瞬間に世界線が元に戻った理由に移ります。
リーディングシュタイナー保持者からの証言で、ロシアがタイムマシンを開発し、過去を改変したということが明らかになる過程で、米軍は『Amadeus』に辿り着いたのだと思われます。そして、そのログの中に、岡部倫太郎という人物が出てきた。だから岡部たちに目を付けたのだと思われます。
また、米軍の中に、レスキネンがスパイとして入り込んでいて、かがりから情報を得た、というのも大きいと思われます。『Amadeus』の“紅莉栖”の中に、タイムマシンの理論が入っていたのかどうかは分かりませんが、岡部に接触することで、電話レンジのようなマシンを作る事が出来るようになるのは間違いありません。
岡部が『Amadeus』に触れることで、その未来で、電話レンジかタイムマシンに類するマシンが発明され、それを使って世界線を元に戻すことが確定したのではないでしょうか。
そのため、岡部が『Amadeus』に触れた瞬間に、世界線が元に戻ったのだと考えられます。
その結果、世界線変動率は1.129954となりました。元の世界線は1.129848でしたので、少しだけズレたことになるます。この数値の差は、リーディングシュタイナー保持者(新型脳炎患者)が原因だと考えられます。
ロシア世界線から戻って来た時、ニュースで新型脳炎のことが大きく取り上げられていました。つまり、別の世界線のことを知っている人間の数が増えた、ということになります。それによって、行動が少し変わり、世界線変動率が少しズレてしまったのだと考えられます。