STEINS; GATE ~抗い続けた者たちの執念のエピグラフ~ 作:明治アル蜜柑
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これにて、シュタインズゲート・ゼロは終了となります!
長い間お付き合いいただき、本当にありがとうございました。
私としても、どうしても書きたいことが多く、難解な部分もたくさんあったかと思います。考察パートで補完できていれば幸いです。
ここでも、まだ考察として書きたいことが残っているので、もう少しだけお付き合いください。
本作を書き始めるにあたって、もっとも書きたかったのが、オペレーション・アークライトによって世界線が変動するのか、ということでした。
原作では、鳳凰院凶真の復活宣言とともに『無限遠点のアルタイル』が終了し、次の場面では2025年になっていますので、世界線が変動したのかどうかは描かれていません。
私は、1.129954世界線から、ムービーメールを受信することで、少しズレた世界線に。そして、オペレーション・アークライトが成功することで、1.130205世界線に変動する、と解釈して本作を書きました。
ですが、いろんな方の考察を見ると、世界線が変動するかどうかについては意見が割れているように思えました。
私が変動すると考えるその根拠は、『交差座標のスターダスト』で登場した、かがりの存在です。
このかがりは、顔が阿万音由季ではなく、本来のかがりの顔に戻っていました。その時点で、1.129954から少し変動した世界線のかがりではないことが分かります。それに、ラジ館の屋上で、かがりは死亡しているはずです。
一度目、迷彩服の男たちとの戦闘でかがりは死亡しました。岡部がかがりの死を観測してしまっていますので、それは間違いありません。そして、タイムリープをした後も、萌郁に撃たれたかがりは、そのまま絶命したはずです。この世界線における確定事項、と言えるかと思います。
では、このスターダストのかがりはどこの世界線から来たのでしょうか?
私としては、1.129954から少しズレた世界線の未来で、鈴羽とともに1.130205世界線の2010年へとタイムトラベルをして来たかがりであると考えています。洗脳されなかったかがりが、レスキネンに捕まることなく2010年へと来れば、年齢は10歳のまま。そこから15年経った2025年でも、かがりは25歳のはずです。
もし、このかがりが、ラジ館の屋上で死んでいなかったかがりだとすると、その時点でかがりは22歳か23歳でしたので、36歳か37歳ということになります。それにしては、スターダストのかがりはずいぶんと若いように見えました。
2025年や2036年時点のラボのメンバーたちは、結構な年齢になっています。2036年のリナシメントでは、中年になった姿はダルしか描かれていませんでした。まゆりやルカ子、フェイリスの顔は描かれていません。2025年のスターダストでも、描かれたのはかがり以外には真帆くらいでした。
それなのに、わざわざかがりだけ描くのは何故でしょうか?
それは、オペレーション・アークライトの成功によって、世界線が変動したことを示すためだったのではないかと考えています。
ひとりだけ、若いかがりを描くことで、オペレーション・アークライトが成功したことで世界線が変動し、洗脳されることのないかがりが、2010年にタイムトラベルをして、そのまま未来のワルキューレに合流した、ということになるのではないでしょうか。
私は、このかがりの存在から、オペレーション・アークライトによって、世界線が変動したと考えています。そして、かがりが洗脳されなくなるのだと考えています。
前回の幕間と、かなり被っている内容になってしまいましたが、今回の考察はこれくらいで終わりにしたいと思います。
さて、こうしてすべての章を書き終えたのに、どうしてこんなにのんびりと考察を書いているのかと言うと、本作はこれで終わりではないからです。
私が終わりと言ったのは、シュタインズゲート・ゼロ、です。
最終章が終わったのに、まだ何が残っているのか、とお思いになるかもしれませんね。
でも、一つ残っているでしょう?
本作のタイトルは『シュタインズゲート』なのですから。
それでは、次の章もお楽しみに!